-鳴- [ラフト ソニア はるる ふゆゆ ミヅハ]

ラフトさんが入室しました
ラフト : (キットルカリート郊外。突如として奇妙な物体が撃ち込まれている
ラフト : (そこをたまたま通りがかったのは、特に目的なくぶらぶらとしていた旅人
ラフト : なんだ……これは……
ラフト : 少しずつ沈んで行っているのか…?でも誰が何の目的で、こんなところに……。
ラフト : しかもこれ……抗魔金属なんじゃないか…?
ラフト : ああ……
ソニアさんが入室しました
ラフト : (ここでラフトの心にある感情はただ一つ。「巻き込まれたくない」
ラフト : これは間違いなく大事件だ…。あとで匿名でなんとなく動いてくれそうなところに通報しておこう…。
ソニア : (背後に出現していたそいつは言う)それはよいことです。広める者は必要なので。
ラフト : な…、(急いで振り返る
ソニア : (夜空に白き星、天界が見える中 白銀の鎧を纏ったモノがいる
ラフト : (なんなんだ、コイツは…
ソニア : 私はソニア。この柱を立て、すべてを平等に近づける者です。
ラフト : ………
ラフト : なるほど…(少なくとも話はできそうなタイプみたいだ。どう考えてもヤバイやつだが…、不幸中の幸いだな……
ソニア : あなた達の言葉で最も近いのは、ええと…
ソニア : ラスボス、ですね?
ラフト : ……。
ラフト : うん、ラスボス…。
ラフト : (よくわからない、なんて言ったら殺されそうだ
ラフト : 見ての通り、ボクはモブ…。ラスボスの考えることが理解できない低レベルの一般人だ。
ラフト : だからその、もう少し噛み砕いて説明してもらえると助かるな…。
ソニア : いいでしょう。見届け、広める者は必要です。あなたの名前は?
ラフト : ラフト…。通りすがりのしがない旅人だよ。
ソニア : 真実ですね。あなたは許される人です。
ソニア : あなたの疑問に答えましょう。そしてメッセンジャーになるのです。
ラフト : あ、あはは……
ラフト : お手柔らかによろしくだ…。
ソニア : まず、世界は不平等です。
ラフト : ………(うん…、それはそうだな…
ソニア : そして人は抗魔によりおびやかされています。
ラフト : たしかに。
ソニア : この二つに関係があるのは、守護です。
ソニア : あるいは、加護でもいいでしょう。
ラフト : うん、(あれこれ考えながら聞いている
ソニア : なぜ、人はこんなにも争い、傷つくのか。
ソニア : 争いやすい世界だからです。
ソニア : だから、守護を受けられない地域では一方的に不幸を。
ソニア : 幸福を享受する者には、抗魔という驚異が。
ラフト : なるほど、(一理あるのか……?
ソニア : ああ、なんてこと。
ソニア : ではラフトさんなら、どう解決しますか?
ラフト : どうだろうね。モブにはどうしようもないことだ。
ラフト : 与えられたルールのなかで、幸福を享受できるように生きるしかないだろうね
ソニア : そう、ではその与えられたルールを
ソニア : 覆せるとしたら?
ソニア : たとえば、この争いやすい世界の理そのものが書き換えられたとしたら。
ソニア : それは平等に少しばかり近づくとは思いませんか。
ラフト : 考えたこともなかったな……、
ソニア : なので、“守護を殺します”
ラフト : うん、うん……?
ラフト : そ、そっか
ソニア : はい!
ラフト : えーっと………
ラフト : この巨大なものは、そういう目的で動いているのかな…?
