煩悶 [ミア 野茨十啝?]

ミアさんが入室しました
ミア : (直後か数刻後か、セントラルの夜
ミア : (ビルの上で爆発! 派手に煙が吹き出る
ミア : ――っ(身をかばうように煙から飛び出す影
ミア : (ポニーテールが翻り――ビルの壁面に”着地”し駆け出す
無人機の群さんが入室しました
無人機の群 : (続いて煙から飛び出すいくつもの人影
ミア : ――しつこい奴!(ディギー製のショートライフルを屋上に向け乱射
無人機の群 : (胸部、頭部に直撃したものは痺れ、姿勢を崩して墜落していく…が数が多い!
ミア : (壁面を駆けながら連射を続ける
無人機の群 : (腕を交差しながら落下するものが一体
ミア : (目掛けて連射するも効果が薄く――咄嗟に銃を盾に
無人機の群 : (電磁ブレードで落下斬撃!
ミア : (銃を交差に受け、反動のまま急降下
無人機の群 : 追、撃…!(複数の無人機が続けざまに落下してくる
ミア : ――っ(みるみる内に接近する地面に目を細めて、ジェットブーツ起動
ミア : (反重力起動、ビル壁でバク転を繰り返し、地面スレスレで思い切り飛ぶ!
ミア : (地面と平行に跳躍し――重力正常、広場へ着地
無人機の群 : ……!!!(突撃しか考えていなかった為、次々と地面に激突してひしゃげていく
ミア : ――、(銃を構え直し
無人機の群 : (土埃の中から機銃連射
ミア : 、(咄嗟に後ろに跳んで回避
無人機の群 : (追うように飛び出してくる無人機
無人機の群 : (大分数は減ったが、残り4機――ミアを遠巻きに囲むよう陣取る
ミア : まったく…ヤクザもどきのデクのがまだマシね(横目でディギー銃の残量を見遣る
無人機の群 : (いつぞやのヤクザマシンの大量生産・発展廉価版!
無人機の群 : (赤いモノアイが揺れ…じりじりと距離を詰めていく
無人機の群 : 「随分と派手にやってくれたな?」(一体から響くマシンノイズ…通信?
ミア : ……ドワットライトね。
ミア : お生憎様。いくらセントラルでも一気に土地買収なんかしたら
ミア : それこそ見つけてくれとアピールするようなものよ。
無人機の群 : 「フハハ! 確かに! どうやら腕っぷしだけの集まりではないらしい」
無人機の群 : 「だがその労は相応のものだな? 疲労が隠せていないと見える」
ミア : …、(セントラルの端で行われていた土地買収。地上は製薬、地下は露骨な兵器生産工場
ミア : (もろとも吹き飛ばした。だが、そのために数度の力を行使した――
無人機の群 : 「鍛錬が足りないな? 肉を食え肉を!」
ミア : 古臭い考えね(銃の残量は僅か、”変身”もギリ使えるかどうかのレベル
無人機の群 : 「ふぅむ。意気はよし だが虚勢ではな?」
ミア : ……どうかしら、切り札は最後まで取っておくスタンスだから。
無人機の群 : 「――――」(通信断 戦闘再開にノイズが光る
少年?さんが入室しました
無人機の群 : (一体がばら撒くように機銃連射 二体が飛び掛かる!
少年? : (――飛び掛かった二体の無人機同士が
少年? : (突然動きを変える。互いに機銃を撃ち合い、空中で相打ち
ミア : ――っ!(掃射から逃げるように跳んで
無人機の群 : ビ、、ガ!!? Bii(火花を散らしながら2体が落下
少年? : (他の無人機たちも次々と挙動を変える。ミアではなく、味方の無人機を狙い、動き、掃射する
ミア : 、!(着地しその様子に
無人機の群 : (同士討ちし、倒れていく
少年? : (何かの意思に完全に操作権を奪われた状態 だがしかし電子ハックではない。何か特殊な力による現象
少年? : (気が付けば―通信を行っていた一機に銃口を向ける他の無人機、という状況
少年? : 待てえーーーーい!(後方から声
少年? : 出アウェイ!出アウェイ! (ミアの遥か後方で仁王立ちする少年
無人機の群 : (最後に残った一体が少年に機銃を向ける
少年? : (栗色の髪。黄緑色の瞳。 知る人は知る姿。――貴族だ。
少年? : (政界貴族界を牛耳る大物、『薔薇家』の分家にあたる子息。
無人機の群 : (少年目掛けて連射!
少年? : (セントラル貴族「野茨十啝」の姿。
少年?さんが退室しました
野茨十啝さんが入室しました
野茨十啝さんが退室しました
野茨十啝?さんが入室しました
野茨十啝? : ミッション!(片手を前に向けると
野茨十啝? : (他の無人機が発砲の前に飛び出し銃撃の犠牲に!
野茨十啝? : セントラルに蔓延る悪は見逃せねーっ!この「野茨十啝」が黙っちゃいないんだぜ!
ミア : ――、(その姿を一瞬だけ見て
野茨十啝? : 「野茨」の名を敢えて強調する。
野茨十啝? : (「野茨」の名を敢えて強調する。
無人機の群 : (庇った無人機が爆散
ミア : (残る一体に肉薄――
無人機の群 : (振り向いた時には、モノアイに突きつけられる銃口
ミア : 言ったでしょ、切り札は最後まで――(至近距離でショット!
