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Dirichlet問題と変分原理

Dirichlet原理

Dirichlet問題
Laplace(Poisson)方程式の境界値問題
 bounded open
 unknown
 boundary condition

Rem. 実際に解けるためには,f,gのクラスやΩの形状に制限が必要
Dirichletの原理
Dirichlet積分 
を最小化するようなfがDirichlet問題の解を与える。

ただし,実際には以下の制約のもとで探索する。

Poisson eq. の弱解
Dirichlet問題


fが弱解とは,次を満たすことをいう。


Th. 弱解は唯一存在する。
Th. Dirichlet問題の古典解
以下の条件のもとで,Dirichlet問題の解は唯一存在し,


Euler-Lagrangeの方程式

Dirichlet原理を一般の問題に拡張したもの。
変分問題(汎関数の停留値問題)

xに関して可測,f,pに関して微分可能
f:Ω→R に対する汎関数

を最小化するfを求めよ。
Th. Euler-Lagrange方程式
 とする。
定数a,b,cがあって,次が成り立つとする。

さらに,Hをx,f,pそれぞれについてC1級とする。
(中略)
このとき,I(f)を最小化するfは次の方程式を満たす。

Rem. 記号法について
 H(x,f,p)の各成分を全て xi の関数とみなした(fにf(x),pにDf(x)を代入したと思っても良い)ときの微分
 H(x,f,p)の f,p は無関係とみなして,x の 第i成分だけで偏微分するということ。
簡単に,

Rem. fがベクトル値関数のとき
EL方程式1本を,fの第j成分関数についてのものと読み替えればおk
つまり,p,fによる偏微分はそれぞれ第j成分によるものと読み替える。
結局,偏微分方程式系(PDES)になる。

Prop. Laplace eq.
Dirichlet積分に対するEL eq.がLaplace eq.である。

解析力学

運動状態は,以下の2つの変分原理によって定まる。(公理)
d'Alembertの原理(最小ポテンシャル原理)
平衡状態はポテンシャルを最小にする状態である。
Hamiltonの原理
動力学は作用積分の停留点で決定される。

Euler-Lagrange eq.
通常,作用積分に対応するEL eq.は,ラグランジアンLを導入して以下のように記述される。


Prop. T,Uが「陽に時間に依存しない」とき
エネルギー保存定理が導かれる。
Th. 波動方程式
弦の微小振動からは波動方程式が導かれる。
Th. 極小曲面方程式
膜の微小振動を考える中で,面積を最小化する必要が出てくる。