ラフト : (巨大オブジェクトを指差しながら
ソニア : もちろん、意見の違う人もいると思いますから、きっと戦いになります。
ソニア : ええ、この槍はシン・ヴァースを目覚めさせないための楔でもあります。
ラフト : うん、
ラフト : な、なるほど…(よくわからないな…
ソニア : そして認識阻害の役目もあり、人はこれを無害だと感じます。
ソニア : もっとも、戦闘者には通じないようですが。
ソニア : 最終的に守護を殺しますが、ですがラフトさん。
ラフト : (ボクも戦闘者に入っていたなんてね。あまり笑えないな。
ソニア : 本当に守護とは殺せるものでしょうか?
ラフト : う、うん…。なんだい?(ドギマギしながら
ラフト : どうだろうね。守護を殺すなんて考えたこともなかった……。
ソニア : 人がいれば守護が集まる。つまり、大地の守護を消したところで
ソニア : 結局、守護は残る可能性があります。
ラフト : たしかに聞いたことがあるな。大地だけでなく人も守護を集めると…。
ソニア : では、守護を消すには…これは悩みどころですね。
ソニア : 人に守護があれば、抗魔金属の脅威もそのまま。
ソニア : そこで、今回の核心です。
ラフト : 核心…!
ソニア : 守護ってなんですか?
ラフト : 体の再生力を高める力……っていうイメージかな
ソニア : そう、力。
ソニア : それは魔力であることは、ご存知ですか?
ラフト : 魔力。もちろん、魔力自体はしっているけど……
ラフト : 守護との繋がりっていうとあまりわからないな…
ソニア : 守護そのものが、回復魔力の循環だと思えばいいです。
ソニア : ええ、もうわかりましたね?
ラフト : なんとなく、だけどね……(まさか、にわかには信じがたいが
ソニア : 理解者がいて助かります。では、必ず広めてくださいね。
ソニア : (…なんかソニアの信用を得すぎたようで肝心なところが!
ラフト : もちろん、任せてくれ。
ラフト : えーっと、みんなにメッセージかなにか、あるかな?
ラフト : わかりやすい短いキャッチコピーみたいなやつだね
ソニア : そう、ですね。では、計画名…
ソニア : 魔力抹殺
ソニア : …とでもしておきましょう。
ソニア : この世界から魔力という概念を消します。世界はより平等に近づき、平和になるでしょう(笑顔で
ラフト : オッケー。魔力抹殺、だね。
ラフト : じゃあ、みんなに伝えてくるから
ソニア : ラフトさんは話がわかる人ですね。世界は一時、混沌となるでしょう。
ソニア : そこで虐げられてしまう、弱き人にどうか、手をさしのべてあげてください。
ソニア : 平等へ、助け合い、皆で向かいましょう。
ラフト : ああ。自分にできるかぎりそうするよ。
ソニア : ああ、そうだ。私に会いたければ、どこでもいいので柱へどうぞ。
ソニア : 今回のように、会いにきますから。
ラフト : わかった。そう伝えるよ。(ボクは絶対に近寄らないけどね……
ソニア : 今度、お茶しにいきましょう、そう、イミコもつれて。仲直りしましょう。
ラフト : イミコ……イミコってあの……
ソニア : ねえ、ラフトさん?どうか、くれぐれも
ソニア : 皆さんに、お伝えくださいね。
ソニア : ね?
ラフト : ははは、もちろん伝えるよ。(命の危機を感じる
ソニア : 
ソニア : あの、こんなにもキチンと話を聞いてくれた人、初めてで
ソニア : 今度、本当に、お茶というか…
ラフト : アハハ、考えておくよ…(絶対に逃げたいけどね
ラフト : とにかく。伝えることはみんなに伝えるから。
ソニア : やった(少女のような華やかな笑顔で
ラフト : ボクはそろそろ街の方へ行くよ。
ラフト : いろいろたいへんだとは思うが、頑張ってね(そろりそろりと移動していく
ソニア : では、平等になった世界で、祝勝の盃を
ソニア : (見送る
ラフト : (そしてしばらくすると見えなくなる。キットルカリートに向かったようだ
ソニア : この気持ち…これは恋…?
