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活動日

2015年02月27日(金)


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学習テーマ

40周年記念講演準備


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あらまし


3月29日に行う、40周年記念講演のためにこれまでの歩みを振り返りました。

手話サークル やじろべえは、自治体が行う手話奉仕員養成事業卒業生の受け皿となるべく、1975年に設立されました。
第一回目の奉仕員養成事業を行ったときには、既に自動車免許を条件付で取得できるように、道路交通法が改正されていたことになります。
この日の話しで改めて気付きました。

サークルが設立された翌年には、身体障害者雇用促進法が改正された。
人にたとえるなら幼児・赤子の年齢。
さまざまな障害を持つ人たちが、大企業に就職できるようになりました。
しかし、企業でのコミュニケーション方法は、口話か筆談であったようです。

1979年、自動車ローンや住宅ローンなどの契約が可能になった。
サークル設立から4年程経過。
そろそろ保育園に入る年齢です。

1984年、革命的通信方法誕生。
企業でのミニファクスの導入をきっかけに、便利さを知ったろうあ者の間で爆発的に普及しました。
人間ならば、小学校卒業目前です。
ミニファクスが普及する前は、手紙か訪ね先のお宅まで「いきなり出向いて」、「家宅に侵入して」用件を伝えていましたようです。
無理もないです。
室内信号装置の設置が公的に認められるのは、ミニファクスより後の時代です。

1989年、手話通訳士試験が行われる。
人間であれば、「おぎゃー」と生まれて「高校入試」直前までの年月が流れたことになります。
国家資格ではありませんが、第一回手話奉仕員養成講座が豊川で開かれてから14年後のことです。

1999年、障害者に係る欠格条項の見直し。
大学を卒業し、社会人として働き始めている年齢です。
法律が改正されても、実社会の門戸は今なお、固いようです。

これは、言語の壁があるからでしょうか?
資格試験においてコミュニケーション力を審査することは、言語関連の資格を除けば稀のようです。
言語の違いにより、能力を持っていても発揮することが困難となります。

現在、手話言語法の制定に向けて運動中です。
立法に向けた審議や法文への明記は「日本語」で行われることが予想されます。
成立までの経過などが手話で説明される場面は、当然あるでしょう。
でもそれは一部のみとなるでしょう。
それがマイノリティということです。
「マイノリティ」。このことは、時代が進んでも変わることのない現実として残ると考えます。


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最終更新:2015年02月28日 08:38
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