総戦巨3 鋼の男 [ドワット テスラ ディーン フラジール]

バギーさんが入室しました
バギー : (砂漠を疾走するバギー 駆け抜けた後には砂石が巻き上げられ、車輪の痕へと降る
バギー : (超次元の出来事の1時間後、遠方に見える爆心地目指しての移動 後方遠方には低空機動のヘリもついてきているが、遠すぎて僅かな点にしか見えない
バギー : (乗員は僅か。目的は跡地の確認…では無い。周辺には撒き散らされた破壊、重力異常による磁気嵐
バギー : (そんな中では記録もとれない。否、とる必要は無い。
バギー : (あれだけの質量が丸ごと消え、破壊の爪痕が残る砂漠
バギー : (一見川のようにも見えるが、それは鉱物。一体どんな熱量を受けたのか、表面が高質化した砂地だ。
バギー : (未だ僅かに熱を持つその横にバギーが停車する
バギー : (一直線に続くその先が爆心地。やがてサンガルの砂嵐に消えるであろう大地の疵。
鋼の大地さんが入室しました
鋼の大地 : (地獄の顕現ともいえるその光景
バギー : (バギーから降り立つ
バギーさんが退室しました
テスラさんが入室しました
テスラ : (高質化した大地にサンダルで降り立つ)
テスラ : フン…更地は好きだが、やり過ぎだ。
ディーンさんが入室しました
テスラ : そうは思わないか?鋼の男よ。
ディーン : いや、俺は別段更地好きといった特殊な趣味はないが……(大地の具合を確かめるように降り立つ
ディーン : (以前破損した全身は完全に修復されている
テスラ : 趣向と言え。それに更地はいいぞ。そこに新たなる都市計画が生まれるのだ。このような砂漠でなければな。
ディーン : 新たに人が住む場ができるのは悪くない。しかし、この状態ではな……
テスラ : さもありなん。…まあ無理に都市を作ろうとも思わん。サンガルにはサンガルのやり方がある。
テスラ : それで、どう思う鋼の男よ。“居る”と思うか?(己の首に手をあて
鋼の大地 : (僅かに重力異常が発生。 人体への影響なし 精密機械でもなければ見落とす差異――
ディーン : ──さて、な。居ないなら居ないで構わないが、あれで滅ぶ男とも考えにくいのが困ったところだ……。
ディーン : なんにせよ、それを確かめに来たんだろう?
テスラ : 然り。…構わない、か。道中の話、興味深かった。
テスラ : わざわざあのような理由で、こんな砂漠まで来るとは酔狂よな。
鋼の大地 : ――――(爆心地上空に更なる重力異常が発生。 稲光を帯びた竜巻が巻き起こる
ディーン : 大した理由ではない。ただ、見過ごすわけにはいかない男というだけだ……が。
鋼の大地 : ― ― ― ―(断続的に稲光を発し、渦を巻いていく
ディーン : しかし、そちらとて酔狂も酔狂。わざわざこんなところに来なくとも、己の都市でどっしりと構えていればよかっただろうに(重力異常へと目を向けながら
テスラ : 都市周辺で戦えば都市に被害が出る。確かに防衛機能はあるが、俺の望むものではない。
テスラ : (遠くの重力異常へと歩みを進め始める)ここで倒した奴は大したものだ。
鋼の大地 : (瞬間、空を覆うほどの重力の歪みが発生する
