|新しいページ|検索|ページ一覧|RSS|@ウィキご利用ガイド | 管理者にお問合せ
|ログイン|

2010年9月のすぐさん

ページトップ

2010年9月

隣の芝生

No.1 ▼次へ

すぐさんは結石持ちのため、ずっとたんぱく質が少なく、脂肪分が多い処方食を食べている。
そのため、育ち盛りのお豆とは食餌を分けなければならない。
この方法は、そう長く続けられないと思われるが、今はすぐさんの餌を高い場所に置き、お豆はケージに隔離した状態で食べてもらっている。

すぐさんが食べている時、お豆はその真下でヒィ~ヒィィ~と切なげに鳴く。
我が家にやって来た当初よりは大分しっかりしてきたが、まだあまり高い所に直接飛び乗る事は出来ないのだ。
それでもうっかりして踏み台になるような物を置いておくと、一目散に駆け上がりフガフガッ、ハゥハゥ言いながらすぐさんの餌を食べ尽くしてしまう。
この分だと一足飛びに飛び乗る日も近いだろう。
何かまた新しい手を考えなければ…。

一方、お豆が食べている時、すぐさんは知らんぷり。
興味がないのかと思いきや、ケージのドアを閉め忘れると音もなく忍び込むのでこちらも注意が必要だ。
どうやっているのか、その時ばかりは首の鈴がチリリとも鳴らない。
朝と夜、ご飯の支度のため明け放ったケージにも侵入する。
餌皿はなくとも、お豆が食い散らかしたカリカリが何粒かケージの溝に挟まっているらしい。
そうまでしてお豆の餌を食べたいとは…。
隣の芝生が青いのは何も人間だけではないらしい。


毛むくじゃらの観察

No.2 ▼次へ
この夏は昼夜問わず、エアコンを稼働させることが多かった。
我が家の家族構成は毛むくじゃらがひとりと二匹、冷え性は私ひとり。
どうしても体感温度に差が出る。

日中は台所に立ったり、ちょこちょこ動くので気にならないが、夜間は上掛けを被ったり剥いだり、体温調整に忙しい。
体感温度の差が離婚原因のひとつに数えられるというのも密かに頷ける。

更に同じ毛むくじゃらの中でも差が。
相方はエアコンをかけていても額にうっすら寝汗を浮かべていることが多い。
すぐさんはエアコンの効いた部屋と常温の部屋を行き来して調節しているご様子。
お豆は肉球が真っ赤。汗が噴き出しているのだろう、フローリングに肉球跡を付けて歩いている。

エアコン漬けの生活も一カ月を超えると、すぐさんが猫穴から尻尾だけ出していることが多くなった。
いちいち移動するのが面倒で境目に陣取ることを覚えたらしい。
歳を重ねるごとにどんどん賢く(怠惰に?)なるすぐさん。
そのうち猫又になるんじゃあるまいか…。

少々脱線だが、本当に尾が二股の猫は存在するらしい。
写真がかなり怪しげだが『飛び猫』のように羽根が生えた猫も…。
関連サイト


No.3 ▼次へ
すぐさんとお豆は日々、壮絶な追いかけっこを繰り広げている。
今も、頭上からドドドドッという二重の轟。
追いつめても、噛んだり引っ掻いたりといった決定的な攻撃はどちらもしない。
面白い事に、追い詰められたら攻守交代というルールがあるようだ。
遊びなのか、権力闘争か…飽きもせずよく走る。

奴らが通り過ぎた後はありとあらゆる物が床に転がり、破れ、壊れている。
夢中になっているので、ひとの腹さえ平気で踏んで行く。
倒立前転を失敗したような衝撃が不意打ちでやってくるのでオチオチ寝ていられない。

私とっては試練の日々。
だが、お豆は目をキラッキラさせているし、すぐさんの便秘は解消した。
走りなさい、転げまわって遊びなさい。
半ばやけくそ気味ではあるが、元気でいてくれるのが何より嬉しい。


猫まみれ

No.4 ▼次へ


朝9時と夕方5時、屋上解放。
すぐさん、お豆ともにこの時間を楽しみにしているようだ。

「さてと…」と私が重い腰を上げると、お豆が疾風のごとき速さで足元をすり抜けて行き、屋上のドアの前で今か今かとソワソワ待っている。
すぐさんはガチャリと鍵を開ける音がしてから、ダカダッ、ダカダッと重い足音で駆けて来る。

まずは私も含めたそれぞれが日陰に陣取り、ゴロンゴロンと床に転がり身体を伸ばす。
しばらくして私が体育座りになると、そこからが攻防戦。
膝の下の三角トンネルを巡り、熱い戦いが繰り広げられる。
ウーウーワオワオ言いながらひとの周りをグルグルグルグル。

私は猫にまみれる幸せを味わいつつ、時々とばっちりで引っかき傷を作っている。


ポジション争い

No.5
先週は屋上での股ぐら争奪戦を書いたが、近頃急に涼しくなり、寝床でのポジション争いも熾烈を極めている。
すぐさんが私の股の間に陣取るとお豆が飛びかかり、追いかけっこが始まる。

なだめて納まるものでもないので2頭を放置して就寝すると、いつの間にかお豆が私の胸の上で寝ていることが多い。
骨と皮だったお豆もすっかりふくよかになり、今では体重3キロ。
その重みで息苦しくなり、ちょくちょく目が覚める。
近くにお豆がいることが気に食わないすぐさんは、相方の足元のわずかなスペースに香箱を作って寝るようになった。
まったりのんびり暮らしてきたすぐさんは、生まれ出でた勢いそのままに暴れ回るお豆に終始押され気味。
寒くなったら寄り添って…というのは夢のまた夢のようだ。

日中は二台並べて置いているシングルベッド一台ずつを贅沢に使って寝ている。
夜もそうやって寝たらよかろうが。
もっと寒くなったら布団の中でのポジションを巡りまた新たな戦いが起こるに違いない。
その時は巻き添えで引っ掻かれないように用心しなければ。