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このお話は、沢山の板が存在する2ちゃんねるで起こったミョーなお話。
たった一人を除いては、誰も知らない、ミョーなお話です……。

春の日差しが心地よいこの頃。
開拓された山の公園で、二人は走って遊んでいた。
「モララー! はーやーくモナー」
かなり遠くから棒読みで聞こえてきたモナーの声。親友の声にモララーは垂れていた頭を上げる。モララーの顔は笑みを浮かべながら顔が引きつっていた。
「……人の気持ちも考えろ、馬鹿」
バテバテになりながらもモララーはなんとかモナーに追いつく。
しかし、一方のモナーはまだ走り足りない様子だった。片足ずつ上げたり下げたりしている。
「あの……さ、少し休みたいんだけど」
「却下します。子供は風の子、だから風のように走り抜けるモナよ!」
そういいながらモナーは走り出す。
何か違うような、とモララーは違和感を覚えていた。モララーは再びモナーに視線を移す。流石学校一速いだけあった。数秒後、二人の距離はかなり開いていたのだ。

モナーは走るのを止めなかった。やがては見えなくなる。
「どうやらアレをアンポンタンというらしい」
違うか、と自分の頭を一回ぽんと叩いた。
思ってもいなかった頭の痛さに苦笑いしながら天を見上げた。
空に広がる花吹雪。
もう春なんだなあ、とモララーは実感した。
「足の遅いモララー君、ギコの家行かない?」
遠くに居るはずのモナーの声が近くで聞こえたのでモララーは顔を下げた。モララーの目の前でモナーはニヤニヤしていた。
「べ、別にいいけど……でもどうして?」
「なんでって、一人で走ってもつまらないから」
「悪かったな」
モララーは頬を膨らませながらギコの家にへと歩き出した。数秒遅れてモナーも隣に並んだ。
その瞬間、周りの桜の木々が、いっせいに揺れはじめた。


数分後、なんだかんだで二人はギコの家に到着する。
「や、やっと着いた……」
モララーは膝に手をつけてため息をもらした
息が切れている。どうやら走ってきたらしい。
「遅いモナ!」
そういいながら、家の後ろからモナーが出てきた。
お前のせいだよ、と思いながらモナーをにらみつけた。
「ところでモナー。チャイム押さないのか?」
するとモナーは親指を突きたて、モララーに合図を出した。
この合図は二人の間では『いたずらしよう!』という意味が込められている。
この状況から考えられるのは、よく餓鬼共がやっている『ピンポンダッシュ』というもの。
用もなしにチャイムを鳴らして、逃げるというものだ。
モナーに引きずられ、モララーも良くやっていたが、毎回、怒られるのはモララーだけであった。
「一人でやってて欲しいんだからな・・・」
モララーはモナーから目をそらし、チャイムを鳴らす。
モナーはその瞬間どこかに逃げ去ってしまった……。

しかし、数分待っても誰も出てくる気配がなかった。
逃げたはずのモナーも、今はモララーの隣に居る。
「留守なんじゃ・・・」
「いや、そんなはずはないんだからな。今日家に来いとか言ってたし」
二人はどうしても諦めきれないため、代表してモララーがもう一度チャイムを鳴らそうとした。
しかし、その時だった。
中から何か変な気迫のようなものがこちらに迫ってきているのが何となく分かったのだ。
「イヤーな予感がするんだけど気のせいかな。なぁ、モナーどう思あqwsでrftgyふじこlp;@!!」
ドアを突き破ってきた何かがモララーに突き刺る。モララーは訳が分からずにニヤニヤと笑みを浮かべながらどこかに吹っ飛んでいってしまった。


それから、一時間後。モララーが吹っ飛んで一時間後。
モナーはギコの家の近くでのんびり昼食を取っていた。
「モララー何処まで飛んで行ったんだろ……」
そういいながらも助けに行かないモナーは、遠方から何かこちらに迫っているのを見つけた。
そしてそれは、モナーの後ろに建っているギコの家の壁に突き刺さった。
「アハハ……」
壁に突き刺さったモララーは、失神寸前だった。