ラフト : (その後、キットルカリートにつき、急いで自分のツテのある出版社に連絡していくラフトだった。
ソニアさんが退室しました
ラフト : (文章はゴーストライターに考えてもらった。翌日の新聞にはどれも「魔力抹殺」の文字がでかでかと載ることとなる。
ラフトさんが退室しました
はるるさんが入室しました
はるる : んー・・・どこだろー?
ソニアさんが入室しました
ソニア : (どこの都市近郊かは不明も、近づけば現れる
はるる : お世話になってるこのニコラの近くに~脅威を及ぼす存在が居るって聞いたけど~
はるる : (独り言言いながらキョロキョロと歩いてた
ソニア : こんにちは(慈愛の笑顔で
はるる : あれ? こんにちは!(いつのまに居たんだろう?ま!いっか!
ソニア : あなたは新聞はご覧になりました?
はるる : えーっと…読んだ気がするんだけど…(うーんと頭を抱えて
はるる : なんか思い出せないんだよねぇ…(むむむ、と顔をしかめる
ソニア : そうですか…ここは危ないですから、街に戻るといいですよ。
はるる : (ふゆゆに関する事は思い出しづらくなっているらしい。新聞やニュースにはアナウンサーが出てくるので無駄な弊害を被っている。
はるる : え。大丈夫だよ!
はるる : 危ない所を探して歩いてる所だったんだ!
ソニア : それは何故ですか?
はるる : それはね~えへへ。
はるる : 僕がその危ない要員をぶっ倒そうと思ったんだ!
ソニア : そう、ですか…
はるる : (ピンク髪三つ編み 蝶ネクタイ 短パン 赤縁メガネ 美少女顔のショタ!とても強そうには見えない
ソニア : ──痛ましいことです
はるる : え? イタマシイ?
ソニア : やはりヴァースは争いやすい世界
ソニア : 争いなどなければいいのに…
はるる : あっあーっ! どうしたのどうしたのどうしたの???
ソニア : この世の不条理を嘆いているのです
はるる : 僕だって平和なら平和のが良いよー!自分から世界を巻き込む戦争がしたいわけじゃないよー!
はるる : でもさでもさ?
はるる : 実際やばーい!ってなったら。
はるる : 世界を救える人が救わないとね!(えっへんと
ソニア : 世界は救われます。ご安心を…
はるる : あれ? そうなの?(きょとんとして
ソニア : いえ、むしろ救われたあとの混乱
ソニア : きっと抵抗などもあるでしょう
はるる : あー…。世界を救ったヒーローが独裁者になっちゃうかも…しれない?
ソニア : もし、あなたが力ある者であれば…どうか、弱き者を守ってあげてください
はるる : うんっ! そうするつもりだよっ!
ソニア : ありがとうございます(微笑み)では、街へお帰り。
はるる : 僕は…うーん、まだ今はちょびっと足りないけど…いずれは世界最強になってね!
はるる : 君の言う「弱き者」っての。全部いっぱい守ってみせるよ!(にこっと笑って
ソニア : (頷く)
はるる : うん。教えてくれてありがとっ!
はるる : (そっか。街は救われるのかな。ううん。世界が救われるんだ。
はるる : (じゃあ僕は街へ戻らなきゃ。うん。
はるる : (だってなんか…忘れちゃったけど…
はるる : (毎日ニコランドで用事があった気が―――
ソニア : ──素晴らしいことです。ミナリアの者ですら、ヴァースを愛している…(見送って
はるる : …え?ミナリア?(言いながら―手に持ったペンを自分の目に刺す
ソニア : ああ、いけません(手を翳す 星皇の輝きにより、それは治癒される
はるる : へ?(おめめぱちくりしてソニア見つめ
ソニア : 無事なようですね(にこりと)さ、街へどうぞ。
はるる : "ペンは剣よりも強し"?(ソニアを不思議そうに見つめながら解号を唱える
はるる : (ペンがレイピアへと変化し、はるるの頭を貫く
ソニア : ああ…
ソニア : 嘆かわしいことです
はるる : あ。。。え、あれ?(後頭部からぶっしゅ~~~と血が吹き出て
ソニア : (横に手刀一閃 首を跳ねる
(ふゆゆ)さんが入室しました
(ふゆゆ) : 介錯してくれたにゃー!?(はるるの後方に立っている半透明の女の子
ソニア : “悪魔”側ですか?
