AmbivalenceAgonize [ラヴィ フラジール]

ラヴィさんが入室しました
ラヴィ : (むすっとした顔で入ってくる 金属パラソルではなく、青と白の普通の傘を手に
ラヴィ : (朝、雨も降っていない快晴なのにレインコート 普段着である
フラジールさんが入室しました
ラヴィ : …(適当にテーブルに座っていると、気配を感じる
フラジール : (地下階段から出てくる 手にはステンレスのボウルにタオル
ラヴィ : あら、フラジール。無事だったみたいね?
フラジール : ラヴィ。(きょとんと
ラヴィ : この前居たのは地獄人だったみたいだけど、ごめんなさいね。ちょっと優先順位があったわ
ラヴィ : まぁ、フィストが居たから大丈夫だとは思ってたけど。
フラジール : 大丈夫。うん。
フラジール : あの男? フィスト
フラジール : 恵兎、喫茶に運んだ。戻ったら、居なかった。
ラヴィ : そう、背が高い男。それなら、彼が地獄人を倒したのね。腕は衰えてないようだわ
フラジール : 多分。
フラジール : (厨房の方に行き、ボウルとタオルを店員に返す
ラヴィ : …恵兎は大丈夫かしら。容態とか見る前に、あの機械男と交戦したから
フラジール : 寝てる。(下を指差し
ラヴィ : そう。貴女が看てくれてたのね。…でもごめんなさい、あの機械男は取り逃がしたわ。
ラヴィ : 途中で航空戦力が邪魔に入ってね。首だけだからあと一歩だったのに(悔しげに、というか忌々しげに
ラヴィ : 次見かけたら確実に始末するわ。あいつの“抗魔金属の使い方”はわかった。
フラジール : 逃した。
フラジール : また戦う?
ラヴィ : 戦う。というより、殺す。抗魔金属の使い手は誰1人として逃がすつもりは無いわ。
フラジール : 抗魔金属。
フラジール : ラヴィ(目を丸くして
ラヴィ : ええ、抗魔金属。誰も幸せにならない、忌み嫌われた金属。死を告げる暗光。殺しの証。
フラジール : 抗魔金属、ダメ?
フラジール : ニャコンも。そう言った。
フラジール : 抗魔、強い。
フラジール : シャカールも、抗魔。ちょっとだけ。
ラヴィ : ……へぇ
ラヴィ : (優しげな気配が消える かといって殺気では無い
ラヴィ : (いわば、どちらにもなれる場所)…貴女は、よくわかってなさそうね
フラジール : 前は、武器についてた。
フラジール : ニャコン、ダメだと言った。取った。
ラヴィ : そう、“よくわかってなさそうね”
フラジール : (首を傾げる
フラジール : 抗魔使う。死ぬ。多分。
ラヴィ : ええ。でも、とりあえず座るといいわ。
ラヴィ : そして長話になるから、何か頼みましょう。ここは喫茶店なんだからね?
フラジール : 恵兎見た。治らない。あまり(直立不動のまま、ラヴィをまっすぐ見て
フラジール : 最強を作る。抗魔、強い。
フラジール : でも、死ぬ。
フラジール : また、戦えない。
ラヴィ : …(その様子を見て)最強は難しいわ。
フラジール : 抗魔、最強と、少し、違う?
ラヴィ : 説明もきっと、難しい。貴女には。私がどれだけ抗魔金属を嫌っているかとか
ラヴィ : 何故抗魔金属が、呪われているのか…そういうのは、説明してもわからないでしょうね
フラジール : 難しい。
フラジール : らぶらぶらぶ、抗魔はダメ、伝えた(ヴァールのことらしい
フラジール : でも、止めなかった。
ラヴィ : それはそうね。だってきっと気持ちいいもの。
フラジール : 気持ちいい?
ラヴィ : 抗魔金属で与えたダメージは守護では消せない。痛めつけるにはもってこい。そのまま殺すこともできる。
ラヴィ : それは戦闘を目的としていないわ。快楽や仕事を目的としている。…また言い方が…
フラジール : 快楽、仕事、抗魔…難しい。
フラジール : でも、恵兎、死ぬ。
フラジール : 気持ちいい、違う。
ラヴィ : そうね、とはいえ彼女も戦闘者よ。抗魔金属からの身の守り方は知ってる…というか教えたし。
フラジール : 違う?(問いかけるように
ラヴィ : さぁ?それは貴女が考えないといけないことね。結果として死んだとしても
ラヴィ : 私、やること変わらないし。
フラジール : ラヴィ。抗魔、嫌い。
ラヴィ : 嫌い。貴女が、危険性も知らされず抗魔金属を持たされていることも嫌い。持たしてるやつが嫌い。
フラジール : 嫌い多い。
ラヴィ : 危険性も知らずに、使っている貴女を嫌うかは保留にしてあげるわ。
ラヴィ : 無知は罪とは言うけれど、私だって知らないこといっぱいあるものね。
フラジール : ラヴィ。嫌いじゃないよ。
ラヴィ : ええ、でも今の私は貴女を好きになれないの。
フラジール : そう、わかった。
ラヴィ : 同時に…そうやって言い切る私も、嫌い
フラジール : ラヴィ。嫌い多い。
ラヴィ : (ため息ついて)何を意地になってるんだか。私は。
フラジール : ジュース、頼む?
