DoJa-4.1→DoJa-5.0の変更点
- DoJa-4.1→DoJa-5.0の変更点
- 主な新機能
- 追加されたクラス
- AbstractShape+継承クラス
- [任] AccelerationData
- [任] AccelerationEventListener
- [任] AccelerationSensor
- [任] AdhocDataTransfer
- [任] AudioTrackPresenter
- [任] BTConnection
- [任] BTStateListener
- BVBuilder
- BVFigure
- [信][任] Bluetooth
- [任] CertificateStore
- [任] CheckPINParameters
- Collision
- CollisionObserver
- [任] Compass
- [任] DTVParameter
- [任] DTVSchedule
- [任] DTVScheduleParam
- DataBoxFolder
- [任] DecomailDraft
- [任] DecomailTemplateStore
- [信][任] DirectBuffer+実装クラス
- [信][任] DirectBufferFactory
- [任] ExifData
- [任] FelicaAdhocListener
- [任] FelicaClientObexConnection
- [任] FelicaPushListener
- [任] FelicaServerObexConnection
- [任] FelicaStatus
- [信][任] FloatMath
- [信][任] GPSLocationProvider
- [任] GestureReader
- [信][任] GraphicsOGL
- IntersectionAttribute
- [信][任] Matrix4f
- MemoryManager
- [任] OwnerProfile
- [任] PINAttributeData
- [信][任] Point3f
- [信][任] Point4f
- [任] RemoteDevice
- [任] RollData
- [任] RollReader
- [任] SPPConnection
- [任] ShakeReader
- Shape
- [任] ThruRWOfflineFelica
- [任] TrackingListener
- [信][任] Tuple3f
- [信][任] Tuple4f
- [信][任] Vector3f
- [信][任] Vector4f
- ViewVolume
- [任] Display2
- [任] MediaPlayer
- [任] RadioTuner
- 変更のあったクラス
- 削除されたクラス
主な新機能
対応機種
- DoJa-5.0
- D系:D903i, D903iTV, D904i
- F系:F903i, F903iX, F903iBSC, F904i
- N系:N903i, N904i
- P系:P903i, P903iTV, P903iX, P904i
- SH系:SH903i, SH903iTV, SH703i, SH904i, SH704i, SH705i, SH705iII, SH706ie
- SO系:SO903i, SO903iTV, SO703i, SO704i
- DoJa-5.0LE
- D系:D703i, D704i, D705i, D705iμ
- F系:F703i, F704i, F801i, F705i, F-05A
- N系:N703iD, N703iμ, N704iμ
- P系:P703i, P704i
スペック強化
- アプリのサイズが1024KB(JAR+スクラッチパッド)に増えた
Imageクラスの強化
- Image
- 透過色と透明度の概念が追加された
- 透過色を指定して透過や半透明での描画が可能
- 透過色と透明度の概念が追加された
Bluetoothのサポート
- Bluetoothなど
- 外部機器との接続を制御する
- トラステッド専用
OpenGLのサポート
- GraphicsOGLなど
- OpenGL ES 1.0相当の高速なグラフィックス機能が使用可能
- トラステッド専用
形状衝突判定のサポート
- Collisionなど
- 形状の衝突判定を行える
直感ゲーム向けセンサのサポート
- AccelerationSensor、Compass、RollReader、ShakeReaderなど
- 加速度センサ、電子コンパス、端末の移動、端末の振動を検出可能
- すべてオプションAPI
メモリ管理機能の追加
- MemoryManager
- Runtimeのメソッドより詳細な情報が得られる
- Javaヒープ/ネイティブデータヒープごとのサイズを取得可能
- それぞれの最大連続空き領域も取得できる
追加されたクラス
AbstractShape+継承クラス
- 衝突判定用の形状を表す