(ふゆゆ) : (ピンク髪ウェーブヘアー+三つ編みでネコミミを頭に作ってるにゃん
(ふゆゆ) : ニコニコ笑顔の黄色眼。低身長つるぺたロリっ娘…JS風にゃん。でも大丈夫にゃー! しっかりOL風にゃの~!
(ふゆゆ) : ( ニコニコ笑顔の黄色眼。低身長つるぺたロリっ娘…JS風にゃん。でも大丈夫にゃー! しっかりOL風にゃの~!
(ふゆゆ) : あれれ??
(ふゆゆ) : 色々知ってる子、かにゃ?
(ふゆゆ)さんが退室しました
はるるさんが退室しました
ふゆゆさんが入室しました
ソニア : ええ、そして貴女は私と戦う意味がない。
ふゆゆ : (はるるの姿が掻き消え、ふゆゆが実体を得る
ふゆゆ : べっつに~~~ふゆゆもわざわざ世界中倒して回るつもりは、今は、無いにゃ?
ふゆゆ : でもはるにゃんの"暗示"を、上から塗りつぶすのはちょぴっとムカついたにゃ。
ふゆゆ : はるにゃんったら…なーんか、言うこと聞かされてた気がするにゃん?
ソニア : そう…ですか?私は善意からのものでしたが。
ふゆゆ : 悪意の無い女が一番えげつないにゃ!(断言
ソニア : 争いを避けることの、何が悪いのでしょう…
ふゆゆ : 良いとか悪いとか知らないにゃん。はるにゃんは世界最強になりたいだけにゃん。
ソニア : では、あなたが出てきては意味がないでしょう。
ふゆゆ : む。そ、それはそのとおりにゃ…?(なんか言いくるめられそうな気がするにゃ…?
ふゆゆ : でもはるにゃんを洗脳するのは許さないにゃん!
ふゆゆ : はるにゃんはやばくなったら自殺するようになってるにゃん!(そーいう暗示にゃん♪
ソニア : 洗脳…認識阻害でしょうか
ふゆゆ : 認識阻害って言うにゃ? なんか変な感じだった気がするにゃ!
ソニア : 街に帰ることも許さず、戦いに駆り出し、あまつさえ自殺など
ソニア : この外道…
ふゆゆ : にゃ?
ふゆゆ : ふゆゆの事にゃ?
ふゆゆ : (首かしげ
ソニア : ミナリアの悪魔と言葉をかわすのが間違いだったようです
ふゆゆ : むっ!(ソニア見て
ふゆゆ : 別にふゆゆは文句言ったら帰っても良かったんだけど~
ふゆゆ : ちょーーーっと、「おまえ」、ムカムカするにゃ。
ソニア : では、どうしますか?
ふゆゆ : まずはおまえの名前を訊くにゃ。
ふゆゆ : そのあとやりたい事を訊くにゃ。
ソニア : (新聞差し出す
ふゆゆ : それを、全部邪魔するにゃ。ムカムカするからにゃ。(新聞受け取り
ソニア : 魔力抹殺です。
ふゆゆ : (眼の前でビリビリに破く
ソニア : (悲しげに
ふゆゆ : 街中の槍を抜いて捨ててくれば困るにゃ?
ソニア : あまりいい手ではないです。抜くと、星が報復するので。
ふゆゆ : …(普通ならこんな言い逃れ信じるわけないにゃ。でも、なんか。
ふゆゆ : ふーん。ならそれは止めてやるにゃ。(不思議な真実味があるにゃ。
ふゆゆ : 何されたら困るにゃ?
