月を墜とすモノ [ラヴィ ウルファング 春夏秋冬 珊瑚 バオ カリーナ 忍奉]

ラヴィさんが入室しました
ラヴィ : (店に入らず、喫茶前のベンチに座り広場を眺めている
ウルファングさんが入室しました
ウルファング : (眼鏡スーツ男が喫茶に歩いてくる
ウルファング : ………ラヴィくん。(ラヴィを見かけて停止
ラヴィ : あら、ウルファング教授、でいいのかしら?
ウルファング : 良いようにこきつかわれているだけだ。やめてくれ。
ウルファング : –––––ところで、
ウルファング : (喫茶の周り見渡す
ウルファング : 何か起こったのだろうか?
ラヴィ : 特には。強いて言えば、そうねぇ。店員が1人、オニールのレイダーにやられたわ。
ウルファング : なるほどな。激しい戦闘があったんだろう。
ウルファング : だが–––、本当にそれだけなのか?
ラヴィ : さあ?…喫茶の広場はこんなにも綺麗に修復されて、喫茶も修復されていて、何故か時計もついでに直されて
ラヴィ : まったくいつも通りのEBには見える。
ウルファング : それならいいんだが。(眼鏡をくいっと上げる
ウルファング : 昨日、強力な空間の歪みのようなものが検出されて、
ウルファング : どうも部下が向かうには危険なレベルかもしれない、という訳で様子を見に来たんだが……
ラヴィ : (身長よりも長い、復活したパラソルを撫でて)それだけならいつも通りじゃない?
ウルファング : ふむぅ……(確かに、と思っている
ラヴィ : というか部下いたのね。
ウルファング : 担当してる大学とは別の、合同チームの部下だ。まあ、あんまり相手してもらえてないな。
ラヴィ : やはり…ぼっちファング先生…
ウルファング : 俺はメガネ仲間だと思っているんだが……
ウルファング : グッ……
ウルファング : …………。
ウルファング : (眼鏡を連続で高速で挙げる素振り
ウルファング : ……いつか、仲良く喫茶に来るところを見て慄くがいい!
ラヴィ : あ、うん…いつかなのね。期待しておくわ。少し。
ウルファング : 才能に孤独はつきものなのだよ……君にもわかるだろう?
ラヴィ : 人をぼっち仲間みたいに言わないので。・・・ 言わないで
ウルファング : (頭を掻いて
ウルファング : まあ、今日のところは帰るとするよ。コーヒーでも飲んでいくかな
ラヴィ : 私には友達いるし…いるし…別にぼっちじゃないし…
ウルファング : わるかったわるかった!!どうしたんだめずらしいな!
ラヴィ : 一応、死んだの友達だから。
ウルファング : …………そうだったのか。
ラヴィ : 血達磨忍奉。掴みどころの無い店員だったわ。花見を楽しみにしていたようだけれど…
ウルファング : ……なんと声をかけていいのかわからないが、
ウルファング : 大事な友人だったのだな
ラヴィ : まあ、この喫茶に来る以上は仕方のないことね。みんな覚悟済の話よ。
ウルファング : …………。
ラヴィ : アルジール残党は1人残らず痛い目を見てもらうし、関係は無いけどヴァール=ハイトは殺す。
ウルファング : ヴァールなんとかとやらはしらんが、オニール連中か。
ラヴィ : これが今の私の動き。別に他人事かもしれないけれど、覚悟済だったとしても
ラヴィ : 知り合いがやられたら憤るものだから。あとヴァールなんとかは殺す。
ラヴィ : (大事なことらしく二度言った
ウルファング : ふ、ふーむ……(誰かわからないので困っている
ラヴィ : まあ教授には関係の無いことよ。せいぜい、オニールに気をつけることね。
ウルファング : そちらこそ。死ぬんじゃないぞ。
ラヴィ : あら、私は首を6つ斬られても生き永らえたぐらい…しぶとい女よ?
