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  もしお前に憎い香具師がいたなら恨んでやれ。
  もしお前に嫌いな香具師がいたなら突き放せ。
  もしお前が心を深く傷つけられてそいつを恨んでいるなら心をズタズタにしてやれ。


  もしお前に呪い殺したいほど恨んでいる香具師がいるなら。

  存在をこの世から消してやれ。




「や、やめろ……お願いだから」
  男の目の前には銃が向けられている。銃の持ち主の少年は大きな笑みを浮かべていた。男の目の中で少年の顔は揺れていた。
「依頼だ。恨むならそいつを恨め」
  少年は指を引こうとしたが、そこに男の声が割り込んできた。少年の指はピタリと止まった。
「頼む! 俺にはもうすぐ一つになる子供が居るんだ!」
  少年はにやけながら銃を下ろした。そしてポケットから一枚の紙切れを取り出す。
「ばぁか。お前のことは前もって調べてあるんだ。奥さんすらいねぇくせに、どうやって子供を作るんだよ?」
  男は舌打ちした。男の額に汗が溜まる。
「流石は殺し屋」
  ポツリと言った男に、少年は当然だと鼻で笑った。
  少年は再び銃を男に突きつける。男は自分の運命を受け入れてのか、静かに目を閉じた。

  しばらくの間、真っ暗闇の世界には銃声と悲鳴だけが響いていた。



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