紳士たちの集い @ ウィキ

リア 充

リア・充永(みつなが)・ヴィスコンティ



CG 

絵師: @ ◆4OkSzTyQhY


プロット 

  • 初期設定
ハーフの小学四年生、数年間日本に住んでいたが親の仕事の都合でイタリアに、
が今回親の仕事の方が落ち着き再び日本へ帰ってくる事に
しかし当人は日本に再び帰る事に落ち込むどころか
むしろ喜び、友達を百人作りたいと張り切っている
喜ぶ理由
実は自分がハーフである事を理由に
前にいた日本やイタリアの同級生達から酷いいじめを受けていたから
リアはこの転校?を機に過去の事を乗り越えたいと思っている
悩み
前にいた日本やイタリアの学校でハーフである事や名前の事でいじめられていたので、
再び新しい学校で同じようにいじめられるのでは……と考えてしまう事
愛称はリア
  • シナリオ担当からの追加&変更設定
リアは両親の仕事の都合上転校する事が多く、
新しい学校に行く度に出来るだけ友達を作る努力をしている。
だけど転校が多い為にどうしても深い仲になれる友達は出来ないので、
本当に心を許せる友達を心のどこかで求めている部分がある。
リア自身の家の格は、貴族筋のヴィスコンティ家の傍流の更に傍流。
両親は世界各地でヴィスコンティ家にとって有益になる将来性のある子供達を
発掘する仕事をしていて、姫神頼子がヴィスコンティの目に留まる。
性格は若干ツンデレ気味。
  • ストーリー展開
ストーリー展開は姫神と対を成す形で構想中。
序盤はとにかくリアと仲良くなっていき、
中盤以降は姫神をいかにしてヴィスコンティ本家に連れて行かないで済むかを考える方向で、
頼子や主人公と深い友情をどう築いていくかという話を軸に考える。


シナリオ3 

子供達「いっただっきまーす!」
調理室で食べるには手狭だったので、
天気もいい事だし、ご飯釜と鍋を外に運んでのカレーパーティとなった。
男子A「カレーうめえwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
男子B「うwwwwめwwwwえwwwwwwwwww」
男子C「おまいらカレーごときで興奮しすぎだろ、常識的に考えて……
    何コレwwwwwwww頼子の爺ちゃん涙目の美味さじゃねwwwwwwwwwwwww」
僕の作ったカレーは、異様なテンションではしゃいでいる男の子達にも、
それを少し離れた所で見ながら思い思いに談笑している女の子達にも概ね好評のようだ。
リア「お兄さん、思ったよりもやるわね」
子供達がいつおかわりにきてもいいように、
鍋の横に座りながらカレーを食べていた僕に声が掛かる。
僕 「えっと、君はリアちゃんだっけ?」
リア「自己紹介まだだったわね。私は、リア・充永(みつなが)・ヴィスコンティ。
   日本人とイタリア人のハーフよ」
僕 「ビスコンティって言うと、イタリアの貴族筋で有名な?」
リア「あら、ビスコンティの家の事を知っているの?」
僕 「ヨーロッパの古典料理を勉強していると、貴族に仕えていた料理人の話と繋がってくるからね。
   自然と頭に入ってきちゃうもんなんだ」
リア「へー、そういうものなのかしらね」
僕 「僕の作ったカレーはどう? 美味しいかな?」
リアちゃんは何も言わずに、空になった皿を僕の目の前に突きつける。
僕 「気に入って貰えて嬉しいよ」
二杯目なので量は少なめに、リアちゃんの空になった皿にご飯をよそって、カレーをかける。
っていうか、食べるの早いなこの子。
辺りの子供達を見回してみると、
食の早そうな男子でさえもまだ半分近く皿にカレーが残っていた。
リア「お兄さん、イタリアンの料理人?}
僕 「いや、僕はフレンチ専門だよ。まあ、調理学校では一通り何でもやったけどね」
リア「え~っ! イタリアンじゃないの?
   ちぇっ、これなら美味しいイタリア料理を期待出来ると思ったのにな~」
僕 「リアちゃんは、やっぱりイタリア料理が好きなの?」
リア「そりゃあ、去年まではあっちで暮らしていたからね~」
リアちゃんから漏れたさり気無い一言とその表情は、
どことなく寂しさを感じさせた。
去年までイタリア暮らしだったって事は、
まだ日本に来てそれほど月日は経っていないのだろう。

