移ろいゆく者達 [未年 アルジェン 夏凛 ウルファング ギミミス]

未年さんが入室しました
未年 : (翌日にはテラスは元通り。学校から自転車で直接バイト。季節もかわり、まだ明るい。
未年 : ふう(結局、閑古鳥なのは変わらないし、人が来たらきたで何か起こる。はた迷惑な喫茶だ。
アルジェンさんが入室しました
アルジェン : (カランカラン(入店してくる
未年 : いらっしゃいませ。アルジェンさんですか。
アルジェン : やあ。(片手挙げて、やや弱弱しい笑顔で
未年 : 根無し草になってしまったようですけれど、その後いかがですか?
アルジェン : うー…ん、昨日の今日だし、まだなんともだな。(困ったように笑って
未年 : そんなことでは、また襲われた時に大変ですね。今日はディーンさんもいらっしゃらないですし。
アルジェン : …。(曖昧に笑って
未年 : 昨日の今日ではそんなところですか。まずは席にご案内します(テーブル席へ
アルジェン : …うん、ありがとう。(案内を受けて席へ
未年 : そしてこれは地獄のミストコーヒー。
アルジェン : ! …せっかくだし頂くけど… …たくさん仕入れたの?
未年 : いえ、余りまくっているだけです。
未年 : ディーンさん、そう、ディーンぐらいしか飲まないので。
アルジェン : ……苦いもんな。(素朴に
未年 : 深みがあると言いましょう。
アルジェン : 、なるほど。(素直に
未年 : それでアルジェンさん、ヌマチは見逃すってことでよかったんでしたっけ。
アルジェン : …(少し間を置いて) うん。
アルジェン : (片手で顔を覆い)…どうやら、どうしてもそれだけは……譲れないみたいだ。
未年 : 魔物なのに。ヌマチ、ああ見えて結構人も食べますよ?無差別では無いですけれど。
アルジェン : … …そうなんだ。オレもヌマチの事、そんなに知ってるわけじゃないんだろうな。
アルジェン : ははっ、ますます何でなのかわからないや。
未年 : 一目ぼれでもしました?(首かしげて
アルジェン : …?? どうなんだろう…?オレ、そういうのには詳しくなくてさ(本当によくわかってない感じ
アルジェン : …ああ、でも、オレの事友達だって言ってくれた。 それは…嬉しかったな。
未年 : アルジェンさん、知り合い多そうに見えませんしね。
アルジェン : そうだなぁ、この世界に来てからまだあまり経ってないし。
未年 : 優しくされることも、無さそうですしね。
アルジェン : それまでの記憶も、殆ど忘れちゃってるからなぁ…(あっさりと
未年 : ? なら、何を赦されたいんです?(昨日の話から
アルジェン : …… それは。
アルジェン : … 存在する事、…だよ。
アルジェン : …記憶は失くしても、自分の成り立ちだけはわかるんだ。世界にとって自分がどういう存在かって事、なんとなくね。
未年 : 抗魔金属みたいなものですか。先日は 『世界の脅威』への対処…など言ってましたけど。
アルジェン : ……(未年の言葉に黙り込む。それは暗に肯定でもある
未年 : たとえば抗魔金属だと、ほら、みなさん狙いますよね。
未年 : 傷つけられると治らない、<守護>の敵ですから。ではアルジェンさんは誰に狙われているんですか?
アルジェン : 狙われては、いないよ。 ……狙う側だから。
アルジェン : 狙われないために狙う側になったんだ。
未年 : ははぁ、なるほど。それは後ろ髪を引かれますよね。
アルジェン : より多くの「世界の敵」を討って、平和な世界の為に、ありったけの力添えをして、
アルジェン : 最後にオレを救って<ころして>くれないか、って。
未年 : ヌマチ、魔物ですけど今は街のために戦ってますからね。もしかするとそこだけ似ているのかも。
アルジェン : ……… そうお願いしたんだ。 …だから、
アルジェン : 本当は、オレはヌマチを殺さなくちゃダメなんだよ(前髪をぐしゃりと
アルジェン : そうじゃなきゃ、只の「世界の敵」になってしまう。なのに……できなくなっちゃった。
未年 : どうしてですか。
未年 : おっと、“それがわからない”から悩んでいるんでしたっけ。
アルジェン : ……そうだよ。 …友達だから、なのかな?
未年 : 使命のためなら友達ぐらい殺せそうですけれどね、アルジェンさんは。
未年 : きっと忘れているだけで、気づかなかっただけで、これまでも見知った仲も殺してきたのでは?
アルジェン : うん、きっとそうだろうな。…だって、そうしない理屈が無いじゃないか。
未年 : ですよね。最初から壊れているんですよ。きっと、ですけど、最初から壊れて飛んできて
未年 : なんだってキッカケになりえた。それがたまたまヌマチだっただけで。
未年 : 足を止めてしまって、前にも後ろにも行けなくなってしまった。そんな状態に見えます。
未年 : だってほら、“存在している事が間違いだ”なんて、にこやかに言えていたんですから。
アルジェン : ……未年?(きょとんと見上げて
未年 : だから、ヌマチを理由にするの、やめましょう。
アルジェン : …。 どうして怒ってるんだ?
