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「別世界」(2007/08/28 (火) 17:31:12) の最新版変更点
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弟者と共に扉を通り抜け、ここに来たのは良いものの…
「……。」
足の下の在るはずの地面が、はるか下に在るのは何故?
「ウハwwテラワロスwwってこんなことしてる場合じゃねぇ!!」
やはり俺の体は吸い込まれるように落ちて行く――
「うわあぁぁあぁああ!!!!」
ズモッ!!
ズ、ズモ!??
んなことより頭が地面に(ry
:
:
~小一時間後~
「はぁ…、何なんだここは…。」
見たところここは果てしなく続く荒地。
人は一人としていない。
信じられんな…。今はコツコツ言ってるこの地面に俺の頭が(ry
それと、結構高いところから落ちたのに、大きな怪我はなし。傷一つもない。
「不思議だな…。」
そうこうしている内に、真上から悲鳴が聞こえてきた。
え?
ドカアァァン!!
「いたたたた…。あ、兄者!?平気か?」
平気なわけあるか、このたわけ。
お前の体重と衝撃で死ぬかと思ったんだぞ…。(効果音違ってたし。)
「どいてくれないか…。重いんだが…。」
「ス、スマン!!」
そう言うと弟者はようやく背中からどく…。
「はあ…、どうしてこう俺ばっかり…。」
「ん?何か言ったか兄者?」
「何でもない。ところでお前が振ってくる前に何かにぶつかったような…。」
それを聞くと弟者はあれをどこからか取り出す。
「そうそう、近くにコレがあったぞ。」
取り出したそれは、俺の、俺の…
「FMV!!」
俺は弟者から愛機のPCを奪い取ると、自分でも何故分からないが弟者の周りをくるくる回り始めた。
「うざいぞ兄者。」
「気にするなぁ♪わ~い♪FMVだ~♪」
「確かにうざいな。」
風を切る音と共に聞こえた声――
カキィイン!!
「いくらなんでもいきなり攻撃は酷いだろ。」
俺は気づけばFMVを変化させた(?)先がギザギザした剣で攻撃を防いでいた…。
「やっぱりな。思ってた通りだ。」
そいつは武器を下げ、三歩ほど後ろに下がった。
「誰だお前は。」
弟者が問いかける。
そいつはにっこり笑ってこう言った。
「安心しな、俺は敵じゃない。本能でつっこみたくなっただけさ。
俺の名はエメラルド。お前らを迎えに来た。」
「迎えに来た?どういうことだ。」
弟者がいつにもない口調でエメラルドに問いかけてる。
エメラルドっていうこの香具師は、ネーノ族で、背には緑と青の四つの羽根。
それに、左目と左腕にに傷がある。そして尻尾がかなり長い。
にこやかに笑っているのを見ると、敵ではないらしい。
「詳しくは、俺の家で話したいんだ。だから俺について来てくれないか?」
弟者がどうする?と言いたそうな目で見てくる。
俺はコクンとうなずいた。
「別に構わないが、一つ教えてくれ。」
「ん?何だ?」
俺はFMVを変化させたこの剣―雷層刃とでもしておこうか。
雷層刃をエメラルドが見える位置に持ってきてこう言った。
「この雷層刃は、元はPCだ。それと、俺たち二人はかなり高いところから落ちてきた。それなのに傷は一つもない。 ここはどこだ。」
それを聞くと弟者が驚きながらもつっこむ。
「あ、兄者。頭でも打ったか。言ってることがアホすぎる。」
するとエメラルドが弟者の目の前に手を出し、落ち着けと合図を送る。
「流石だな。でもそんなことに気が付くなんてお前やっぱ頭打ったんじゃないのか?
確かにここはお前たちが居た、三次元じゃない。
異次元だ。」
やっぱりな。
俺は雷層刃をPCに戻した。
弟者は驚きで目を見開いていた。
「なんだと思われ…。この町は…。」
驚きで思わず声が出た。
あちらこちらに腐りかけた死体の山がある。
「気にすんじゃねーよ。後に片付くからよ。」
当たり前のようにエメラルドがそう言う。
俺はマイクラで見慣れてるからいいとして、弟者の方は顔が明らかに真っ青だった
マイクラ(マインドクラッシャー)
ブラクラの一種で、相手にグロ画像を見せる。(モーター男など*心臓の弱い方は見ちゃ駄目ですよ。
「着いたぞ。」
ここは、あまり目立たない裏路地。
俺たちの目の前には、現代と何も変わらない普通の一軒家。
家の門辺りに付いてて、名の書いてあるアレ。なんて言うんだっけ?