頼子「リア~、抜け駆けは良くないと思うよ~」
スプーンを咥えながら空になったお皿を持って、
頼子ちゃんが僕の前に立つ。
リア「ぬ、抜け駆けって何よ」
頼子「いや~ねぇ~、リアもやっぱり女の子なのかな~とか、
   友達としては嬉しくもあり、お兄ちゃんの妹としてはちょっと複雑な気分だったり~。
   あ、お兄ちゃん、カレーお代わりお願い」
リア「どういう意味よ、それ」
頼子「お兄ちゃん、リアは納豆とくさやと梅干が大好きなんだよ~」
随分と渋い三品が飛び出てきた……
リア「ヨリ! 何、変な事教えているの!」
頼子「だって、大好きじゃない。あと蛆虫の湧いたチーズとか」
リア「なんで私がカースマルズ好きなんて事をヨリが知ってんのよ!
   っていうか、誤解されそうな話は止めなさいっ!」
頼子ちゃんのお皿にカレーを盛ると、
リアちゃんは空になった皿を僕の前に突きつけて、
さも当然のように三杯目のお代わりを求めてきた。
頼子「あとリアが好きな物は、わさび漬けとか、ホヤとか、ザザムシとか……」
リア「人のイメージを崩しそうな食べ物ばっかり出すなぁぁぁぁぁっ!」
日本人でも敬遠しそうな珍味をつらつらと並べ立てる頼子ちゃんと、
それを一生懸命否定しているリアちゃんを横目にしながら、
二人のお代わり分のカレーを皿に盛っていると、
男子A「兄ちゃん、お代わり!」
男子B「俺も! 俺も! こんな美味いカレー、始めて食ったぜ!」
女子A「私もお代わり下さ~い」
他の子供達も一杯目を食べ終わったのか、
次から次へとお代わりを要求してくる。
僕  「はいはい、並んで、並んで~! まだいっぱいあるから焦るんじゃないぞ」
始めて子供達に振舞った料理は思いの他好評で、
子供達の素直な笑顔を間近で見られた事は、
この仕事を選んで良かったと思うのに充分だった。
シナリオ: 炉人 ◆AcrOZINAC6


