「メディア学フロンティア・芽の会」は、東京大学大学院情報学環・学際情報学府の若手研究者による、メディア・スタディーズの公開研究会です。
≪第3回≫のお知らせ
日時 2010年3月9日(火)18時~21時
発表者 里見 脩 / 周東美材
詳細は決まり次第お知らせいたします
発表者 里見 脩 / 周東美材
詳細は決まり次第お知らせいたします
≪第2回≫終了しました ご来場ありがとうございました
日時 2010年1月19日(火)18時~21時
場所 東京大学本郷キャンパス 工学部二号館(新館)9階93B教室
場所 東京大学本郷キャンパス 工学部二号館(新館)9階93B教室
■プログラム
進行:柴野京子(東京大学大学院学際情報学府・博士課程)
18:00 挨拶……吉見俊哉(東京大学大学院情報学環教授)
18:15 発表Ⅰ「ファンカルチャーに関する一考察−ジャニーズファンの地下経済活動−」
龎 惠潔(東京大学大学院学際情報学府・博士課程)
コメント・林 香里(東京大学大学院情報学環教授)
質疑応答
19:30 発表Ⅱ「市民参加からみた地域とメディア−地域メディアをめぐる考察−」
三浦伸也(東京大学大学院学際情報学府・博士課程)
コメント・伊藤 守(早稲田大学教育・総合科学学術院 教授、
早稲田大学メディア・シティズンシップ研究所所長)
質疑応答
20:45 まとめ・今後に向けて
懇親会
進行:柴野京子(東京大学大学院学際情報学府・博士課程)
18:00 挨拶……吉見俊哉(東京大学大学院情報学環教授)
18:15 発表Ⅰ「ファンカルチャーに関する一考察−ジャニーズファンの地下経済活動−」
龎 惠潔(東京大学大学院学際情報学府・博士課程)
コメント・林 香里(東京大学大学院情報学環教授)
質疑応答
19:30 発表Ⅱ「市民参加からみた地域とメディア−地域メディアをめぐる考察−」
三浦伸也(東京大学大学院学際情報学府・博士課程)
コメント・伊藤 守(早稲田大学教育・総合科学学術院 教授、
早稲田大学メディア・シティズンシップ研究所所長)
質疑応答
20:45 まとめ・今後に向けて
懇親会
お問い合わせ menokai@live.jp
■龎 惠潔 「ファンカルチャーに関する一考察−ジャニーズファンの地下経済活動−」
ファンによる「地下経済活動」が拡大している。ヤフーオークションにおける「興行チケット」のカテゴリで検索を行うと、1万件を越える商品が目の前に出る。また、ネットオークションの利用が進むと、ネットを通じた交易の対象・形式・値段も幅広くなる。2008年6月にヤフーオークションで、ジャニーズアイドルグループの「嵐」の定価6500円のコンサートチケットが、ファンの競り合いによって38万円で落札されたことは、この一例である。
しかし、このような事象が実際に起きているにもかかわらず、従来のファン研究や経済学研究においては、未だファンの地下経済活動に着目するものは存在しない。したがって、ファン「地下経済活動」の実態、影響、そしてファンが地下経済活動に参加する動機も不明瞭となっている。
そこで、本稿はファン研究と地下経済研究の二つの研究の接点を探しながら、定性的な手法を用い、ジャニーズファンによる地下経済活動を明らかにすることを目的する。
しかし、このような事象が実際に起きているにもかかわらず、従来のファン研究や経済学研究においては、未だファンの地下経済活動に着目するものは存在しない。したがって、ファン「地下経済活動」の実態、影響、そしてファンが地下経済活動に参加する動機も不明瞭となっている。
そこで、本稿はファン研究と地下経済研究の二つの研究の接点を探しながら、定性的な手法を用い、ジャニーズファンによる地下経済活動を明らかにすることを目的する。
《ぱん けいけつ》1979年生。1998年(台湾)世新大学卒業、2002年、(台湾)政治大学大学院新聞研究所修士課程修了。博士課程3年(吉見研究室)。専門は、オーディエンス研究、ファン研究、オンラインコミュニティ研究。
■三浦伸也「市民参加からみた地域とメディア −地域メディアをめぐる考察−」
ICTの進化とともに、インターネット上に市民電子会議室、地域SNS、行政ブログなど、地域の情報化をすすめる情報化ツールが登場してきた。これらのツールは、市民意見の広聴や、市民の情報発信や情報共有、さらには地域活性化等を目的としており、市民参加の回路のひとつとして企図されたものである。本発表は、行政の地域ネットコミュニティなどの地域メディアを中心とした実証的な事例分析をもとに、地方自治体レベルでの情報化政策と市民活動・運動を背景とした市民参加という2つの社会過程が、ネット空間の発達によって<バーチャル/リアル>と二重化したコミュニティのなかでどのようにせめぎあい、新しい「市民参加型自治体」の形成に結びついているのか、あるいは結びついていないのかを明らかにしようとした研究である。
藤沢市、三鷹市、大和市の事例調査から、市民参加のジレンマとパラドックスを描き出すとともに、市民参加の限界と可能性を考察している。「市民参加」は、行政の言葉であり、利害調整が必要な争点に市民が積極的に参加しはじめると、「市民参加」は追いやられ、行政などのエージェントが前面に現れるという「市民参加のジレンマとパラドックス」のなかで展開されていることを事例から明らかにしている。また、2005年以降、拡がった地域SNSについて、市民参加や公共性の観点から検討し、今後の地域の情報化の方向性を示唆している。
藤沢市、三鷹市、大和市の事例調査から、市民参加のジレンマとパラドックスを描き出すとともに、市民参加の限界と可能性を考察している。「市民参加」は、行政の言葉であり、利害調整が必要な争点に市民が積極的に参加しはじめると、「市民参加」は追いやられ、行政などのエージェントが前面に現れるという「市民参加のジレンマとパラドックス」のなかで展開されていることを事例から明らかにしている。また、2005年以降、拡がった地域SNSについて、市民参加や公共性の観点から検討し、今後の地域の情報化の方向性を示唆している。
《みうら・しんや》1961年生。立教大学文学部卒業後、財団法人日本システム開発研究所研究員などを経て、2006年東京大学大学院学際情報学府修士課程修了(社会情報学)。博士課程4年(吉見研究室)。専門は、社会学、社会情報学、コミュニティ論。
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