ウルファング : しぶといのは知ってるが……、まあ、あまり心配ないか。
ラヴィ : 言っといて何だけど、私もあんまり心配してないわ。貴方のことは。
ウルファング : そりゃあどうも。
ラヴィ : それじゃ、私も帰るかな。じゃあね、ウルファング教授。
ウルファング : ああ。それじゃあ。
ウルファング : ほいっと(空間を切り抜いて
ウルファング : (帰っていく
ウルファングさんが退室しました
ラヴィ : 便利な!空間魔術は私は苦手なのに!
ラヴィ : 見せ付けるように…(ぐぬぬ顔
ラヴィ : ふん、徒歩で帰るわ。徒歩で…(てくてくと
ラヴィさんが退室しました
春夏秋冬さんが入室しました
春夏秋冬 : (そして広場に!
珊瑚さんが入室しました
珊瑚 : (広場に!
ギミミスさんが入室しました
春夏秋冬 : (昼過ぎですが!
春夏秋冬 : ご、ごめんよ珊瑚。あたし朝弱いんだった……
珊瑚 : ゃ~…ビックリするほど目覚めませんでしたねぇ…
ギミミス : (喫茶店二階のテーブル席に座って、ぼーっとしている
春夏秋冬 : いやぁ、抱き枕の心地が丁度よくってねぇ…(頭かきながら
春夏秋冬 : (袖と裾を折ったパーカーにパンツ。一見誰ですかスタイル
珊瑚 : …さて、と。 …(広場を眺め見る
珊瑚 : … …まったくもっていつも通りの広場ですね。
春夏秋冬 : (中央の方に歩いていき、ヒールで地面を叩く
春夏秋冬 : 丁度このあたりだよ。変なのが出てきたのは。
バオさんが入室しました
バオ : (突如 ビル屋上より飛来
ギミミス : …………オッサン、いないのか(テーブルに顔を埋めて
春夏秋冬 : 、(風を裂く音が聞こえ
春夏秋冬 : 珊瑚っ!!(抱えて跳ぶ
珊瑚 : … ちょうど広場の真ん中―― っんぇ!!(抱えられ
バオ : (着弾!――もとい墜落じみて何度も横転し止まる
バオ : (全身が鋭利に甲殻化し、尾骶からは尻尾が生えている
バオ : 見つけたぞォ、、、女ァ!(さながら人か蠍か
春夏秋冬 : 、っと、、いきなり、なんだい!(着地し
珊瑚 : っ、、あいつは――!
バオ : テメェか、テメェの仕業か!!?
ギミミス : (ぼーっとしながら見た窓越しに三人の姿を確認する
珊瑚 : ――…っなんの話ですか!
バオ : どんな召喚術を使いやがった! 呪いか!? 冥界とでも繋げやがったか!?
バオ : あの仕業はよォッ!!(尻尾の砲身をビル屋上に向ける
マザーグースソングさんが入室しました
マザーグースソング : (血の獣と、老人の仮面を被った子供達と、千切れた羊の群れ
珊瑚 : 呪い?冥界?…って …!(ビル屋上を見ると
バオ : ッチ、もう来やがった…!(砲口が唸りを上げ、屋上へ照射
マザーグースソング : (血の獣がメインだが、不気味な集団が迫る 昼間が消えていく
春夏秋冬 : ッ――!(ゾクゾク
ギミミス : …………夜?(不思議そうに
春夏秋冬 : 珊瑚!あいつだ! あの獣達がそうだよ!!
珊瑚 : な、ん……
マザーグースソング : 「夜が来るぞ!」「夜が来るぞ!」「夜が来るぞ!」「夜が来るぞ!」「夜が来るぞ!」「夜が来るぞ!」「夜が来るぞ!」
マザーグースソング : 「Night comes♪」「Night comes♪」「La LaLa La La♪」
マザーグースソング : 「■■■!!」
マザーグースソング : (血の獣は子供や羊を蹴り、粒子砲をかわす 子供や羊が巻き込まれる
マザーグースソング : (しかし千切れた羊は何事もなく空を飛び、子供達は何事もなく歌い続ける
マザーグースソング : (広場入り口に 着地
バオ : ッッ!! まるで効きやしねぇ!