- Shapeを実装している
- 次の継承ツリーを形成する
- AbstractBV
- Box
- AABBox
- Capsule
- AABCapsule
- Cylinder
- AABCylinder
- Sphere
- Box
- Line
- Ray
- Plane
- Point
- Triangle
- AbstractBV
[任] AccelerationData
- 加速度センサから取得したデータを表す
- X/Y/Z軸方向の加速度と端末の傾きを取得可能
- オプションAPI
[任] AccelerationEventListener
- 加速度センサのイベントリスナ
- 各種イベントの通知を行う
- オプションAPI
[任] AccelerationSensor
- 加速度センサを制御する
- 周期計測の開始と終了やデータの取得が可能
- オプションAPI
[任] AdhocDataTransfer
- Felicaのアドホック通信による連続データ転送を制御する
- オプションAPI
[任] AudioTrackPresenter
- 動画(MediaImage)の音声部分を再生できるAudioPresenter
- AudioPresenter.getAudioTrackPresenter()で取得する
- 動画の音声部分同士は並列再生できない
- オプションAPI
[任] BTConnection
- Bluetoothの接続を定義するインタフェース
- SPPConnectionが実装している
- オプションAPI
[任] BTStateListener
- Bluetoothの接続状態の変化に関するイベントリスナ
- 各種イベントの通知を行う
- オプションAPI
BVBuilder
- FigureからBVFigureやBoundingVolumeを生成する
BVFigure
- ボーン構造を持つFigureを表す
- 複数のBoundingVolumeで構成される
[信][任] Bluetooth
- Bluetoothの制御を行う
- 主に外部機器との接続を制御する
- 外部機器はRemoteDeviceとして制御する
- トラステッドアプリ専用 / オプションAPI
[任] CertificateStore
- ネイティブの証明書機能にアクセスする
- 証明書データのIDを取得しPKCS7Signerのメソッドで使用できる
- オプションAPI
[任] CheckPINParameters
- FeliCaカードのPIN属性参照用パラメータを表す
- パラメータの登録が可能
- オプションAPI
Collision
- 形状の衝突判定を行う
- DrawableObject3D#isCross()よりパフォーマンス重視の実装
CollisionObserver
- 形状の衝突時に通知を受けるためのインタフェース
- メソッドの呼び出しは非同期ではない
[任] Compass
- 電子コンパスを制御する
- 端末の向いている方向(方角)を取得できる
- オプションAPI
[任] DTVParameter
- ワンセグから渡される連携パラメータを表す
- パラメータの更新はアプリのレジューム時に行われる
- オプションAPI
[任] DTVSchedule
- ワンセグの視聴/録画予約スケジューラにアクセスする
- 予約の登録を行うことができる
- オプションAPI
[任] DTVScheduleParam
- DTVScheduleで登録に使用するパラメータを表す
- オプションAPI
DataBoxFolder
- データBOXのフォルダ管理を行う
- フォルダの追加とフォルダのIDを取得可能
[任] DecomailDraft
- デコメールを表す
- 「本文」はHTMLパートや添付ファイルも含む
- オプションAPI
[任] DecomailTemplateStore
- デコメールのテンプレート管理機能にアクセスする
- テンプレートの追加/取得を行える
- オプションAPI
[信][任] DirectBuffer+実装クラス
- GraphicsOGLで使用するバッファを表す
- DirectBufferFactoryのメソッドで取得する
- 確保されたメモリはコンパクションによって移動されることは無い
- 次の実装ツリーを形成する
- ByteBuffer
- FloatBuffer
- IntBuffer
- ShortBuffer
- トラステッドアプリ専用 / オプションAPI
[信][任] DirectBufferFactory
- GraphicsOGLで使用するバッファを確保する
- DirectBufferの実装クラスのインスタンスを取得できる
- トラステッドアプリ専用 / オプションAPI
[任] ExifData
- JPEGのExifを表す
- タグ情報の取得と値の取得/設定を行える
- オプションAPI
[任] FelicaAdhocListener
- Felicaのアドホック通信による連続データ転送のイベントリスナ
