真・熔虐竜 明日への帰路 [メラ・レウカ フラジール ディーン 夕陽 アルジェン]

メラ・レウカさんが入室しました
メラ・レウカ : (午後3時頃 セントラの復興中市街 まだ灯りのない街路灯に、大量の鋏が突き刺さり、さらに根元が切断される
メラ・レウカ : (無数の鋏が突き刺さった街路灯が宙を跳び、中心へ向かうメラ・レウカの口に おやつか何かのようにそれを噛み砕く
メラ・レウカ : (上空を旋回していたはずのミオ・レウカは倒され、後ろから追いついてくるはずのジオ・レウカも来ない。
メラ・レウカ : (──オッド・アルジールの非合法研究は多岐に渡る。
メラ・レウカ : (ヴァースに幅を利かせる能力は3つ。氣、魔法、そして魔人能力を初めとする異能。
メラ・レウカ : (“最強”を作り出すとすれば、攻撃面でならばベースは珪素生物、いや鉱核生物がベストである。
メラ・レウカ : (そして防御面。魔法に対しては当然の如く抗魔金属が選択された。
メラ・レウカ : (魔人能力などへは、他ならぬオッド・アルジールの義眼魔眼の能力により耐性を得た。
メラ・レウカ : (だが、結果的にであるが… 個体“レウカ”は制御を離れ、暴走した。
メラ・レウカ : (魔力でも異能でも制御できない生物になり、工場を食い荒らし、アルジールの残滓を食い尽くしてしまった。
闇口さんが入室しました
闇口 : (建造中ビルから見下ろして)…という話が、このレウカ事件の概要ですねぇ。
闇口 : ですがこの話には続きがあります(どこへともなく、語りかける
闇口 : “何故、NSではなく喫茶を目指したのか?”
闇口 : ええ、そう、理由がないんですよねぇ、食事という面だけで考えれば、NSに行くはずです。
闇口 : なのに喫茶。…理由は2つと思われます。一つは神無き地関連…
闇口 : もう一つは…全くふざけすぎて笑えてきます
闇口 : “最強”を目指すなら、そりゃ、いきますよねぇ!(笑って
闇口 : 喫茶店、エンドレスバトルに!
闇口 : さあさあ舞台は最終局面、がんばってくださいよ皆さん!骨は拾いますから!
闇口 : (しゅるんとコートに包まれ、影へ 各方面に、レウカの正体などをバラまいた男
闇口 : (何故かって?暴走してくれたせいで色々と資金面で回収できないことが多すぎたのさ!
闇口 : (直接関わってはいないが、腹いせである
闇口さんが退室しました
メラ・レウカ : (背びれが緑色に淡く光る 波動を放ちつつ、いよいよ喫茶を捉える
フラジールさんが入室しました
ディーンさんが入室しました
フラジール : (遥か彼方より弧をえがく光――翡翠色の流れ星が、空と音を切り裂いて
フラジール : (喫茶の前に降り立ち、各部が展開。遮るようにバーニアの残滓が羽ばたく
ディーン : (セントラの復興中市街を平時と変わらぬ歩調で現れる。2mの大柄な男。
フラジール : 見つけた。貴方が。(メラ・レウカを見据える
メラ・レウカ : Sssss…
ディーン : (確実に、メラ・レウカに立ちはだかるようにそこにある。揺らめく蒸気を立ち上らせて。
メラ・レウカ : (距離はまだ広場まで30Tdほど 最も、レウカ系の身体能力ならば数歩に等しい
メラ・レウカ : (他のレウカ個体はセントラルやNSの周囲に散っており、喫茶に向けて集合している──が
セントラルラジオさんが入室しました
セントラルラジオ : 『セントラルシティに向かう複数の“レウカ”と思われる個体と、複数の戦闘者が交戦…』
セントラルラジオ : 『フォーデンからプロファイターも駆けつけ、お祭り騒ぎのようになっています』
ディーン : あれもまた、新たな生命と呼ぶべきなのかもしれんが──。
セントラルラジオ : (ラヴィ=ラヴィラも含め、此処にいない人達は外側の迎撃中ということだ)
セントラルラジオさんが退室しました
フラジール : 抗魔も、色々。だけど……ちょっと、踏み潰し、過ぎる。
フラジール : でも…ちょっと、、だいぶ、強い(バイザーのけたたましく移り変わる情報を流しながら
フラジール : ディーン、大丈夫?
メラ・レウカ : (見遣る 2人を 立ちはだかるならば、敵である。だが、奇襲してこなかったことも事実である。
ディーン : …………む? なぜおまえがここに。あれは危険だ。下がった方がいい(声をかけられ、ようやくフラジールに気づく
メラ・レウカ : Sanbi(鋏状のオプションが飛ぶ…も、それは2人を狙うものではなく、時計を串刺しにして持ち上げる
フラジール : 、 そうも、言ってられない(串刺しにされるそれを見つつ
メラ・レウカ : (そのまま、引き戻す なんのつもりか?)Sssss…
ディーン : それはそうかもしれないが……なぜ戦う? 理由だけきかせてもらえるか?(問いかけながら、レウカに注意を向ける
メラ・レウカ : Battle Gong(時計を真上にぶん投げる …しばらくすると、噴水あたりに落ちてくるだろう
メラ・レウカ : (あろうことか礼儀正しい 随分上まで時計が飛んでってしまったため、話す時間は十分あるが
フラジール : 難しくは言えない。でも、放って置くと、誰かが傷つく。
フラジール : 貴方と一緒。だから来た(ディーンを横目に
フラジール : それに、、気になることも、多いから。
ディーン : ……そうか。それならいい(納得したように頷く
ディーン : (無用な責任感からここに来たのであれば、叩き返すつもりだったが。
フラジール : (シールド準備、同時に魔眼の起動を試す
メラ・レウカ : (時計が落ちてくる 魔眼なども含む異能系はやはりこの距離ではほぼ無効化される
メラ・レウカ : Sssssssaaannnbi!!(時計が、噴水に突き刺さると共に吠える
フラジール : (腰辺りの基部が開くが、義眼起動せず――)やっぱ、ダメか。
メラ・レウカ : (両側面から一斉に武装展開 正面にヒート弾の弾幕開始
ディーン : 命を守ろうというのなら、自分の命も粗末にするな。それも守れ。いいな!(咆哮とほぼ同時にレウカへ向けて走り出す
フラジール : ――(僅かに目を細めると、疾走開始
メラ・レウカ : (4mもの巨体が武装要塞へと切り替わる 喫茶広場をヒート弾が爆破していく 当然、2人にも迫る!
