バレバレ・バレンタインep1 無自覚小生意気 [忍奉 ラヴィ いのり ミア]

忍奉さんが入室しました
忍奉 : (新しくラミネートしたものを店の外と、店の中の目立つところに設置したり貼り付けしたり)
忍奉 : やれやれ、季節モノは強いね…強い…これ(告知の設営が終わり バレバレバレンタインの告知である)
忍奉 : どれぐらいの範囲が対象になってるんだろうねぇ、あっはっは
忍奉 : 生憎と私は仕える者がいる身、さて職場の皆に義理チョコを配る用意をしないとね…
忍奉 : …そうだ、いいことを考えた。これはいいアイディアだ。なんか今、チョコ神から電波が飛んできた気がするけど
忍奉 : (店内の半分が急にカーテンで覆われ、なにかしらのチョコ的作業が行われた──
忍奉 : (── 一夜あけると、喫茶店の飲食スペースが半分になっている!
忍奉 : さすがセントラなんかに好き好んで店を構えてる内装業者は仕事の速度が違う
忍奉 : (なんということか、カーテンに覆われたその中はゲスト用の拡張厨房である!!
忍奉 : 今回の件で店の厨房使いたがる人、増えるかもしれないけどこれで安心安心…
忍奉 : まあ私は店員なので遠慮なく厨房の方を使わせてもらおう(スィーっと消えて
忍奉さんが退室しました
ラヴィさんが入室しました
ラヴィ : (…喫茶店、入って右 店内を遮るカーテンの奥から甘い香りが漂ってくる)
ラヴィ : …湯せん…湯せんってこれでいいのかしら…
ラヴィ : 一般的生活基盤における贈与物と仮定した場合…これを型にいれて…
ラヴィ : …でも喫茶だし…そうだ、甘いときにしょっぱさがあると美味しかった気がする…(何かざっぱざっぱ投入される音
ラヴィ : …あれ…そもそもこのチョコって甘いのかしら…砂糖も入れるべき…?…
ラヴィ : まあ試作だし入れて考えましょう…魔術の基本はトライアンドエラー…あっ蓋が
いのりさんが入室しました
いのり : (カランカラン(ごく普通に入店してくる ごく普通の格好の男
ラヴィ : (カーテンに遮られた、見えないエリアが喫茶にある
ラヴィ : …チョコは甘いものだからセーフ。でもこのままだと溶けないし…レンジに入れれば溶けるかしら
いのり : うん、(普段と違う装飾の店内 普段と違う特設コーナー
いのり : まさにイベント時って感じだ。(立ち込める甘い香りに、何か楽しげに
ラヴィ : (チーン )…おかしい、こんなはずでは…
ラヴィ : やはり湯せんが間違ってたんだわ…カカオから作らないと… …コーヒーみたいに挽けばいいのかしら
いのり : やあ、誰かいるようだね。様子を見ても?(仕切り越しに声を掛ける
ラヴィ : とりあえずこれはこれで削って…(真剣に何か没頭してるらしく、珍しく気づいてない
ラヴィ : どうせ義理チョコ…ハートは嫌ね…星型…(カリカリ
ラヴィ : 星…文字スペースが少ない…「ぎり」って描ければいいか…
ラヴィ : …そうだ、こういうときは…
いのり : …ん(よくよく聞くと聞き覚えのある声
ラヴィ : おいしくなーれ…♪おいしくなーれ…♪(クリームで文字かき
ラヴィ : そう、ようは料理は気持ちの問題…おいしくなーれ…♪おいしくなーれ…♪
いのり : …(何か奮闘を察して
いのり : (気付かれぬようそっとテラスに移動する
ラヴィ : …できた。…でもただのチョコだと…やっぱり魔術的に何か付与…
ラヴィ : いえ、これは料理だし…いくら喫茶といっても…そう、一般的生活基盤が大事…
ラヴィ : …生肉にチョコってあうのかしら
ラヴィ : …まあ包装は要らないわね…タッパーで…試作だしね…
ラヴィ : (… … …)
ラヴィ : ふぅ(超クールな顔でカーテンを開き、出てくる)
ラヴィ : (私はバレンタインイベントなど微塵も気にしていないし、仕方なくやってるんだ顔)
いのり : (テラスで悠々カプチーノタイムしてる
ラヴィ : ッ!       (スーッとテラスに向かい)あら、奇遇ね?
