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『しあわせ』って何?」(2007/08/28 (火) 17:22:30) の最新版変更点

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『運命』 誰もが神から与えられた『運命』を背負っている。 運命は時には心強い味方にもなってくれる。 けど、時にはとても残酷だ。 挨拶が遅れちまったな。 俺はフサ。 こんな馴れ馴れしい喋り方だけど、多めに見てやってくれないか? ついでに言うと、俺はこいつのもう一人の俺なんだ。 うん?意味が分からない? …簡単に言えば裏人格ってことだな。 もう一人の俺は、俺が無理やり閉じ込めた。 何故って? 心が死んでるから。 「あいつ」はもう何も感じないんだ。 「幸せ」も、 「不幸」も、 「苦労」も、 「楽」も、 「苦痛」も、 「喜び」も、 「悲しみ」すら感じなく為っちまったんだ。 自分に与えられた『運命』に、耐えられなくなって。 今じゃあ、ただの 機械。 「あいつ」の心は消えた。 突然だけどお前らにとって『しあわせ』って何だ? …すまんな。 突然聞かれても困るよな…。 今回は、ちょっと「あいつ」の昔話を聞いてもらいたくてここに来たんだ。 別に強制って訳じゃない。 聞きたくない人は、聞かなくて良いさ。 それでも俺は構わない。 誰かが聞いてくれているって思うでけでも、俺と「あいつ」は十分だから…。 お前はきいてくれるのか…。 はじめに言っておくが、この話が本当か嘘かどうか。 どう思うかはお前の自由だ。 俺には昔、『ギコ』ていう名の兄貴が居たんだ。 この台詞間違ってる? 間違ってないんだけどな…。 兄貴は、外国で生まれた。 ちなみに俺はここで生まれたからな。 兄貴は小さいときからその国でずっと暮らしてた。 (兄貴とは親父が違います。が、何か!?) 兄貴は祖母ちゃんに育ててもらってたらしいんだ。 俺が兄貴の存在を知ったのは、七つのときだったけなぁ…。 その国には何度かいったことがある。 けど、皮肉なことに兄貴のことはよく知らない。 何故なら、言葉は通じないし、俺の親は何も教えてくれなかったからだ。 なんとなくだが、年は10くらい離れていただろう…。 兄貴は俺にとても優しかった…。 今までに無い幸せを感じた。 どうしてだろうな。 突然兄貴がこの世から居なくなったんだ。 俺が九つのときだ。 学校から家に着いたとき、とても重い空気が漂っていたんだ。 家の中は真っ暗で、奥の部屋には、母が居た。 泣いてた。 心底悲しんでた。 傍には兄貴の写真があったんだ。 けど、その写真は普通の写真じゃないんだ。 兄貴の「腕」が写ってないんだ。 明らかに不自然なその写真。  昔、母に聞いたとき、腕はちゃんとあるって言ったいた。 俺には『霊感』があるんだなって、思った。 その後いろいろとそっちで怖い体験をしたから嘘じゃない…。 余談失礼…。 まあ、とにかく俺はそれを見て状況を判断した。 兄貴が死んだってこと。 原因は事故死。 謝罪はしてもらえなかなったらしい…。 それからだ。 俺はかなりの暴行を受けた。 少しでも、母の気に食わなければ、叩かれる。殴られる。 終いには刃を向けられたさ。 俺が言うことを聞かないって事にも一理あるがなww 親父には黙ってた。 うん。 もうこの時から「あいつ」は誰も信じられなくなってたんだ。 学校では、悪餓鬼だった。 自分より弱いやつの心に傷をつけてやる。 一生ものの深い深い大きな傷をつけてやるんだ。 自分と同じ、苦しみを悲しみを味あわさせてやるってね。 そんな俺にも、好きな香具師が出来たんだ。 『つー』って名前だった。 そのころの俺は流石に心を入れ替えて大人しくしてたさ。 うれしいことに、母の暴行もなくなってた。 そいつは頭が良くて、俺とは違い友好的だった。 俺は、正直諦めてたよ。 友達って言える香具師は誰一人として居なかった。 こんな俺が、結ばれると思う?? 残念なことに、 結ばれちまったんだよ。 運命の悪戯ってのかな? 結ばれたは結ばれたでよかったんだ。 けど、やっぱり結ばれない香具師って居るじゃん。 それに、俺がその土地からはなれることになったんだ。 つーとすごせるのは後一日になったころだ。 失恋してて、幸せになって行く俺を見て変に嫉妬していた香具師が「お別れ会を開く」とか言い出したんだ。 