francoise @ wiki フランス語ⅠE - 6
Ⅰ 形容詞の性数変化
1) フランス語は名詞・冠詞同様に形容詞も性・数変化します。辞書に掲載されている形容詞は原則として男性単数形で、複数形および女性形は男系単数形をもとにして次のように変化します。

     単数 複数
男性 原型 男性単数形+s
女性 男性単数形+e 男性単数形+es

原則として、複数形は名詞と同じく「発音は変わりません」。ただし、女性形(単数・複数)はeがつくことにより発音が変わります。

(大きい)m.s ⇒(m.pl)、(f. s)、(f.pl)
(小さい)m.s⇒(m.pl)、(f.s)、(f.pl)

問題1
①ピエールの家は大きい La maison de Pierre est (    )
②「ピエールの家」を複数にして書き直しなさい。
③「ピエールの家」を「ピエールの本(単数)」として書きなさい。
④「ピエールの本」を複数にして書き直しなさい。

問題2 次の形容詞の意味を調べ、開いている部分を埋めなさい。

     単数 複数      単数 複数
男性 joli 男性 gais
女性 女性
     単数 複数      単数 複数
男性 男性
女性 chaudes 女性 haute
2)名詞の数変化に変則があるように、形容詞の性・数変化についても変則があります。ここではまず、大前提となるもののみ紹介します。細かいものについては後の章で個別にします。

①男性単数形が-eで終わる形容詞については、複数形にはsがつくが、女性形は変化しない。また発音は常に変わらない。
rouge赤い、jaune黄色い、jeune若い、pauvre貧しい、riche豊かな、sale汚い、propre清潔

     単数 複数
男性 rouge rouges
女性 rouge(男性単数に同じ) rouges(男性複数に同じ)

②男性単数形がsで終わる形容詞については、男性複数形は不変。女性のみ単数と複数の変化をする。
diversいろいろな、pervers邪悪な、gris灰色の、pers青緑色の、permis認められた

     単数 複数
男性 gris gris(男性複数に同じ)
女性 grise grises

3)形容詞の文章・句の作り方
①主語+etre動詞+形容詞の述語(属詞)
 Leatitia est jolie*. レティシアはかわいい(美しい)。
 Taro et Jiro sont braves. 太郎と次郎は勇敢だ。
 La voiture de Professeur Hasegawa n’est pas jaune, elle est bleue.
長谷川先生の車は黄色ではない。それは青です。
 英語(主語+be動詞+形容詞)と同じ形です。ただしフランス語はこの場合の形容詞を「属詞」もしくは「属語」(英語は「述語」)と言います。またフランス語は属詞形容詞の性と数は主語の性と数に一致します。

joliきれいな、かわいい―フランス語にはかわいいという形容詞はmignonだが、これはペットや幼い女の子、赤ちゃんに対して主に使われ、成人女性には普通使わない。


②形容詞と名詞
「大きな家」、「小さい橋」、「青い空」などのように形容詞と名詞からなる句については、英語は日本語と同じく「形容詞+名詞」の順となりますが、フランス語は「形容詞+名詞」と「名詞+形容詞」の二つがあります。
ⅰ)「形容詞+名詞」の場合⇒形容詞が「大きい」「小さい」など基本的・物理的なものであるとき
大きな家 une grande maison  長い橋 un long pont 親友(良い友)le bon ami
きれいな女性 la jolie femme 若い男たち les jeunes hommes
ⅱ)「名詞+形容詞」の場合⇒形容詞が「色」「国(地域)」である場合、抽象的意味を持つ場合(ほとんどの形容詞はこちらです)
赤い風車 le moulin rouge(パリにある有名な喫茶店)、un ciel bleu 青い空
日本人女性 une femme japonaise 韓国人俳優 des acteurs coréens
モダンな車 la voiture moderne 時代遅れの車 les voitures démodées

問題3 次の日本語を指示に従ってフランス語にしなさい。
赤い花(不定冠詞単数形を使う) ②遠くの国(①に同じ)
③王宮(定冠詞単数形を使う)    ④黒い帽子(不定冠詞複数形を使う)
⑤フランス国旗(定冠詞複数形を使う) 
⑥ルイーズ(Louise)は賢い女の子です。(女の子は不定冠詞単数形)
⑦芸術は長く人生は短い。(芸術、人生ともに定冠詞単数形)
⑧ピエールはとても(très)有名な画家だ。

Ⅱ 数字―70から99まで
70から99までのフランス語の数字はかなり特殊な形態をとります。

1)70から79までは60+10、60+11、60+12、・・・・60+19という風に数えます。
70 soixante-dix 71 soixante-onze 72 soixante-douze 73 soixante-treize
74 soixante-quatorze 75 soixante-quinze 76 soixante-seize 77 soixante-dix-sept
78 soixante-dix-huit 79 soixante-dix-neuf

2)80は4x20に数えます。単独で用いる場合は後ろの20は複数形にしますが、次に単語が続くときは複数形にはしません
80 quatre-vingts 80歳 quatre-vingt ans

3)81から99までは4x20+1・・・4x20+19という風に数えます。
81 quatre-vingt-un 82 quatre-vingt-deux 83 quatre-vingt-trois 84 quatre-vingt-quatre
quatre-vingt-cinq 86 quatre-vingt-six 87 quatre-vingt-sept 88 quatre-vingt-huit
quatre-vingt-neuf 90 quatre-vingt-dix 91 quatre-vingt-onze 92 quatre-vingt-douze
quatre-vingt-treize 94 quatre-vingt-quatorze 95 quatre-vingt-quinze 96 quatre-vingt-seize
quatre-vingt-dix-sept 98 quatre-vingt-dix-hiut 99 quatre-vingt-dix-neuf.

この数え方はフランス特有のものでスイスなど他のフランス語圏では普通に70 septante 80 octante 90 nonanteと数えます。

Ⅲ 会話―今日は何曜日ですか?
1)今日は何日ですか?今日は何曜日ですか?は次のようになります。
    Quel jour nous sommes? あるいはNous sommes dans* quel jour?
      (曜日または日付を聞くとき。後ろのほうがくだけた表現)
  *dansドン は「~のなかに」という前置詞 

    Quelle date (est-t-elle )aujourd’hui? ケルダットエテルオジュルデュイ
    (日付を聞くとき。曜日と間違われないためにはこちらを言う)
⇒日付、月の答え方は次回で説明する。
  2)曜日の答え方
    Nous sommes dimanche ディモンシュ 日曜日です。lundi ランディ 月曜日
          mardi マルディ 火曜日 mercredi メルクルディ 水曜日
          jeudi ジュディ 木曜日 vendredi ヴォンドルディ 金曜日
          samedi サムディ 土曜日

 Ⅳ 発音―ouの発音の仕方
 ouはoû、où含めてすべて常に「ウ」と発音します。口先を尖らせます。
  oui ウィ はい poule プール 雌鳥 chou シュー キャベツ
  (シュークリームはchou à la crèmeです)
coup d’Etat クーデタ (「国家に対する打撃」という意味です)
ouest ウェスト 西