フラジール : (一瞬でディーンを追い抜き――光のスケートラインを描きながら接近
ディーン : やれやれ、聞いていた以上に厄介そうだな(正面に蒸氣の壁を作り出し、じりじりとそのまま歩き出す
フラジール : (弾幕を掻い潜り、目の前で巨大な電磁バリアを展開!
メラ・レウカ : (効果が薄いとみるや体色変化 同時に、バリア形成の一瞬後に大質量の何かが突き刺さる)Saaan
メラ・レウカ : (伸びた、尾…テイルブレード!)bbbbbi
ディーン : (弾幕が薄くなったと同時に、抉れた地面から大き目の瓦礫を拾い出し、レウカの顔面に向けて投げる
ディーン : (そのまま間髪入れずにダッシュして距離を詰めていく
フラジール : ッ!(範囲特化で頑強さに欠ける――テイルブレードにバリアごとふっ飛ばされる
メラ・レウカ : (吹っ飛ばされ、追撃を入れようとしたところに瓦礫が直撃 首が大きくぶれる)sssssss
メラ・レウカ : (全身抗魔金属にとって瓦礫程度はダメージにはならない が 衝撃を受ければのけぞる
メラ・レウカ : SSS…
ディーン : さて、まるで効いているという風ではない……が……!(メラ・レウカと吹っ飛ばされたフラジールの間に立つ
メラ・レウカ : Sanbi(近接モード 自ら突撃し、前足でのサッカーボールキック>ディーン
フラジール : (くるんと反転し着地、肩にロングバレルを展開
ディーン : 近寄れればできることもあるだろうさ!(その動きを予測、避けることは不可能と断じて蒸氣の壁を展開して逆にぶつかりに行く
メラ・レウカ : (4mから繰り出される格闘技と、蒸氣が激突し周囲に衝撃が奔る
ディーン : ぐっ……(質量差で地面を抉りながら後ずさる
メラ・レウカ : bbbbbb(そのまま斜め上から踏みつけるような体勢 さらに、背後から無数の“鋏”が浮いて出てくる
フラジール : ――射れ<ファイア>(振り上げる足の関節狙い――大口径の電磁ライフルを放つ
メラ・レウカ : (バチンッと金属が裂ける嫌な音と共に足が半分もげる 体勢を崩し、転が…否、“転がる”
メラ・レウカ : (自らそのままローリング、残る片足で地を蹴り広場へ躍り出る
メラ・レウカ : sssss…(鋏での追撃ができなかったことに不満を示すかのように、空中で五月蝿く金属が鳴る
ディーン : まるで歴戦の獣だな(その様を観察しながらまたレウカへと歩みを進める
フラジール : (続けざまに胴体目掛けショット
メラ・レウカ : (足の修復中のため、動けず直撃 大きくめり込む
メラ・レウカ : Sanbi(お返しとばかりにメルトキャノンをフラジールへ放射
メラ・レウカ : (コアが口から見える状態 胴体へのショットでコアがやられるのを防ぐためと…反撃のため!
フラジール : っ、――(熱源感知、咄嗟に真横にクイックブーストし回避
フラジール : 続けて……、ダメか(オーバーヒートし赤熱化した砲身を畳む
メラ・レウカ : SSSSSSsssss(出力増強、斜め上へ薙ぎ払うように首を振り 遠くの建造中ビルが斜めに切断
ディーン : あれが核か!(露骨にコアを狙って瓦礫を横合いから投げる
メラ・レウカ : (ゴジュッ…と音を立て瓦礫が“溶け”る!
ディーン : ……これは骨が折れそうだ(その様を確認してまた接近を再開
メラ・レウカ : (腰のあたりから大型砲身を背に沿って展開
メラ・レウカ : Keraunos(狙いは…ディーンでもフラジールでもなく、明後日の空
フラジール : ――(エネルギー感知、戦歴より次点攻撃予測
メラ・レウカ : (システム・ケラウノス放射 空へ青白い高出力レーザーが放たれる
フラジール : ――、 伏せて(かっ飛んできてディーンの横に着地。
メラ・レウカ : (セントラルの空一面が、青白く輝き、帯電する
フラジール : (真上に両腕を向け、出力全開、ボルテックシールド
ディーン : ──了解(伏せながらフラジールと自身を覆うようにドーム状の蒸氣癖を展開
フラジール : (テイルブレードを地面に突き刺し、アース代わりに
メラ・レウカ : (──直上より、2人を地面もろとも抉り焼きぬかんとする神の怒りが降り注ぐ 極太のビーム
フラジール : ――――――ッ!!!(衝撃に体が思い切り揺らぐ
ディーン : (削られる蒸気壁に止めどなく蒸氣を送り込んでいく
メラ・レウカ : Sanbi…(大地に濛々と熱気と蒸気 “経験”上、これを食らったら終わりとレウカは判断
メラ・レウカ : (なにせヴァース上でも類を見ない攻撃規模の必殺兵器 折れ曲がった片足を膝でつき、修復に専念し始める
???さんが入室しました
ディーン : ──(すぐさまドームを解除してレウカへ向けて走り、腹下に滑り込み
??? : (遠くの方で甲高い炸裂音が鳴り響く
フラジール : ―――、――――(茹だるような熱気。煙の中で立ち上がる
??? : (そして、マッハ30ほどで接近してくる物体
メラ・レウカ : Sa…!(背びれが鳴る 接近に気づく
???さんが退室しました
夕陽さんが入室しました
ディーン : (掌を押し当て浸透攻撃。腹部から背部の破壊を狙う
夕陽 : 全く、これは想定を完全に越えていますね……。(レウカから少し離れたビルの上に着地
ディーン : 砕けろ……!!
