局所麻酔薬中毒

血中濃度の上昇が原因。仙骨硬膜外麻酔、epidural anesthesia、神経叢ブロックなどのように、一度に比較的多くの量を注入する時に特に起こりやすくなる。
不隠・興奮・多弁→意識障害→convulsion→arrythmia→cardiac arrest
  • 痙攣期:顔面の眼輪筋~表情筋の間代性痙攣から始まることが多く、数分以内に上肢・下肢、全身痙攣に移行

Tx

  • 麻酔薬中止
  • 100%O2吸入
  • ジアゼパムやバルビツレートなどの抗痙攣薬

予防

血管内に大量の局所麻酔薬が入らないように注意することが大切。なるべく最小限の濃度で必要最小量を用いる。
  • エピネフリンの添加
  • 血管内でないことを確認(注入前にシリンジを吸引)
  • 注入はゆっくりと
  • なるべく早く気づくこと。症状を確認。少しでも症状が疑われたら即座に中止(急に多弁、興奮したら要注意)
最終更新:2009年10月12日 09:18
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