フラジール : ラヴィ、ジュースは好き。
ラヴィ : ……ええ、でも立ったままはよくないわ。座ってからね?
ラヴィ : あと、ジュースよりコーヒー、コーヒーは砂糖いっぱい、もしくは無糖にスイーツがいいわ
フラジール : (近くの丸テーブル席に行って座る
フラジール : 砂糖いっぱいの、無糖。
フラジール : (眉をひそめる そんなのi★padに載ってない
ラヴィ : 組み合わせよ。スイーツが甘いから、飲み物は甘くないものがいいってだけ。
フラジール : 組み合わせ。
ラヴィ : …  (ふと眉をひそめて) ねぇ、犬…シャカールの
ラヴィ : 抗魔金属が使われてるって、武器以外だとどこなのかしら
フラジール : 武器は全部取った。弱くなった。ちょっと。
ラヴィ : ええ、だから…シャカールの“どこ”なのかしら。
フラジール : (ぽんぽんと手を叩く…下半身だけの犬??らしき何かが地下室から歩いてくる
フラジール : (二足歩行モードなので、もはや何か判らない
ラヴィ : うわっ(思わず口元押さえて
ラヴィ : …これだからメカメカしいのは!
フラジール : メカメカ?
ラヴィ : メカメカはメカメカよ。機械機械。マシーンマシーン。
フラジール : (フラジールの隣で待機
フラジール : ラヴィ、機械も嫌い。
フラジール : 抗魔、このあたり、多分(関節部分を指差す
ラヴィ : 機械は疎いのよ。… …(関節部…
ラヴィ : …(この犬型で関節部で肩や肘、膝をぶつけてくるとは思えない
フラジール : (抗魔金属は重金属に分類され、フレームに使うのは本来、ただのデッドウェイトである
フラジール : (関節やフレーム主軸に組み込むというのは、魔法攻撃を想定しているか
ラヴィ : (他に探せば、いくらでも…それこそ自己再生力、再現力を持つ珪素生物構造体など
フラジール : (そのものが魔力を帯びることを想定しているか。
ラヴィ : (…バックファイアの緩和?
フラジール : これも取る、伝えた。
フラジール : 無理だった。
ラヴィ : …そう。   というか、貴女。“抗魔金属の使い手は誰1人として逃がすつもりは無いわ”っていう
ラヴィ : 私の台詞忘れてない?大丈夫?すごく見せてくれてありがたいんだけど
フラジール : 覚えてる。
ラヴィ : おーけー、言い直すわ。理解してる?
フラジール : ラヴィ、訊いた。
フラジール : ラヴィ、嫌いじゃない。
フラジール : 答えた。だから。
フラジール : ラヴィと戦う、多分。
フラジール : 多分、勝てない。
ラヴィ : そう。そういう。うん、貴女はそういう帰結なの。へぇ、そうなの…
ラヴィ : 戦えるか馬鹿!(無駄にI★PADばんばん叩いて
フラジール : (変な画面になるi★pad
ラヴィ : (なんかバグって怪しい料理が注文されつつ)
ラヴィ : ここのところ私は優しすぎる。もっと冷静でクールでドライなのが私だったはず…
フラジール : ドライ? 乾いてる。 ジュース頼む?
ラヴィ : (再度の溜め息)あー、私はちょっと武器の傘が壊れているから戦えないの。残念ねぇ
フラジール : そう。わかった。
ラヴィ : あとジュースじゃなくてコーヒーでいいわ。コーヒー。無糖。
フラジール : コーヒー。無糖(なんと操作を若干できるので注文
ラヴィ : …何をムキになってたんだか、ほんと。こんな子に。怒る相手は他にいる。
ラヴィ : (そして、“これから起こり得ること”を考える
フラジール : しかたない(padから顔を出してラヴィ見る
フラジール : ラヴィ、抗魔、嫌い。
ラヴィ : (恐らく最終的には止められない計画。使わされる。最後には。いや、あるいはもっと危険なものを。
ラヴィ : (どういう方向性かは別として、殺傷力として抗魔金属は不可欠。
ラヴィ : ねぇ、私…
フラジール : 
ラヴィ : 何人か“最強”を知ってるんだけど、教えてあげようかしら?
フラジール : 知りたい。
ラヴィ : でも、その“最強”に中途半端に挑んではダメよ。完成してから挑むこと。
フラジール : 死ぬ?
ラヴィ : そうねぇ、もしかしたらそうかも。
フラジール : わかった。注意する。
ラヴィ : (何人かの…いわゆる“EX”級の戦闘者の名を挙げる
ラヴィ : というかコガネかロジウラって奴か、もしくはヴィシターに勝てたら最強でいいわよ。
ラヴィ : (全員異世界とかに行ってて喫茶にいないけどね…!