メラ・レウカ : (近接モードに切り替えるも、内部のコアを掠めて背中が吹っ飛ぶ
メラ・レウカ : (スキル・キャンセラー破壊
メラ・レウカ : bbbbbbbb(そもそも下にもぐりこまれると、何もできない!
アルジェンさんが入室しました
夕陽 : 概念魔法・《速度の精霊》……。(夕陽の周りが淡い金色に包まれる
アルジェン : (
夕陽 : (概念《速度》の限界行使。任意の事象の速度をゼロから、その物質が耐えることのできる限界まで上げることができる。
メラ・レウカ : (仕方なく、大きく跳ねる 喫茶の屋根の着地
アルジェン : (トンッ、と夕陽の隣に降り立つ人影
夕陽 : (そして、それは抗魔金属に対しては《余波》。抗魔金属と対等以上に戦えることが、彼女がリーサルウェポンと呼ばれている由来だとか、なんとか。
ディーン : 逃した……いや、逃がさん(即座に立ち上がり追撃を開始する。これ見よがしに右掌に蒸氣を溜め込み、こちらを狙うよう仕向けながら
フラジール : (着地した矢先、レウカ目掛けて一直線にブースト突撃――加速魔眼で加速もしている!
アルジェン : や、夕陽。…まぁ、おおよそ目的は一緒かな。(金色に輝くその姿を横目に、視線は喫茶に
夕陽 : ええ、どうやらそのようですね…。
メラ・レウカ : (睥睨し、しかし反応が追いつかない 否、無数の鋏が柵のように展開する
フラジール : (豪快に、顎に膝蹴り
メラ・レウカ : (ガチンッ!!と鋏の柵が膝蹴りを受け止めるも、諸共吹っ飛ばされる
メラ・レウカ : sssss!!(砕けた顎の反撃とばかりに鋏の群れがフラジールへ跳ぶ
フラジール : (勢いのまま宙返りすると、再度ブーストし弧を描き肉薄
夕陽 : 協力していただけるようで、助かります……。(懐から融魔法金属弾を取り出し、
メラ・レウカ : (さながら速射砲の如く体表から鋏が飛び出す
夕陽 : (レールガンを遥かに超える速度でレウカに射出 およそ10倍以上
フラジール : ――どうして、それを持ってる――?(電磁シールドで最低限を防ぎつつ接近し
メラ・レウカ : (ガゴッ…と鈍く低い音と共に胴体に穴があき、鋏の連射が停止
アルジェン : …あぁ。『誰にとっても敵』っていうのは、とてもありがたいし、やりやすい。(夕陽に続けて、スッと指ピストルを向ける
ディーン : どうやら、援軍らしい。仕留めに行くとしよう(射撃を確認し、射線に入らぬよう回り込んで側面を目指す
メラ・レウカ : (喫茶上では的と考え、フラジールから逃げるように広場中央へ跳ぶ
ディーン : そちらから来てくれるとは好都合!(レウカの背後から尻尾を掴む
メラ・レウカ : (テイルブr…に変化しそうになったそれを掴まれ
ディーン : ここで……(掌からは蒸氣が溢れ……それを、錬氣によって固定する
フラジール : (光を撒き散らし、執拗に追いかける ――深追いし過ぎとも言える。でも、それは、どうでもいい
ディーン : 止 ま れ 。
メラ・レウカ : (空間に楔を打たれたかのように尾が止まる)ssssssss!!
夕陽 : (そのまま、二発、三発とメラ・レウカの頭部をめがけて融魔金属弾を射出
メラ・レウカ : (頭部が吹っ飛ぶ 金切り声
夕陽 : (一発打つたびに空気の裂ける甲高い炸裂音が鳴り響く。
アルジェン : すくわれない命。…きっと君は、オレと一緒だ。(独り言のようにぼやく。レウカの事だ
メラ・レウカ : (既に生成した鋏の群れを夕陽へ向けて放つ
アルジェン : (指先から銀のエネルギー弾丸を連射 楔を次々と撃ち砕いていく
メラ・レウカ : (頭部を急激に再生…するも、ほぼハリボテめいた状態 穴だらけのそれに目が作られる
フラジール : ――!(その矢先、頬っ面を出力任せにぶん殴る
夕陽 : 素晴らしい腕前…、助かります。(アルジェンの連写を見ながら。
メラ・レウカ : (いかに抗魔金属といえど、たまらずもげて頭ごと吹っ飛ぶ
フラジール : (彼を)どこに、やったの――(吹っ飛ぶ様をホバリングで見下ろしながら
メラ・レウカ : ─ss─sss(天へ首を翳す 赤いコアは本来は口から出てくるものだが、不気味に喉から
メラ・レウカ : (全方位、熱源探知によるメルトキャノン アルジェン以外、ディーンに至っては尾ごと貫く勢いの無差別
アルジェン : ありがと。君の方こそ、ソレって魔術だろ、――!
夕陽 : ……!(上空に退避
ディーン : ちぃっ……!!(フラジールを庇いながら、左腕一本を犠牲にしながら大出力の蒸氣で壁を作る
メラ・レウカ : (もはや構わないとばかりの連射 四方八方に死の熱線が飛び交う
フラジール : 、…!(咄嗟に反応が遅れていた――が眼前には迸る白霧の壁
ディーン : (左腕が赤熱しながら配管ごと砕けつつも、ひたすら止めどなく供給される蒸氣の壁が熱線を防ぎ続ける
アルジェン : …、これは…!(霞める様に隣を抜ける大熱線
メラ・レウカ : (三人を感知すれど、武器精霊のアルジェンが“みえ”ないのか
フラジール : ディー、ン。(連射に埒が明かない、と
メラ・レウカ : (ひたすらに周辺を焼く 広場の木々が珍しく燃え上がる
夕陽 : (自分が耐え切れるまで速度をあげる。速度の限界行使。
夕陽 : (そのまま、右に左に、超速度で回避していく。
ディーン : 前に、出る(使い物にならない左手の代わりに、右手で壁を作りながらじりじりと前に進む
メラ・レウカ : (首無し竜の最後の咆哮
フラジール : (アーマーが展開し、前のめりに――四つん這い?