ギミミス : ………なに……あれ?(窓越しに獣や子どもの群れをみながら
バオ : だから、テメェの反応を追い掛けて、、テメェさえ殺せば――!(珊瑚に振り返り
マザーグースソング : (瞬間、血獣が跳ぶ バオの頭上を越え、珊瑚を守るように
春夏秋冬 : なっ、、んっ…!?(何もかもが異常、更に珊瑚を後ろに隠す
マザーグースソング : (子供達が囃し立てる 羊達が歌う 血獣が立ち塞がる
バオ : ッハ、、っは……っハァッ……!!
珊瑚 : っ、……(目を見開いて血獣の背を見つめる
バオ : や、やっぱ……そそ、そうかァッ!?(錯乱気味に尻尾を振りかざしビキビキと変形
マザーグースソング : 「──飽きた」
バオ : しししねぇぇっ!!!(螺旋加粒子砲を打ち放つ
マザーグースソングさんが退室しました
黒の女さんが入室しました
黒の女 : (血獣が、人型を取る 銀にところどころ黒が混じる長髪 やや長身の女
黒の女 : (すると、どういうことか “粒子砲が自分から避ける”
春夏秋冬 : ―――っ!?
バオ : (捻り曲がった粒子砲がビルを吹き飛ばす
黒の女 : (黒を基調とし、銀の縁取りがあるドレスが形成され、完全に地に立つ
バオ : ―――っは、、、ァ!!?
黒の女 : 当たり前だ(──美しい、女 ヴァースの価値観とは無関係に それは美しいもの
黒の女 : (生物であれば当然、無生物であれば否応なく彼女を“美しい”と感じることだろう
黒の女 : (“嗚呼、その美貌を傷つけることはいけない”と──無生物でも察してしまうほどに
珊瑚 : ――……(目の前で起こる何もかもに思考が追い付かない
バオ : なっ  は っ  おんっ 女――――!?
バオ : (激しく息をきらしながら、けたたましい脳内の警告を一切無視して
バオ : (視線を 外せない
黒の女 : (吸血鬼特有の強制チャーム 戦闘者には効かないが──
黒の女 : (この魅了効果は飛び道具すべてが“勝手に避けていく”)オニールだったか
黒の女 : よくもまぁ安眠を妨げてくれたものだ。処すか。処せばいいのか。おい、エンデ。嗚呼…
春夏秋冬 : ―――、(同じく状況が飲み込めない
黒の女 : 死んだのだったな(適当に手を振るう 空中にそよ風が渦巻き、バオに
バオ : ッ、(ビクッ
黒の女 : (ゆるゆると空中に螺旋 そよ風のように
バオ : なんっ だァッ!?(辺りに適当に粒子砲を照射する
バオ : (酷く興奮すると同時に、酷く怯えている
黒の女 : (ギュルリ 粒子砲が“捻じ曲がる” 空気も 何もかも 通過すれば捻じ曲がる
春夏秋冬 : 、、珊瑚、、、おい珊瑚!(肩叩き
黒の女 : (それが人体であれ、通過すれば 螺旋状に 捻じ曲がる
春夏秋冬 : やっこさん二人とも初見かい、?
珊瑚 : っ、、 いえ、
黒の女 : (その人の形を無視し、バネめいた形状へと捻じ曲げてしまう──)眠い
珊瑚 : 男の方は襲撃者です、この間、先輩と戦って……、 …
バオ : ――っは、な、 ァ!?(粒子砲の照射が止まる
黒の女 : (──不可視の死がバオを通過する
バオ : (軋む音が――限界を越え破砕音に
バオ :                    !  !   ! 
バオ : (声にならない叫びをあげる
バオ : (おぞましく 肺が潰れ絞り出されるような 人からは出ない、音
黒の女 : (欠伸し)…“マザーグースソング”
バオ : (骨が砕け飛び出し、噴出した血もまた螺旋を画いていく
珊瑚 : ……、――!(息を呑む
黒の女 : (現れた老人の仮面をかぶった子供達は、手に手に手に斧が鉈が鋏が 嗚呼!嗚呼!
