神卓戦線 序2章 水神勧誘2 [リュウト 春夏秋冬]

春夏秋冬 : (両者対峙――
春夏秋冬 : (着物をはだけさせ――余分な帯紐を咥えて結び、襷掛け
リュウト : (和服眼鏡男児。その手に取り出したるは扇子
リュウト : オクターン生まれオクターン育ちのまがいもん。
リュウト : シーラ育ちに見せるにゃあちょっと気恥ずかしい格好だが、
リュウト : 多文化を受け入れる神様って事で多めに見てくれると嬉しいねえ。(扇子構えて笑む
春夏秋冬 : 良いじゃないか、粋ってもんだよ(ぐ、ぐっと結びを確認して
春夏秋冬 : さぁて 幻楽、遊来! 画匠が一人! 字を春夏秋冬(ひととせ)! (大筆を取り出し
春夏秋冬 : (派手に回し、地面に ドン!) いざ、尋常に収め奉る!!
リュウト : 真の名を君に開示する。(眼鏡上げ
リュウト : 水の属性神リュウト。全土の水を流るる神。
リュウト : 神前試合。宜しく奉る。
春夏秋冬 : ――っ(ビリビリ
春夏秋冬 : 応ともッ!!!(得体の知れない恐怖を、噛み殺す
リュウト : (その叫びに呼応し、
リュウト : (春夏秋冬の四方を取り囲み扇子を振り下ろすリュウトの立ち姿
春夏秋冬 : ――っふ!(鼠子のような残像で隙間を縫って離脱
リュウト : 嗚呼、(離脱した先に先回りしている"本物"の肉体
春夏秋冬 : 下弦、黒肋(くろあばら)!!(大回転――周囲に斬撃
リュウト : 水月斬、下弦の太刀(扇子を振るう―後追いの水の刃が斬撃を吸収する
春夏秋冬 : っへ、簡単に洗い流してくれるもんッ だッ!!(吸収した先に重ねる墨の斬撃
リュウト : 簡単じゃあ無いねえーこの肉体の全力で対抗させてもらうよっ!
リュウト : 水月斬、上弦の太刀!(扇子を前へ振るう―水の斬撃が墨へと放たれる
春夏秋冬 : (対消滅 弾けるように消える
リュウト : 神技-(扇子を口元に寄せ
リュウト : -明鏡止水(宣言と同時に姿を消す―
春夏秋冬 : ――、(大筆を地面に突き刺して、小筆6本を指に挟んで構える
リュウト : ―(空気中の水分一つ一つを彩色し、風景を作り出す。そこに"何も居ない"事を描く。
リュウト : ―(右方向へ移動しながら距離を取る―歩みを進める度、周囲の空気を彩色していく
春夏秋冬 : 六光――筆調べ――!(辺り一帯の地面に幾重もの重なった”色”が広がる
リュウト : ―(受肉体"清野ユウト"唯一の魔人技を、神の力を持って昇華した神技―
春夏秋冬 : 錫杖・大花火! 大・幕・蘭!!(地面から吹き荒れる虹色の花弁――辺り一面を染め上げる
リュウト : ――っ!!
リュウト : (染め上げられ―春夏秋冬の"色"がリュウトの"彩色"を上書きする
リュウト : 誰にも見破れない神技―なハズなんだけどねぇ…?