フラジール : 乗って。(白狼に変形
メラ・レウカ : (コアは露出し続けているが…放たれ続けるメルトキャノンがあまりにも邪魔になる
ディーン : 了解だ(壁を展開したまま白狼に乗る
アルジェン : …、(オレの事は感知されていない?(とんっと隣のビルに乗り移り
フラジール : 重。(ぐぐ、と一瞬沈むが持ち直し
夕陽 : (隙を見せた瞬間に、一気に叩く……!(回避しながら
フラジール : (ブースターフルスロットル、その場を駆け出す
メラ・レウカ : (再び崩壊していくセントラル なにがために頭部を失ってまで戦うか
フラジール : 壁、良いよ。攻撃に集中して――(と言うにはあまりにも紙一重で熱線を躱しながら奔り
ディーン : ……やれやれ。頼もしいことだ(壊れかけの左腕を外し、右腕への蒸氣供給を最大限まで高める
メラ・レウカ : (抗魔の熱線をこれほど受け、セントラルは復興できるのか?否、それよりも…
アルジェン : …、何にせよ、このままじゃ街が、ッ(ビルを飛び移り、広場に近付いていく
メラ・レウカ : (この竜は止められるのか)──!
ディーン : 一撃。隙さえ作れば、あとは向こうの連中が仕留めてくれるはずだ。
フラジール : ――わかった(獣めいた俊敏性で左右にブレながら疾走し、後元へ
メラ・レウカ : (放射をやめ、首を捻る 収束
ディーン : 少しだけ右だ(予測。既に機械のそれと変わらない動きはよく読める
フラジール : ――、(僅かに右にステップし足元へ駆けていく
夕陽 : (甲高い炸裂音
メラ・レウカ : (収束メルトキャノン 盲目の中、必殺の熱線を狼と騎士へ放つ…も
夕陽 : (放射をやめた瞬間を見計らって、融魔金属弾の超高速発射
メラ・レウカ : (それは外れ、コアに直撃するように突き刺さる
夕陽 : 外しましたか、……。
メラ・レウカ : (罅割れるコア コアから流れ出た血とも体液ともつかぬものが
メラ・レウカ : (地を焼き焦がす
フラジール : 良い感じ(言って前足ブレーキ。僅かにディーンが跳ね上がる
メラ・レウカ : (膝をつき、胴体が倒れる
フラジール : (前宙しながら変形、ディーンの足裏を合わせ――
フラジール : 行って――!(カタパルトばりに蹴っ飛ばす!
ディーン : まさか、自分が飛ばされることになるとはな──(弾丸のように飛び出しながらコアに向かって突貫
メラ・レウカ : (僅かに首周りに再生の兆候、コアを隠さんとする
アルジェン : ――― あ!(何か思い付いたかのように飛び出し
アルジェン : (銀の波動と共に突進を開始 ――レウカと言うよりは、ディーンに
ディーン : ──む?(レウカに迫りながらさらに速い速度で迫るアルジェンを視認する
アルジェン : やあ、こんにちは!(吹っ飛ぶディーンに追い付く速度 律儀に挨拶して
アルジェン : 良かったら、いや、もう可否も取ってる場合じゃないけど――(銀のオーラがディーンを覆う
ディーン : ああ、どうやら以前よりは元気そうだな(呑気に返事をしながら銀のオーラに包まれていく
アルジェン : オレを『使って』くれ!(ディーンに溶け込むように姿が消え
メラ・レウカ : (完全にコアを覆う …どころか、防御のためか歪に装甲を盛り始める
アルジェン : (失われた左腕を再生するように――生み出される、銀色に輝く砲口
ディーン : ──面白い!(弾丸じみた速度でレウカのコア装甲へ激突。右腕がひしゃげながらもたどり着き
ディーン : (装甲ごとコアを狙って銃口を突き付け、蒸氣を左腕に総動員。狙いは外さない。計算済みである。
メラ・レウカ : sssssssssssssssssssssss
メラ・レウカ : (何故喫茶で戦わなければならないのか。最強を目指すとはなんなのか。
ディーン : 生まれたことが罪だとは言わない。お前を殺すのは俺たちの都合でしかない。恨んでくれて構わない。
メラ・レウカ : (メラ・レウカはされど楽しんでいた。もう首は無いため、表情も作れないが。
ディーン : だが、それでも命を奪い続けるお前とは戦わねばならない。俺は、そういう者だ──。
アルジェン : ―――(さあ、行こう。目の前の命は。もう首すらも無い『困難』は――(方向に銀光が収束、発光――
ディーン : (砲口から銀光が炸裂。ありったけの蒸氣──生命を込めた砲弾がコアを貫くべく放たれる!
メラ・レウカ : (もはやなす術なく、“珪素生物”のコアを貫く 嗚呼、最後まで──
アルジェン : ―――(打破されるッッ!!
メラ・レウカ : (最後まで──
メラ・レウカ : (最後まで学習した
メラ・レウカさんが退室しました
???さんが入室しました
アルジェン : (コアを貫き穿ち、銀光が炸裂 辺り一面に目の眩むような光を放つ
??? : (──メラ・レウカの巨体が崩れていく だが、抗魔金属は残る
フラジール : ――、、(眩く銀世に目を細めながら
??? : (これで終わった。──いや、見よ。メラ・レウカの腰のあたりが、背側に盛り上がる
??? : (抗魔の黒銀の輝きを得た何かが、立ち上がる
???さんが退室しました
メラノレウカさんが入室しました
メラノレウカ : (体長2mほど 前傾姿勢の、恐竜…いや、恐竜人
夕陽 : ……信じ難い程の、抗魔金属量ですね。(すたっ、と付近のビルの屋上に着地
メラノレウカ : (──あれだけ食った線路などの構造物はどこへ消えたのか
メラノレウカ : ──sssss…
メラノレウカ : Sanbi
フラジール : ――、?  ??(よろりと立ち上がり
メラノレウカ : 賛美──賛美せよ賛美せよ賛美せよ賛美せよ賛美せよ賛美せよ賛美せよ賛美せよ賛美せよ賛美せよ賛美せよ賛美せよ賛美せよ賛美せよ
アルジェン : 『……まだ、残って…』(途方に暮れたような、何処か悲しげな声音
メラノレウカ : 賛美せよ──フォハハハハハ!!