テスラ : おかげで子供達をわざわざ、駆り出さずに済んだ。
ディーン : ほう。子供がいたのか(重力の歪みへ一歩一歩進んでいく
鋼の大地 : (レンズのようなソレ。 レンズの先に、滅びた筈の かの巨影が写る
テスラ : 拾い者だがな。だいぶ懐かれて困っているところだ。
ディーン : 世の中には捨てる者も多い。拾うだけでも立派な話だ。
テスラ : 貴様も、ある意味では拾った結果成り立つ者だろうがな(推測で話をし
ディーン : 俺はそこまで立派なものじゃない。ただ、放っておけないだけのことだ(肩をすくめながら
鋼の大地 : (稲妻がすぐ側を削り飛ばしていくが――それに動じる二人でもない。
テスラ : フン… かつては俺も破壊者だった。
テスラ : セントラルを更地にせんとビルを蹴り倒し、修復されればビルを蹴り倒し…修復されれば…クソッなんであんなに修復早かったんだ
ディーン : それがセントラルという街の"強さ"なのだろう(止まらず歩む
テスラ : …そういう意味では、今はセントラルは力を失っているといえる。修復もいつまでも終わらない。
ディーン : 巨大円盤にレウカの群れ。騒動に次ぐ騒動だ。仕方がない面もある。
テスラ : 最も、おかげでNSは栄えさせてもらっているがな。
テスラ : いささか張り合いが無い(フン、と
ディーン : なに。またすぐにいつものセントラルに戻るだろうさ。
テスラ : そうしたら敵同士になるな。ぞっとしない話だ、鋼の男よ。…
鋼の大地 : (レンズの先で光が迸る 奇跡によってもたらされるエーテル砲による、大崩壊
鋼の大地 : (半刻ほど前の、極限事象
テスラ : (果たして代理市長までやっている男が、再びセントラルを?襲うのか?かつてのように?
テスラ : だがやり方は変えねばならん。
ディーン : 敵同士と言われてもな……俺は争いごとは苦手だ。殴り合いなら御免こうむるところだ。
鋼の大地 : (――かの奇跡。平行次元に干渉することを”横”とするならば
テスラ : 力による支配は限界がある。金による支配もだ。
鋼の大地 : (時空――”縦”への干渉を行うことも、たとえそれが偶発的なひずみであっても、有り得るのだ。
鋼の大地 : (レンズの先から、巨塊が落下してくる
テスラ : なあ、そう思うだろう?力と金に囚われた者よ(誰に言うでもなく
ディーン : ──やれやれだな(落下するその巨塊へ歩みを止めない
鋼の大地 : (上層部の一部分。 かつての超常建造物には遠く及ばないが――それでも出鱈目に巨大だ
鋼の大地 : (地響き、鋼の砂埃が二人を通り抜ける――
鋼の大地 : (巨大なガラクタ。 もはや戦闘力は残されていないが
鋼の大地 : (バコォォン!! 劈く金属音。 開閉扉が吹っ飛び転がる
鋼の大地 : ――  ―― ――(ガランガランと転がる金属扉
鋼の大地 : 「――全くこざかしい。 たかが小娘と侮ったわけではないが……」
鋼の大地さんが退室しました
ドワットさんが入室しました
テスラ : 久しぶりだな。そしてお初お目にかかる、残党風情め。
ドワット : (見上げ)なるほど、歪を抜けたと言うわけか。 フハハ、これはいい、大した小娘だ!
