少女たちのスイーツタイム [遡行 雀の群れ フラジール ラヴィ]

遡行さんが入室しました
遡行 : (シルクハットにモノクルをかけた、“手品師めいた”少女…が喫茶の横に
遡行 : (よく公園などで見かける、ポールの上に円形の時計がついたものをドスんと設置
遡行 : (仕事したぜ、というポーズの後、歩いて去っていく 時計の針は左右真逆
遡行 : (否、長針一本。真逆なのは数字。半時計まわりに1、2…と増え、11まで
遡行 : (今は0を刺している ──
遡行さんが退室しました
雀の群れさんが入室しました
雀の群れ : (パパパパ…と集まってくる雀の群れ テラスや、新しく出来た謎の時計の上などにとまる
フラジールさんが入室しました
フラジール : (小さな駆動音を慣らしながら広場を歩いてくるメカ犬
雀の群れ : (ダパパパパと雀がテラスから散り、屋根などにとまりなおす
雀の群れ : (1匹、太った雀が転がり、飛び立てずバタバタと残っているが
フラジール : (鼻先を持ち上げ、雀の群を見遣る
フラジール : ……(太った雀に歩み寄る
雀の群れ : (屋根の上の雀のが、あばよダチ公と翼を振る
フラジール : (匂いを嗅ぐように鼻先を近付け
雀の群れ : (翼で顔覆ってぷるぷる
フラジール : …、
フラジール : (鼻先で背…? 尻をつっつく
雀の群れ : (ぽんっと跳ねたあと ころころと転がってく
フラジール : …(再び寄って押し出すように
雀の群れ : (ああ~もうだめだ~と転がっていく
雀の群れ : (かくなるうえは、と翼を広げ威嚇のポーズ あらぶる鷹!
フラジール : ……(自分の犬肉球(いやメタルスパイクだけど)を見て
フラジール : (バシュンバシュンガララララ
フラジール : (中身が出てきて 雀を両手で拾う
雀の群れ : (ガーン!?といった顔 な、なんということだ、中に人が!犬ではなかった!
雀の群れ : (ダパパパと雀が何匹かフラジールの頭や肩に乗る
フラジール : ……?(何か乗られる
フラジール : フッ!(ちょっと乱暴めに息吹いて、丸雀の土埃を吹き去る
雀の群れ : (扇風機を真正面から受ける犬と同じような顔している太雀
フラジール : …(若干掲げる
雀の群れ : (翼を広げ踊るポーズ
フラジール : ……(戻す
フラジール : 飛ばない、何故。
雀の群れ : (ドババババと猛烈に羽ばたきがんばる ホバリング
雀の群れ : (その勇ましさ、重火力戦闘ヘリかの威容 なお単に重いからがんばっているだけだ
フラジール : …………
フラジール : 重い? 性能不足
雀の群れ : (ガーンとばかりに墜落
フラジール : 改造する?(それ見て
雀の群れ : (ブンブン首振る
フラジール : ……(無垢な瞳でじーーっと
雀の群れ : (あかんねん、これはワイの個性なんやと訴える
フラジール : ?(さっぱり通じてない
雀の群れ : (渾身の雀の踊り
フラジール : それは、飛べるの?
雀の群れ : (“あかんねん”パパパ“これは”ポンポン“ワイの”ペシペシ“個性なんや”ドヤアアア
フラジール : ??
雀の群れ : (がっくりする
フラジール : (は、と気付く
フラジール : ひょっとして
フラジール : お腹、空いてる。
雀の群れ : (違った、しかし         頷く太り雀
雀の群れ : (斜め上から滑空蹴りをかます鋭いスズメニキ
雀の群れ : (うちのが失礼したとばかりに太雀を掴み、パパパパと飛んでいく
フラジール : ………
雀の群れ : (それを機に、パパパと雀達が飛んでいく 少女の上を旋回
フラジール : ……(見上げる
雀の群れ : (そして群れとなって飛んでいく また来るとばかりに
雀の群れさんが退室しました
フラジール : ………(最後の一羽がいなくなるまで見送って
ラヴィさんが入室しました
ラヴィ : …あら、雀はもう帰ってしまったのね(広場から歩いてくるレインコート少女
フラジール : 帰った。飛べないのもいた。
ラヴィ : そう。でも、ちゃんと飛んでったみたいね(場に残らぬ雀を確認して
ラヴィ : 貴女は、どうしたの?面白そうなペットを連れてるけど。
フラジール : シャカール。犬でもいい
フラジール : (えっ てフラジールを見る犬メカ
ラヴィ : そう、シャカールね。サイボーグ犬かしら。よくできているわ。…どう、お店に入る?