とにかく俺はアレを(?)見た。
「便…利屋?」
俺のこの声に気が付くとエメラルドはこう言った。
「そうだ。俺たちは『便利屋』を営んでる。『何でも屋』みたいな感じだと思ってくれても構わないぜ。」
すると、弟者がいつもの様につっこんだ。
「たち?他に誰か居るのか?」
エメラルドは、ああと頷くとその家の中に入っていった。
「ただいま帰りましたぁ!!」
性格が豹変した…?
家の中は真っ暗だった。
すると向こう側から誰かが駆け寄ってきた。
「遅かったじゃないかエメラルド!」
こいつの見た感じはモララー族、ペンダントを下げている。
「ごめんな千。こいつらがもたもたしてるもんでよ。」
千と呼ばれた男が俺と弟者をチラッと見る。
「お前らが、あいつの言ってた兄弟か。」
あいつ?あいつって誰だ?
そう聞きたいがそこは企業秘密ってやつがあるだろう。
「それはいいとしてどうしてこうも暗いんだ?」
確かに気になった。
「ああ、これはな地方の仲間から電話が来て、突然キレてさ、回線通してこの家全体に電流を流しやがったんだ。時期に回復するさ。」
「またあいつか…。いい加減にして欲しいよなRには…。」
回線通して停電!?流石、異次元と言った所だな…。
本来ならここで弟者がつっこみを入れるはずなのだが、何故か黙っている…。
「紹介が遅れたな。俺はここ便利屋リーダーの千。でこっちは相棒のエメラルドだ。よろしくな。」
千が手を差し伸べて来た。
俺は千の手を握り返した。
「俺は兄者。でこっちは弟の弟者だ。よろしく。」
明かりがチカチカと点滅した。
電力が回復したらしい。
「お前たちには話すことが沢山あるんだ。こっちへ来てくれ。」
そう言うとエメラルドは奥の部屋へと向かう。
俺たちはエメラルドに着いて行った。
豪華な部屋。客間だろうか。
千がイスに座れと手で合図する。
「で、俺たちに何用だ。」
弟者が口を開く。
エメラルドが一枚のチラシを見せてきた。
「明後日、この町『ヴィカンテス』で大きな大会があるんだ。これにお前たちが出て欲しい。」
小さな沈黙が走る。
俺は言い返した。
「その前に、何故お前ら二人俺らのことを知ってるんだ?」
千がエメラルドをチラッと見る。
エメラルドがコクンと頷くと、エメラルドはこの部屋を出ていった。
「お前たちに紹介したい人がもう一人居るんだ。」
ガチャリとドアが開く。
出てきたのは、エメラルドともう一人。
それは…。
「(ようこそ、はじめまして。僕はシーン。預言者です。)」
シーンと名乗ったこの男。
右耳はA耳。そして首にはシンプルな首飾りが――。
シーンは目を細めて弟者に向かってこう言った。
「(貴方、弟者さんですよね。)」
シーンはまだ俺たちが誰かを知らないはず…。
いいや、エメラルドが教えたってのもあるか。
弟者は驚いた様子で、そうだが…、と言う。
「(これ差し上げます。今後きっと役に立ちますよ。)」
シーンが差し出したのは、銀色っぽい腕輪だった。
「あ、ありがとう…。」
いいえ、とだけ言うとこの部屋を出て行った。
「まぁつまりは、シーンに教えてもらったんだ。あの荒地にお前たちが落ちてくるってな。一人はアホで、もう一人は普通だってな。」
カチンッ
そんな俺に気づいた弟者はモチツケと声をかける。
今度は千が言った。
「さあ、まずこの世界について話そうか。」
この世界は俺たちが居た三次元ではなく、いつ何が起きてもおかしくない異次元。今、俺が知っているのはこれだけ。
千が語りだす。
「この世界はお前たちが居た三次元とは違う。ここは異次元なんだ。それはエメラルドから聞いたよな。」
弟者は間を置いて、ああ、聞いたぞ。と言う。
・・・
「まず、この世界を作り出したのは俺たちと同じ三次元出身だ。」
―…同じ?