ドワット : んん…?(金属塊の上から見下ろし、二人を視認
ドワット : おお、NS市長”代理”殿ではないか。 それに、そっちの男はオニールの……
ディーン : オニールの一市民に過ぎない。
ドワット : ハッハァン、残党刈りとでも言いたげな面構えだなァ?(小脇に荷持を抱えながら
ディーン : 市民を代表するつもりもないが、お前のような男を野放しにしておくわけにもいかん(歩みを進める
テスラ : フン、同感だ。さすがに毎度毎度、よく悪知恵を働かせているものだと感心はするが
ドワット : っは、言うではないか、昨日ようやく目が覚めたような男が(っはん、と嗤い
テスラ : 貴様のその顔に最早、虫唾が走る。そろそろ首を切り離して埋めてやろう。
ドワット : ほほぉう? 吼えるな雷霆の。こちらもようやく動かした計画を二度も潰されたんだ。
ドワット : ヴァースの倦怠を10年は遅らせた――その腹癒せ相手ぐらいにはなってもらおうか(葉巻を投げ捨て
ドワット : ッフクク、しかし……ひずみに落ちる、貴様らに相見える。
ドワット : まったくもって、”運”の良いことだ!(小脇の荷物を投げ捨てる
フラジールさんが入室しました
フラジール : (放り捨てられ、瓦礫に何度も引っかかって転げ落ちる
テスラ : (サンダルを脱ぎ捨てる 硬質の大地に裸足で立つ)
フラジール : (ともに半壊したアーマーもガラガラと転がり
テスラ : アルジールの娘か。──未年が言っていたのが始まりだ。喫茶にそうした者が出入りしていると。
ディーン : ……(視線を向けフラジールの状態を確認する
テスラ : レウカ事件では大した活躍だったとも聞く。このような場所で出会うとはな。
ドワット : 足だけは素早い娘だった。どのように転がるか見ものであったが(スーツを脱ぎ、適当な所にひっかける
テスラ : まことに憐れだ。そして憐れまれるだけの理由を積み重ねた者だ。──なぁ、鋼の男。
テスラ : 先か?後か(──どちらが先に“かますか”
ディーン : ただの子供が、たかだかオッド・アルジールの血を引いている程度でこういった目に遭うこと自体がおかしな話だ。
フラジール : ―――(沈黙し、地に付している
ディーン : すまないが、先にいかせてもらおうか(ズン、と力強く歩みを進める
テスラ : フン、よかろう(先を譲る
ディーン : 出来れば、彼女を頼む。
テスラ : 心外だな。わかってないと思ったか?
テスラ : 俺は最近、子供が嫌いではないのだよ。
ディーン : そうか。そうだな──。
ドワット : ッフン。心外はこちらの方だ(ネクタイをほどき捨て、ズンッとディーンの前に着地
ディーン : さて、ドワット。俺はお前の全てを否定はしない。
ディーン : 少なくとも、崩壊したオニールを立て直したのはお前の手腕だ。
ディーン : だが、それを差し引いても戦わなければならない。
ドワット : フン、それもまだまだ発展の最中よ!(首をゴキゴキと鳴らし
ディーン : ああ、そうだ。発展は進む。しかし、そこにお前がいてはならない。
ディーン : お前のやり方では(腕を振りかぶり
ディーン : オニールの民に平穏は訪れない(無造作に右腕で顔面を殴りつける
ドワット : (直撃
テスラ : (開戦と共に、フラジールを抱え上げる バギーへと歩いていく 背では爆音が響く)
フラジール : (抱えられ運ばれていく
テスラ : (遠くからは八頭身のコアラが凄まじい速度で駆け寄り、フラジールを確保して去っていく
テスラ : (その際、耳打ち)…ッフハハ!さすが俺の自慢の“息子”だ、あいつ馬鹿だな。
テスラ : ここから先は大人の時間だ。子供は寝ていろ(そして振り返る ──果たして戦局は
フラジール : ――――
フラジールさんが退室しました
ドワット : (顔面に直撃するが、タイヤを巻いた鉄の塊でも殴ったような感触――
ドワット : (バキ ガキ グキッ――
ドワット : (その破砕音は被弾ではなく、握り拳を作った骨の唸り
ドワット : ッ憤!!(ディーンのこめかみを突き抜け、叩きつけるような拳を撃ち放つ!
ディーン : (その動きが見えていたかのように、インパクトの瞬間よりも早く氣で包まれた左手で掴み止める
ディーン : (みしり、と関節が軋む音を響かせながら
ドワット : オニールに平穏だと!?(構わずウェイト差でブン投げる
ディーン : ──ああ、平穏だ(背部の排気孔から蒸気を吹き出しながら衝撃を緩和し、ゆらりと立ち上がる
ドワット : そんなものが奴らいるかァッ!!(フットボール・タックル――まともな戦闘者でも正面から受ければ背骨ごと圧し折れる!