フラジール : コガネ、ロジウラ、ヴィシター。
フラジール : わかった。
ラヴィ : まあ挑む前に、まずは私に勝てないとねぇ
フラジール : ラヴィ、相当に強い。
フラジール : 最強、程遠い。頑張る。
ラヴィ : そうね。きっと貴女は負けるわ。いえ、負かせ続ける。
フラジール : ラヴィと戦う。負ける。死ぬ。
フラジール : (先ほど言っていた言葉を理解しているつもり
フラジール : 頑張る。
ラヴィ : まぁでも、武器の傘が壊れているからねぇー、しばらく無理ねぇ
ラヴィ : 貴女もシャカールがそんな状態じゃまだ先ねぇ
フラジール : それは、仕方ない。
フラジール : シャカールの上。恵兎(地下を指差し
ラヴィ : それは本当に仕方ないわね。… 私が言うのは間違いかもしれない
ラヴィ : でも、言っていなかったから言うべきだわ。ありがとう、フラジール。
フラジール : ??(傾げる
ラヴィ : あら、友達を助けてくれた人に、お礼は言わないとね。
フラジール : 恵兎。友達?
ラヴィ : ええ、友達。でも、慰めにいってはあげないわ。
ラヴィ : お見舞いもしない。会ったら話してあげる。
フラジール : ? わかった。
ラヴィ : 私達はそういう関係なの。たぶん、貴女にはわからないわ。わかるようになってくれたら、嬉しいけどね?
フラジール : (難しい、というような表情
フラジール : そうしたら、ラヴィ、好きになる?
ラヴィ : そうねぇ、…そうね、きっと好きになるわ。でも、その場合、貴女が怪我しても気にしなくなるから
ラヴィ : どうかしらねぇ…ふふ
フラジール : ??
フラジール : 難しい。けど、頑張る。
ラヴィ : 気にしないで。それじゃ、お茶にしましょう(少しばかり優しい雰囲気に戻り
フラジール : わかった。
ラヴィ : (そして運ばれてくるサンガルのワーム炒めなるものを)……
フラジール : ………
フラジール : これは、何?
ラヴィ : わからないわ。ええ。不味くは無いはずよ。
フラジール : (フォークぶっ刺して口に運ぶ
フラジール : (むぐむぐむぐ…
フラジール : (何と!食感と味は完全に肉のそれ!
フラジール : 美味しい。
ラヴィ : (知る由も無いことだが、喫茶にこれを卸しているのはジルヴィックなる者らしい!!
ラヴィ : …そうなの。なら、(ぱくりと
ラヴィ : …肉ね。何肉かしら。いえワーム肉なんだろうけど、何肉に似ているのかしら。
フラジール : (むぐむぐむぐ
フラジール : 牛?
ラヴィ : そんな高級なものじゃ…(思案しつつ、 …結局のところ、例えば …
ラヴィ : (フラジールを此処で殺したとして、それは正しいか?きっと正しくも間違いでもない
ラヴィ : (ただのエゴに過ぎない。喫茶ではよくあることだ。昔からあることだ。そしてこれからもあることだ。
ラヴィ : (──故に立ち位置を決めねばならない。ラヴィ=ラヴィラは“喫茶側”に立つ者である。
ラヴィ : (ならばフラジールはどうか。襲撃者か。戦闘者か。境界線が曖昧な者が、出入りしている。
ラヴィ : (境界線を乱そうとしている者がいる。組織がある。曖昧にして、入り浸ろうとしている。
ラヴィ : (許されざることか?      “それもまた喫茶である”
ラヴィ : 境界線を勝手に決めたのは、私達だしね
フラジール : わかった。
フラジール : エビ。ルウナと食べた。
ラヴィ : 何故エビ。
フラジール : 違う?
フラジール : (三回目ぐらいで「もうその連想やめてよ」と云われるのであった
フラジールさんが退室しました
ラヴィさんが退室しました
ラヴィさんが入室しました
ラヴィ : (それより時間が経ち、恵兎はちゃんと病院に搬送され、犬の上半身はフラジールに戻っていき)
ラヴィ : (日が落ちたあと、喫茶
ラヴィ : … はぁ
ラヴィ : (結局、抗魔金属について強く言えたかはわからない
ラヴィ : (理解しているかどうかもわからない
ラヴィ : (その後ろに居る相手をなんとかしたとして、フラジールはどうなるのか
ラヴィ : (そももそフラジールに未来の展望など無いだろう
ラヴィ : (ならいっそぶっ殺してしまうと、抗魔嫌いな心が囁く
ラヴィ : (だがそれはいけないと、柔和な心が囁く 常に心は六等分
ラヴィ : (そしてそれを正しく決めねばならないのはラヴィ=ラヴィラの仕事
ラヴィ : (しかしメインを含む頭のうち、4つは抗魔金属でぶち斬られた経歴がある
ラヴィ : (さる闇医者の手術、そしてその後の展開がなければ7つの復帰は不可能であった
ラヴィ : (半数以上はとりあえず殺して考えようという、実に爬虫類脳である
ラヴィ : … そう単純にいくのなら、そうするけどね
ラヴィ : (立ち上がり、外へ まずは切り札たる融魔金属パラソルの修復からだ
ラヴィさんが退室しました

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最終更新:2018年03月15日 15:28