ソニア : そう、ですね…ラフトさん…
ふゆゆ : にゃ?
ソニア : 私は、ラフトさんの会いたいので、ラフトさんがいなくなると一番困ります
ふゆゆ : にゃー??(首傾げて
ソニア : ラフトさんは私の記事を作ってくださったのです。
ソニア : もしラフトさんがいなくなったら…とても困ります。
ふゆゆ : 変な感じにゃ。
ふゆゆ : (貴女は私と戦う意味がない。ミナリアの悪魔と言葉をかわすのが間違いだった。ラフトさんがいなくなると一番困ります。
ふゆゆ : (どれも脳に残る真の言葉。嘘は言ってないと思う―事さえない。既に疑っていない。
ふゆゆ : じゃあ嫌がらせにそのラフにゃんの様子を見てくるにゃ。
ソニア : 様子を…お願いですから、手出しはしないように
ふゆゆ : それは~どうしようかにゃ~~~(くるっと背を向けて
ふゆゆ : (ソニアの言葉は「信じれる」だけにゃ?「従いたい」ような洗脳じゃあないみたいにゃ?
ふゆゆ : そーにゃんと戦っても意味無いってんにゃら、
ふゆゆ : このムカムカは八つ当たりで果たすことにするにゃ。
ソニア : まさか、ラフトさんに…?
ふゆゆ : それはラフにゃん次第にゃ!
ソニア : … (攻撃…しない!)
ソニア : ならば信じましょう、ラフトさんを。
ふゆゆ : 新聞記者ね~
ふゆゆ : それならはるにゃんじゃなくてアナウンサーふゆゆで直接会いに行けるから楽にゃん。
ふゆゆ : (街の方へと歩いていく
ふゆゆ : ヴァースじゃどうか知らないけどにゃー?(背を向けたままソニアへ
ソニア : (祈りをささげる
ふゆゆ : ミナリアじゃ悪魔を甘く見た人間は皆死んだにゃ。
ソニア : ええ、知っています。
ふゆゆ : "知ってる"と"体感する"は大違いにゃ?(笑って空見上げて
(たまたま飛んでた取材ヘリ)さんが入室しました
ソニア : (でも、それは正確でなくて…
(たまたま飛んでた取材ヘリ) : バリバリバリバリ
ソニア : (悪魔を甘くみても、みなくてもあの次元は滅んだ
(たまたま飛んでた取材ヘリ) : (下降しながらふゆゆに向けて半透明のハシゴが降りてくる
ソニア : (そのそも悪魔すら滅んだ
ふゆゆ : ふゆゆん。゚゚(おててひらひら
ふゆゆ : ふゆゆん:・゚(背中向けたまま~
ふゆゆ : ふゆゆゆゆーん・。゚・。・o゚・。゚・。・o゚♪♪♪
ふゆゆ : (流行語大賞を狙ってる決めポーズの背中バージョン見せて、ハシゴに飛びつく
ふゆゆ : (ヘリと共に去っていく
ふゆゆさんが退室しました
(たまたま飛んでた取材ヘリ)さんが退室しました
ソニア : (ミナリアの滅びの怨嗟は記憶に真新しい
ソニア : あれこそ、争いにより滅びた世界…
ソニア : ヴァースをそうはさせてはならない…
ソニア : (故に、魔力という争いのもとになるものを消去し、文明は一時退化させる
ソニア : (…だが、それではあのような能力者が残ってします
ソニア : (残ってしまう)…魔力抹殺後は、個別の清掃ですね
必然に飛んでる取材ヘリさんが入室しました
必然に飛んでる取材ヘリ : バリバリバリバリ
必然に飛んでる取材ヘリ : (ソニアの上空を通過していく取材ヘリ
ソニア : (報道に手を振り、柱に触れて転移
百合恵さんが入室しました
百合恵 : ("しもべ"に運転を任せてヘリの中から窓の下を見る大貴族のお嬢様
百合恵 : まぁ!思っていたよりも平和に終わってましたわ!