ディーン : オッド・アルジールに奪われ、その残党と罵られ、ようやく立て直したかと思えば、円盤にレウカだ(予測、ぶつかる瞬間に合わせ
ディーン : いい加減、まっとうに生きる邪魔をされるのもうんざりだ(掌から氣による障壁を作るだし、こちらからも思い切りぶつける
ドワット : 違うな! 奴らに必要なのは戦と金だ!(何と受け止められるが! そのまま障壁に手を当てる
ドワット : オニールに必要なのは力だ! 飽くなき戦意! 闘争! 経済!(障壁を何度もぶん殴る
ディーン : そうではない。そうではないが故に、俺はここにいる!(削れる障壁、砕ける寸前に障壁をかき消し
ドワット : その地獄の釜の中でこそ、我々は強くなる!(思い切り振りかぶり――
ディーン : (拳の隙間を縫うように蒸気の中から左掌がドワットの顎下にぶつけられ
ドワット : (顎がカチあげられ――
ディーン : (機関式蒸気発勁。鍛え上げられた肉体を突き抜けて、能を揺らす
ディーン : (能→脳
ドワット : ――――
ドワット : ―――っ堕ァッ!!!(お返しと言わんばかりのハンマーアッパー!!
テスラ : 確かに有効かつ、通常であれば“それ”しか考えられん(歩み寄りつつ
ディーン : ぬッ…!(避け切れぬと判断して右腕で障壁作りながらそのまま吹っ飛ぶ
テスラ : “脳は鍛えられん”だろうと。だが、それこそ脳まで筋肉で出来ているような相手は…全く
テスラ : 肉と骨しかないのなら、豚のほうがまだ利口だ(バチッ…
ドワット : ッハァ、踏み込みが足らんな!!(衝撃の余韻か、後頭部から煙が上がっているが
ディーン : そう簡単には、いかんか(砂埃と蒸気をまき散らしながら距離を離される
テスラ : (完全鋼体化)さて、遊ばせてもらおうか(ニィッ…と牙を剥き
ドワット : そうだ、オニールは強くなる! これからも!(わなわなと震える指を折り、ギュウゥゥッと握り拳を作る
ディーン : 生きるうえで強さが全てではない。地獄の釜に全てを放り込むような暴虐を、俺は許容しない……!
ドワット : 違うな! 強さもなく生きているクズなど、豚にでも食わせておけば良い!
テスラ : (背後から躊躇なく腰骨を砕く掌底打ち ──無論効かないのはわかっているが
ドワット : ――強さ!(直撃するも体全体を揺らすには足らず――腕を振り上げる
テスラ : (そのまま腕を回し、構えて)
ドワット : これが強さよ!!(鋼の大地をブ ン 殴   る !
ドワット : (全方位にパワーゲイザー 破片と衝撃波が炸裂する
テスラ : (バン、と大きな音 タンッ…タタッ…
テスラ : (──衝撃波を相殺、破片を受け流し、そのまま流れに軽く逆らって後ろからドワットの首へ
テスラ : (両脚で組み付く こ、この技は!
ディーン : 強さなど、生きるうえでは一つの要素に過ぎん。
ディーン : (衝撃波も破片も蒸氣による障壁で掻き消しながら、ドワットに向けて歩き出す
ドワット : その爪楊枝のような足で何がァできる!!(強太な骨、柔軟で豪胆な首の筋肉――女の腰ほどある首が、そう簡単には回らないだろう
テスラ : だろうな、では死ね(両指を
テスラ : (両耳から突き刺す!!
テスラ : (眼球はまだ頑丈な可能性がある 最も“弱い”可能性があるのは、まずは耳!!
ドワット : ―!!(突き刺さる! 頭蓋すら巨大だが、これではひとたまりも――
テスラ : (あわよくばそのまま脳まで、と考えていたが)…ッチ
ドワット : (テスラの足を鷲掴み ぐ、と踏み込み大ジャンプ
テスラ : だろうな、脚がそこにあれば貴様は掴むだろう(それはプロレス的な…原理
ドワット : (超常に到達――テスラをひっくり返し肩に担ぐ
ドワット : ((頂上
テスラ : なにせ掴みやすい、そして貴様はそういう技が好きだ
ドワット : (そのまま急降下 首折り、背骨折り、股裂きを同時に行う殺人技!