「どういう事だ?」
俺は千とエメラルドに問いかける。
この質問にはエメラルドが答えた。
「そうだ。まだ言ってなかったな。
俺たちも、とある理由でここ、異次元に迷いこんだんだ――。」
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弟者と共に扉を通り抜け、ここに来たのは良いものの…
「……。」
足の下の在るはずの地面が、はるか下に在るのは何故?
「ウハwwテラワロスwwってこんなことしてる場合じゃねぇ!!」
やはり俺の体は吸い込まれるように落ちて行く――
「うわあぁぁあぁああ!!!!」
ズモッ!!
ズ、ズモ!??
んなことより頭が地面に(ry
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~小一時間後~
「はぁ…、何なんだここは…。」
見たところここは果てしなく続く荒地。
人は一人としていない。
信じられんな…。今はコツコツ言ってるこの地面に俺の頭が(ry
それと、結構高いところから落ちたのに、大きな怪我はなし。傷一つもない。
「不思議だな…。」
そうこうしている内に、真上から悲鳴が聞こえてきた。
え?
ドカアァァン!!
「いたたたた…。あ、兄者!?平気か?」
平気なわけあるか、このたわけ。
お前の体重と衝撃で死ぬかと思ったんだぞ…。(効果音違ってたし。)
「どいてくれないか…。重いんだが…。」
「ス、スマン!!」
そう言うと弟者はようやく背中からどく…。
「はあ…、どうしてこう俺ばっかり…。」
「ん?何か言ったか兄者?」
「何でもない。ところでお前が振ってくる前に何かにぶつかったような…。」
それを聞くと弟者はあれをどこからか取り出す。
「そうそう、近くにコレがあったぞ。」
取り出したそれは、俺の、俺の…
「FMV!!」
俺は弟者から愛機のPCを奪い取ると、自分でも何故分からないが弟者の周りをくるくる回り始めた。
「うざいぞ兄者。」
「気にするなぁ♪わ~い♪FMVだ~♪」
「確かにうざいな。」
風を切る音と共に聞こえた声――
カキィイン!!
「いくらなんでもいきなり攻撃は酷いだろ。」
俺は気づけばFMVを変化させた(?)先がギザギザした剣で攻撃を防いでいた…。
「やっぱりな。思ってた通りだ。」
そいつは武器を下げ、三歩ほど後ろに下がった。
「誰だお前は。」
弟者が問いかける。
そいつはにっこり笑ってこう言った。
「安心しな、俺は敵じゃない。本能でつっこみたくなっただけさ。
俺の名はエメラルド。お前らを迎えに来た。」
「迎えに来た?どういうことだ。」
弟者がいつにもない口調でエメラルドに問いかけてる。
エメラルドっていうこの香具師は、ネーノ族で、背には緑と青の四つの羽根。
それに、左目と左腕にに傷がある。そして尻尾がかなり長い。
にこやかに笑っているのを見ると、敵ではないらしい。
「詳しくは、俺の家で話したいんだ。だから俺について来てくれないか?」
弟者がどうする?と言いたそうな目で見てくる。
俺はコクンとうなずいた。
「別に構わないが、一つ教えてくれ。」
「ん?何だ?」
俺はFMVを変化させたこの剣―雷層刃とでもしておこうか。
雷層刃をエメラルドが見える位置に持ってきてこう言った。
「この雷層刃は、元はPCだ。それと、俺たち二人はかなり高いところから落ちてきた。それなのに傷は一つもない。 ここはどこだ。」
それを聞くと弟者が驚きながらもつっこむ。
「あ、兄者。頭でも打ったか。言ってることがアホすぎる。」
するとエメラルドが弟者の目の前に手を出し、落ち着けと合図を送る。
「流石だな。でもそんなことに気が付くなんてお前やっぱ頭打ったんじゃないのか?
確かにここはお前たちが居た、三次元じゃない。
異次元だ。」
やっぱりな。
俺は雷層刃をPCに戻した。
弟者は驚きで目を見開いていた。
「なんだと思われ…。この町は…。」
驚きで思わず声が出た。
あちらこちらに腐りかけた死体の山がある。
「気にすんじゃねーよ。後に片付くからよ。」
当たり前のようにエメラルドがそう言う。
俺はマイクラで見慣れてるからいいとして、弟者の方は顔が明らかに真っ青だった
マイクラ(マインドクラッシャー)
ブラクラの一種で、相手にグロ画像を見せる。(モーター男など*心臓の弱い方は見ちゃ駄目ですよ。
「着いたぞ。」
ここは、あまり目立たない裏路地。
俺たちの目の前には、現代と何も変わらない普通の一軒家。
家の門辺りに付いてて、名の書いてあるアレ。なんて言うんだっけ?