正直ふざけんなって思った。 そいつとは友達でもなんでもない。 あっちが、勝手に友達だと思い込んでいるだけなんだぜ。 でもな結局、つーと話し合って、行くことにしたんだ。 その日ははっきし言って最悪。 主催者が一人で騒いでおじゃんだ。 二人の時間を汚されたようだった。 その帰りのことさ。 初めて言われた言葉。 「好きだ。愛してる。」って 親にも言われなかった。その言葉。 泣いた。 つーが居なくなった後で、馬鹿みたいに泣いた…。 そして今。 こうして、ここに、お前らに会えたんだ。 その日から俺は「あいつ」を閉じ込めた。 変われる。 この日を境に大きく変われると思った。 けど、無理だった。 現実はそう甘くない。 毎日、毎日がとてもつらい。 新しい学校へ行けばいじめの標的。 いつも無視、悪口を吐かれる。 誰もわかってくれない。 俺のつらさを…――。 なあ…誰か、俺を暗闇から引き出して。 最終的には俺も死んじまう。 心どころじゃなくなる。 つらい、もう逃げたいよ。 この現実と言う世界から、消え失せたい。 嗚呼…「あいつ」が俺を殺そうとしてるんだな。 じわじわと俺を…。 くそ…。 「あいつ」はどんなことも出会いも無にしてしまうんだな…。 最後に一つ…。 『しあわせ』って何だろう ---- 一作目からかなり間が空いてますがキニシナイ; ちなみに、これも愚痴からきていたりします(ぁ これも無修正で投下(ここに) 書きながら、しあわせについてマジで考えた作品。 答えは自分なりに『今を生きれること』だと出ました。 答えは人によって違うと思います。 ぜひ、考えてみてください。 損をすることではないと思うのでw ---- 何か言いたいことがありましたらドゾ↓ - 幸せ -- CHIBA (2007-04-30 21:19:20) - フサっていう人は、心も体も悲しんでたんだね。生きがいを本当に失いつつあったのかもしれない。わたしにとっての幸せは、そういうときに、身近で支えてくれる人がいることかな。フサにも、もう一度、チャンスがやってくるはず。その地で嫌われていても、世界には何百億人も味方がいるんだから…。 -- CHIBA (2007-04-30 21:21:15) #comment &counter()
『運命』 誰もが神から与えられた『運命』を背負っている。 運命は時には心強い味方にもなってくれる。 けど、時にはとても残酷だ。 挨拶が遅れちまったな。 俺はフサ。 こんな馴れ馴れしい喋り方だけど、多めに見てやってくれないか? ついでに言うと、俺はこいつのもう一人の俺なんだ。 うん?意味が分からない? …簡単に言えば裏人格ってことだな。 もう一人の俺は、俺が無理やり閉じ込めた。 何故って? 心が死んでるから。 「あいつ」はもう何も感じないんだ。 「幸せ」も、 「不幸」も、 「苦労」も、 「楽」も、 「苦痛」も、 「喜び」も、 「悲しみ」すら感じなく為っちまったんだ。 自分に与えられた『運命』に、耐えられなくなって。 今じゃあ、ただの 機械。 「あいつ」の心は消えた。 突然だけどお前らにとって『しあわせ』って何だ? …すまんな。 突然聞かれても困るよな…。 今回は、ちょっと「あいつ」の昔話を聞いてもらいたくてここに来たんだ。 別に強制って訳じゃない。 聞きたくない人は、聞かなくて良いさ。 それでも俺は構わない。 誰かが聞いてくれているって思うでけでも、俺と「あいつ」は十分だから…。 お前はきいてくれるのか…。 はじめに言っておくが、この話が本当か嘘かどうか。 どう思うかはお前の自由だ。 俺には昔、『ギコ』ていう名の兄貴が居たんだ。 この台詞間違ってる? 間違ってないんだけどな…。 兄貴は、外国で生まれた。 ちなみに俺はここで生まれたからな。 兄貴は小さいときからその国でずっと暮らしてた。 (兄貴とは親父が違います。が、何か!?) 兄貴は祖母ちゃんに育ててもらってたらしいんだ。 俺が兄貴の存在を知ったのは、七つのときだったけなぁ…。 その国には何度かいったことがある。 けど、皮肉なことに兄貴のことはよく知らない。 何故なら、言葉は通じないし、俺の親は何も教えてくれなかったからだ。 なんとなくだが、年は10くらい離れていただろう…。 兄貴は俺にとても優しかった…。 今までに無い幸せを感じた。 どうしてだろうな。 突然兄貴がこの世から居なくなったんだ。 