テスラ : (そう、それがその技ならば、必ず予期せねばならないものがある
ドワット : (そう、マッスル!)バスタァァァアアア!!!(大急降下!
テスラ : (それは…)フンッ!!(両脚が宙を火花を散らし蹴る
ドワット : から・の だッ!!(否! 違う、これは――!
ドワット : (両足が手から離れるが――丸太のような足を振り上げ、テスラの顎を引っ掛ける!
テスラ : く、プロレス技では上はいけんか!
ドワット : 嬉しいぞテスラ! 貴様も覚えがあるならば! あるならばの技!(反転しカウンターを狙うテスラを反対にキャッチ
ドワット : マッスル ・ ス  パ  ァァァァク!!(首と腕をクラッチしながら大着地・大震撃!
ディーン : ──(横から滑り込むように障壁ごとドワットにぶつかり横へ吹っ飛ばす
ドワット : ――!!(ビッグバン着地の瞬間、横槍に吹っ飛ぶ
ドワット : (テスラを解放しながら金属滑り音を立て着地
テスラ : (だが衝撃は受ける!──)なめおって
ドワット : なめる? それはこちらのセリフだ!(胸をズドゥムと叩き
ドワット : 貴様ら二人がかりでかかってこい!(アスリートのようなフォームで疾走接近
テスラ : 割と“みねうち”に近い技ではないか(曲がった首を、着地と共にコキりと戻す
ドワット : 上院議員を!!(腕を振り上げ! ああこれはラリアット!
テスラ : (折れたはずの腕は平然と動く ──彼がレイダーとして最も厄介だった点 それは
ドワット : なめるなァァァアッ!!(豪腕ダブルラリアット!>二人
テスラ : ッシャァ!!(突撃 ラリアットに対し、鳩尾へ豪快にカウンター ラリアットを直撃を受ける
ドワット : っぐ  っふぅぅっ―――!!(豪快にめり込むが――歯を食いしばり一歩前進
ディーン : ふんッッ!!(ラリアットそのものを左腕で作り出した障壁で受け止めつつ
テスラ : ッグフ…フンッ!!(受けたすぐそこから再生する 体は硬く、そして再生する!
ドワット : っちぇりァァッ!!(踏み込みながらテスラに豪腕チョップ!
ディーン : 一発で駄目なら二発、三発(右腕を顔面に押し当て次々と蒸氣を叩き込み脳に打撃を加えていく
テスラ : …そこだッ!!(チョップにあわせ、全力の崩拳
ドワット : (ちゅどっ! と小爆発まがいの衝撃を起こして拳と手刀が激突――!
テスラ : (狙うは僅かに1点、小指の付け根 テスラ側の腕が軋み、金属が砕ける音
ドワット : (そこに蒸氣の連打が叩き込まれ、半歩ノックバック――
ドワット : (小指があらぬ方向に曲がり――見る見るうちにどす黒く変色していく
ドワット : (それを見て――ベキベキと折り直し拳を作る
テスラ : (一方、急激に回復していく 攻撃力よりも、回復力へ振っていく)フン、そろそろスタイルチェンジといくか
ドワット : ――そうだ!(肉薄し豪腕ストレート>ディーン
テスラ : (先のラリアットの分か、ペッと血を吐き捨てて
ディーン : (地面を削って後退しながら左腕で受け止めるが、掌がべきべきとひび割れる
ドワット : それでいい――!(すぐさま逆の拳をブチかます! 先程より確実に重い一撃
テスラ : ものは試しだ。気に食わん技だが(ヒュン、とディーンの背後に 機動性強化、そして
テスラ : “練成術”(背に手をつけ、『金属強化』
ディーン : (その腕も右腕で受け止め、右腕が砕け──
テスラ : (──超高速修復
ドワット : 闘争こそ我々の真の姿!(構わずズンズンと接近し
ディーン : む……(砕けたものが逆再生のように修復される
ドワット : 気に入らないヤツは ぶっ飛ばす!!(更に更に鈍重な一撃が振り下ろされる
テスラ : (さらに硬化、出力向上!)あのレジスタンスの技なぞ、使う機会はないとみていたがな
ディーン : たしかに、力でしか解決できない問題もある(振り下ろされた一撃を、平然と受け止める
ドワット : (余波と衝撃に大地が円形に撓む――!