ラヴィ : (※エプロン外し忘れてたまま)
いのり : やぁ(片手を上げてラヴィに柔く笑む
ラヴィ : ブライダル・コンサルタントさん。こっちにも居るんだったわね
いのり : そうそう。こっちで会うのは初めてかな?
いのり : まあ、此処に来るのも、――大分――久しぶりの事なんだけど。(笑って
ラヴィ : 私もよ。全く、伝説の喫茶だっていうのにバレンタイン一色で…浮かれすぎだわ
いのり : あはは、まあ、ボクはだからこそ来た…って部分も大きいけどね。
ラヴィ : ええ、そんな気配は感じたわ。なにせ繁忙期でしょうね、12月からここまでは
いのり : あはは、ホワイトデーまでは一気に駆け抜けるよ。それに…今年は何やら面白い事も起こったようだし。
ラヴィ : よかったわね、ばっちり私も当事者入りよ。話してあげましょうか?
いのり : そうなんだ?是非ゆっくり聞かせてくれると嬉しいな。(どうぞ、と対席を示して
ラヴィ : その“面白いこと”…神卓戦争について、ね(腰に手をあて 肉球柄のエプロン
いのり : まぁ、世界の歪みとその修正でこの事態…(頭上の数字を差し)っていうのも気になるし、面白い所なんだけど、
ラヴィ : (テラスの対席に座り、ノンシュガーのコーヒーを注文して)神卓のほうは…
いのり : まずはその根幹になった何かがあるんでしょう。ボクは外側からしか知らないからさ。
ラヴィ : (知っている範囲でかくかくしかじか らびらび (゚∀゚)ラヴィ!!と説明)
ラヴィ : …そんなわけ。根幹というか原因は知らないけどとにかく他の代理を倒す。
ラヴィ : チョコのほうは、ふふ、そうね。私は特に気にしてはいないけれど、こんな
ラヴィ : あからさまにわかるように。仕方なく参加してあげるつもりよ。
いのり : ―…なるほど、ねぇ。(一通り話を聞き
ラヴィ : ええ、ご理解いただけたかしら?以前話したかもしれないけど、バディには憧れていても
ラヴィ : それはイベントで強制されるものではなく、運命論者ではないのだけれど、そう
ラヴィ : 偶然に起こり出会うべくして、そういう関係になるものだと私は思っているのよ(普段の倍ぐらい台詞が多い
ラヴィ : でもこれも話したかもしれないけれど、戦闘が足りないからこその代償感情的なもので…
ラヴィ : そう、でも仕方なくとはいえ参加するなら、お世話になった人にチョコを渡すのはいいことね
ラヴィ : あなたもどうやら巻き込まれているようだし、あげましょうか?ふふ、それとも愛咲なら不要かしら?
いのり : まあ…あまりこう、露骨にされると尻込みするっていうのはあるよね。
ラヴィ : ええ、全くね…(届いたコーヒーをズズーッ…と
いのり : でも、この強制っていう理由が、何かしら物事が動く切っ掛けになればいいなと思うよ。
いのり : 職業柄。 種族柄かな?(笑って)
いのり : さてまて、ボクとしてはとても気になるね。ラヴィさんのチョコレートは。
ラヴィ : (ピタ と一瞬止まり 何事もなかったかのようにカップを置いて)
いのり : ほら、まさに奮闘中だったようだし。(笑って、ラヴィの恰好―エプロン姿!を指すように
ラヴィ : …義理でしか渡さないわけだし、ええ、きになるようならあげても
ラヴィ : よ く て y(ん?と身体みて
ラヴィ : ……
ラヴィ :    …( ふぅ、やれやれといった顔で
ラヴィ : レインコートだけでは寒い季節だから、エプロンなんかつけてしまったわ
いのり : まあ、冬だからね。バレンタイン。(変わらぬ笑みのまま
ラヴィ : (そそくさと外して)まあ、ええ、でも作ってたかもしれないけれど、気にすることはなくてね
ラヴィ : その、一般的生活基盤における季節企画の実効性について魔術的考察など
ラヴィ : していたのよ、だから何でも無いのよ?
いのり : あはは、まあ…話を聞く限り今年のバレンタインは「世界の歪みを正す為」にもなる、わけなんだから。
ラヴィ : !(我が意を得たりといっためっちゃ感心した顔して)
ラヴィ : 流石、愛咲…これが超一流…
いのり : それこそ「仕方無く」で構わないんじゃないかな?それでボクに渡すかどうかは任せるけれど。(あはは、と
ラヴィ : そう、成程ね、なるほどだわ、そういう理由ならば「仕方無く」も仕方ないことね、ええ(うふふ、と
いのり : そうそう、まずは渡す事だよ。事の運び次第では来年も…って思えるかもしれないしね。
いのり : 強制お試しキャンペーン!って気分でやってみたらどう?