フラジール : 戦いに、きた。
フラジール : 勉強、でもいい。
フラジール : お店? 入る?(喫茶指差して
ラヴィ : 戦い、ね…きっとその犬が戦うのね。でも、今日はそういう気分じゃないわ。入りましょう
フラジール : わかった。
ラヴィ : (同じぐらいの身長 フシギな色合いの蒼緑の長髪の少女が横を通り過ぎ、先に喫茶に
フラジール : (あとに続く少女と犬
ラヴィ : …     犬…
ラヴィ : …でもサイボーグみたいだしいいのかしら…(適当にテーブル席に座り
フラジール : (といっても尋常ではないサイズ 全長2mはあり、高さも1mほどになる
ラヴィ : …まあ邪魔になりそうならテラスに行ってもらえばいいかしらね
フラジール : …(ラヴィに付いてきて、座ったの見て突っ立ってる
ラヴィ : あら、反対側に座りなさい。…見たところ、生体兵器…では無いみたいだけど
ラヴィ : こういうところは、慣れてないみたいね?いいわ、奢って上げる。座りなさい
フラジール : 座る? わかった(とことこと対席へ
フラジール : (必ず一定距離内にいるよう、犬もあわせて歩く
ラヴィ : ナイトさんなのね。私は頼むものは決まってるけど、貴女は?
フラジール : 頼む? 何を頼む?
ラヴィ : 飲み物とか、食べ物とか… …(ちょっと出自が心配になってきた
フラジール : 食べ物。知ってる。
ラヴィ : (I★PADからお子様用ドリンクメニュー見せて)このへんから飲み物選びなさい
フラジール : ……(覗き込む
フラジール : …………?
フラジール : ……??
ラヴィ : …(悩む これはまずいのでは?どこ出身だ?なんで喫茶にいる?厄ネタなのでは?
ラヴィ : そうね、3つぐらいドーンと頼んでみようかしら。コーラとカルピスとオレンジジュース。
フラジール : ……(横に手を差し出すと、犬の腹部から小型アームがせり出てきて、何かを渡す
フラジール : (いわゆる軍用レーション ゼリーパックタイプ
フラジール : これは、どれ?(padの画面指差して
ラヴィ : あーっ!もう!(バンバン机叩き)いまどき珍しいんじゃないかしら、貴女みたいなのは!
ラヴィ : どこかしら、そんな発展途上兵器国家みたいなことしてるのは。どこから来たの?
フラジール : あっち(すっげアバウトだけど正確にオニール方面を指差してる
ラヴィ : …あっちはキットルとか、いえ、…(察したように)… まあいいわ
ラヴィ : (ぺんぺんとI★PAD叩き)出てきたの好きなように食べたり飲んだりしなさい
ラヴィ : 貴女の“親”がどんなものか知らないけど、此処に来たなら喫茶がルールよ
フラジール : 喫茶がルール。わかった。
ラヴィ : (飲み物やらデザートアソートやら色々運ばれてくる
ラヴィ : (ぺしっと飲み物の一つを手に取り、ストロー差して吸う)…こう!
フラジール : ……
フラジール : (一つを取って、ストローして
フラジール : フッ!(ぶくぶくっ!
ラヴィ : 逆ー!!飲むの!…でも面白いわよねそれも
フラジール : ……(吸
フラジール : 
フラジール : (びっくりして口を離す
フラジール : 舌、毒?
ラヴィ : 毒では無いわ。喫茶なら、そういったものを飲むのが普通よ
フラジール : 何、これは(シュワシュワしてる黒い液体を見つめながら
ラヴィ : コーラよ。糖分の多い炭酸飲料。製法は不明だわ。毒では無いけど。製法は不明だわ。
フラジール : 本当?
フラジール : (すっと犬の前に突き出す 細いワイヤーのようなアームが水面に触れる
フラジール : (カメラアイ全面が緑色になり○マークを出す
フラジール : 本当だった。
ラヴィ : 優秀ね犬。
ラヴィ : (オレンジジュース飲む 色々飲み物頼んだので
フラジール : (コーラ呑む しかもほとんど一気飲み
フラジール : …――っげふ
ラヴィ : (ちょっと笑って)貴女、名前は?