テスラ : (これまで不倒の襲撃者による、全力の強化支援
ディーン : だが、それだけのことだ。たかがそれだけのことだ。すべてが力によって解決されるわけでは、けしてない(ぎぎぎぎ、とドワットの腕を掴み押し上げる
テスラ : 単純な話だ。力が強いのなら、絡め手で。それでダメなら──
テスラ : ──力づくだ。二人がかりだったな?楽しめ
テスラ : 俺の息子からのプレゼントもそろそろだ(めっちゃ笑顔で
ドワット : それだけだと…!! 力が全てだ! 力が争いを生む!(両腕でディーンと正面から拮抗
ディーン : それが全てではないからこそ、俺はここにいる。そして、お前はここで終わる(がしり、とドワットを圧し留めるように拮抗した力でその場に縫い付ける
ドワット : それこそ資本主義の本質!(あまりの馬鹿力に互いの足が鋼に沈む
ドワット : 雇用を! 経済を創出することもできる!(ゴリ押ししようと覆いかぶさるように押す
ディーン : 資本主義の本質であったとしても、この世の理ではない。経済も雇用も、その一部に過ぎない(その力に対抗するように蒸気を吹き出しながら押し返す
ディーン : お前のそれは、力を肯定するための詭弁に過ぎない!
テスラ : フン、地理条件がかみ合ったな。…こい!(手をディーンの背につけ、片手をあげる ──この一帯の落雷を引き寄せる
テスラ : (収束されたソレが、“練成術”としてディーンへと流れ込む その技の名は)ラフィング…
テスラ : ディギー、だ(ディーンの出力限界突破
ドワット : 詭弁だと――ッ 吼えたな――!!(稲光を帯びるディーンと対峙拮抗しながら
ディーン : 吼えもする! 何度も言おう。力が全てではない! こんなものは、手段のひとつにすぎない──!!
ディーン : (出力が数段上昇、常時背部から蒸気を吹き出しながら、ドワットを上回る膂力で押し返していく
テスラ : (無限エーテルの生み出した残滓は、鋼の二人に味方する!
ドワット : ――(拮抗が破れ、大きく後ろに蹈鞴を踏む
テスラ : おい、鋼の男(ふと、ディーンに)“そこ”で正しいのか?
ディーン : ああ──、今、"ここ"で計算通りだ(掴んだ片腕をドワットの腕ごと床に深々と突き刺し
ドワット : 上回ったか――、っ!(焦る、汗が滲む 同時に、嬉しそうに、嗤う
ドワット : (地面に突き刺さる両の腕
テスラ : さて、休憩は終わりだ(ディーンの背に跳び、片足だけついて
テスラ : (だが明らかにそれはそのあと、前に跳ぶようには見えない 何故?
ディーン : ただ力で上回っただけだ。これで倒せるとは思っていない
ディーン : これで──だが。
ドワット : なん――の!(空いた片腕を振り絞る 迎撃ならばこれで――
テスラ : マグネッツ(パン、とディーンと共に弾かれるようにその場から後方へ跳ぶ
ディーン : (縫い付けた片腕を切り離しながら、その腕と床の鋼……そしてドワットの腕を蒸氣によって固定したまま離脱
テスラ : (──なんのため?実はテスラはこのとき、タイミングは知らない。
テスラ : (だいたいの秒数、着弾点のみ それをサポートしたのはディーンである

 


超破壊砲グスタフマックスさんが入室しました
超破壊砲グスタフマックス : (各市への承認を確認、ようやく起動体勢に入ったそれは、つい先ほど目標破壊の報を受けて残念そうに弾頭の取り出しに入っていた)
超破壊砲グスタフマックス : (超破壊砲という頭の悪い名称がつけられた、NS外壁上のレールを走る列車の上の巨大砲である)
超破壊砲グスタフマックス : (その口径、まさかの2000mm。無論、円盤を一撃で貫通、破壊するために用意されたロマン兵器である)
超破壊砲グスタフマックス : (その性質と射程から、他都市への射撃すら可能であるため、使用には何重ものロックがかかる)
超破壊砲グスタフマックス : (だが、急遽再度の発射命令がかかる 新たな敵が目視されたとのこと)
超破壊砲グスタフマックス : (どうするか? …よりにもよってこの時、発射するかどうかはタイヨウに委ねられていた!)