ディーン : ずいぶん饒舌になったものだ(冷静にメラノレウカに歩を進める
メラノレウカ : (前傾姿勢の竜人が、メラ・レウカの残骸の上で向き直る)フォハハハ…賛美…賛美
ディーン : (ひしゃげた右腕を切り離し、錬氣による腕──機関式蒸気疑腕を形成。右腕は銀光纏う砲のまま。
メラノレウカ : (メギリ、と恐竜型の頭の、中央に目が浮き上がる 一つ目 人間の眼
フラジール : ……、(かの虎の金属反応、霊核波長、電磁波形を探索し続けているが――
メラノレウカ : (メラノレウカ内にそれらしきものが 欠片程度のもの)
メラノレウカ : フォハハ…ウム…思い出してきた(濁った声で
夕陽 : (甲高い炸裂音と共に、二発の抗魔金属弾による超高速狙撃 ピンポイントに脳と心臓を狙うもの
夕陽 : まだ、終わっていないということですか……。
メラノレウカ : (キュンッ…と姿がブレ、マッハ30ですぐ隣へ移動する
メラノレウカ : (ほぼメラ・レウカの上から移動はしていないが…
フラジール : ――、!(ブーストを吹かし突撃、肘部から吹き出す電刃で斬りつける
メラノレウカ : フォハハ…おお、学習のためかわかるぞ!
メラノレウカ : (無機質なはずの竜面は、一つ目だけでもわかる“汚い”表情
メラノレウカ : (片腕で電刃を受け止め)娘、娘か!フォハハハハ!
メラノレウカ : (無論、これがオッド・アルジールな“わけはない”。ただの死人のコピーでしかない。
フラジール : オッド……アルジール……!?(火花を散らしながら拮抗させ
メラノレウカ : こんな愛いやつが生まれるとは、フォハハ!
ディーン : メラ・レウカであればまだ生命と呼べたかもしれんが……
メラノレウカ : (種族──魔物!!
アルジェン : 『…え、 だ、誰……?』(困惑気味の声
ディーン : これではオッド・アルジールの亡霊だな。
メラノレウカ : まさに、まさにだがそうなればこそ賛美せよ!
メラノレウカ : フォハハ、フォハハハハ!!
フラジール : 違う、、違う……貴方は……お前、は…!(後方の地を抉るほどのブーストを噴出するも、ビクともしない
メラノレウカ : (手の平から電磁爆発 …メルト系ではない!
ディーン : すまんな、アルジェン。もうしばらく力を貸してくれ。(メラノレウカの目前に立ち、殴りつけるように顔面へ右腕を振るう
メラノレウカ : フォハハハ!(もう片方の腕で防ぎ、さらに“もう片方の腕”がディーンに振るわれるビジョン
アルジェン : 『あぁ、勿論!』
メラノレウカ : (…片手でフラジールに対処し、もう片方の腕でディーンの右腕を防ぐのに、「もう片方」とは?
フラジール :  っ!(爆発に仰け反り吹っ飛ぶ
夕陽 : チッ…、あの速度……。(珍しく憎々しそうな表情に変わる
メラノレウカ : (胴体から、両腕が生える!!
ディーン : (すぐさま予測修正、振るわれる腕を簡易砲撃で吹き飛ばす
メラノレウカ : フォハッ!?(有能なレウカの思考回路だからこそ色々できたのだが
フラジール : ――、(キッと睨み、反転し再び突撃
アルジェン : (目の前のソレについて、他の皆ほどは知らない。…けれど、
メラノレウカ : 生意気であるな!(右腕を、二つの腕で掴む
アルジェン : (これはもう、すくわれない。全くすくわれない。…肌でわかる事もある。時々は。
メラノレウカ : それにもう一つ“ついて”る。フォハハハ、目にものを見せてやろう
メラノレウカ : (大 放 電
ディーン : ──(放電などまるで効かぬとばかりに、右腕ごとメラノレウカを振り上げ、地面に叩きつける
メラノレウカ : オゴハッ!?(元々狙いはアルジェンだったが、まさかそこまで効かぬとは予測できず
フラジール : ――!!(禄な防御もせず突撃キック!
ディーン : (文明障壁──雷電は鋼と歯車と蒸気の男には効かない
メラノレウカ : (あけっなく地面に叩きつけられる …が、硬い!これもまた抗魔金属の塊
アルジェン : 『ッ、 ――!』(放電を直撃 「銀の弾丸」は悲鳴を上げるが―「ディーン」は耐える!
メラノレウカ : なめおって!(…… 大 放 電
ディーン : (右腕を切り離し、再形成
フラジール : !(着地際にレウカの顔面を蹴り飛ばす
メラノレウカ : (放電中に横っ飛び
夕陽 : (横っ飛びした所に打ち込まれる超高速融魔金属弾
メラノレウカ : (蹴られたメラノレウカが重い金属音と共にメラ・レウカから落ち、転がり、立ち上がる
フラジール : (放電は全て被弾、全身のアーマーから火花が吹き出している
メラノレウカ : (ガィン…と表面が凹…んだように見えたが、即座に再生する 威力学習)
メラノレウカ : フォハハ、鬱陶しい!(4本の手をあわせて
夕陽 : ふむ……、。やはりもう効きませんか。
ディーン : 遅い。(そのまま追撃するように飛び掛かり右掌を顔面に叩きつけ、蒸氣で内部の眼球に直接打撃を加える
メラノレウカ : (やり返すとばかりの抗魔金属弾…だが妙だ、遅い!