とにかく俺はアレを(?)見た。
「便…利屋?」
俺のこの声に気が付くとエメラルドはこう言った。
「そうだ。俺たちは『便利屋』を営んでる。『何でも屋』みたいな感じだと思ってくれても構わないぜ。」
すると、弟者がいつもの様につっこんだ。
「たち?他に誰か居るのか?」
エメラルドは、ああと頷くとその家の中に入っていった。
「ただいま帰りましたぁ!!」
性格が豹変した…?
家の中は真っ暗だった。
すると向こう側から誰かが駆け寄ってきた。
「遅かったじゃないかエメラルド!」
こいつの見た感じはモララー族、ペンダントを下げている。
「ごめんな千。こいつらがもたもたしてるもんでよ。」
千と呼ばれた男が俺と弟者をチラッと見る。
「お前らが、あいつの言ってた兄弟か。」
あいつ?あいつって誰だ?
そう聞きたいがそこは企業秘密ってやつがあるだろう。
「それはいいとしてどうしてこうも暗いんだ?」
確かに気になった。
「ああ、これはな地方の仲間から電話が来て、突然キレてさ、回線通してこの家全体に電流を流しやがったんだ。時期に回復するさ。」
「またあいつか…。いい加減にして欲しいよなRには…。」
回線通して停電!?流石、異次元と言った所だな…。
本来ならここで弟者がつっこみを入れるはずなのだが、何故か黙っている…。
「紹介が遅れたな。俺はここ便利屋リーダーの千。でこっちは相棒のエメラルドだ。よろしくな。」
千が手を差し伸べて来た。
俺は千の手を握り返した。
「俺は兄者。でこっちは弟の弟者だ。よろしく。」
明かりがチカチカと点滅した。
電力が回復したらしい。
「お前たちには話すことが沢山あるんだ。こっちへ来てくれ。」
そう言うとエメラルドは奥の部屋へと向かう。
俺たちはエメラルドに着いて行った。
豪華な部屋。客間だろうか。
千がイスに座れと手で合図する。
「で、俺たちに何用だ。」
弟者が口を開く。
エメラルドが一枚のチラシを見せてきた。
「明後日、この町『ヴィカンテス』で大きな大会があるんだ。これにお前たちが出て欲しい。」
小さな沈黙が走る。
俺は言い返した。
「その前に、何故お前ら二人俺らのことを知ってるんだ?」
千がエメラルドをチラッと見る。
エメラルドがコクンと頷くと、エメラルドはこの部屋を出ていった。
「お前たちに紹介したい人がもう一人居るんだ。」
ガチャリとドアが開く。
出てきたのは、エメラルドともう一人。
それは…。
「(ようこそ、はじめまして。僕はシーン。預言者です。)」
シーンと名乗ったこの男。
右耳はA耳。そして首にはシンプルな首飾りが――。
シーンは目を細めて弟者に向かってこう言った。
「(貴方、弟者さんですよね。)」
シーンはまだ俺たちが誰かを知らないはず…。
いいや、エメラルドが教えたってのもあるか。
弟者は驚いた様子で、そうだが…、と言う。
「(これ差し上げます。今後きっと役に立ちますよ。)」
シーンが差し出したのは、銀色っぽい腕輪だった。
「あ、ありがとう…。」
いいえ、とだけ言うとこの部屋を出て行った。
「まぁつまりは、シーンに教えてもらったんだ。あの荒地にお前たちが落ちてくるってな。一人はアホで、もう一人は普通だってな。」
カチンッ
そんな俺に気づいた弟者はモチツケと声をかける。
今度は千が言った。
「さあ、まずこの世界について話そうか。」
この世界は俺たちが居た三次元ではなく、いつ何が起きてもおかしくない異次元。今、俺が知っているのはこれだけ。
千が語りだす。
「この世界はお前たちが居た三次元とは違う。ここは異次元なんだ。それはエメラルドから聞いたよな。」
弟者は間を置いて、ああ、聞いたぞ。と言う。
・・・
「まず、この世界を作り出したのは俺たちと同じ三次元出身だ。」
―…同じ?
「どういう事だ?」
俺は千とエメラルドに問いかける。
この質問にはエメラルドが答えた。
「そうだ。まだ言ってなかったな。
俺たちも、とある理由でここ、異次元に迷いこんだんだ――。」
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