- 各種イベントの通知を行う
- オプションAPI
[任] FelicaClientObexConnection
- Felicaのアドホック通信にOBEXクライアントとして通信する場合の接続を定義する
- オプションAPI
[任] FelicaPushListener
- Felicaが外部R/WからのPush通知を受けた際のイベントリスナ
- Push通知を行う
- オプションAPI
[任] FelicaServerObexConnection
- Felicaのアドホック通信にOBEXサーバとして通信する場合の接続を定義する
- オプションAPI
[任] FelicaStatus
- FeliCaカードのエラー情報を表す
- オプションAPI
[信][任] FloatMath
- 基本的な数値演算を行う
- 三角関数と平方根が計算可能
- ハードウェアを使用するためMathより高速
- トラステッドアプリ専用 / オプションAPI
[信][任] GPSLocationProvider
- GPSによって測位を行う
- LocationProviderのメソッドで取得する
- トラステッドアプリ専用 / オプションAPI
[任] GestureReader
- 動作認識機能を表す
- 動作認識はカメラから取得した画像を元に行う
- 実際に使用するのはこのクラスのサブクラス
- オプションAPI
[信][任] GraphicsOGL
- OpenGL ES 1.0相当のグラフィックス機能を提供するインタフェース
- Graphicsのインスタンスをキャストして使用する
- Graphicsの2D描画とは混在できないが共存は可能
- 明示的な切り替えが必要
- Graphics3Dとは競合する
- 先に使用された方のみが有効となる
- トラステッドアプリ専用 / オプションAPI
IntersectionAttribute
- Pickした情報を保持する
- CollisionObserver#onPick()で使用する
[信][任] Matrix4f
- 同次変換を行う4x4行列を表す
- 処理高速化のため行列要素へのアクセスはメンバの直接参照が推奨されている
- トラステッドアプリ専用 / オプションAPI
MemoryManager
- DoJaのメモリ管理機構にアクセスする
- 各区画の情報を取得できる(区画0は常にJavaヒープ)
- 最大連続空き領域を取得できる
- 大きいメモリを確保時にGCが必要かを判定できる
- GC後にも領域が不足するケースを検出できる
[任] OwnerProfile
- マイプロフィールのデータを管理する
- マイプロフィールの各種データを取得できる
- オプションAPI
[任] PINAttributeData
- FeliCaカードのPIN属性データを表す
- オプションAPI
[信][任] Point3f
- 3次元の点を表す
- Tuple3fの実装クラス
- トラステッドアプリ専用 / オプションAPI
[信][任] Point4f
- 4次元の点を表す
- Tuple4fの実装クラス
- トラステッドアプリ専用 / オプションAPI
[任] RemoteDevice
- Bluetoothで接続する外部機器を表す
- オプションAPI
[任] RollData
- ロール動作の認識処理結果を表す
- RollReaderのメソッドで取得する
- X/Y方向の移動量と処理結果の品質を取得可能
- オプションAPI
[任] RollReader
- ロール動作の認識を行う
- 端末の向きを変えたときの移動量を取得可能
- オプションAPI
[任] SPPConnection
- BluetoothのSPP通信時の接続を定義するインタフェース
- オプションAPI
[任] ShakeReader
- シェイク動作の認識を行う
- 端末が振られたときの振動量を取得可能
- オプションAPI
Shape
- 衝突判定用の形状を表す
- すべての形状の基底インタフェース
- 形状に応じてこのクラスのサブインタフェースを実装している
- 次の実装ツリーを形成する
- BoundingVolume
- AxisAlignedBV
- BoundingVolume
[任] ThruRWOfflineFelica
- FeliCaのオフライン処理によって外部カードにアクセスする
- オプションAPI
[任] TrackingListener
- 定期的な測位中に測定結果を受け取るためのリスナ
- LocationProviderのメソッドで設定する
- オプションAPI
[信][任] Tuple3f
- 3次元要素を表す
- Point3fとVector3fが継承している
- 処理高速化のため要素へのアクセスはメンバの直接参照が推奨されている
- トラステッドアプリ専用 / オプションAPI
[信][任] Tuple4f
- 4次元要素を表す
- Point4fとVector4fが継承している
- 処理高速化のため要素へのアクセスはメンバの直接参照が推奨されている