ラヴィ : まったく、本当に仕方ないイベントね…ああ、でも渡すのはもう少し後ね
ラヴィ : この私が魔術に関して半端なものを考えるわけにはいかないからね?
いのり : チョコレートは魔術、か。あはは、良い響きだし的を射てそうだ。
ラヴィ : 最近の研究では、チョコレートは毒の一種…ただ、毒というのはヴァースでは“毒属性”っていうのは分類が無くて
ラヴィ : 無属性や水属性に便宜上わけられている。そこについてきっと見解が広がるし、うん、お試しにしてはメリットが多いわね
ラヴィ : そういえば特設厨房があったわね、そういう理由なら私が別に居ても不思議では、無い
いのり : 体内に取り込むと特殊な作用を及ぼす…ってね。ラヴィさん、水属性は得意分野そうだしね。
ラヴィ : そうね、専門といってもいいわ。…
ラヴィ : ま、チョコに関しては楽しみにしているといいわ。義理だけどね、おたがい1カウントで
ラヴィ : いわゆるWin-Winというやつだわ
いのり : あぁ、もちろん期待してるよ。(笑って
いのり : 言霊とかね、色々込めてみたらいいんじゃないかな。
ラヴィ : ( … ) うふふ、まさかそんな。それはもう魔術的ではなく呪術的よね?
ラヴィ : 料理も魔術も工程が全て、言霊だなんてそんな非ィ魔術的なこと
ラヴィ : 私がするはずがあろうものでしょうか?…いえ、違う。するわけがないのよ?
いのり : うーん、詠唱魔法とはまた違うって事なのかな?(なんかラヴィの様子に笑って いつも笑ってるが
ラヴィ : ええ、違うわ。詠唱は世界に呼びかけるもの、もしくは自身の魔力を効率よく形にするもの…まあ
ラヴィ : 確か、あらかじめ創られた魔法を解放する、鍵魔法なんてものもあった気がするけど…
ラヴィ : 流派によって違うわ。…そろそろ、ちょっと出かけようかしら
いのり : へぇ、やっぱり色々あるんだね(素直に関心して
いのり : そっか。行ってらっしゃい。
ラヴィ : またね、それじゃ(街の市販品調査にいくらしい 立ち上がり、早足に
ラヴィ : (…去ったあとには、忘れ物 “思いだけは込められた”[ダークソルトスターチョコ]が置いてあった
ラヴィさんが退室しました
いのり : (片手挙げて見送り
いのり : (ふと気付く ラヴィの席に残されたタッパー
いのり : 
いのり : 強い魔力を感じる…(真顔で
いのり : (とはいえ放っておくわけにはいかないので(席を立ち
過塩黒星さんが入室しました
過塩黒星 : (ダークソルト・スターチョコから“食べてもいいんじゃよ”オーラが滲み出ている…
過塩黒星 : (見た目は手の平に収まってしまう星型のシンプルなチョコレート 「ぎり」と下手クソな字が描かれている
いのり : (店員に預けるという真っ当な選択…をしようとタッパーに手を伸ばし―た所で、過塩黒星<チョコレート>が呼び掛けてくる―!
過塩黒星 : (一口サイズといえば一口サイズ とても思いが込められている
過塩黒星 : (ゴ ゴ ゴ ゴ
いのり : ……!(何か陰影の濃いタッチになり
いのり : … … …(恐る恐るタッパーの蓋に手を伸ばし パカ
過塩黒星 : (何故か少しスパイスの香りがする どこかで嗅いだことがある
過塩黒星 : (…ターメリックである!
過塩黒星 : (なんとなく隠し味で知っている調味料を入れてしまう、料理も魔術も工程が全てなのに
過塩黒星 : (やらかしてしまっている汎用例である!
いのり : …何故!?(反射で出た反応
いのり : …(だが、何故か避けられない…そんなオーラが出ている…!