春夏秋冬 : ――ッ、(刺さった大筆に水面蹴り――筆が派手に回転し、円を絵描く
春夏秋冬 : そこォッ!!!(描かれた三つの円から黒龍砲
リュウト : 不味いねぇ―!(黒龍砲を身に受ける
リュウト : (粉々に砕け散るリュウトの姿、後ろに回り込んで襲いかかるリュウトの姿、すんでの所で回避するリュウトの姿が、
春夏秋冬 : ったく!(回転する大筆を掴みアッパー 筆の大壁が競り上がり攻撃を防ぐ
リュウト : (それぞれ同時に描かれ、左肩を抑えてその場に立つ"本物"の肉体の姿も視認出来る
リュウト : (大壁に掻き消されるリュウトの偽影
春夏秋冬 : 多勢無勢は得意ってもんさ!(大筆を上空へ投げ、小筆を構える
リュウト : 全く…良いとこ無しだねぇーあんたの前だとこの神技も、(右手で扇子構えて
春夏秋冬 : 八光万麗――(交差した腕を思い切り振るい
リュウト : (扇子を開き、
春夏秋冬 : 虹孔雀!!(偽影、空虚関係なく辺り一面に8属性ビーム
リュウト : (開いた扇子を素早く眼前で一周
リュウト : 水月斬、新月の太刀!(ビームを吸収霧散させる深く暗い水球防壁を生成
春夏秋冬 : (ビームの威力は控えめ、減衰偏光される
春夏秋冬 : 守ったってこたァ――(バック宙しながら跳び上がり、黒墨壁の裏へ
春夏秋冬 : 画竜――(落下しながら壁に紋を描き、筆を咥え
リュウト : (空気中の水分に着色。肉体の隣にリュウトの姿を描く
春夏秋冬 : 裏 荒 び ッ!!(極大黒竜が飛び出し、リュウト目掛けて突撃
春夏秋冬 : ”そこ” なんだろッ!?(反動に両腕が振り上がる
リュウト : ―くっ、やっぱりねぇ(嬉しそうに笑み
リュウト : (居ない筈の"本物"に直撃する極大黒竜
リュウト : ぐっっ、(姿を表し、吹き飛ばされ、地を滑る
春夏秋冬 : っは――(どんどんと心の臓が打ちやがる ムリもないさね
春夏秋冬 : (あんな大技、祭で殿様に頼まれたってしやしないさい
春夏秋冬 : っふ――(呼吸も惜しい、 さぁ――) どうだ!! 神様!(あたしの技は――)
リュウト : っ(喫茶の公園の端まで吹き飛ばされ、
春夏秋冬 : 連ね重ね――乱れ雪月花 ァ!!(”神様”に届くのかい――!?
リュウト : っは、(地を叩き、笑みを浮かべて立ち上がる
春夏秋冬 : (白い花が空中に咲き――埋め尽くされていく
リュウト : (白の花束を見上げて
春夏秋冬 : (光ビームの掃射 光の柱が地面を流すように覆い尽くしていく
リュウト : 見事。(扇子を閉じる
春夏秋冬 : (落ちてきた大筆をキャッチし、揮う――(重っ――
リュウト : ―(半月の太刀では防ぎようもない。大業な技よ。
リュウト : ――(光の柱に呑まれる
春夏秋冬 : どうでぃ! べっかんこうってな!(ヘヘっと
リュウト : 「全く…見事としか言いようがないねえー」
リュウト : 「シーラの技術か、あんたの独自の技術か…筆を使う戦闘か…雅で、そして強い。」
春夏秋冬 : っへ、まるで無傷じゃないか、お世辞並べてくれてんのかぃ!?(声に辺り軽快しつつ
春夏秋冬 : ((警戒
リュウト : 「描く軌跡によって幾多もの技を放てるとはね…いや、こんな綺麗な戦士がいるのは想定外だよ。」
リュウト : (春夏秋冬の前に、
リュウト : (現れ、笑顔で喋るリュウトの姿―――を空気に彩色したモノ
リュウト : ("本物"のリュウトの肉体は公園の入り口でぶっ倒れている
春夏秋冬 : ……掴み所のない御神体サマだね?
リュウト : 「おっと、」(手をかざし、
リュウト : 「もう君の目にはバレてるのはわかってるんだが、ここは気づかない優しさが欲しい。」
リュウト : (空中に描かれたリュウトが喋りを続ける
春夏秋冬 : ……、(ふーー、と長く呼吸を整える
リュウト : 「こうして虚勢を張って喋るのが精一杯ってとこでねぇー」
リュウト : 「普段は滅多に攻撃の当たらない肉体に、あの攻撃のラッシュだもんだ。」
リュウト : 「肉体の方は暫くあの場で守護の取り込みに勤しむよ。」
春夏秋冬 : …きな臭い言い方だね。体に引っ張られた、ってことかい?