- トラステッドアプリ専用 / オプションAPI
[信][任] Vector3f
- 3次元ベクトルを表す
- Tuple3fの実装クラス
- トラステッドアプリ専用 / オプションAPI
[信][任] Vector4f
- 4次元ベクトルを表す
- Tuple4fの実装クラス
- トラステッドアプリ専用 / オプションAPI
ViewVolume
- 視錐台におけるBoundingVolumeの可視判定を行う
[任] Display2
- Displayのオプション機能を定義する
- ディスプレイ向き変更のイベントを取得できる
- Canvas#processEvent()の第一引数に渡される
- この場合、第二引数に画面の向きが渡される
- 画面の向きはPhoneSystem2.ATTR_DISPLAY_STYLE_*で定義されている
- オプションAPI
[任] MediaPlayer
- 外部メモリに格納されている動画(File)を直接再生できる
- ネイティブプレイヤーを使用するため停止などのメソッドは無い
- オプションAPI
[任] RadioTuner
- ラジオチューナーを制御する
- オン/オフ、周波数、音量などを制御可能
- 他の音声とは同時に再生できない(かつ同時再生時の優先度が低い)
- サスペンド状態/待ち受け休眠状態でも音は鳴り続ける
- アプリを終了すると停止する
- オプションAPI
変更のあったクラス
AudioPresenter
- AudioTrackPresenterを取得するメソッドが追加された
- 曲の演奏時間をミリ秒単位で取得できるようになった
- 再生のループ回数を指定できるようになった
- 再生完了時にAUDIO_COMPLETEが発生するようになった
- 再生ループ時にAUDIO_LOOPEDが発生するようになった
CodeReader
- 設定できるフォーカスの種類のリストを取得できるようになった
- フォーカスの状態を取得/設定できるようになった
Display
- GPSキーを表す定数が追加された
[任] Felica
- activate()が非推奨になった
- 903i以降ではactivate()を呼ばなくても外部R/Wからのアクセスが可能なため
Font
- フォントサイズをドット単位で指定できるようになった
- 対応しているドットサイズの一覧を取得できるようになった
Frame+継承クラス
- ソフトキーの表示/非表示を設定できるようになった
- Canvasのみで有効
- その他のクラスではオーバーライドで機能が止められている
IApplication
- 起動タイプの定数がいくつか追加された
- iモードブラウザをサスペンドして起動できるようになった
- ワンセグを起動できるようになった
Image
- 透過色と透明度の概念が追加された
- 透過色を指定して透過したり半透明での描画が可能
- それぞれのパラメータはImageが持つ(Graphics#drawImage()に指定するわけではない)
- TransparentImageとGraphics2の機能の一部が実装されたようなもの
ImageStore
- 指定フォルダ内の画像IDをサスペンド無しに一度に取得できるようになった
- フォルダIDはDataBoxFolderのメソッドで取得する
[信] MailAgent
- デコメールの送信ができるようになった
MediaImage
- Exif情報を取得/設定できるようになった
MediaResource+実装クラス
- メモリを効率よく利用できるuse()のオーバーロードが追加された
- 一度きり指定+メモリ領域の使いまわしによって実現
- 一部の実装クラスでは複数のリソースに対して一度に上記のuse()を実行できる
MovieStore
- 指定フォルダ内の動画IDをサスペンド無しに一度に取得できるようになった
- フォルダIDはDataBoxFolderのメソッドで取得する
PalettedImage
- 空のイメージを生成できるようになった
- byte[]やInputStreamで内容を差し替えられるようになった
- 生成済みインスタンスのメモリ領域を使いまわせる
PKCS7Signer
- 任意の秘密鍵でデジタル署名付きデータを生成できるようになった
[任] Toruca
- IP-ID、色ID、カナID、再配布識別子、有効期限の概念が追加された
- 各種データの取得が可能
- プロパティ値の取得/設定ができるようになった
[任] TorucaStore
- 端末内のトルカを検索できるようになった
VisualPresenter
- ネイティブプレイヤーの全画面で再生できるようになった
- 強制的な指定も可能
[任] CodeReader2
- FPコードを表す定数が追加された
[任] PhoneSystem2
- 画面の向き(スタイル)を取得できるようになった
- 画面の向きを表す定数が追加された
- この定数はDisplay2でも使用する
削除されたクラス
なし
- 今回のバージョンアップでクラスは削除されていない