過塩黒星 : (グググ…愛咲よ…食え…食ろうてしまえ…)
いのり : (恐る恐る手を伸ばし、“思いだけは込められた”[ダークソルトスターチョコ]を一つ摘み上げ
いのり : …ふっ(目を閉じ穏やかに笑って
いのり : (ぱくり。(一口
過塩黒星 : (── 海
過塩黒星 : (広大なりや海。母なり。つまり母性。包み込んでくる暖かさ。
過塩黒星 : (どこまでも沈んでいく気分なのに何故か暖かい これが…海…
いのり : ―― (ああ、海―――……
いのり : (潮だよ。
過塩黒星 : (…という思いだけであって、現実には塩の塊が溶けずに入っていたり、人工甘味料…
いのり : (口に入れてるので何も言えないが 心の中で一言  突っ込まずにはいられなかった
過塩黒星 : (色々やばかったが海の幻覚が全てを洗っていった 母なる…もの…
いのり : ………(吐き出すとかそんな真似はできないので ただ静かに そう、広く深く凪いだ海と共に
過塩黒星 : (ありがとう…愛咲いのり…これで成仏できる…
過塩黒星 : (願わくば…次は塩分控えめで作られたいな…
いのり : (口の中でまったりゆっくり溶け、過ぎ去るのを待―――過ぎ去らない――なんか塊残った――なんだこの風味一体何入ってるんだ―――
過塩黒星 : (あと甘味だからってガムシロ入れるのは違うからね…アイスティーじゃないんやで…
過塩黒星 : (思いが溶け、そしてあとに残ったのは増えたカウントと
過塩黒星 : (口の中の氷砂糖であった
過塩黒星さんが退室しました
いのり : … … … ………―――(テーブルにガクリと倒れ伏す
いのり : (さようなら過塩黒星。さようなら、愛咲いのり――
???さんが入室しました
いのり : (無言でテーブルに突っ伏している
??? : (意識が混濁してしばらく――ふと、ほろ甘い香り シナモンと、チョコ?
いのり : …… … …
??? : (ふぅ、と息をついて
??? : 「らしくないですよ、いのり様?」
いのり : ―、(ピク、と
???さんが退室しました
ミアさんが入室しました
いのり : (僅かに薄目を開ける 霞んでよく見えない
ミア : 優雅にお茶を嗜まれる――それが貴方の印象でしたが
ミア : これでは認識を改めねばなりませんね(腰に手をつき、傾げてやれやれと
いのり : ――、…(テーブルに手突いて、顔を上げる
いのり : うーん、……もしかしてボク、本当にあっち側に行ったのかな。チョコで。
いのり : もしくは……未だボクは混濁の最中かな?
ミア : 面白い冗談ですね。このまま完食されます?
いのり : それは本当に地獄に行きそうだから―…(立ち上がって
いのり : 冗談で済めばボクとしても嬉しいんだけどね?(ミアと対面して
ミア : …、はぁ……全く、貴方という人は……(なんとも言えない表情で
いのり : ……。(ミアを見て
ミア : 、とりあえず、それでも飲んでください。少しはお口直しになるかと
ミア : (湯気がほのかに甘い香りを運んでくる マグカップにホットミルク
いのり : あぁ、うん。それじゃ遠慮無く。(席に座り直して
いのり : (ホットミルクに口をつける。よっぽどやばかったらしい
ミア : (シナモンと、胡椒が一振り入っている 香りと味が喉に優しい
いのり : ふぅ。(一息 落ち着けて
いのり : …無事だったんだ?(笑わず尋ねる
ミア : …よく言いますね、いのり様。 ええ、お陰様で。
ミア : 先日、やっと復帰した身ですが、話は訊いておりました。
ミア : 貴方も、あの場に居たのでしょう、いのり様。
いのり : …。ま、はぐらかしてもしょうがないか。(困ったように笑い
ミア : まぁ、私は覚えてないですからね。 ですから、お久しぶり、ということになるのでしょう(ふぅ、と
いのり : まぁ、いたよ。あはは、流石に死ぬかと思った。(笑って
いのり : ボクの方も君の安否を知らなかったものだから。
いのり : 随分気を揉んだよ。 ま、思ったよりも元気そうで何よりだ。
ミア : ……ええ。……そうですね。
ミア : 流石に、例の仕事の継続は一旦取りやめになりましたが
ミア : この力も無事戻り、怪我も治り……こうしてここに戻ってくることが出来ました。
ミア : ええ、いつもの日常のように、です。いのり様。
ミア : きっとそれは普通ではありません。ええ、普通なら、もう此処に居ません。
いのり : …うん。そうだね。
いのり : だけど、今はこうして、何故だか当たり前みたいに平和で。
いのり : ボクは今、それにとてもほっとしているよ。
ミア : …ええ、そうですね。
ミア : ……(何か言い出そうとして、やめて
いのり : 君の方はどうなのさ?何だか少し、戸惑ってるようにも見えるけど。
ミア : それは…そうかも知れませんね。 何せ、久々ですから
いのり : それは、何が?(あえて尋ねるように
ミア : そ……れは、色々です。 色々。
ミア : 久々の職場復帰を言い訳にするつもりはございませんが(ふぅ、とため息 手はずっと腰に
いのり : あはは、まあ、人間として当然の反応だよ。いい事じゃない(笑って
いのり : と、いう事、は。これからも此処には来るのかな?
