秋吉台とは

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秋吉台とは

山口県西部美祢市中東部の伊佐層の総面積130km²の日本最大のカルスト台地。1955年に国定公園に、また1961年に天然記念物に、1964年に特別天然記念物に指定されている。厚東川が東西に二分、その東部が狭い意味での秋吉台(54km²)で特別天然記念物に指定されており、地獄台などがある。


秋吉台はもともとサンゴ礁でありその炭酸カルシウムによって出来ている。石炭紀に古太平洋の南にホットスポットとして生じた海底火山(秋芳海山列)頂上で火山活動が収まった後サンゴ礁の形成から約3億5千万年の間石灰岩の溶解、崩落による400を超える数のドリーネや鍾乳洞が発達したカルスト台地となった。そのため石灰岩の中にはフズリナ、サンゴ、ウミユリなどの示相化石が見つかる。

秋吉台はサンゴ礁由来のものが秋吉造山運動により陸にあるため炭酸カルシウム中の炭素を炭素14法で年代を測定することによりその時代の改定の様子がわかったりするので重要な研究地である。台面の高度は200-400メートルである。

また石灰岩が多いが、プレートの沈み込みによって発生したマグマの貫入により、接触変成作用が起こって大理石が多くあり、日本一の産出量である。

石灰岩に片理(広域変成岩の一定方向に割れやすい性質)があり、則ち石灰岩を構成する方解石が方向性を持っている(一定方向に並んでいること)。つまり圧力を受けているはずだから、プレートの沈みこみにより秋吉台が形成されたことが確かめられる。

http://www.ymg.urban.ne.jp/home/akihaku/pannfuretok.pdf

最終更新:2009年04月04日 21:24
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