4月15日(木)リア選択「撃墜王」 

この分校の席順は、学年など関係無しに五十音順になっている。
担任の先生が名前の順が早い班で食べるようなので、
僕は名前の順が後ろからの班で給食を食べる事にした。

リア「もぐもぐ……」
紳士「…………」
リア「もぐもぐ……」
紳士「……………………」
リア「もぐもぐ……」
紳士「………………………………」
リア「どうしたの、お兄さん? じっと見つめられると気になって食べるのに集中出来ないんだけど」
紳士「いや、どうしてリアちゃんだけ机が二つあるのかなあって思って……」
リア「これ? 別に私の机じゃないわよ。使っていない机を持ってきただけ」
紳士「それで、使っていない机にどうしてプリンの器が10個近く並んでるのかなぁ……」
リアちゃんの席の隣には、椅子の無い空の机が一つ置いてあり、
その机の上には今日のデザートになるマンゴープリンがずらりと並べられていた。
リア「ひょっとして欲しいの? でも駄目よ。それは頑張った私へのご褒美なんだから」
紳士「ご褒美?」
一昔前の女性誌によく出てきたフレーズをリアちゃんが口にする。
リア「そっ。そこのプリンの数が今日の私の撃墜数よ」
撃墜数? ますます意味が分からない。
美恵「リアちゃんはすっごくドッジボールが強いんですよ。
   ううん、ドッジボールだけじゃなくて、どんな運動でも男子に負けないくらい凄いんです!」
少し興奮気味にまくし立てる女の子の名前は、深知 美恵(ふかし みえ)ちゃん。
学年はリアちゃんの一つ下の三年生らしい。
リア「男子に勝ててもねぇ……結局、ヨリに勝てなきゃしょうがないのよね~」
美恵「でも、頼子ちゃんが本気で勝負出来る子なんて、
   リアちゃんが転校してくるまで一人もいなかったんだから、リアちゃんは本当に凄いよ」
リア「グラッチェ、美恵」
リアちゃんがぽんぽんと美恵ちゃんの頭を撫でると、美恵ちゃんはえへへと首を少しすくめて喜ぶ。
紳士「それで、ドッジボールとプリンの関係は?」
リア「今日の体育の時間のドッジボールで、デザートを賭けて男子達と勝負をしたのよ。
   私にボールを当てる事が出来たら今日のデザートをあげるけど、
   もし私に当てられたらあんたのデザートは私の物ってね。
   その結果がこのプリンの数ってわけ」
紳士「それは凄いな……」
周りを良く見てみると、なるほど、ほとんどの男子の机の上には今日のデザートの器が無い。
いくら体格差がまだそれほど開きがない小学生とは言え、
一人でこれだけの男子から星を上げるリアちゃんの身体能力はきっと大した物なんだろう。
美恵「今日の撃墜王は間違いなくリアちゃんです」
リア「撃墜数が多くても、ゲームに負けたら意味ないのよ。
   そりゃあ、私はこうやってプリンを独占してるからそれなりに満足だけど、
   勝利の味ってのはみんなで味あわないと、美味しさが下がっちゃうわ」
紳士「これだけ男子をやっつけたのに、リアちゃんのチームは負けたの?」
リア「いっつもそうなのよ。何をやっても最後はヨリには勝てないの」
どことなく陰を感じる表情で、ご飯を食べ終わったリアちゃんは、
一つ目のマンゴープリンに手をつける。
美恵「げ、元気出して、リアちゃん。
   そ、そうだ! お、お兄さんっ!
   リアちゃんが頼子ちゃんに負けないような給食を作ってあげて下さいっ!」
紳士「いやあ、頼子ちゃんも僕の作る給食を食べるから、
   それはあんまり意味がないんじゃないかなぁ……」
美恵「あっ、そっか……」
美恵ちゃんはしゅんと肩を落としながら、もそもそといわしの頭を齧る。
リア「私は美恵の気持ちが嬉しいわよ。
   お兄さんのご飯も美味しいし、次は負けないわよ!」
美恵「応援しますっ!」
シナリオ: 炉人 ◆AcrOZINAC6


シナリオ(旧バージョン) 

遅めの昼食後、自分達の食べた食器の後片付けをして、
頼子ちゃんと一緒に調理室を出る。
頼子「コックさんは市内から来ているのですか?」
僕 「いや、学校から歩いて10分くらいの所に住んでいるけど」
頼子「そんなにご近所さんに住んでいるのに、コックさんを見かけたのは始めてです」
僕 「ああ、つい最近引っ越してきたばかりだからね」
頼子「それじゃあ、この辺りの事は良く分からないですか?」
僕 「そうだね。来たばかりだから村のどこに何があるのか、全然分からないよ」
頼子「私で良かったら、村の中を案内しますよ?」
僕 「いいの?」
頼子「はいっ。美味しいご飯のお礼です」

