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2010年7月のすぐさん

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2010年7月

川の字

No.1 ▼次へ
今年の関東は、梅雨入り直後から蒸し暑い日が続いている。我が家の人間ふたりは然る事ながら、すぐさんもバテバテである。廊下、玄関、窓辺。場所を変え体勢を変え、寝るわ、寝るわ。四本足で活動しているのは一日一時間にも満たないのではなかろうか。

紐やねずみのおもちゃで誘ってもしらーっとしている。
かといって遊びたくないわけではなく、動くのが嫌なだけ。
一緒にゴロ寝しようとすると素足に襲いかかってくるからこちらは堪らない。

夜は夜で、ベッドの真ん中を占領して一歩も譲らない。
ベローッと伸びたすぐさんを挟んで一家川の字。
これも夏の風物詩といえるのだろうか。


生い茂る救世主

No.2 ▼次へ


先週のやや涼しい日に、「そういえば…」と、めったにやらない家の裏の草むしりを思い立った。
そこにひっそりと待ち受けていたのは、私の、そしてすぐさんの救世主であった。

毛糸、輪ゴム、ねずみのおもちゃ…
暑さのせいか、どんなおもちゃにも興味を示さなくなったすぐさん。
いくら誘っても、どベーっと寝転がったままシラーッとした視線を投げて来る。
それでいて遊ばないと就寝の段になってから「退屈よ!」と不満を申し立てるのでほとほと困り果てていた。

だから、イネ科の雑草エノコログサ、通称猫じゃらしを発見したときは「うほっ」と小さく吠えてしまった。
草むしりなぞしている場合ではない。
猫じゃらしを携えて、いざすぐさんの元へ参らん!と思ったら、私の興奮を察したのかすぐさんの方からこちらへやって来た。
あの、怠惰な、白けた目をした、放漫猫すぐさんが!
目を爛々と輝かせて私を(猫じゃらしを)追いかけてくるではないか!
あはは、あははと笑いつつ、ひとりと一匹で家中を駆けずり回ったのだった。
すぐさんが元気になってよかった。
結果、猫じゃらしの確保という大義名分を得て私は草むしりを逃れて楽をし、安眠まで確保された。
猫じゃらしはまさに救世主なのだ。


ふんずまり

No.3 ▼次へ

すぐさんは近頃便秘気味だ。
毎日、かりん糖三本分くらいはしていたのに、兎のようなコロンコロンのウンチが出ればいい方。
ネットで調べたら、さつまいもをこしたものを与えると良いとのこと。
早速こしらえたのだが、結果は惨敗。
「うへぇ~」としかめっ面(私にはそう見える)をして逃げて行ってしまった。
そうこうしているうちにお腹はどんどん膨らんでいる気がする。
私の便秘と違って、こんなに小さな身体で三日もまともにウンチしなかったら苦しいに違いない!
いてもたってもいられなくなり、かかり付けの獣医さんに駆けこんだ。

お医者さんに行くと、ウーウーフーフーいって身体を固くするすぐさん。
今回もやっとこさ診察してもらったところ、「え、コロンコロンでも、三日にいっぺんでも出てればいいけどね」だって。
え~っ。
お医者さんは便秘の子なんて沢山診てきているんだろうけどさぁ~。
あたしゃ、心配でウンチのことばっかり考えてたのに随分軽い調子じゃないのさぁ~。

今回は少しお薬を出してもらって経過観察することになったが、あまりひどくなると便を掻き出してもらわなければならないらしい。
「でもね、こういう性格の子はちょっと難しいよね」
獣医さんは抵抗するすぐさんに太刀打ち出来るかを懸念されていた。
すぐさん、私も心配ですよ。
いい加減、お医者さんに慣れてくださいよ。

それと、ストバルト結石のあるすぐさんには処方食以外は禁止とのこと。
なまじ民間療法的な事をしない方がいいのね。
すぐさんが拒否してくれてよかった…。

繊維たっぷりの植物には眼の色を変えて突進してくるので、気をつけねば。
写真は成長したアスパラの葉。
キッチンに飾りたかったのだが、すぐさんの頂戴攻撃が激しすぎて断念した。
たまには何か飾ってみたかったんですけどねえ。


波乱の幕開け

No.4
19日、朝から表で子猫の鳴き声が聞こえていた。
ピャーピャー鳴き通し。
20日、相方と「ドブにでもハマったかね」と心配し、見に行ったところカリッカリに痩せた子猫だった。
取り合えず、自由に動けるようなので一旦はそのまま放置。

21日、ピャーピャー声はまだ止まない。
昨日の子猫が炎天下に必死の形相で鳴き続けていた。
…死んじまうよ。

とうとう手を伸ばしてしまった。
子猫とは思えない程ゴツゴツと骨ばって、目ヤニ、鼻汁、耳の中も真っ黒、蚤だらけ。
長く生きられないかもしれない。そんな暗い予想を抱きつつ、すぐさん行きつけの動物病院で診察・検査してもらったところ、栄養状態は悪いが他異常なしとの診断。

一週間が経過した今や、ガッツガッツ餌を食べて元気いっぱい跳ねまわっている。
腹にコーヒー豆のような模様があるので「お豆」と名付けた。

災難なのはすぐさんである。
いろいろと悶着が起こっているがそれはまた改めて。