春夏秋冬 : 、ッな……!
黒の女 : 「夜だ」「夜だ」「夜だ」「夜だ」「夜だ」「夜だ」「夜だ」「夜だ」「夜だ」「夜だ」
黒の女 : (欠伸を飲み込むようにして)うむ、死ね。
バオ :     
バオ : (限界を超えたそれが、砕け散る
バオ : (ドス黒く、汚濁にまみれた、螺旋状に
バオさんが退室しました
春夏秋冬 : ―――――、
黒の女 : それなりに長い鬼ごっこであった(また欠伸が出そうになるのをかみ殺して
珊瑚 : … ………。
ギミミス : –––––あいつ死んじゃったの??(窓ガラス越しに見ている
黒の女 : おいエンデ、あと始末を…いやそうか、エンデは死んだのであったな。
珊瑚 : ……、 ぁ、 あの!(後ろから聞こえる声
黒の女 : なんだ、我は眠い。早めに済ませよ。
珊瑚 : ……、、 忍奉せんぱいの、ご主人の方、……ですか?(黒の女に
春夏秋冬 : …、(生唾飲み込み
黒の女 : 忍…奉?エンデは確かそう名乗るようにしていたな。いかにも、我が主人。我こそは王。
珊瑚 : エンデ、さん。 それが先輩の本当の…… …
黒の女 : 騒がせたな。我が従者を殺してくれた面倒な者には報復した。いや、もう1人いるか。
珊瑚 : ………… エンデさん、は、
珊瑚 : 死んでしまったんですか。 ………本、当 に。
黒の女 : (ギミミス見遣る が)まあ隕石はエンデが望んだものだ。不問としよう。なに、死んだぞ。
珊瑚 : ―――。
珊瑚 : ………
春夏秋冬 : ちょ、ちょっと待ったべっぴんの姉さん!
黒の女 : もっとも、不便だからして作り直すが。起きたときに世話係がいないと困るからな…
黒の女 : べっぴん、それは美しい、それはつまり我のことだな!
春夏秋冬 : そ、そうだ、けど(何そのテンション、と思いつつ
春夏秋冬 : なんだい、忍奉…エンデは使い魔ってことかい?
春夏秋冬 : あんた……その美貌……吸血鬼、ってやつだろ。
黒の女 : いかにも、我が名はイッパイアッテナ…いやこのネタは通じないか
珊瑚 : ………?
黒の女 : 例えばカーミラであり、例えばツェペシュであり、例えば神祖であり、この地での名は…
黒の女さんが退室しました
カリーナさんが入室しました
カリーナ : カリーナ。“夜王”カリーナである。もっとも、明るい道を歩く者は我が名を知ることは無い。
春夏秋冬 : カリー……ナ……?
春夏秋冬 : って、、あの……夜の街の……
珊瑚 : カリーナ、……っていうと。ハイ、それですよね…
カリーナ : 本来であればオニールとやらに宣戦布告であるところだが、我は眠い。
春夏秋冬 : ………、
カリーナ : 眠いというよりもう寝ている。かなり二度寝したい感が強い。次はたぶん起きん…
カリーナ : 我はそろそろ寝たい。寝たいが、そうさな。おい、望みがあるなら言え。
珊瑚 : …お、お休みに…なられる、ん、です?
春夏秋冬 : 、!(珊瑚を前に突き出す
珊瑚 : えっ、、(押し出されて
カリーナ : 貴様達はエンデが守るべきと判断した者。ならばあるだろう。ほら、我は話がわかるほうだし。
珊瑚 : え、、、、
春夏秋冬 : よっ! 性格も美人!(後ろからヤジ
珊瑚 : エンデさんにもう一度会わせてくださいっ!!(両手合わせてびゅんっと頭下げる
カリーナ : 無理だな!!
珊瑚 : なっっ(ガーン
カリーナ : 貴様は“エンデ=ドラクル=ブラッドカバー”に会いたいのか?