昇降口を出ると、カーンという高い音が僕の目の前で響く。
僕 「うわっ!」
音に驚いて周りを良く見ると、足元には缶ジュースの空き缶が転がっていた。
多分、校庭の方から飛んできたんだと思う。
リア「も~っ、校舎側に蹴るなって言ってんのに~」
飛んできた缶を追いかけてきたのか、僕のすぐ側まで女の子が駆け寄ってきた。
リア「すいませ~ん、缶に当たりませんでしたか~?」
僕 「うん。当たらなかったけど」
頼子「リア、人に向かって缶を蹴飛ばすのは良くないのですよ」
リア「あっ、ヨリじゃない。
   あんた、どこ行ってたのよ。結構探してたのに」
頼子「コックさんのお手伝いさんをしてたのです」
リア「コックさん?」
頼子「はい。この人が私達の新しいコックさんなのです」
リア「へー、この人がヨリのお爺様の代わりなんだ~」
僕 「君は、頼子ちゃんの友達なのかな?」
リア「私がヨリの友達……?」
僕 「えっ、違うの?」
リアと呼ばれた女の子は、分かってないなあと首を横に振って肩をすくめる。
リア「いいえ、間違っていないわ。
   でも一部訂正の必要があるわね。私はヨリだけのお友達じゃなくて、
   この学校のみんなとお友達なのよ!
   友達100人出来るかな? ふんっ、そんなのスケールが小さいわ。
   私なら友達だけでドーム球場を満員にしてみせるんだから!」
頼子「うちの学校、28人しかいませんけどね~」
リア「うぐっ……友達の友達は皆友達って、
   グラサンの男も私が生まれる前から毎日TVで言ってるわ。だから28×28で、えっと……」
頼子「784です」
リアちゃんが一生懸命手のひらに数字を書いて計算している所に、
頼子ちゃんが即答する。
っていうか地味に凄いな、今の計算速度。
リア「そう、私には784人の友達がいる計算なのよ!」
頼子「でも28人のお友達がもう一人お友達を連れてくる計算だと、
   28+28で56人が正解だと思うのですよ。
   掛け算は間違いなのですよ」
リア「きーっ! 少し勉強が出来るからって、
   このリア・充・ヴィスコンティの完璧なる友達計算式に茶々入れるのは禁止!」
頼子「もしリアに1000人お友達がいても、
   私にとってはリアというお友達はただ一人だけなのですよ」
髪や瞳の色からハーフの子なのかなとは想像していたけど、
ヴィスコンティって確かイタリアの名門だったような……

男の子「おーい、何やってんだよ、リアー」
校庭の方から何人かの子供達がリアちゃんを呼んでいる。
リア「あっ、缶蹴りの途中だった事を忘れていたわ……
   そうだ! ヨリとお兄さんも缶蹴りに混ざりなさい」
僕 「えっ、僕が?」
リア「そうよ。ヨリのお爺ちゃんの代わりの人が、
   どのくらいの実力を持っているのか私が試してあげる」
料理と缶蹴りにどんな因果関係があるというんだろう……
頼子「リア……鬼をやりたくないって見え見えですよ」
リア「うっ、うるさいわね!」
頼子「図星ですね」
リア「わ、私は純粋にこのお兄さんの実力を確かめたいだけよ!」
見えない子供同士の力関係とでも言うのだろうか?
どうにも頼子ちゃんの方がリアちゃんよりも役者が何枚か上手のように見える。
僕 「リアちゃんだっけ? 僕はいいよ、缶蹴りに混ぜてもらっても」
頼子「本当にいいんですか? リア、絶対に鬼を押し付けるつもりですよ?」
僕 「いいよ。新入りが缶蹴りで鬼をやるのは、ある意味ルールみたいなもんじゃない?」
子供の顔と名前を知るには、一緒に遊ぶ事がてっとり早い。
リア「お兄さん、話がわっかるぅ~! それじゃあ、お兄さんが鬼って事でヨロシク!」
リアちゃんは一度隠れている全員を大声で呼び集めると、
僕達はお互いに軽く自己紹介とルール確認をして、僕の鬼という事で缶蹴りが再開された。
リア「それじゃあいっくよー!」
スコーンという高い音とともに空き缶が空高く舞い上がる。
僕 「うっ、眩しい……」
空き缶はほぼ真上に高く高く蹴り上げられ、
空き缶を見上げた位置には、ちょうど太陽が燦々と輝いていた。
僕 「くそっ、やられたっ!」
子供らしからぬ、思わぬ頭脳プレイに僕は思わず舌を巻く。
缶が落下して僕の視界が回復する頃には、子供達はもう全員隠れ終わっているようだった。
缶を高く蹴り上げたのは太陽を直視させて目を潰す意味もあったんだろうけど、
子供達より身長の高い僕が真上を見上げてしまっては、
背の低い子供達がどちらの方向に逃げたのかも分からない。
僕 「学校の敷地内からは出ないっていうルールだから、
   しらみ潰しに探していくか……」
………………………………
……………………
…………

