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3月のすぐさん

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2009年3月

すぐさんの要求は絶対です

No.1 ▼次へ
家の中ですぐさんのお気に入りの場所は階段です。
階段を椅子とテーブル代わりにくつろいだり、バリバリ爪を研いだり。
遊び場所としても階段は最高です。
丸めたレシートや輪ゴムを投げると大喜びで追いかけます。

すぐさんと一緒に運動不足の私も上下運動です。
それに、階段を降りていくときのおしりの可愛さといったら!
猛スピードで駆け下りて行くのでなかなか写真に納めることができません。
いつか撮れたら必ずUPしますね。

すぐさんは腰を強めに叩かれるのが好きです。
これが好きなんだ、と気づいてからも、なにやら微妙なポーズだし、はじめは気がひけたのですが、階段で「やってくんな」とおしりを差し出されらやらないわけにはいきません。
喜ぶんだからやりゃあいいじゃねえか、と今ではパンパン叩いています。
すぐさんだけでなく、おしりを叩かれるのが好きな猫は多いようです。
キャットシッターなんりの開業者南里秀子さんが、著書「猫パンチをうけとめて」の中でこれを「腰パン」と名づけていたので、私も倣ってそう呼ぶことにしました。
猫馬鹿は猫が喜ぶことなら何でもしてしまうんですよ。
階段は腰パン台としても大活躍しています。

不貞寝

No.2 ▼次へ
ここのところの悪天候で、すぐさん、ご機嫌斜めである。
大好きな屋上での日向ぼっこが中止になり、家の中で悶々としている。
ましてや、唯一の遊び相手である私がパソコンにかじりつきなもので、なおさら不機嫌だ。

家事などで動き回っている分には後を追いかけてきて近くに座り、様子を眺めているのだが、パソコン作業や読書で動きが止まると、すかさず遊びのおねだりをしてくる。
「ちょっと待ってね」などと後回しにしようものなら、カーテンや襖にバリバリ爪を立てて、「つまんないのっ!」と猛アピール。
何をすれば私が立ち上がるかよく心得ているのだ。

用事がたてこんでいるときは「やめてって言ってんのに、もうっ!」と大きな声を出してしまうこともある。
そういう時は後ですぐさんにあやまり、「遊んでください」とこちらからお願いする。
しかし、そこは猫。
「もうあんたとは遊ばない」てな具合にツーンと不貞寝である。

猫語彙

No.3 ▼次へ
写真は去年の暮れ、大掃除の時のもの。
箱と見れば顔を突っ込まずにはいられないすぐさんは、
固めるテンプルの小さな箱にも果敢にアタック。
取れなくなって「うぅにゃあぁぁぁ」と不満の声を上げる。

普段、猫入禁止にしている流し台の扉を開け放っていたものだから、興味津々のすぐさんは即座に探検を開始した。
しばらくして、「うぅにゃあぁ」とまたもや不満の声。
油でベタついた床板を踏んだらしい。無念の撤退である。
そのまま部屋中歩き回られたらえらいことなので、とっ捕まえて脚を拭く。爪が伸びてきているのに気づいて、ついでに切る。
すぐさんは嫌がり暴れる。
大掃除が遅々として進まないのは、何もすぐさんだけのせいではないのだが、私のせいだけでもない気がする。

最近よその猫をかまう機会があって、はじめて気がついたのだが、すぐさんはとてもお喋りのようだ。
何かにつけて鳴き声を発する。
高いところから飛び降りて着地する時は「ぎゃむ」。
つまらないときは「おぉわぁ」。
お腹がすいた時はもちろん「ご(は)ぁん」だ。
嘘じゃないよ、「ご(は)ぁん」って言うったら、言うんです!

お宝発見!

No.4
春分の日を待っていたかのようなポカポカ陽気。
庭で飼育しているヒメダカとアカヒレは、
鉢底の砂利にへばりつくようにして過酷な水温に耐えていたが、
水面近くまでヒラヒラと浮き上がり、餌をねだりはじめた。

黄色の水仙が咲き、11月に植えておいたチューリップの芽が勢いよく伸び始めた。
春だ、春が来たぁあっ!

ひたすらコタツで丸くなっていたすぐさんと私も活動開始である。
主婦の端くれとしては何はともあれ、雨や黄砂で長いこと干せずに湿気ていた布団を干さねばならぬ。
ベランダに出ると、すぐさんは小走りについてきて伸びをする。
これが実に気持ちよさそうだ。
まず前脚を揃えて前屈、次に後脚を片方ずつ限界まで伸ばして大あくび。
そのまま毛づくろいをはじめることもあれば、風のにおいをかぐように目を細め、鼻をひくひくさせていることもある。
「よかったねえ、気持ちいいねえ」などといつも話しかけながら布団や洗濯物を干すのだが、外からはすぐさんの姿は見えないので、ご近所からどう思われているのか少し心配である。

夏になれば、蝉やらカマキリやらが網戸に羽根を休めに来る。
その度にすぐさんが網戸に飛びつくので我が家の網戸は目が広がってすぐに本来の用を為さなくなる。
しかし、それはまだ先の話。のはずが、いましたよ、先走ったヤツが。
すぐさんが飛んだり跳ねたりしているので何事かと思ったら、蝉の抜け殻に猫パンチを食らわしているではないか。
「ラッキーだねえ、お宝発見だねえ」と話しかける私に見向きもせず、抜け殻に熱視線を送っていたのだった。

しかし、幾らなんでもちょっと気が早すぎるってもんでしょう。
今週に入っての強風、雨、寒の戻り。この抜け殻を残していった蝉のその後が思いやられる。