俺が九つのときだ。 学校から家に着いたとき、とても重い空気が漂っていたんだ。 家の中は真っ暗で、奥の部屋には、母が居た。 泣いてた。 心底悲しんでた。 傍には兄貴の写真があったんだ。 けど、その写真は普通の写真じゃないんだ。 兄貴の「腕」が写ってないんだ。 明らかに不自然なその写真。  昔、母に聞いたとき、腕はちゃんとあるって言ったいた。 俺には『霊感』があるんだなって、思った。 その後いろいろとそっちで怖い体験をしたから嘘じゃない…。 余談失礼…。 まあ、とにかく俺はそれを見て状況を判断した。 兄貴が死んだってこと。 原因は事故死。 謝罪はしてもらえなかなったらしい…。 それからだ。 俺はかなりの暴行を受けた。 少しでも、母の気に食わなければ、叩かれる。殴られる。 終いには刃を向けられたさ。 俺が言うことを聞かないって事にも一理あるがなww 親父には黙ってた。 うん。 もうこの時から「あいつ」は誰も信じられなくなってたんだ。 学校では、悪餓鬼だった。 自分より弱いやつの心に傷をつけてやる。 一生ものの深い深い大きな傷をつけてやるんだ。 自分と同じ、苦しみを悲しみを味あわさせてやるってね。 そんな俺にも、好きな香具師が出来たんだ。 『つー』って名前だった。 そのころの俺は流石に心を入れ替えて大人しくしてたさ。 うれしいことに、母の暴行もなくなってた。 そいつは頭が良くて、俺とは違い友好的だった。 俺は、正直諦めてたよ。 友達って言える香具師は誰一人として居なかった。 こんな俺が、結ばれると思う?? 残念なことに、 結ばれちまったんだよ。 運命の悪戯ってのかな? 結ばれたは結ばれたでよかったんだ。 けど、やっぱり結ばれない香具師って居るじゃん。 それに、俺がその土地からはなれることになったんだ。 つーとすごせるのは後一日になったころだ。 失恋してて、幸せになって行く俺を見て変に嫉妬していた香具師が「お別れ会を開く」とか言い出したんだ。 正直ふざけんなって思った。 そいつとは友達でもなんでもない。 あっちが、勝手に友達だと思い込んでいるだけなんだぜ。 でもな結局、つーと話し合って、行くことにしたんだ。 その日ははっきし言って最悪。 主催者が一人で騒いでおじゃんだ。 二人の時間を汚されたようだった。 その帰りのことさ。 初めて言われた言葉。 「好きだ。愛してる。」って 親にも言われなかった。その言葉。 泣いた。 つーが居なくなった後で、馬鹿みたいに泣いた…。 そして今。 こうして、ここに、お前らに会えたんだ。 その日から俺は「あいつ」を閉じ込めた。 変われる。 この日を境に大きく変われると思った。 けど、無理だった。 現実はそう甘くない。 毎日、毎日がとてもつらい。 新しい学校へ行けばいじめの標的。 いつも無視、悪口を吐かれる。 誰もわかってくれない。 俺のつらさを…――。 なあ…誰か、俺を暗闇から引き出して。 最終的には俺も死んじまう。 心どころじゃなくなる。 つらい、もう逃げたいよ。 この現実と言う世界から、消え失せたい。 嗚呼…「あいつ」が俺を殺そうとしてるんだな。 じわじわと俺を…。 くそ…。 「あいつ」はどんなことも出会いも無にしてしまうんだな…。 最後に一つ…。 『しあわせ』って何だろう ---- 一作目からかなり間が空いてますがキニシナイ; ちなみに、これも愚痴からきていたりします(ぁ これも無修正で投下(ここに) 書きながら、しあわせについてマジで考えた作品。 答えは自分なりに『今を生きれること』だと出ました。 答えは人によって違うと思います。 ぜひ、考えてみてください。 損をすることではないと思うのでw ---- 何か言いたいことがありましたらドゾ↓ - 幸せ -- CHIBA (2007-04-30 21:19:20) - フサっていう人は、心も体も悲しんでたんだね。生きがいを本当に失いつつあったのかもしれない。わたしにとっての幸せは、そういうときに、身近で支えてくれる人がいることかな。フサにも、もう一度、チャンスがやってくるはず。その地で嫌われていても、世界には何百億人も味方がいるんだから…。 -- CHIBA (2007-04-30 21:21:15) #comment   [[TOP]]  [[短編TOP>短編]]

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