ミア : はい。またお世話になります。
ミア : …と言いますか、ヘルプも預かっておりまして。 なんでも、チョコ作り始動が何とか
ミア : ((指導
いのり : あぁー、臨時キッチンとかその辺の関係か。何やらえらい事になったからね。
ミア : まだ正式に話を伺っておりませんが…まぁ、そういうことなのでしょう
いのり : なぁるほど。(なんとなく店内、臨時キッチンの方を見て
いのり : …ふぅ、(何か息を吐いて
いのり : …なんだか拍子抜けしちゃったなぁ?(首筋に手を当てて、ミアの方を見ず
いのり : オニールもあんなになってしまったし、流石に色々と…覚悟したっていうのも変だけどさ。
ミア : ……
いのり : ………ま、元気そうで良かったに尽きるか。(笑って
ミア : …………
ミア : もう、無理だと思っていました。
いのり : …(ミアを見て
ミア : ですから、ええ……何から申せば良いか、わかりませんが(指先がマグカップを持つ手に触れて
ミア : ありがとう、いのり様(自然と口角が緩んで
ミア : おかげで、助かりました(差し込む夕日も、何もない 微笑んでいるのがよく見える
いのり : ―…(ミアの微笑を、真面目な顔で見て
いのり : ……どういたしまして。(柔らかく笑う
いのり : …なんて、まああの時一番大暴れしたのはアルニラム=コンフェット君だから、彼にも感謝しないとね?(軽い調子で
ミア : ええ、そうですね。彼にもお礼を伝えておきます(次の瞬間には冷静ないつもの表情
ミア : (手には空になったマグカップ
いのり : ボクが化けたのも彼だから(嫌いだから)、力のおおよそは彼のだし。
ミア : ……それはまぁ、随分なご趣味ですね(半目で
ミア : …お下げします。 いつものカプチーノにされますか?
いのり : その方が出力良いんだから合理的選択だよ(なんかのたまいつつ、
いのり : あぁ、うん。ありがとう。お願いできる?
ミア : 畏まりました。他にご注文は?
ミア : それとも……そのカウントでも増やされます?(半目で頭上の”1”を見遣って
いのり : おや。
いのり : 注文しないと貰えない?(冗談っぽく、口元に手当てて笑って
ミア : ええ。買いかぶりですよいのり様。義理でもきちんと注文頂かないと(手のひらを仰向けにやれやれと
いのり : はぁい。(笑って
いのり : じゃあ、カプチーノ請けに合うやつを一つお願いします。(注文
ミア : 畏まりました。少々お時間をいただきますね?(会釈し、厨房の方へ
ミア : これは……随分本格的ですね(ゲスト用厨房見つつ
ミア : お客様と一緒に…? ええ、それでは使い慣れておいた方が良さそうですね。ええ(厨房で会話しつつ、特設側へ
ミア : (ふぅむ、と口に手を当て考える まぁ何なり揃っているし、何なら最新調理家電もある
いのり : (何か特設キッチンの方にやって来る
ミア : (何か何でも食べ慣れてそう…開き直って簡単に用意できるものを…
ミア : (オーブンを温めようと弄ってた所で――)――いのり様?
いのり : あぁいや、こっち側(特設キッチン)でやるんだなって思ってさ。(手にはカプチーノ
ミア : ええ、何でもお客様のご支援をするように、との事ですので(チョコをくだき、ボウルに入れていく
いのり : 新鮮だしちょっと見てようかなって。―あぁ、企業秘密なんて言うなら退くけどね?
ミア : ……あまり褒められた趣味ではないような気もしますが(じと目
ミア : まぁ、いいでしょう。お待たせしているのも何ですからね(ふぅ、と 冷蔵庫の方へ
ミア : (バターだけで十数種類入っている お菓子作り専用なだけある!