百合恵 : 世界に宣戦布告するテロリストをイメージしておりましたが…
ソニア : (ソニアの姿が消える 別のところへ移動したのだろう
ソニアさんが退室しました
百合恵 : なかなかどうして! あぁっ! それもまた面白い展開に!
百合恵 : 怪しいアナウンサーのふゆゆ様も噛んでるとは…これはこれはーですわ!
百合恵 : 九千以上のスタッフを抱える白薔薇百合恵としては世界の脅威を見過ごせない所ではありますが…
百合恵 : しかし!否!この展開は!
百合恵 : 見<ケン>ですわ!
百合恵 : 将来的にもっともっと面白くなる気がしますわ!九千の脳がそれを求めておりますわ!
百合恵 : さぁ!世界新生を願うソニア様?世界で1番注目されたいふゆゆ様?まだ見ぬ世界規模の皆様!
百合恵 : 私、全力で皆様の愛と闘争の物語を応援しておりますわー!!!
必然に飛んでる取材ヘリ : バリバリバリバリ
必然に飛んでる取材ヘリ : (ポウフェナの方へ爆速で飛んでいく
必然に飛んでる取材ヘリさんが退室しました
百合恵さんが退室しました
ミヅハさんが入室しました
ミヅハ : (–––––––キアシス郊外
ミヅハ : (––––––––槍へと向かう古びれた道。人通りは全くない。
ミヅハ : (「魔力抹殺」のニュースがキアシス中を震撼させているなか、
ミヅハ : (キアシスの上層部のなかには、デマだと言い張り頑なに認めようとしない者も数人。
ミヅハ : (そんな訳で、危機に慣れていそうな下っ端のミヅハが確認のために派遣された。
ソニアさんが入室しました
ミヅハ : やだなぁ……。もう……。(槍の正面にたどりつく
ソニア : (大きな大きな柱は、直径もかなりある
ソニア : (その影から出てくる、白銀の鎧、長い金髪の…襲撃者
ミヅハ : ………。
ミヅハ : (ああ、全く疑ってはなかったけども……、やはり本当だった。
ミヅハ : こんにちは
ソニア : はい、こんにちは。
ソニア : あなたは、どういった方ですか?
ミヅハ : ふふ…いい天気ですね。(自分がまさしく命の危険にあるのに、のんびりとした会話の状況におかしみを感じるミヅハ
ミヅハ : わたしは、キアシスから来ました。
ソニア : ああ、ではついに、魔力抹殺に賛同できない勢力が…?
ソニア : 私、すぐに攻撃されると思っていたのですが、どうも皆さん、ご理解いただけているようで
ソニア : 大変、円滑に工事のほうは進んでいます。
ミヅハ : ふふふ…、はい。
ミヅハ : わたしはキアシスの…、そうですね。たいした権限をもっていない下級の職員です。
ソニア : …あなたも、攻撃しにきたわけではない?
ミヅハ : ……ですし、このサイズのオブジェクトを破壊できるような技能もありません
ミヅハ : 噂を確かめに……、と言うところです
ソニア : なるほど。新聞に書かれていることが真実です。
ミヅハ : ………。
ソニア : ここはいずれ戦場になりますので、近づかないほうがいいですよ。危ないので
ミヅハ : 本当に魔力をなくすことで不平等がヴァースから消えると思われているのですか…?
ソニア : 平等に近づきます。
ソニア : もちろん、それだけではヴァースの全てを変えることはできないでしょう
ソニア : ですが、段階を置くことで真の平等に近づくことになります。
ミヅハ : でも、わたしには新しい不平等の始まりであるとしか、思えません
ミヅハ : いくつ段階を重ねても……、
ソニア : ええ、ですが頼もしい方々がこの星には。
ミヅハ : ………頼もしい方々?
