月夜の白橋 [はかる アルジェン ヌマチ]

はかるさんが入室しました
はかる : (廃棄列車をリフォームした隠れ家的カフェ ET。
はかる : (優雅にカフェオレを嗜む優男
はかる : (…いやあ、それにしても星座大戦、ですか。 あれは大変でした。 いや全然知らへんねんけど
はかる : (よもや、あの逆転劇があるとは。 わからないものですね。 知らんけどな。
はかる : (僕個人としてはやはりフラグが……いえ、これはみなまで言いません。ええ!
はかる : (ええ、しかし。 はい、気負う必要など無いのです、何も。はい
はかる : (それはそれとして! 特等席で見守っていますけどね…! マジうけるー!
はかる : (雲が通りかかり、晴れ間が再び差した時には姿が消えている。 何だったのか。
はかるさんが退室しました
アルジェンさんが入室しました
アルジェン : (廃棄列車をリフォームした隠れ家的カフェ ET
アルジェン : (――の上空を通り過ぎる銀色の
アルジェン : (光。 新都市の街並みを通り過ぎ
アルジェン : (線路に着地。 上空で勢いを止め、すとんっと落ちるように
アルジェン : …、(ゆっくりと顔を上げ、遠く伸びる線路を見る
多脚戦車さんが入室しました
多脚戦車 : (NS側から線路沿いに猛烈な速度で接近
アルジェン : (因みに、時は件の遭遇の翌日。
アルジェン : ――…ん?(まず音に違和感
多脚戦車 : あ(なんか呟くが多脚戦車は急に止まれない
多脚戦車 : (ブレーキかけつつ後方からアルジェンに衝突事故
アルジェン : あ。
アルジェン : (キキイイイイイイイイイズギャシャアアアアアアア
多脚戦車 : (なまじ、胴体の浮き上がり防止にある程度の自重があるのがいけなかった
多脚戦車さんが退室しました
ヌマチさんが入室しました
ヌマチ : (跳ね飛ばしたあと、手から糸発射して確保
ヌマチ : (FAヌマチは人間の上半身以外はほぼ装甲に覆われた多脚戦車
アルジェン : ――(糸に絡め取られる
アルジェン : ヌマチ!(ぱっと明るい声     瀕死だけど
ヌマチ : アルジェンなのです(そのまま糸を引き寄せ、線路に着地させる
ヌマチ : (練成術解除 フルアーマーがランドセル状のものへ格納される
ヌマチ : (現れる、下半身の代わりの人食い蜘蛛 それもスカートの中へ消えていく
アルジェン : っ、、(線路に着地 ボロボロで片膝を付く
ヌマチ : (赤装飾金刺繍の黒のワンピース そしてゴーグル)
ヌマチ : 飛来物があったから追撃に来たら、アルジェンだったのです。
ヌマチ : まぎらわしいのです。NSの警備は厳重だから気をつけるのです。
アルジェン : ニコラスクエアに行ったら会えるって…、前に訊いてたからさ。
アルジェン : それで、…つい。(はは、と頬掻いて
ヌマチ : 通り過ぎてるのです(振り返り、NSの要塞めいた外周壁を見る
アルジェン : … 本当だ。(ははっ
ヌマチ : アルジェン、いつにもましておかしいのです。
アルジェン : 線路辿ったら着くかなって…、 …(ゆっくり立ち上がり)
アルジェン : …おかしい、か。
ヌマチ : 私が仕事で忙しい間に、何かあったです?
アルジェン : …、いや、 どうだろう。無かった事も無い、のかもしれないけど…(どこか目を泳がせながら
アルジェン : … 本当は、前からおかしかったのかも。
ヌマチ : そうです?…確かに平然とスカートめくりしたりとかはおかしかったです。
アルジェン : そ、そこは…その、良く知らなかったから…(言い訳にもならない
ヌマチ : おかしいのがアルジェンなら、それはそれでいいのです。
アルジェン : …?それは、どういう?
ヌマチ : それはアリと思うのが大切なのです。
アルジェン : … ヌマチ、難しい事を言うね。
ヌマチ : 私は難しいことは言えないのです。私の姉妹兄弟に比べると、頭はよくないのです。
アルジェン : …。それでもオレには難しいや(はは、と
ヌマチ : そうです?そうならそうなのです。私はそろそろ帰りますが、(外周壁見遣り
ヌマチ : 一緒に歩いて帰るです?
アルジェン : …… うん。(素朴に、こくりと頷く どこか泣きそうな声で
ヌマチ : (手を引いて歩き始める
アルジェン : 、(手を握られて
アルジェン : …… なんだろ、 …上手く言えないけど、(違う歩幅で、同じペースで歩きながら
アルジェン : … 今日、君に会えて良かった。(俯きながら
ヌマチ : おかしなことを言うのです。今日会えなければ、明日会えばいいのです。
アルジェン : ……(明日、明日は、来るだろう。 その次の日は――
ヌマチ : 明日会えなければ明後日、予定が会わなければ適当なのです。
アルジェン : …、 (それを聞いて
アルジェン : …あのさ、ヌマチ。(ポツリと
ヌマチ : なんです?