夕陽 : これは覚悟を決めなくてはいけないようですね。(すっと両手に白い手袋を装着する
メラノレウカ : (文字通り目が飛び出るほどの威力──)鬱陶しいと
メラノレウカ : 言わなかったか!(2連裏拳 確かに凄まじく速いが、素人拳法 一方で、夕陽に打ち出された弾丸が
メラノレウカ : (パチンコ球程度に分裂、宙を割いて無差別に迫る
夕陽 : ……!(空気を超加速させて、ソニックウェーブを発生させる。移動する空気の壁により叩き落とす
ディーン : 速いだけ、だ(あまりに予測しやすい。一発目を避け、二発目を右腕で受け止める
メラノレウカ : フォハハ、!!(大 放 電
ディーン : 何度も何度も、頭の悪い戦い方だ(先触れを見た瞬間右腕が文字通り霧散
ディーン : (再形成された拳で顔面をもう一度殴りつける
アルジェン : 『――ッ痛、、でも、痛いだけだな。なんだか新鮮だ』(笑いを含んだ声で放電受けてる
メラノレウカ : ブォハッ!!(のけぞる 一見、効いていないように見えるが…?
メラノレウカ : ええい拉致があかん (跳ぶ 跳ぶ方向は…フラジール!
フラジール : ――、!(肘よりブレードを展開し構える
メラノレウカ : (瞬時に伸びた尾がフラジールに巻きつくように
アルジェン : (放電を受けてか、ちかちかと輝く左腕
ディーン : また、随分と妙なことに喜んでいるが。まだ耐えられるな?(アルジェンに問いかけながらメラノレウカを追う
フラジール : ―、(束縛されるが、ブレードの出力を上げて切り裂くように
メラノレウカ : フォハハ、そうするだろうよ!(ガッと上右腕で首を掴み、下右腕で片腕を掴む
アルジェン : 『あぁ、大丈夫だよ。君のお陰でね。普段だともうちょっとマズいかも』(ディーンに返し
フラジール : っ、!(もがき、足を引き胴体を蹴る
メラノレウカ : (全身金属、その程度ではどうにもならず)どうやらオニールの居城はワシの死で滅んだようだな
ディーン : すまんな。もう少しだけ無理をさせる……!(メラノレウカの背後から右肩を掴んで蒸氣を打ち込む
メラノレウカ : フォハハ!(ここで発揮される、学習 氣耐性
メラノレウカ : (下右腕を片腕から離し、カウンター気味に肘をディーンにいれる
メラノレウカ : (──何故喫茶に向かったかといえば、学習のためだ。どうしてもまともな方法で耐性を得られない
メラノレウカ : (最後の壁、氣に対する強引な耐性獲得方法
ディーン : 子供に──手をあげるな!(肘を受け胸部が砕けながらも、右肩は離さずそのまま脚をかけ後ろに引き倒す
メラノレウカ : 生意気な!(フラジールの首を離す
ディーン : (左腕は先ほどより長い時間、多くの蒸氣を供給している。
メラノレウカ : 親子水入らずで──(背に、無数の穴
フラジール : ディ、ーン…!  こ、の(解放され、腕からブレードが迸り
メラノレウカ : 話すのだよフォハハハ!!(超高速の、抗魔金属弾の至近射撃
メラノレウカ : ワシはどうやら帰ってきた!素晴らしい技術だ!
ディーン : ぐ、ぬう…!(予測、計算。アルジェンと機関部さえ守れれば問題ない。他各部は次々と被弾し、破壊されていく
フラジール : ――!(正面。ブレードで斬りつける
メラノレウカ : そして、娘、娘!フォハハ、器量よし、戦意よし!(左上腕、左下腕で受け止め
メラノレウカ : こんな娘が居たとは“ワシも知らなかった”が
メラノレウカ : そういうことならばほら、ワシが父だろうな!!
フラジール : オニールは……滅んだ。 滅ぶべき、だった…!!(もう片方のブレードも叩きつけ、X字に光が奔る
ディーン : お前のような紛い物が──(排気孔以外からも蒸気が溢れる。機関部が今以上に多量の蒸氣を生み出し、左腕に供給していく
メラノレウカ : いや、ワシが生き返った。賛美!!賛美せよ!!
夕陽 : (……私はもともと近接戦闘が得意ですが、相手は抗魔金属であればどう攻めたものか……。
メラノレウカ : オニールは不滅、アルジールは不滅!!
メラノレウカ : なあ、フラジール。いくら出せばワシにつく?
フラジール : 貴方が、父でも それでも、構わない。 良い。 どうだって――(出力が安定しないブースターを振り絞る
ディーン : (一瞬隙を作れないか──、と夕陽を見る
メラノレウカ : (左腕はフラジールに、右腕は折れ曲がるようにしてディーンに対処 金属生物だからこそできる
フラジール : ――、(一瞬、視線を落とす。 これが、これが父親か。
夕陽 : ……(目線でなんとなく意図を察する
メラノレウカ : (異様な戦闘方法
夕陽 : 久遠の太古からなる裁きの雷…
アルジェン : 『…』(憎悪や嫌悪の類を持ち合わせない彼だが、「親子」のやりとりに噎せ返るような感覚を覚える
メラノレウカ : お前は強い、強いようだ、そのシャカールとかいうのもいい。誰の技術だかは不問だ。
夕陽 : 今こそ目覚め、炸裂し、殲滅しせよ…。(詠唱
メラノレウカ : フォハハ、なあ親孝行する気はないか?お小遣いは弾むぞ!!
フラジール : ……、、お、父さん。
夕陽 : ケラウノス…。(夕陽の手に握られるものは、50cmほどの小さな鉾?