いのり : あはは、まあ気負わずに。 義理なんでしょう?(笑って
ミア : ええ、それはもう(ポウフェナ産、ポウフェナ産……
ミア : (いのりの方を見ずに返事、いくつかバターを取り出しにらめっこして、一個を選別
ミア : (生クリームも選別して反対側のボウルの方へ
ミア : しかし、いのり様の場合は食べ慣れていそうですね?(小鍋で生クリームを温め、チョコを湯煎で溶かし混ぜつつ
いのり : まぁ…、職業柄そういう事になるかな?(ブライダルコンサルタント。特注スイーツとかなんかそういうのには縁深い部類
ミア : …普通の義理しか作りませんからね?
いのり : そんな。批評もダメ出しもしないよ?(眉下げ笑いで
ミア : (手慣れて作業を勧めていく、ガナッシュ、メレンゲ――
いのり : 楽しみにしてるとこだよ。 普通の義理を。
ミア : (超高性能冷凍庫 瞬間凍結 に一部のガナッシュを型入れして凍らせ
ミア : そうなると、作るのも手慣れているのでは?(ココアパウダーとメレンゲを混ぜつつ
いのり : いやいや。全く出来ないって事も無いけど、作るのは専門じゃないからさ。
ミア : (型に流し込み、冷凍ガナッシュを中に入れ、オーブンへ
ミア : お好きなスイーツは? 無ければ木苺辺りにしますが(オーブンセットして何かまた小鍋出してる
ミアさんが退室しました
いのりさんは退室されたようです
ミアさんが入室しました
ミア : ((スイーツ→フルーツ
いのりさんが入室しました
いのり : んー、チョコの中身なら君にお任せしようかな?素の好みなら白桃とか好きだけど
いのり : チョコに合うかはよくわからないしさ。
ミア : 白桃ですか。…まぁ、合わなくもないでしょう(熱湯と氷水用意して 
ミア : (ストッカーから白桃、白桃……
ミア : …それにしても、何でも揃いますね、ここ(オルカ産なら年中旬で美味。少々高い
いのり : 本当にそうだよね。各地域のあらゆる食材が揃ってる。喫茶の不思議の一つらしいけど(リクエスト通りに出てくるのを見て
ミア : (パパッと湯剥きして刻んで鍋に入れてグラニュー糖を入れて煮込んで――
ミア : それを堪能する食通が訪れないのは、何だか勿体無いですね(戦闘狂ばかり、とため息
ミア : (オーブンの鈴がなり――戸を開けると甘い包むような香りが厨房に広がる
ミア : (熱を逃してるすきに皿を準備 白い角皿に、白桃のソースを盛り付けていく
いのり : (立ち込める香りにぉぉ、と
ミア : (スプーンで落として、刷毛で流して――天使の羽根をえがいて
ミア : (オーブンからカップサイズのそれを取り出し、皿に盛り付け
ミア : (残った白桃を添えて、軽く粉糖を振るったら――) はい、できあがり
ミア : (「フォンダン・ショコラ ~いのりのワガママ・白桃ソースを添えて~」
いのり : ぉぉー(ぱちぱちぱち、と
ミア : お付き合いいただきありがとうございます、では席へ(わざとらしく微笑んで
いのり : うん(カプチーノ持って素直に席へ移動
ミア : (小洒落たクロスを敷き、デザートにフォーク、ナイフとセッティング
ミア : ではどうぞ、お召し下さいませ(形式張って会釈
いのり : これは――普通の義理っていうか、立派な義理だね。(目の前の完成された一皿を見て
いのり : (十字を切って短い祈り
ミア : お褒めいただき光栄です。(すっと下がり、厨房の方へ
いのり : ぁ。(去っていくミアを少し予想外げに見送り
ミア : (何やら厨房でまた何か準備している様子
いのり : (…前はクッキーも作ってたけど、お菓子作りは、好き、なのかな?(店員だから料理の心得はある、にしても立派な一皿を見て
いのり : まぁ、余り暴きたがるのもアレか。(何か小声で呟いて
いのり : いただきます。(ナイフとフォークを持ち、フォンダンショコラを口に運ぶ
ミア : (いわゆる暖かいスイーツ。チョコ生地に生チョコをつけて、その食感と暖かさ故の濃厚な香りと甘さを楽しむ一品
ミア : (急遽添えた白桃ソースを付けると、さっぱりとした甘味と酸味でまた違った風味を覗かせる
いのり : (ナイフを入れるととろけ出してくる温かな生チョコ。チョコ生地と共に口に入れると濃厚な味わいが口一杯に広がる
ミア : (戻ってくるメイド店員 トレイには小皿に盛ったバニラアイス
いのり : (質の良い新鮮なフルーツを使ったソースで味にアクセントが加わり、一層の味わい深さを堪能できる
ミア : バニラアイスです。一緒に食べるとまた違った風味を楽しめますよ?