リュウト : 「いや、肉体が悪かったとかそういう事を言いたいんじゃあないさ。勘違いさせたら謝るよ。」
リュウト : 「あんたを最初に驚かせ―そしてあんたに一発で見破られた神技-明鏡止水は魔人と神の合作技。」
リュウト : 「あの肉体で磨き上げた他の技とも合わせれば、他の神をも超える―と思ってたんだが、」
リュウト : 「どうやら難敵は意外な所に潜んでたみたいだねえー。」
春夏秋冬 : …最初に見せてくれたろう? そいつで助かったようなもんさ
春夏秋冬 : 風景そのままを描く、ってのは、実際人ができるもんじゃない。
春夏秋冬 : まぁ、相性が良かったんだろうねぇ。知ってたから対処できたものの それ事態は神の御業ってやつだよ
リュウト : 「おっと。どうやら気を使わせちまったみたいだねえー」
リュウト : 「良いって良いって。能力者同士武芸者同士の戦闘は常に相性が憑き物。」
リュウト : 「雅なあんたの技は水の神様をも真正面から打ち倒した。それだけの事さねぇー」
春夏秋冬 : (体は貼り倒せたけど、心はまるで健在、か
春夏秋冬 : (届いたんだか、届いてないんだか……
春夏秋冬 : ま、そういうこともあるか!(ははっと
リュウト : 「ところで。」
リュウト : 「まさかとは思うが…八属性全部使えそうだが…」
春夏秋冬 : ぁあ? まぁ…そうなるね?
リュウト : 「他の神の代理戦士になる―って事は、無い、よねえー?」
春夏秋冬 : あー…… そうか、そういう話にもなるのかい、カミサマ。
春夏秋冬 : 確かにあたしぁ、闇が一番アクが強いからねぇ(頭掻きながら
リュウト : 「闇はやめときな。邪神に借りが返せなくなるからねえー。」
リュウト : 「いや、もっと正直に言うよ。」
リュウト : 「水神リュウトの代理戦士になってくれないかねぇー?春夏秋冬さん。」
春夏秋冬 : ……それ、あたしを打ち負かしてから訊きたかったね(バツ悪そうにじと目で
リュウト : 「おっと、耳が痛いねえー」(扇子をべしっと自分の頭に当て
春夏秋冬 : あんた、その神様連中の中じゃ下の方なのかい…?(心配そうに
リュウト : 「ままま、落ち着け。歴史や有名度じゃあそこまで下位って事も無いかもしれないかもねえー」
リュウト : 「タイマンの実力でもまぁー神同士のタイマンは決着がつかない組み合わせが多いかもしれないしねえー」
リュウト : 「そんなに下位じゃあないかもーいあー・・・」
春夏秋冬 : …、(はぁー、と息を吐いて頭をわしわし
春夏秋冬 : てんで仕方ない神様だねぇ、放っとけないたらあらしない
リュウト : 「おや?」
春夏秋冬 : いいよ、水神サマ。あたしがアンタの験担ぎしてやろうじゃないか?
リュウト : 「おーっと!こいつぁ嬉しいご返答だこった」
春夏秋冬 : ただし、やるからにゃぁ勝つよ? 下克上たぁ唆るじゃないか。
リュウト : 「おうともさ。今回の代理戦争じゃあある程度の神の加護は認められてる。」
リュウト : 「おいらの実力は…さておき…おいらの支援能力にゃあ期待してくれても良いねぇー」
春夏秋冬 : 随分光栄な話だね? 期待してるよ神様
リュウト : 「おうともさ。信徒の期待に答えるのが神様のお仕事さ。」
春夏秋冬 : それで…何か交わしが必要なのかい? 覚書やら血印やら
リュウト : 「おいらの所は生贄のいらない宗派でねぇー」
リュウト : 「強いて言えばオクターンの港で水打ちでもしてくれれば土地神様の信仰が高まるってもんさねー」
春夏秋冬 : 水打ちねぇ……(うーん、と
春夏秋冬 : あいわかった! (二の腕をパシッと) オクターンに行こうか。
春夏秋冬 : あたしが虹と飛沫で絵を描いてやる。それをあんたとの門出にしようじゃないか?
リュウト : 「良いねえ! あんたは最高に気が利いてるねぇー」
春夏秋冬 : そうと決まれば往くよ! ほら…って体はあっちだったか
春夏秋冬 : (完全にのびてる体を回収――というか紐で括り付けて背負う
リュウト : (回収される体を見守る空気彩色体
春夏秋冬 : まったく世話の掛かる神様だね、、っと
春夏秋冬 : そら往くよ水神様。確か鉄車(バス)があったろう?
春夏秋冬 : (ぶつくさ言いながら喫茶を後にする一人と一人と一人?
春夏秋冬さんが退室しました
リュウトさんが退室しました

タグ:

ログ 2018 1Q
+ タグ編集
  • タグ:
  • ログ
  • 2018
  • 1Q

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2018年02月06日 13:17