夕陽 : (それをマッハ30以上でメラノレウカに向けて投擲
アルジェン : (…絶対に、決めないと。(夕陽の詠唱を遠くに聞きながら、決意するように
夕陽 : (途端に、周囲の魔力が凝集し、それらが超加速していく
夕陽 : (そして凝集した魔力は一気に解き放たれる。もちろんメラノレウカの周囲に限られるが。
夕陽 : (粒子の高速化による、触れるもの全てを対消滅させる荷電粒子フィールド
メラノレウカ : フォハッ!?(──この場面
夕陽 : (ただし魔法であるため、それが余波にカウントされるかどうかは夕陽にとっても定かではない。
メラノレウカ : (最もびびったのはメラノレウカである 魔力で出来たソレは
メラノレウカ : (自身の抗魔金属によって、“すべて”無効化される だが、それをわかっていない
ディーン : 父親を、名乗るな(予測、予測、予測、未来予知にも近い演算。その驚愕すらも見通す
メラノレウカ : (ディーンやフラジールもろとも消えるはずのフィールドは、他ならぬ敵の手で消える
夕陽 : (だが、夕陽の狙いは、メラノレウカの足元の地面の対消滅
ディーン : (砲身を向ける。抑えられぬ銀光は先ほどの比ではない。
メラノレウカ : …フォハハ、!!(──とっさにとった手とは
メラノレウカ : (フラジールを掴み、盾にすることであった!
メラノレウカ : (左手で掴み、無理やり投げ捨てるかのようにディーンとの間に差し出す 普通ならば、撃つまい!
ディーン : アルジェン。頭だ。フラジールに当てず壊せるな?(あまりに愚か、であるが故に予測も容易い
フラジール : (一瞬の攻防、刹那、ディーンと、アルジェンの動きだけは、僅かに判る
アルジェン : 『勿論。』(お見通しってやつ。ディーンと一体化している為、その予測も微かに流れ込んできていた
メラノレウカ : 娘ならぁッ!!親の盾にでもなれぃ!!
アルジェン : 『その程度の――困難にもならないさ!』(方向が眩く輝き―― 一閃!
アルジェン : 『銀の弾丸<アルジェン・パッラ>』!(チャージタイムと比較すると小規模な――しかし破壊力の凝縮された、銀の弾丸が
ディーン : まったく、頼もしいことだ。(ディーンが砲身を向けた時点ですでに終わっていたのだ。それだけの力を持つ武器精霊を、その腕に宿していたのだから。
メラノレウカ : (フォハハ、無論、ここで来るであろう攻撃は放氣!だが、氣に対する耐性は得ている!
メラノレウカ : (万事予定に狂い無し!このままフラジールごとケラウノスとかいう武器で焼いて終わりよぉ!
アルジェン : (盾にされた小さな子どもの金糸を僅かに掠め、通り過ぎ―――
メラノレウカ : フォ?
アルジェン : (――― 父親 の ドタマを ぶ ち ぬ く
メラノレウカ : (一つ目が爆ぜ割れるように、そして後頭部から僅かに目玉の残骸が飛び出て
メラノレウカ : アバ…?
フラジール : ――お父さん。(俯いていた視線が上がる、崩れ行く亡霊を見る目は、朱く、強い
フラジール : さよなら。(両手で突き放すように
メラノレウカ : フ、フラジール…た、たすけ…
メラノレウカ : (突き放される 嗚呼
メラノレウカ : (このメラノレウカ もし、アルジールの亡霊でなければ
メラノレウカ : (マッハ30で動き、すべてに耐性を得た脅威の殺戮生物と化していただろう
メラノレウカ : (だが邪まな計画とは、どこかでうまくいかなくなるものである
メラノレウカ : (特に、発端が悪党であるならば…
メラノレウカ : (──この結末は、エイダでなくても予測がつくものだろう
メラノレウカさんが退室しました
ディーン : そもそもだ。
ディーン : 子を盾にするようなモノを、親とは呼ばん(カラカラと転がってきた目玉の残骸を踏みつぶしながら
夕陽 : ……終わったようですね、。(ふわり、とディーンたちの近くに飛来。
ディーン : らしいな(さすがに直立は難しく、脅威が去ったことで機関出力も低下したため、崩れた瓦礫に座り込む
ディーン : (ぶしゅうううう、とそこかしこから蒸気を吹き出す
アルジェン : 『―――ッ』(ディーンの左腕が光に包まれ、強制パージ
フラジール : ……(抜け殻となった鉄塊を見つめ
アルジェン : ……っ(ずしゃぁっと地面に崩れる) …ぁ、ダメだ。もう。限界。
夕陽 : ……大丈夫ですか、急いで救護を呼びましょう。
ディーン : とにかくお前たちが来てくれて助かった。感謝する(アルジェンと夕陽に礼を言いながら、もくもくと蒸気を吐き出している
夕陽 : ……いえ、私は当然のことをしたまで。あなたやアルジェンさんがいなければ、と思うと私こそぞっとします。
夕陽 : そして、あなたも。(フラジールをみながら
フラジール : …、(皆の方に歩いてきて) ありが、とう(両手を前に頭を下げる
アルジェン : ……(フラジールを見上げて)君も、お疲れ様。(はは、と笑う
フラジール : (首を振って) 助かった。 アルジェンの、おかげ。
フラジール : それと、みんなの、おかげだから(夕陽、ディーンと続いて見て
アルジェン : ……皆、無事、かな。(3人を見遣って
夕陽 : なんとか…、死はわりと覚悟しましたね。(ふふっと笑いながら
フラジール : …それは……(再び横たわる屍を見遣る。金属、霊核波形、ともに反応無し
ディーン : 無事は無事だが、こんなことはなるべく起こらないでもらいたいところだ。俺は戦闘が苦手だからな……(ふう、と嘆息
アルジェン : …?(フラジールの様子に)誰か探してる人が?