ソニア : あなたも含め…
ソニア : 強き者、賢き者
ソニア : どうか、この後に待ち受ける一時の混乱で虐げられる人々の力になってあげてください。
ソニア : 必ず、私が平等な世界へと変革させてみせます。
ミヅハ : そうですか…。(自分が意見をはさんでも、何もこの人は意見を変えないだろう。
ミヅハ : (もしそうであるなら、ここまでのことをしているはずもなかった…かな?
ミヅハ : でも、なぜあなたは…
ミヅハ : そこまで平等な世界にこだわるのですか…?
ソニア : 不平等は是に非ず。
ソニア : 舌先だけでも、人々は平等を理想に掲げます。
ソニア : 「不平等が当たり前だ」という人は、恵まれなかったか、圧制者…
ソニア : 人は上へ立とうとする浅ましさと、しかし平等という理想を持ちます。
ソニア : であれば、それで十分です。
ミヅハ : ………。
ソニア : 私はそれを実現し続けてきました。今回も行い…これからも行います。
ミヅハ : なるほど…。(うなづく
ミヅハ : おそらく、あなたは死を…、もしくは大規模な戦闘を覚悟して、このようなことを行なっている。そんな風にわたしは思うんです。
ミヅハ : だから、不思議なのは…、なんでここまでのことを行う必要があったのか。
ソニア : ライフワーク…のようなものでしょうか(空を仰ぎ見て
ミヅハ : あなたの個人的な動機…。それがこちらサイドからは見えてこないんです
ミヅハ : ライフワーク……
ソニア : 今は昼ですが、あの空の向こうには星々が存在します。ご存知ですか?
ソニア : 私は救済の剣として生まれ、そして星の旅を続ける者。
ミヅハ : 星の旅…
ソニア : ご理解いただけないかもしれませんが、私はそういうものなのです。
ミヅハ : そういうことでしたか…。
ミヅハ : つまり、あなたの生い立ちからくる使命感。
ソニア : ええ、ですのでもし…不要ということであれば
ソニア : 力尽くで邪魔、してください。争いの無い世界を目指す過程で…
ソニア : 争う力を持つ者から邪魔が入ることは織り込み済みです。ですが、命は奪わない。
ソニア : そうした方々もまた、星の光なのですから。
ミヅハ : 星の光、ですか…。
ソニア : ええ、世界を彩る、人という光なのです。
ミヅハ : あなたは不思議な人ですね…これまでにあったどの人とも違うように思います…
ミヅハ : (槍の方へ少し歩み寄る
ソニア : (特に手出しはしない
ミヅハ : 新聞でわたしも読みましたが…、
ミヅハ : なぜ抗魔金属を憎むのに、抗魔金属なのでしょう…?
ソニア : はい、ヴァースはこれまで変革していった世界に比べ、あまりにも多様性があります。
ミヅハ : あ…、キアシスの上層部に渡す必要があるので、少し調べさせてもらってもいいですか…(スフィアを起動し
ミヅハ : あまり住んでる人間としては意識したこともなかったですね…(槍を分析のための光で照らす
ソニア : ええ、ですがお気をつけを。私の星天魔法も…(言い終わる前に照らされ
ソニア : (抗魔金属なのは穂先だけであるらしく、他は別の金属。異界のものだろうか。
ソニア : (よって分析も受け付ける
星の声さんが入室しました
星の声 : (■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■)
星の声 : (ミヅハに流れ込んでくる、星天魔法による防御壁の情報
ミヅハ : ………!!