珊瑚 : ……は、い。 その名前も、今、初めて知ったくらいで…
珊瑚 : 全然、深い知り合いなんかじゃ、ないのかもしれないけど。 …大切な人なんです。
カリーナ : (欠伸して)ならば別に構わんが、それは貴様の知る者では無いぞ
春夏秋冬 : 0からスタートってことかい?(後ろから
カリーナ : というかエンデはやらん。エンデは“我の”だ。やらん。
珊瑚 : ………か、 
珊瑚 : 片想いでもいいですからっ!!(勢いでのたまう
カリーナ : やらん!!片想いでもノー!おい貴様、本当に返して欲しい者の名を言ってみろ!
珊瑚 : …ぇ、(両手の指頬に当てて) …
珊瑚 : … 血達磨忍奉、さん……
カリーナ : そうだろうそうだろう。では我は寝る。重ねるが、次は無いからな。
カリーナ : カリーナ良いとこ皆おいで。我には会えんがな!さらばだ──
カリーナ : (一度血溜まりになる
春夏秋冬 : ―――!
珊瑚 : ――、お お元気で!!
カリーナさんが退室しました
春夏秋冬 : び、美人だった……
忍奉さんが入室しました
忍奉 : (どさっと地面にうつ伏せに
春夏秋冬 : けど、何か……昼ドラとか見てそうな……
春夏秋冬 : 
珊瑚 : ―― !!
ギミミス : …………!!(窓越しに
珊瑚 : …… せ、先輩!?(駆け寄って傍にしゃがむ
忍奉 : …み
珊瑚 : …み!
忍奉 : み、水…
珊瑚 : み、水!
ギミミス : オッサン!!(隕石で喫茶ガラス割って速度A浮遊で接近する
珊瑚 : ギ、ギミちゃーん! お水を!
ギミミス : お、お水……、お水(急ブレーキして、喫茶方向へ。お水を取りに行く
忍奉 : (空は昼に戻っていく 晴天である
珊瑚 : パペット水鉄砲してもいいですが―なんかそっちじゃない気がするので!
珊瑚 : せんぱーい!今ギミちゃんがお水持ってきますからー!
忍奉 : あ、はは…
忍奉 : …此処は何処、私は誰…
珊瑚 : ココはセントラルの中心喫茶エンドレスバトル! あなたは血達磨忍奉さん!蘇生ナウです!
忍奉 : く、定番ネタに普通に答えてくれるとは…
忍奉 : そういう君はいったい誰なんだい!
珊瑚 : あたしは南城珊瑚! ココの店員兼学生兼色々です!
忍奉 : そうか、珊瑚クンか!ああー、思い出してきたぞー
春夏秋冬 : ……(ホッと一息。 大丈夫そうだ
珊瑚 : ―…! まさか記憶…!?
忍奉 : いや、そこは安心してくれ。我が主はどうやら、全部そのままにしてくれたようだ。
春夏秋冬 : (そっと二人の前から消える あとは若いもの同士で…
珊瑚 : っ、お、おぼ、おぼぼえてます!?思い出してます!? この指何本に見えます!?(何か錯乱して忍奉の前に五本指広げて
忍奉 : 珊瑚クン!君はいつから6本指になったんだい!
珊瑚 : ぎゃぁぁー大丈夫じゃなーい!
忍奉 : いやよく数えてみな…6本目がある…!
珊瑚 : …えっ、何かの弾みで増えた?(見る
忍奉 : (されど5本である
忍奉 : よし、珊瑚クンの無事は確認できた。
珊瑚 : 先輩の無事が心配ですよ!?
忍奉 : 私は元気だ。オニールまで全力疾走したあと、喫茶まで追いかけっこした分の負担が全部私にかかってるけど
忍奉 : 元、気…だ(がくりと
珊瑚 : お、お水ーーー! ギミちゃん苦戦してますね!?お冷はセルフでイケるのに!
忍奉 : く、世話係に珊瑚クンを指名しておいたはず…
忍奉 : ギミちゃんにちゃんと教えたのかい…これ厨房の水もってくるんじゃない…?
珊瑚 : い、いやあ…あの後結局ギミちゃんが店員ムーブする事無くなかったですか…?
