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ATL

ATL(成人T細胞白血病)


HTLV-1がT cellに感染し、T cellがmonoclonalに増殖したもの。
発症年齢:20~70代だが、ピークは50代、60代

感染経路

①母児間の母乳を介しての感染、 ②性交渉での感染、 ③輸血による感染

③は現在問題なくなり、②も発症する事は極めて稀と考えられている。(ヒント:HTLV-1感染後30~50年経過して発症)
残る①だが、これも授乳しないことで感染を防止できる。地域によってはキャリアの母親の母乳を乳児に与えず、人工栄養を与えている。

  • 初発症状には倦怠感、腹痛、下痢、咳、痰、肺炎のほか、頸部・腋窩・鼠径部などのリンパ節腫脹などがある。

検査

血算、HTLV-1抗体の有無、そして最終的にはリンパ節生検が行われ、癌細胞の有無を調べる。さらにウイルス遺伝子の検査を行うこともある。
ATLと診断されると、癌の広がりを調べるために全身の検査が行われ、治療方針が検討される。

Tx

一般的には抗癌剤を使った化学療法。通常多剤併用療法を行うが、寛解(症状が安定し、完治する可能性もある状態)となる患者は40~70%あるものの、多くは再発する。
治療が難しいATLにあって、最も期待されている治療法は造血幹細胞移植。これには「骨髄移植」、「末梢血幹細胞移植」、「臍帯血移植」がある。骨髄移植はドナーから骨髄液を採取し、患者に移植する方法。造血幹細胞移植では第一に考えられる方法。末梢血幹細胞移植はドナー、もしくは患者自身の血液中から造血幹細胞を採取し、患者に移植する方法。臍帯血移植は、新生児のへその緒に含まれている造血幹細胞を採取し、患者に移植する方法。ただし、採取できる量が少ないという問題点がある。



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