相変わらず三人の間には沈黙が続いている。
「ミョー」
モララーに突き刺さっていた物体は奇妙な声を上げながら地面に転がり落ちた。そして耳らしきところを伸ばして体を起こすと、モナーを見つめた。
「バーヤ、バーヤ」
モナーは何かに気がついたようにはっと目を見開く。そしてぶつぶつと何かを必死に唱えていた。
「ねぇ、モララー」
「あわ?」
モララーは地面にうつ伏せになっていた。見るからにぐったりしている。
モナーは苦笑いしながら言った。
「着いて来い、って言っているモナ」
「ふぇ? ふいふぇふぉい?(え? 着いて来い?)」
モララーは回らない頭と回らない舌を懸命に動かしていた。
モナーが試しに一回殴ると、モララーは突然飛び起きた。
「嫌だっ! 僕は遠慮させてもいますからね!」
モララーは先ほどとは比べ物にならない速さで走っていった。
さっきまでは泡を吹いていたはずなのに。
もちろん、モナーはあの奇妙な生き物とともに後を追いかけた。

―小一時間後―

「はぁ、はぁ・・・。」
走りつかれたモララ―はその場で腰を下ろして、下を向いた。
少なくとも、三、四キロは走っただろう。
「ここまで・・くれば・・だいじょうb・・・。」
顔を上げたモララーはまた、魂が抜けそうになった。
目の前にはギコと思われるあのAAが立っていた。
「ミョ―、ミョ―。」
「おまえいつのまに・・・。」
「おーーい、モララー。」
向こうから、モナ―が走ってくる。
「びっくりしたモナよ。モララ―がいきなり走り出したから。」
モナーはモララーのとなりに腰を下ろした。
モララーは何とか落ち着こうと、また下を向いた。
(これは夢かもしれない・・・。)
だが、どう考えてもこれは夢とは思えなかった。
モララーは顔を上げ、冷静な口調で言った。
「モナーにしては遅かったな。」
「あぁ、君は早いモナ。モナの負けだモナ。」
モナーはギコと思われるAAを見ながら、笑った。
(負けたって競争してたのかよ。)
「さてと・・・。」
モナーは立ち上がった。
「行くモナよ、モララー。」
「行くってどこへ?」
「バーヤ、バーヤ。」
「ほら、あの子が着いて来いって言ってるモナ。」
見ると、ギコと思われるAAはすでに歩き出している。
「だから俺は用事があるって・・・。」
「だめモナ。モララーも一緒に着いて来いってあの子が言ってるモナ。」
「そうなの・・・? なぁ、モナー、なんであいつの言ってることがわかるんだよ」

「モナにもよくわからないモナ。ただそんな感じがするモナ。」
「ふーん・・・。」
「さぁ、行くモナ。」
モナーは、モララーの腕をつかみ、引っ張りながら言った。
モララーは仕方なく立ちあがった。
「ねぇモナー。一つ聞いていいかな? 何であんなに走った後なのにそんなに元気なの?」
モナーは、モララーへと顔を向ける。
「モァ?」

「………モ、モナァァア!!?」
モララーはそう叫びながらモナーの体を揺さぶる。
「っは! モナはいったい・・・」
モララーはホッとして妙化してたよと教えると、ギコと思われるAAに体を向けこう聞いた。
「君の名前は何なんだい?」
けれどやっぱりギコ(?)はミョーと答えるだけだった。
そこに翻訳氏のモナーが登場!!
「ってか何時からモナは妙なギコの翻訳しになったモナ!?」
つっこまれた……。
「ま、まあとにかくお前は『妙なギコ』って言う名前なんだな。」
妙なギコはコクンとうなずく。
「何だかわいいところもあるじゃん。」
モララーは一歩妙なギコに近づいた。同時に妙なギコは一歩後ずさった。 
「ねぇ、妙なギコ……何か言いにくいな。よし、君の名前はミョーギコだ!」
そうモララーが言うと妙なギコは顔色を変えた。
「バ、バカー!」
モナーがさっそく翻訳。
「こ,こっちにくんなこの変体AA。って言ってるモナ…。」
流石のモララーもこれには怒ったようでどこからかナイフを取り出した。
「な、変体に変体って言われたくないんだからな!」
「ちょ、落ち着くモナ!!」
「バーヤ。バーヤ。」

こうして、この先がかなり不安な三人の長い長い物語は始まったのだった。


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