忍奉 : それもそうだった!…まあそろそろいいか。すまない、心配かけたというか
忍奉 : 死んでしまってすまない…
珊瑚 : …、っ ほ、本当ですよぉ!
珊瑚 : …もう、取り返しの付かない事になったかと、 思っ……(不意に緩んで 瞳が滲む
忍奉 : 実際、我が主は気まぐれだ。新しい私になっていたかもしれない
忍奉 : その場合、我が主の書斎の忍者漫画にはまらない、真っ当なつまらない執事になっていたかもしれない
忍奉 : ただ、君が望んでくれたから…私は此処にいられる
珊瑚 : ………、、
忍奉 : ありがとう、珊瑚クン。
珊瑚 : ……… よ、かったです。
珊瑚 : 戻って来てくれて……。(両手で口元押さえて
珊瑚 : ・・・(あれ?
忍奉 : それだけ心配されては、いよいよ我が身が情けなくなるというものだ…
珊瑚 : (この感じ、もしかすると、……ぶっちゃけたアレコレ聞こえていたのでは?
珊瑚 : …… …い、いやー!
忍奉 : これはだし巻き卵で返さなくては…どうしたんだ珊瑚クン!
珊瑚 : だ、だだだってあれだけ守ってもらいましたから。そりゃもー気になりますって!
忍奉 : カタ…焼き卵のほうがいいかな!!
珊瑚 : ッ!? そ、、、そうですね!サービス盛り盛りでお願いしまぁす!
忍奉 : タイ…焼きも用意しようか!!
珊瑚 : !! う、うれしいなー!南城甘いものはALL超好きです!
ギミミス : ……持ってきた持ってきた!!(わたふたしながらバケツとコップをもって戻ってくる
忍奉 : バ、バケツだー!!(想定外顔
ギミミス : いっぱい持ってきたよ!!水!!
珊瑚 : バケツだー!! イッキしますか先輩!!
忍奉 : 砂糖を加えたいところだ…(バケツもらって、コップなしにごくごく
忍奉 : (この際なんだっていいとばかりの
珊瑚 : 本当にバケツで行った・・・!(衝撃顔で見てる
忍奉 : “マザーグースソング”は血の分身だから、水分がいくらあっても足りない(プハーと
ギミミス : もっとお水いる?!
忍奉 : いや、これでオッケー!ありがとうギミちゃん、生き返ったよ
ギミミス : –––––––––(ぐすっ、と
ギミミス : ––––––––––オッサンが50m隕石投げろっていうから投げたのに
珊瑚 : はぁい、ありがとうございます!(ギミミスに笑顔
ギミミス : ––––––––殺しちゃったと思ったじゃん
ギミミス : う、うわああああああああんんんん(あられもなく号泣する
忍奉 : いや、実際あれはいわゆる「私ごとやれ!」だからして…ああ!
忍奉 : すまない!というか結局あれで襲撃者倒せなかったし私よく考えると無駄死だったのでは?
珊瑚 : あっせんぱーい!女の子泣かしたー!
ギミミス : うわあああああん……オッサンのアホウ–––––!!(5cm隕石をたくさん投擲する
忍奉 : 痛い!それ爆発するから痛い!(ぺしぺしばんばんと
忍奉 : こ、この分は花見で…お花見のときに…
珊瑚 : そう、そうですよ! お花見ですよ!
ギミミス : …………お花見?
ギミミス : (はたと止めて
珊瑚 : 花見計画に一番噛んでた先輩が抜けるとかありえナッスィンですからね!
珊瑚 : これからも……よろしくお願いしますよっ!
忍奉 : …ああ、そうだね。この血達磨忍奉、やってやるさ。みんなが満足する花見ってやつを!
忍奉 : そしてよろしく、珊瑚クン。カタ…の件については、そうだね…(思案する
珊瑚 : …(…ぁぁ、良かった。これまでと変わらない。いつも通り。いつも通りだ。
珊瑚 : (いつも通―)りっ!?