星の声 : (ソニアによって救済された世界を利用した“身代わり”防壁
星の声 : (聞こえてくる声は、無い。誰もが平等に生活しており、そこには苦楽も何もない。
ミヅハ : これは………
星の声 : (全ての要素は均一化され、無希望という平等なる世界 それは、争いのない、救われた世界
星の声 : (ソニアや柱に攻撃した場合、そのダメージはそんな平等な世界の住民が受ける。
ミヅハ : なるほど…。
ミヅハ : これが救済、なんですね…。
ミヅハ : (少しうつむいて
星の声 : (─エネルギー経路は「空が見えている限り」確立されるであろう
星の声さんが退室しました
ミヅハ : ……残念ですが、
ミヅハ : やはりわたしたちはあなたと戦わなくてはいけないようです…
ソニア : そうですか。残念でもあり…ようやくといったところです(分析の内容はソニアにはわからない
ソニア : (これまでの世界にも、抵抗者はいただろう
ソニア : (だが、抵抗者は前の世界の住民を殺し、そして新たな犠牲者候補となる
ミヅハ : おそらくキアシスから直に腕の立つ戦闘者が送られてくることでしょう…
ミヅハ : なんと言えばいいか…、そう、
ソニア : ええ、楽しみではあります。直接、説得の機会を得られるのですから。
ソニア : (…最初からそうした戦闘特化がきていたら、どうなっていたことか
ミヅハ : 幸運を。……お互いに。
ミヅハ : そうだ。せっかくなので、写真を取りましょう。
ソニア : いいですね!
ミヅハ : こんなものしかないですが、(スフィアを生成し、自身から少し離れた位置に浮遊させる
ミヅハ : とりますよ。ポーズいいでしょうか。
ミヅハ : はい、チーズ。(ピースサインで
ソニア : (恥ずかし気にピース
ミヅハ : (スフィアからぴかー、っと光が
ミヅハ : (もちろん分析光だが…、映像も画像として保存される
ソニア : (分析のほうは、より詳しい「星天魔法」のデータがとれる それが邪魔しているのか
ソニア : (ソニア本体が何なのかいまいちわからない)写真まで…
ミヅハ : –––––具現化(スフィアを自分の手元にもどして、手をかざし
ミヅハ : (写真風に現像された紙が、ミヅハの手元に現れる
ソニア : 私、こういうの初めてで…
ミヅハ : ……あれ、失敗…でしょうかね。(写真みながら
ソニア : まぁ…私、写らない体質だったのでしょうか。
ミヅハ : そうですか。残念です…。
ミヅハ : とりあえず、渡しておきます…。わたしは手元にデータがあるので…。(ソニアに写真を渡す
ソニア : ありがとうございます(微笑んで、その空白の写真を大事そうに
ミヅハ : 次に会うことがあれば、残念ながら敵同士ですが…。
ミヅハ : しばらくの間、話せて楽しかったです…。わたしは。
ソニア : 敵かもしれません。ですが、私の計画が進んだ場合、あなたはきっと虐げられる人を助ける側です。
ソニア : ですから、それでいいです。
ミヅハ : ……うふふ。
ソニア : 隣に立つことはできなくても、あなたという素晴らしい人間がいるというだけで
ソニア : 私は救われるでしょう…
ミヅハ : そんな大げさな存在ではないですよ、わたしは…。
ミヅハ : それではお元気で。(手を振り、その場を去っていこうとする
ソニア : (見送る ほんとに、心から信じているのだ
ミヅハ : …………(そしてだんだん小さくなる影
ミヅハさんが退室しました
ソニア : ああ、きっと彼女は私の親友…
ソニア : (見上げれば、雨粒
ソニア : (雲が空を覆う昼 傘を差さないでいい程度の小雨が降り始める
ソニア : 嘆かわしいことです(…曇りや雨だと、無敵の耐性はそのままでは発揮されない
ソニア : (昼夜は関係ない 太陽も星のひとつだ だが、こうした天気はいけない
ソニア : 赦される機会を失うことは、悲しいことです…
ソニア : (その場から去る 着々と星への手術は進む
ソニアさんが退室しました

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最終更新:2018年07月17日 08:56