いのり : ぉ、いいね。ありがとう。(素直に嬉しそうに
いのり : というかこれ、本当に美味しいね。
いのり : 店で出てもおかしくない…まあ店で出てるんだけど。
ミア : お口に合ったなら幸甚です。これも、(メイドの)嗜みですので(瞑目して会釈 満更でもなさそう
いのり : お菓子作り、好きなのかい?(結局訊く
ミア : …いのり様?(怪訝に眉をひそめ
ミア : (そう、いのりなら判るはず――これも、そういったことの為に鍛えた能力だと
いのり : 嗜みと言われたらそれまでだけど、前にも、(アイスが溶けないうちにショコラの上に乗せつつ
いのり : 振舞ってくれた事があったな、と思ってさ。
ミア : ……、(解った上で訊いたのなら、と深読みして少し考える
ミア : ……ええ、何もお菓子に、というわけではございませんが。
ミア : 好きなのでしょう。……こうやって作ったものに、偽りは無いのですから
いのり : …何だろうね。君がそうして必要の為に選んだ物事の中にも、
いのり : どこか指向性があるように、ボクには思えるからさ。
いのり : それが無意識の集合だとして。うん。そうだね、いいじゃない。(何か一人納得して笑って
ミア : ……いわゆるクセがあると?
いのり : いいや。きっと君は料理が好きなんだよ。
ミア : 、(虚を付かれて
いのり : とと、(溶けないうちにアイスと共にショコラを口に運ぶ
いのり : うん。文句無しに美味しい。
ミア : ……妙なことをおっしゃいますね(腕を組んで半目に睨む 腕を組むのは、初
いのり : おや、不服?(笑ってミアを見て
ミア : いいえ、否定はしません。事実さきほど肯定した通りですから(ふぅ、と腰に手を当ていつものポーズ
ミア : しかし…これでそのカウンターが増えるのでしょうか?
ミア : それも奇妙な気もしますが(何か話そらした風
いのり : どうなんだろう。件の化身が示した条件は満たしてる筈だけどね?(頭上に目線を向けて
ミア : (そして空気を読んだカウンターが1から動く
ミア : (2に―――ではなくダララララララ
ミア : (5カウント増えて 6!
ミア : ……………
ミア : ……は?
いのり : …… (頭上の数字を見て
ミア : ……1カウントずつ、増える筈では?
いのり : ……うーん、
いのり : 事故かな?(顎に指当てて
ミア : …変ですね。確かにルールを熟知していませんが、何か条件があると余分に加算されるのでしょうか?
いのり : 丁度郵送でボクの家に何か届いたとか。カウントの更新がリアルタイムではないとか。
ミア : (そう、直前まで隔離休養にあった彼女は、ざっくりとしかルールを知らなかった
いのり : 色々と理由は考えられるよね。色々と。
ミア : (本来ならば抑えるはず! が! ブランク! 長期の休養から生まれた僅かな油断!