忍奉 : エンデとしては不可、忍奉としては…
忍奉 : おっと、“私は聞いていない”のであった!!
珊瑚 : … …、 わ。
珊瑚 : ……忘れてもいいです。 聞こえてなくても。
珊瑚 : …いつも通りで、いてください。(俯きがちに
ギミミス : ね–––––––、なんの話してんの??
忍奉 : …あっはっは、     いいとも、私は血達磨忍奉。
忍奉 : 機会を待とう。満月の夜がいい。晴れた夜がいい。そこで、もう一度。
忍奉 : いいかな、珊瑚クン
珊瑚 : 
珊瑚 : …… わかりました。(小声で
忍奉 : うん。…そう、月の話さ、ギミちゃん
ギミミス : …………月??––––変な趣味ィ。ギミちゃんわかんない。
忍奉 : いずれわかる!そう、すてきなレディになれればね!
ギミミス : ふーん。ま、いいや。
珊瑚 : さぁてさて!(ぱんっと両手叩いて
珊瑚 : とりあえず…中入りますか!?
忍奉 : そうだね!さーて、とりあえずレバーとか食べないともちそうにない!
忍奉 : あとジルヴィックさんのアレだ、今こそアレを食べるときだ!
珊瑚 : なるほど!サイドはほうれん草で!
珊瑚 : あっ・・・なんか厨房で蠢いてるアレですか!?
忍奉 : 水晶っぽいやつ!魔力補給に一番らしい。
忍奉 : (立ち上がる 無事らしく、そのまま歩いて
忍奉 : …我が主のハッピーエンド好きにも、全く困ったものだ(呟き、でも悪くないという顔で
珊瑚 : へぇー、やっぱ食用になるだけの理由があるんですねぇ…(追って立ち上がり
珊瑚 : ギミちゃんも行きましょー! …あれ?春夏秋冬ちゃんは何処に…??
忍奉 : きっとあとからくるさ!いこうか!
珊瑚 : はーい!(喫茶へと歩く
ギミミス : 仕方ないしついてったげる(同じく喫茶へゆっくりと浮遊で
忍奉 : (──夜の童謡はこうして一段落。たまには怖くない終わり方も、いいじゃない。
忍奉さんが退室しました
ギミミスさんが退室しました
珊瑚さんが退室しました
春夏秋冬 : ――――(宵開けの広場の中心に立つ人影
春夏秋冬 : (大筆を構え、トン、と地面を踏む
春夏秋冬 : (踏んだ場所が明るく灯り、歩を進めていく
春夏秋冬 : 陽と、陰を、与えたもう護り手よ
春夏秋冬 : さぁ、ここに絶景の一筆。収め奉る。
春夏秋冬 : (筆を揮う。墨色のそれが、弧を描き、周囲に明かりが灯っていく
春夏秋冬 : さぁ、さぁさ。 いざここにご照覧あれ。
春夏秋冬 : (夜明けの灯りが差し込む。中空にいくつもの円を画いた墨に乱反射する
春夏秋冬 : (日光に鮮やかに浮かび上がる着物の裾と、墨。
春夏秋冬 : (ひるがえり、かすかな風に遊ぶ布すら持て余すこと無く
春夏秋冬 : (それら全てを装飾にする雅を、美と云わずして何というか。
春夏秋冬 : 百花王、!(静寂を吹き飛ばすよう 大筆の柄をズドン!と地に
春夏秋冬 : 神州・桜神降ろし!
春夏秋冬 : (彼女を中心に、春風が巻き起こる
春夏秋冬 : (広場は瑞々しい草木に覆われ、墨で岩山が迫り上がり清流が音を奏ではじめ
春夏秋冬 : (樹木は次々と粧うように桜を纏っていく
春夏秋冬 : (曰く、理想郷 曰く、桃源郷 曰く、仙境
春夏秋冬 : (御伽を切り出したような 鮮やかな桜と緑と青空のグラデーションが広場に広がる
春夏秋冬 : ――――
春夏秋冬 : っし、一丁上がりってね!
春夏秋冬さんが退室しました

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最終更新:2018年04月02日 12:53