未年 : 一つ、姉をダシに使われるのはたまらないからです。二つ、私はなよなよした男は嫌いです。
未年 : 三つ、存在が間違っているものなどありません。以上です。
アルジェン : ……。 …そっか。
アルジェン : ごめんな。(困り笑いで
未年 : 貴方も含めてですよ。たとえばそれが世界を壊したりしてしまうものであったとしても
未年 : 間違いとか、そういうことじゃないんです。なんだって使い方です。
未年 : 抗魔金属は、生憎と意思は無いので選べませんけれど、貴方はなよなよしてますが頭はちゃんとついてます。
未年 : ちょうどいいから、壊れて着地したついでに新しい生き方でも探したらどうです?
アルジェン : …、新しい、生き方…。(己の開いた掌を見つめる
未年 : 身の上話では無いですけれど。私の兄弟姉妹は皆、ワケアリで拾われてます。
未年 : 沼知は幻獣と魔物のハーフで、人食い。ですが、今は鉄道の正規部隊として活躍しています。
未年 : 太陽はアルジールという大悪党の血族です。ですが、今は過去を捨て、誇りある戦士として成長中です。やること極端ですけど。
アルジェン : …… じゃあ、君は?
未年 : 古威流未年(ひつじ)です。ただの。今は。
未年 : 今は。何も無かった。ですが、学生していたり、喫茶でバイトをしていたり…
アルジェン : 今は、か。
未年 : ただの。ちょっと世界の事情に詳しいだけの未年です。
アルジェン : …じゃあ、つまり君は、新しい生き方を選べたんだね。
未年 : 誰だってキッカケさえあれば。止まるのもキッカケであれば、進むのもキッカケです。
未年 : 止まる理由にヌマチを使われるのは困りますが、進む理由なら…
未年 : そこは私が考えるところではありませんでしたね。
アルジェン : ……。そっか。
アルジェン : ……なんだろう、 上手く言えないんだけど、(カップの縁を指でなぞり
アルジェン : …ありがとな。(未年を見て笑う
未年 : ヌマチの友達が居なくなると困るんですよ。
未年 : 友達少ないんです。私の姉も。
アルジェン : 未年はオレの事嫌いなのかなって、なんとなく思ってたけど…、それでもこんな風に、色んな事を話してくれる。
アルジェン : オレは今、それに、…すごく、助けられてると思うから。
未年 : あ、嫌いですよ。とある理由で好きにはなれません。
未年 : ですが、そうですね。クールぶったりしてダウナーな感じで居られるのはたまらないので…
未年 : 熱血でお願いします。私に、貴方の熱血を見せてくださいね。
アルジェン : 熱血。(きょとんと
未年 : 私に、熱血を教えてください。
アルジェン : …… 熱血が…好きなの?(どうにもわからない
未年 : 熱血ってなんでしょうね。きっとディーンや幻磁とはまた違うんでしょう・
未年 : わからないからこそ、見せてくださいね。きっと進む第一歩は、熱いから。
アルジェン : … 頑張るよ。(笑って
未年 : (それに返事はせず 喫茶の時間は流れていく
未年さんが退室しました
アルジェンさんが退室しました
夏凛さんが入室しました
夏凛 : (夕暮れの喫茶
夏凛 : (歩きスマホしながら入店するJK魔術師
夏凛 : はぁ? モーさん狙え言われましても術玉藻無いけどアタシ。
夏凛 : (チャットアプリの向こうの誰かに文句言いながら、窓際の席に座る
夏凛 : (注文するはトマトクリームパスタ。いつもどおりスマホアプリから注文。
夏凛 : っはぁ。簡単に言ってくれちゃって。こちとらバスター板パ作るだけで全力だっての。
夏凛 : (ぶつくさ文句言いながらソシャゲ起動していく
夏凛 : (学校帰りのいつものムーブ。今日も平常運行だ。
夏凛さんが退室しました
ウルファングさんが入室しました
ウルファング : (喫茶入り口でキアシスチームから上がってきたUFOの人的被害を確認している
ウルファング : ……死者、負傷者ゼロだと…
ウルファング : 一体何が起こっていたんだ…
ウルファング : まあいい…。犠牲者が出なかったということて、良しとしよう…
ウルファング : (セントラル、恐ろしい場所だ
ウルファング : (そのまま立ち去る
ウルファングさんが退室しました
未年さんが入室しました
未年 : (片付いた店内 復興していく街並 やがて中央公園の木々が、喫茶を外から見えなくしていく
未年 : (すっかり、バイトが生活の一部に馴染んでしまった カウンター席で宿題を解く
ギミミスさんが入室しました
ギミミス : (浮遊オブジェクトに乗って喫茶入り口に飛来する少女
未年 : いらっしゃいませ。
ギミミス : どーも。ギミちゃん、適当に座るから。(空いている席に着席
ギミミス : レモンティーちょうだい。(カバンをがさごそとして、宿題を取り出す
未年 : かしこまりました(カフェ制服なので店員
未年 : (レモンティーをテーブルに置き、宿題を見遣る
ギミミス : (宿題にせいをだすギミ
未年 : (浮いてきたところから、普通の学生では無いことは察せる
未年 : (…とはいえ、話しかけることも無い 相手は宿題をしているのだ
ギミミス : (宿題に夢中。頭をかいたり、うーん……?とか唸ったりしている
ギミミス : (そうして宿題タイムは過ぎていくのだった
ギミミスさんが退室しました
未年さんが退室しました

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最終更新:2018年06月04日 09:56