フラジール : (頷き、巨大な方のレウカへ歩み寄っていく
フラジール : 大事な、人。(横たわったメラ・レウカの死骸――巨大な抗魔金属の山である
フラジール : …人? 人じゃない。 なんだろう(ハテナを浮かべながらアルジェンに
アルジェン : …人、じゃないのか。武器精霊とか?(うーん、と
砕けたコアさんが入室しました
アルジェン : … そういう所にいるのかい?(フラジールの背と、レウカの死骸を見て
フラジール : 何だろう、そういえば、よく知らない(アームごしの手で死骸を採掘
砕けたコア : (蒼白いコア 粉々に割れて
フラジール : …多分。 反応は、さっきまで……――
ディーン : ふむ(その様子を特に何も言わず眺めている
フラジール : 、(青白いコアの破片を手に取る。 続けてその辺りを丁寧にどかしていくと、破片が次々と
砕けたコア : (──戦いには、戻らぬものもある
砕けたコア : (それは抗魔に関わるものだけではない。本当なら、ヴァースでなければ
砕けたコア : (ありふれた話 常に安全な戦いなど、無い
フラジール : ―――、(外装が展開、中から歩み降りて、手のひらに壊れた破片をおろす
夕陽 : (なにやら電話している。救護要請と、抗魔金属の後片付けをどうするか、とかそういう話をしている様子。
フラジール : (ゆっくりと吐く息が、震えてることにも、気付かない
アルジェン : … なんだか、散々だな。(ぼやくように 残された大量の抗魔と、荒れ果てた街並み
砕けたコア : (鉱核生物。魔物として排除されることも少なくない、種族。
砕けたコア : (されど誰よりも人間のことを思って、誰よりも先にフラジールを思って
砕けたコア : (──志し半ばで朽ちた彼の無念は如何程か。
フラジール : (これは残滓だ。手に取れば判る。彼の瞳のように、透き通った青い硝子
フラジール :   ……ニャコン。
フラジール : (ぼたぼたと、硝子を濡らす
フラジール : (膝から崩れ落ちて、もう、止まらなかった。 今まで一度も、零れたことなんて無かったのに
フラジール : ごめん、、、ごめん、、ねぇ  ニャコン
フラジール : わたし……私……っ……
フラジール : ぅっ、、ぁあ っ  ご、め  ね  わた、し……
フラジール : (ぼたぼたと止め処なく 止め方も、流し方も、知らないそれを、どうして良いか判らない
フラジール : (まもれなかった。 その言葉を頭で形作るので精一杯
砕けたコア : (『フラジール、でいいのか。』
砕けたコア : (『そうか。怪我が無いようでよかったが、あまり深入りは感心しない。』
砕けたコア : (『…確かに、コアを傷つけられればダメージにはなる。だが、私は人では無い。フラジールは人だ。』
砕けたコア : (『腕試しならば。…見逃す私は、愚かか。』
フラジール : っ、ぅ、  ぅ、ぁあ……!
砕けたコア : (『“試合で”トドメを差す愚か者がどこにいる。』
砕けたコア : (『──誰かの代弁者でもなく、もしお前が個人的理由で復讐をするならば、それは彼女相手に向けるべきではない。』
砕けたコア : (どうしてか、彼は常にフラジールの味方であろうとした。
フラジール : (言葉にならない でるのは嗚咽だけ 子供のように口を開けて 受け止めきれない濁流を、ただ、声にするだけ
砕けたコア : (『   またね、ニャコン   』
砕けたコア : (『ああ。フラジール。』
砕けたコア : (──全ての工場は潰え、全てのアルジールの計画はこれで停止した。
アルジェン : …、、(泣きじゃくるフラジールの背をただ見ている こういう時どうしたらいいのか、感情の持ち方もわからないよう
砕けたコア : (“最強”のボディを作り出し、そしてそれを得たオッドは、敗北した。
フラジール : っぅ、っ…!! ニャ、コン…  ニャコン……!!(指先が白くなるほど抱きしめながら、うずくまる
砕けたコア : (マッハ30で動ける。氣が効かない。魔法が効かない。異能が効かない。
ディーン : (ギギギ、と異音を立てながら立ち上がり、フラジールに近寄る
砕けたコア : (メルトのごとき攻撃を放てる。反応速度が速い。だからどうした。
砕けたコア : (そんな程度が最強でないことは、とっくの昔に証明されていたはずなのに。
アルジェン : …、、(胸の奥から湧き上がる、何かを持て余している と、視界の端でディーンが動く
ディーン : 悲しいか?(フラジールのそばに膝立ちで座り、穏やかに問う
フラジール : ……、、(啜りながら肩を震わせ、視線をディーンに
フラジール : ……大事な、、、だいじなひと、なの(普段からは想像もつかない、ただの子供
フラジール : さいごまで、、私の、味方を、してくれて さいしょにあった
フラジール : のに、、、なのに(言葉にすると余計に溢れてくる しなければ、いいのに、とまらない
ディーン : ……そうか。悲しいなら、泣けばいい。
ディーン : そうしてお前が人間らしくしていることが、何よりその大事な人のためになる(大きな手で頭を撫でる
ディーン : お前にはまだ学ぶべきことが山ほどある。悲しみもまた、そのひとつだ。
フラジール : (そこから先はもう、言葉にもならなかった
ディーン : 泣けばいい。子供が悲しみに歯を食いしばる理由など、ない方がいい(言葉にもならない嗚咽をただただ見守り
フラジール : (口をあけてわんわんと泣きじゃくる。傍目も気にせずただただ、これまでの人生分全てを流すように
砕けたコア : (──“レウカ”はこの後、全て殲滅され事なきを得た。されど世界に抗魔の芽は撒かれた。
砕けたコア : (“第三次”は迫っている。それは今ではない。──せめて幼き戦士に、休息を。
砕けたコア : (“レウカ事変”、否…オニール・シティの戦いは、ここに完結する。
フラジール : (蒔かれた災厄。再びの崩落。失ったモノ。 きっと、時間がすべてを癒やすのだろう。
フラジール : (――幕間一区切り。
フラジール : (ただただ今は、涙と声が、同じ色の空に沁み込んでいった。
フラジールさんが退室しました
ディーンさんが退室しました
アルジェンさんが退室しました
砕けたコアさんが退室しました
夕陽さんが退室しました

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最終更新:2018年06月19日 11:09