缶蹴りを子供の遊びと侮っていた…………
いや、子供の遊びだからこそ、子供達はその特性を知り尽くしていた。
リア「あっはっーは! 隙ありぃぃぃぃぃっ!」
スコーン!
ある時は、正攻法で缶を蹴飛ばされ。
頼子「コックさん、ごめんなさいです」
スコーン!
ある時は、リアちゃんを囮にしての時間差攻撃で缶を蹴飛ばされ。
リア「みんなー! 突撃だぁぁぁぁぁぁっ!」
スコーン!
ある時は、僕がまだ完全に名前と顔を把握していない事を利用した、
スクラムを組んでの突撃で缶を蹴飛ばされ。
頼子「こう見えて、頼子は足が速いのですよ~」
スコーン!
また正攻法で頼子ちゃんに缶を蹴飛ばされ……
僕 「はぁ……はぁ……はぁ…………これはある意味いじめなんじゃないのか…………」
小学生に苛められる25歳…………
ちょっと泣きたくなってきた。
キーンコーンカーンコーン!
こういう田舎の分校でも放送設備はちゃんとあるらしく、時間ごとに鐘の音は鳴るらしい。
リア「あっ、もう三時半。私達は充分楽しんだし、そろそろ終わりにしよっか」
頼子「コックさん、大丈夫ですか?」
肩で息をしていると、いつの間にか僕の周りに子供達が集まっていた。
リア「お兄さんは楽しめた?」
僕 「すっごい疲れたよ……」
明日の朝は筋肉痛で悲鳴を上げる事確実だろう……
リア「でもこれでお兄さんも私の友達よ」
僕 「友達かぁ……」
こんなに歳の離れた子供に友達と言われるのは少し複雑な気分だけど、
子供達に受け入れられた事は、素直に喜んでいいか。

リア「そうそう、お兄さんの専門はイタリアンかしら?」
僕 「いや、フレンチだよ。まあ、専門学校では一通り何でもやったけど」
リア「む……どうして日本人はフランス料理ばかりをありがたがるのかしらね。
   イタリアンの素晴らしさをもっと知るべきだわ」
僕 「そうかな? パスタとかピザは、日本人大好きじゃない?」
リア「分かってないわね。イタリアンと言われると、
   日本人からはその二つしか出て来ないのが私は頭に来るの」
僕 「フランス料理はもっと出てこないけどなぁ……」
料理に詳しくない人にフランス料理のイメージを聞くと、
フォアグラ、トリュフ、キャビアの世界三大珍味が出てくるからな。
それは料理じゃなくて素材だってのに……
頼子「大丈夫ですよ。コックさんの作ってくれた、たらこスパゲッティ美味しかったですから、
   きっとリアも納得するイタリア料理を作ってくれるのです。ですよね、コックさん?」
僕 「そうだね、考えてみるよ。リアちゃんは何が好きなんだい?」
頼子「リアは納豆とくさやと梅干が大好きなのです」
随分と渋い三品が飛び出てきた……
リア「ヨリ! 何、変な事教えているの!」
頼子「だって、大好きじゃないですか、リア」
リア「イ、イタリア料理の話をしているのに、和食を持ち出さすんじゃないわよっ!
   私が好きなのは、パスタやピザももちろん好きだけど、
   パネットーネとかグリッシーニ、あとはモッツアレラチーズ入りのアランチーニ、
   他には……いっぱいありすぎてすぐには全部出てこないわね」
僕 「アランチーニってライスコロッケの事だよね?」
リア「アランチーニはアランチーニだけど、まあそうとも言うわね」
僕 「モッツアレラチーズ入りは難しいかもしれないけど、
   ライスコロッケくらいなら、レパートリーの一つに入れてもいいかな」
リア「本当?!」
僕 「まとめて作るにはいい物だしね。考えてみるよ」
リア「話の分かるお兄さんがヨリのお爺様の代わりで嬉しいわ。
   ヨリのお爺様のご飯も美味しかったけど、和食が中心だったから」
頼子「あとリアが好きな物は、わさび漬けとか、ホヤとか、ザザムシとか……」
リア「人のイメージを崩しそうな食べ物ばっかり出すなぁぁぁぁぁっ!」
日本人でも敬遠しそうな珍味をつらつら並べ立てる頼子ちゃんと、
それを一生懸命否定しているリアちゃんを横目に、
一緒に缶蹴りしていた子供達も次々と自分達の好物を色々と教えてくれて、
献立のイメージを整える、いい時間が過ぎていくのだった。
シナリオ: 炉人 ◆AcrOZINAC6



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