超破壊砲グスタフマックス : (「先手必勝」。それは彼の戦法である。承認も割となんかすぐ回ってきて、ロックが解除された)
超破壊砲グスタフマックス : (皆、巨大兵器が自分の都市にくるかも、という脅威におびえていたのである
超破壊砲グスタフマックス : (──かくして、ミサイルじゃねーんだぞという超質量弾頭『都市連合くん』は発射された 目標、サンガル…爆心地付近!)
超破壊砲グスタフマックスさんが退室しました

 

テスラ : (蒸氣…錬氣によって固定されたドワットに)片手があるなら、がんばれ
テスラ : (もはやマッハいくつかわからない“ソレ”
テスラ : (超破壊砲グスタフマックスから放たれた2000mm砲弾、1920t弾『都市連合くん』
ドワット :  
ドワット : (鋼の大地に螺旋が奔る――
テスラ : (爆心地をさらに染め上げるそこから、急激にマグネッツ離脱していく
テスラ : (だが50mほどで切れたのかそこでディーンを地面に叩きつけ、壁代わりに
ディーン : むう、人使いが荒い(蒸氣でドーム状の障壁を作りながら
テスラ : 供給はしただろう。ッフン、俺も丸くなったものだ。
テスラ : (昔ならば、意地でも1人でドワットを倒そうとしただろう
テスラ : (盛大な破壊の後 爆弾ではない あくまで重金属の塊を撃ち出す、円盤を貫通し叩き落すための兵器
テスラ : (それが人間1人に、そんな精度で?直撃する?NSから撃たれたそれが?
テスラ : (それを調整してしまえる者が、たまたまここには1人いた
ドワット : ――――(超音速で迫るそれを、一瞬 目にした気がした
ドワット : ―――――――――――――――
ドワット : (鋼の 大地が、  螺旋状に 叩  き 割 れる
ドワット : (地 は 捲れ、 曇 天が真円 を描いて 消 し  飛び
ドワット : (稲妻のような音がサンガル全土に響き渡った―――……
テスラ : …やったか?
ドワット : ―――――――――
ディーン : ……。
ドワット : (もくもくと上がる重金属の煙
ドワット : (煙の中 揺らめく影が  見える
テスラ : (笑って)元気そうでなによりだ。
ドワット : (揺れながら、進む影 やがて、晴れて見える アンバランス
テスラ : 少し痩せたか?あまりにもあれはむさ苦しかったからな
ドワット : (右肩から先が無く、足も側面の筋肉ごと削れている
ディーン : まったく、でたらめだな(錬氣によって切り離した左腕の代わりを作り上げながら歩き出す
テスラ : (とん、とディーンの肩に手をおいて)最後は任せてもらおう。先を譲ったからな。
ドワット : ――、っ、、、ふ(如何のように避けたか。定かではない、定かではないが
テスラ : それとも、欲張りさんか?ん?やりたいか?
ディーン : いや──任せた。
ドワット : (既に終わりかけの命。鼓動は止まりつつある。 放っておけば当然、死ぬだろう。
テスラ : 任された(ディーンに預けていた練成術回収)
テスラ : ──俺の都市からの贈り物の味は、どうだ美味かっただろう?