無人機の群 : !(頭部をぶち抜かれる
無人機の群 : ――、――!(ショートし倒れ、機能停止――
無人機の群さんが退室しました
野茨十啝? : …むーん、通信は既に切れていたのか?(ぶっ壊れた最後の一体を見て
ミア : 取っておくって。(聞こえてはいないだろうが――
野茨十啝? : 『薔薇家』に連なる貴族に手を出すなんて真似、流石に出来ないと思ったんだがなあ。(ミアに歩み寄りながらぼやく 「本物」はこういう事は言わない
ミア : ……(銃を回転させながら背腰にマウント
ミア : さぁ、どうでしょう。 隠蔽と強行は得意ですから。
野茨十啝? : むーん(隣に立ち
ミア : 逆に薔薇家にヘイトが向けられたらどうされたのですか、いのり様?
野茨十啝? : 別に構わねーぜっ!嫌いだからな!(屈託の無い笑顔で
野茨十啝? : そもそも、オニールに立てつかれたくらいで揺れるような家じゃないんだぜ。その辺りは良く知ってる。
野茨十啝? : ま、「こういう」形で政治面から攻める事も出来るって事だがっ、
ミア : ……(半目で見遣る。ポニテなので何だかいつもと違う感じ
野茨十啝? : 構わず実力行使してくるなら考え物だなぁ。ま、この力はマンモス便利だから活用させてもらうけどなっ。
ミア : 、確かに。予想外ですが助かりました。
ミア : 工場爆破のテロリスト、守衛メカに射殺される――そんな一面記事になりたくないですからね。
野茨十啝? : ゃー、しかし無茶するよなぁっ。
野茨十啝? : 一人でどうにかする心算だったっていうのかっ?
ミア : そこまで迂闊ではありません(じ、と見返して
ミア : ただ……今回は少し早計だったと思いますが(思い当たるフシはあるよう
野茨十啝? : そうだぜっ。実質自棄みたいじゃないか(腕組んで
ミア : (工場を見て、今叩かねば、と事を急いてしまった。
ミア : (らしくなかった。 八つ当たりなのか、恐怖からの焦りだったのかは、判らないが…
野茨十啝? : …(横目でミアを見て
野茨十啝? : あせんなよっ(ばしっと背を叩く 
ミア : 、(叩かれて
野茨十啝? : (多分、自分じゃない誰かの、それも子供の姿だから出来る事だ
ミア : ……。 ご忠告、痛み入ります(会釈で返す
野茨十啝? : …本丸まで辿り着けなきゃ意味ないだろ。
野茨十啝? : それに辿り着いた所で、越えなきゃ意味がないっ。
ミア : ……ええ、そうですね。
野茨十啝? : むーん。わかったなっ?(見上げる
ミア : ……
野茨十啝? : (自分らしからぬ前向きな言動 きっと「野茨十啝」が底抜けポジティヴ野郎だからだ。
ミア : それは、野茨様のお言葉で?
野茨十啝? : …。
ミア : 冗談です。重ねてご警鐘として留めておきますので(会釈しすっと離れる
野茨十啝? : 「愛咲いのり」はこういう事を言えないが、(その背に、背を向けて
野茨十啝!さんが入室しました
ミア : ――
野茨十啝! : 「野茨十啝」ならば此処にはいない。 …ついでにこんなテンションでも喋らない。
野茨十啝! : 「今、お前の後ろに居るのは誰だ?」
ミア : ――――………
野茨十啝! : それは、問うてはならない類の問いだと思わないか? 
ミア : (彼が振り向けば間抜けな光景が見えるだろう 何か、両耳を塞いでる
野茨十啝?さんは退室されたようです
野茨十啝! : …まるで鏡写しのように、影のように、自分に跳ね返ってくるんじゃないか?
ミア : …(下唇を噛む
ミア : (知ってる、判ってる。 同業者故にも判る。
ミア : (いつも助けられている。訊いても別段大した理由が無いと笑うだけ。
ミア : (決して強い人ではないというのも判る。けれど、決して弱いわけでもない。
ミア : (彼の言葉がどうしてこう、胸をうつのか。
ミア : (だから、困る。
ミア : (言葉を訊くのは、とっても。
ミア : ……(両耳塞いだ馬鹿な真似をしながら、僅かに俯く
ミア : (緩みそうな唇を必死にこらえながら
野茨十啝! : …(ミアに背を向けたまま
ミア : ……(答えが出ない。
ミア : (遠ざければ良いのか、遠ざかれば良いのか、寄り添えば良いのか
野茨十啝! : …(何も言えない。
野茨十啝! : (他人の姿を借りて彼女に近付き、他人の姿を借りて彼女を遠ざける。
野茨十啝! : (随分と卑怯な真似をしている。ずっと前から。
野茨十啝! : (答えが出せないのは、自分の方だ。
野茨十啝! : (だからこそ、ずっと同じ距離でいようとしている。近付きすぎも、離れすぎもしないように。
ミア : …、(難解だなぁ、と息を吐く 先日は、あれほどすらすらと言えたのに
野茨十啝! : …… まー、(ジャリ、と地を踏む音
野茨十啝! : お節介するのは止められねーから、きっとまた現れるが、(ミアから離れ歩く
ミア : ……、、(手を降ろし、振り返る
野茨十啝! : もうじき「愛咲いのり」に戻っちまうからな、(リミットが近い そもそものヘイト値が足りないよう
ミア : …………
ミア : (彼の距離感は、判っている、つもり
ミア : (離れ歩く背を見つめる
野茨十啝! : (歩き、やがてビルの陰に隠れ
野茨十啝! : (姿が消える
野茨十啝!さんが退室しました
ミア : ――
ミア : ―、――、、(何か呟く
ミア : …(喫茶に入っていく
ミアさんが退室しました

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最終更新:2018年03月23日 12:49