アルジェン : えっと、…おかしくても、最初から壊れてても、
アルジェン : …それでも、オレと会ってくれる?
ヌマチ : おかしなことを言うおかしいアルジェンなのです。
ヌマチ : アルジェンはアルジェンなのです。ゲーム仲間なのです。それと
ヌマチ : もしかすると息子候補なのです。
アルジェン : 息子。(そうだったって顔
アルジェン : …っ、ふふ、はは、(突然笑い出して
ヌマチ : 
アルジェン : ちょっと久しぶりに会ったけど、ヌマチはヌマチだなぁ。 全然変わらないや。(空いた片手で目元を拭って笑い
アルジェン : …ねぇ、オレさ、
アルジェン : 明日『オレ』と戦うんだ。(笑ったまま隣を向いて
ヌマチ : ? よくわからないですが、敵なのです?
アルジェン : 敵……かな。 どうなるかわからないけど、死ぬかもしれない。そう思ってた。
ヌマチ : そうなのですか。じゃあ、袋叩きにするのです。
ヌマチ : 私はアルジェンの味方なので、みんなでそいつ袋叩きにして食べるのです。
アルジェン : ははっ、多分ちょっと固いけどな。 …… うん、ありがとう。
ヌマチ : 手助けは不要なのです?
アルジェン : …(少し考え)、あいつが『オレ』なら、…きっと、ヌマチを放ってはおかない。
アルジェン : (かつての自分が『魔物』に躊躇いを持たなかったように。
アルジェン : …危険な目に遭うだろうから。 …ちゃんとオレが、勝つよ。
ヌマチ : 危険な目に遭うのは私なのです?
アルジェン : …どっちも、かな。
ヌマチ : なら、私のことは気にしないでいいのです。
アルジェン : 、(きょとんとヌマチを見下ろして
ヌマチ : 私はアルジェンより強いのです。問題ないのです。
アルジェン : …・・・、
あるじぇんさんが入室しました
あるじぇん : ……、、、(つないだ手を弱弱しく握り締めて
あるじぇん : い、、
あるじぇん : いっしょに、いてくれる……?(震えた声で
ヌマチ : いつまでも一緒は無理なのです。
アルジェンさんは退室されたようです
あるじぇんさんが退室しました
アルジェンさんが入室しました
アルジェン : …うん、いいんだ、それで。 これから少しだけ、乗り越える間だけ…
ヌマチ : 
ヌマチ : よくわからないですが、いいですよ。
アルジェン : …う゛ん゛、
アルジェン : …っ(歩みを止め、その場にしゃがみ込む
ヌマチ : …アルジェン。
ヌマチ : (頭を抱いて)よしよし。がんばるのですよ。
ヌマチ : どうしても嫌になったら呼ぶのですよ。生きてればいいことはあるのです。
アルジェン : 、―――
ヌマチ : またゲームもしたいですし、気張りどころなのです。
アルジェン : (全部終わったら、ちょっとだけ泣いてもいいかなとか、そのくらいの我儘を言いたかった。そのつもりだった。
アルジェン : (でも、だめだ。 本当は、ずっと、こうして、
アルジェン : ――っ、 。ぅ  っっ、(堰き止めていたものが溢れ出す
ヌマチ : おお、よしよし…
アルジェン : う、うわぁぁああっ………(ヌマチの胸に頭を押し付けて、声を上げて泣きじゃくる
ヌマチ : これが母の気持ちなのですか。悪くないものです(撫でて
アルジェン : ――っ、、ぅ、うぅぅぅ、、(撫でられ、一層声にならぬ嗚咽を吐き出す
ヌマチ : よく言ってくれたのです。大丈夫ですよ、乗り越える間だけと言わず
ヌマチ : 居られるだけずっと一緒で…
アルジェン : ……う、、うん、 うんっ……(縋るようにぎゅぅっと抱き着いて
ヌマチ : (ゴーグルの奥の目は何を見るのか
ヌマチ : もし負けそうになったら、思い出すのです。
ヌマチ : その“敵”には私は居ませんが、アルジェンには私がいると。
アルジェン : ―――(色々な事がありすぎて、駄目になりかけていた。
アルジェン : (でも、そうだ。その度に色んな人に支えられて、背を押されて、ギリギリで立って――こうして縋って、
アルジェン : (生かされている。彼女に。あらゆる人たちに。
アルジェン : (――……生きたい、な。これからは。 ……その為には。 今度こそ一人で。
アルジェン : (戦って、―――勝たなくちゃ。 『自分』に。
ヌマチ : (偽りの月が照らす中、──片方の影が立ち上がり、そして
ヌマチさんが退室しました
アルジェンさんが退室しました

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最終更新:2018年06月27日 09:08