ミア : (そしてミアのカウンターも5に代わり――二人のカウンターの隣に★マークが
いのり : (クピドガチ勢のいのりは勿論提示された分のルールは把握している。
いのり : (もちろんカウントが一気に5増える条件も。
いのり : まあ、何にせよ、とにかく。
いのり : ボク達はノルマを完遂できたって事だね?(ミアに笑って
ミア : …ええ、そうです―――ね
ミア : (★マークに気付く 流石にそこまで鈍くない 何かしら条件があるのは判る
いのり : 突然な感はあるけれど、一安心じゃないか。(うんうん、と
ミア : ……(訝しんで、ルールを記載された他店員自作のチラシを手に取る
ミア : (義理なら5個 本命なら1個―――
ミア : (義理チョコで+1 本命チョコで+5―――
ミア : (★マークが――――
いのり : ……(無言のミアから視線を逸らして頬杖突いてよそを見てる
ミア : (ポスター用なのか、妙にでかいチラシなのでお互いの表情は遮られているが
ミア : ……(掌に収まるパクトを取り出し、鏡越しに いのりのカウンターを確認
いのり : (6★
ミア : ……(自分のカウンターを鏡越しに
ミア : (5★
ミア : …………
いのり : ………
いのり : ………まあ、
いのり : こういう事故はね、うん。 仕様上有り得るとは思ってたけど。
ミア : …奇特なこともあるのですね(チラシ越し
ミア : (するり、するりと すり足で距離を取っていく
いのり : ……まあ……(何か繰り返して
いのり : 事故だよ!(忘れよう! な笑顔でミアの方向いて
ミア : …ええ、そうですね(スライド移動 1td
いのり : まあ、化身が何をどう認識してどう区別してるのかそもそも不明なわけだし、
いのり : 多少のバグはあるでしょう。例えばチョコの立派さのあまり誤カウントとか。
いのり : (態度こそ穏やかだが、内面は煩雑 まさか自分が…というよりは、まさかこの人が
ミア : ……(フォローが痛い
ミア : ああいえ……これでは結局逃げているではないですか、(ため息混じりにチラシを畳んで
いのり : ……(それ聞いて
ミア : ……それに、いのり様相手に貸しを作ることだけは避けたい限りです(頭痛を装うように額を抑え、保身の減らず口
いのり : …逃げてもいい所だとは思うよ? 君自身判然としないんでしょう。
ミア : ………オニールで、暴れる以外に、何かしたのでしょう、私に。
ミア : ほとんど記憶はありませんが……微かに、かするほどですが覚えがあります。
いのり :    ん? (返答に思わずそちらを向く
ミア : 仰る通り、そういった意図ではありません。無かったはずです。
ミア : …でなければ作ることをお断りするか、もっと上手くやっていた筈です(はぁ、とため息 表情は手で見えない
いのり : ぁぁ、吃驚した。何か誤解されてるかと。
いのり : …いや、ちょっと噛み合って無かったかな。いや、うん、そっか(此方は此方で動揺があるよう
ミア : ……、(ふぅ、と深呼吸 大丈夫 これは得意分野
ミア : (手をおろし、いつもの侍女スタイル、いつものイジワルを隠した冷静無心な表情――
ミア : いえ、いのり様、有り体に言えば、感謝を込めて作ったのは本心でございます。
ミア : それがこのように扱われるのは些か意外ですが…まぁ、これもノルマクリアを担ったと思えば悪くありません。
いのり : ……。(綺麗に並べられるミアの言葉を聞き
ミア : 妙な語尾を付けるキャラは、間に合ってますから。
いのり : そうだね。ボクも苦心する必要が無くなったわけだし。結果オーライってやつだよ。
ミア : いのり様なら苦労すること無く集まったのでは?(半目で
いのり : あはは、そうだといいんだけどね(肩竦めて)ま、もう気にする事も無い話だよ。
いのり : あぁ、その事も含めて……まだ言ってなかったね。
いのり : バレンタインのチョコレート、ありがとう。ミアさん。
ミア : ……、
ミア : どういたしまして、いのり様(瞑目し会釈
ミア : …、(少し視線落として目をそらし
いのり : (ミアの言葉に乗る事にする。きっと、自分にとっても良い選択だ
いのり : (暴きたがったのはボクの方だっていうのに。 ………参ったな。 ……どうしよう。
いのり : (何時の間にか溶けてるショコラの上のバニラアイス
ミア : ……(ふとそれに気付く
ミア : いのり様、そちらは冷める前に食していただくスイーツですので
ミア : いえ、十分ご堪能いただきましたね。少々量が多かったかもしれません。
いのり : 、あぁ(今頃気付いたように
ミア : 代わりの菓子請けでもお持ちさせましょう(席に向かい、皿を取って
いのり : (何か言う間も無く片付けられていく皿
ミア : お代わりもカプチーノで?(諸々トレイに乗せて
いのり : あぁ、お願いするよ。(ミアに笑って
ミア : 畏まりました。(会釈し、厨房へ
いのり : ……(その姿を目線で見送り、前に戻して
いのり : ……
いのり : (――「悲しいかな、ボク達は似た者同士だよ。」(いつかミアに言った言葉を思い出す
いのり : お互い様って事でさ。
いのり : 上手く、誤魔化し合ってこうよ。 (小さく、呟くように零す
ミア : (――厨房にて
ミア : (考えがまとまらないのか、ずっと皿を眺めてる
ミアさんが退室しました
いのりさんが退室しました

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最終更新:2018年02月14日 11:52