フラジール : フラジール・アルジール。
ラヴィ : そう、私はラヴィ=ラヴィラ。ラヴィでいいわ。よろしくね、フラジール。   (…アルジール?アルジール…
フラジール : (次のジュースにストロー差して また一気飲み
ラヴィ : そんなに飲むとお腹痛くなるわよ。ゆっくり飲みなさい。 (ノイエジールみたいな名前ね
フラジール : これは。凄い(まじまじと空のグラス見て
ラヴィ : (…違う アルジール どこかで うん でもオニールなら関係ないか)お菓子もあるわよ
フラジール : お菓子?
ラヴィ : ええ、甘くて優しい、世界の宝よ。
フラジール : 世界の宝。
ラヴィ : (イチゴをフォークに刺して)はい、あーん
フラジール : ?(あー
ラヴィ : (イチゴ放り込む
フラジール : んむ(ぱくっと
フラジール : ……(むぐむぐ
フラジール : これは。何?(味の形容がわからない様子
フラジール : 普段の食べ物より、強い。
ラヴィ : それはイチゴ。強いわ。なにせフルーツは女の子の嗜みよ。
フラジール : たしなみ? 強い。
ラヴィ : さらにスイーツはもっと強い(スイーツスタンドが運ばれてくる
フラジール : 色もついてる。
ラヴィ : うっ…(なんて哀しいことなの…と目元を押さえる
ラヴィ : (たぶん利用されてる!これは元の組織ぶっ殺すしかねぇな!という気概が上がる
ラヴィ : 貴女、何か困ってることとかない?
フラジール : 困る?
ラヴィ : ないわよね。きっとそう。そういうものだから。…なら
ラヴィ : もっと食べたい?
フラジール : ……(丸い瞳をキョロキョロさせて 少し思案して
フラジール : 勝ててない。
フラジール : 負けてる。最強、程遠い。
ラヴィ : それは仕方ないから、もっとがんばりましょう。
フラジール : それは、困る(キョトンとした表情で
フラジール : 頑張る。うん。頑張る。
ラヴィ : …上には上がいるものよ、フラジール・アルジール。今日、目の前の相手に勝てたとして
ラヴィ : 明日、別のもっと強い相手が来る。明後日、さらに手強い相手が来る。
フラジール : それは大変。
ラヴィ : 相性が悪い。攻撃が効かない。そんなことはいっぱいあるわ。
ラヴィ : でも、長続きさせる秘訣は楽しむことよ、フラジール。
フラジール : パパの夢、程遠い。
フラジール : 楽しむ?
ラヴィ : ええ、楽しむ。攻撃が通じたことを楽しむ。相手の予想外の挙動を楽しむ。
ラヴィ : 勝った、負けたなんて一時のものよ。最強の条件なら、私はわかるもの
フラジール : それは何?
ラヴィ : 経験(断言する
フラジール : 経験。
ラヴィ : どんなに強くても、ぽっと出の強力な個体が勝ち抜いた歴史は無いわ。
ラヴィ : もし最強なんてものを目指すなら、負けてもいいから回数を重ねなさい。貴女の“親”がどう思うか知らないけどね
フラジール : 楽しい。経験。回数。
フラジール : ……(んー、と何も考えて無さそうな表情で
ラヴィ : あと、息抜きね?(パインをフォークに刺して差し出す
フラジール : わかった。やってみる。
フラジール : あー(口開ける
ラヴィ : (くるっとフォークを回し、差出し)経験。自分で食べてみなさい
フラジール : (あ…と口開けたまま
フラジール : (フォークを手に取り、不格好に握ったまま口に入れる
ラヴィ : これも、経験。
フラジール : (んぐんぐと食し)
フラジール : 経験。
フラジール : これも、強い。
ラヴィ : ええ、強いわ。フラジール。まだいっぱいあるわ。食べましょう?
フラジール : わかった。(少しだけ表情が穏やかになって
ラヴィ : (少女達のスイーツ・タイム
ラヴィ : (そのまま、時は過ぎていく
フラジールさんが退室しました
ラヴィさんが退室しました

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最終更新:2018年03月07日 09:59