ドワット : ――嘗める、なよ  戦闘者、 風情が……ッグ、!!(びしゃびしゃと血を吐き
ドワット : ぁあ、、、大したものだ……悪くない……(歩を止め対峙し
テスラ : だが俺は最初に言ったはずだ(──この砂漠で、“破壊”できるものなどない
ドワット : だが、倒れぬ。
テスラ : 首を切り離して埋めてやろう、と(──だからあの技は使えない 通常であれば
テスラ : (だが、もしあの弾丸が“それ専用”のものであるなら?あの弾丸の素材はどこから集められた?
ドワット : この指が一つでも動く限り、醜とも、足掻く……!
テスラ : ──NS。シドリー。ポウフェナ。オクターン。“キアシス”。スカイロード。カリーナ。フォーデン。そしてサンガルもだ。
テスラ : 喜んで提供してくれたぞ、当然…オニールもな!!(駆け出す
ドワット : それが”政治家”だ…! 覚えておけよテスラ…!(もはや構える余力もなく
テスラ : (端から、円盤に叩き付けたそれが破壊される前提で運用される 各都市のそれが破壊された
テスラ : (ならば問おう その技の名は)そのむさ苦しい顔はもう忘れる予定だ、ではさらばだ
テスラ : 俺に笑顔は似合わない──都市の怒りを思い知れ
ドワット : ――(残った拳を振り上げる。呆れるほど遅い一撃を向ける
テスラ : ラス(数歩手前から、一瞬、屈み
テスラ : ──オブ(瞬間、一撃とすれ違ったのか、後方に出現
テスラ : ──(その姿勢は中空にて、何かを刈り取った後の脚業
テスラ : ──ヴァース(全ての破壊衝撃がドワットの首に
テスラ : (着地 そして残身
ドワット : (何条もの光が残像を残して収束
テスラ : その首、貰い受けた
ドワット : ――アア、これからも、、(それは、守護たるモノの怒り
ドワット : 気に食わん連中をブチのめすが――(首を中心に、次々と光り輝く亀裂が走っていく
ドワット :  それこそが  俺の
ドワット : (首は愚か、存在そのものが爆ぜるように砕け散る――
ドワットさんが退室しました
テスラ : (鋼体を解除)…
ディーン : 終わったか(錬氣で作った腕を霧散させながら
テスラ : 終わった。オニールの過去が。
テスラ : これで、アルジールも、ドワットもいなくなった。
テスラ : (遠くからヘリが来る バギーの後方はるかからついてきていた、それだ
テスラ : (端から、それは迎えのヘリのつもりだったのだ)これからどうなるかはわからん。だが、俺は帰って…そうだな
ディーン : む…?
テスラ : 少し家族と戯れるとしよう。鋼の男、NSまで送るぞ。
ディーン : ああ、助かる(結局ギシギシと軋みところどころから蒸気が漏れる身体を引きずり
テスラ : 生憎と電力切れでな、治すこともできんのだ。
テスラ : ヘリの動力を貰って代わりに歩きでよければ補強するが?
ディーン : いや、オニールへ行けば直る。このくらいなら慣れたものだ(ぶしゅーっと蒸気を吹き出しながら
テスラ : ならばオニールまで最終的には送るとするか。あのアルジールの娘には、あとで会いにいかねばな。
テスラ : (着地したヘリに向けて、歩いていく
ディーン : む? ああ、すまんな(歩きつつ
ディーン : それと、彼女はフラジールという。アルジールの娘、と呼ぶよりは名を呼んでやる方がいいだろう。
テスラ : そうだな。フラジール…か
テスラ : ──考えるのは後にするとしよう。久々に疲れた。
ディーン : それは……同感だ。レウカとの戦いが終わってすぐにこれだ。俺は博士にどやされるな
テスラ : なんならセントラルにも、癪だが腕のいい修理屋がいる。あとで紹介してやろう。
テスラ : 俺と同じディギーの出でな…(話しながらヘリに乗り込む
ディーン : ディギーか。どこかで聞いたことがある気がするな…(応答しつつヘリに乗り
テスラ : (──戦闘終了。
テスラさんが退室しました
ディーンさんが退室しました

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最終更新:2018年07月10日 11:55