-閃- [フラジール ソニア スクァ―チェ アルバ]

フラジールさんが入室しました
フラジール : (鋭い朝日が差し込むセントラの上空
フラジール : (半身を隠す布をはためかせながら、”槍”に飛翔接近する影が一つ
ソニアさんが入室しました
ソニア : (柱の上に着地、接近する飛翔体を見遣る
フラジール : ――(柱の上に立つ影を確認。各種バイザー起動 サーモ、Xレイ、霊視、電磁――
フラジール : (大きく旋回しながら接近していく
ソニア : まぁ…!(吐息をもらすかのような感嘆
ソニア : イミコの言っていた子ですね。
フラジール : (エアブレーキ。ソニアの前で中空静止
フラジール : こんにちは。 私は、フラジール。(ふわふわと浮遊しつつ
フラジール : 貴方は、ソニア?
ソニア : はい、ソニアです。
フラジール : それで、これが、槍。(足場を見下ろしつつ
ソニア : (穂先は埋まっているので、円柱めいた外観 その柄側も平たい、直径20tdほどの円
ソニア : 今日は戦闘ですか?お話ですか?
フラジール : 話して止まるなら、話すけれど……(槍をスキャンする。前情報以上の情報など、早々出無さそうだが
ソニア : もちろん、止まらないです。ですが、戦闘は織り込み済み。
ソニア : 戦闘が気軽にできなくなる、平和な世界に向けて、最後の鬱憤晴らしは必要でしょう。
ソニア : やがて人は争いの無意味を知り、そして隣人を愛し、世界は平等へ近づきます。
ソニア : あなたも、争いに巻き込まれた側…争いに魅了され、囚われた子。
フラジール : ………
ソニア : 今ではきっと、力があるから、いえ、たとえなくても振るわざるをえなくなっている。
ソニア : それはとてもとても…あってはならない今です。
ソニア : ですが、私なら作ることができる。あるべき、争いなき世界を。
ソニア : きっと戸惑うかもしれません。その先にある、安寧を信じてください。
フラジール : ……どうして、争いを否定するの?
ソニア : 人は争うもの…などという言葉こそがまやかしだからです。
ソニア : 笑いあうもの。助け合うもの。ですが時には喧嘩もするでしょう。
ソニア : それは人が人であるための思考システムのようなものです。
ソニア : ──あなたの言う「争い」は、規模が大きすぎる。
ソニア : こんな不自然な争いのある世界が、許容されてはいけない。
ソニア : そして最終的に争いそのものの愚かさに気づき、制御できるようになる。
ソニア : あるべきは争いなき世界。…もっとも、ご理解していただくのはきっと難しい。
ソニア : (手を広げ)でも、確かにくるのです。すぐそこに迫って。
フラジール : ……違う。(ぽつりと
フラジール : それは平和じゃない。 何も無いだけ。何も。
フラジール : 確かに争いは無い。けど、代わりに、生きてない(槍の防護壁を見遣り
ソニア : 大丈夫ですよ。“今回はうまくいきます”。
ソニア : ええ、きっと(──そうしてこいつは一度も成功していない。
ソニア : (何千、何万の世界。数えきれないほどの世界を書き換え続けて一度も成功していない。
ソニア : (だが毎度毎度、嘆き悲しみ、そして次こそは、成し遂げてみせると)
フラジール : 違う、ソニア。 世界は、こんな風には、変えられない。
ソニア : いいえ、変わります。変わってしまう。
ソニア : だから実行するのです。
フラジール : (――灼熱の大地と、覆い繁る密林と、屹立する山脈
フラジール : (そこに燃え盛る数億の命を謳歌する書物があった。
フラジール : ラフトが、言っていた。 ありのままでいい。 それでも、少しずつ変わっていく。
フラジール : ソニアの言うことも判る。正しい部分もある。 でも
フラジール : ソニアの言う「行い」こそ、規模が大きすぎる。
ソニア : 確かに(…なんかラフトの名前出されたためか頷いてる
フラジール : ”これ”を止めて、ソニア。
ソニア : 無理です。ええ、実はもう止められないので。
ソニア : テラフォーミング…いわゆる星の書き換え。
ソニア : もし止めたければ、それこそ私を倒すほかない。
ソニア : 強力な術式ですが、私を滅ぼすことでそれらは「なかったことになる」
フラジール : ……(ソニアを改めて見る
フラジール : 力尽く、そういうこと。
ソニア : あなたがたにとってはわかりやすい構図でしょう。
ソニア : もっとも…絶望的戦力差ではありますが
ソニア : 直接倒せる、この星唯一の存在、シンヴァースは封じました。
ソニア : たとえ神であっても、私は倒せません。
ソニア : (真偽はわからない)
フラジール : どうかな。やって見る価値は、ある(布で隠れてない方――肘から半扇状に電磁ブレードが伸びる
ソニア : (無防備に)天の光はすべて我が命
ソニア : 私を倒すならば、それは銀河の命を裂くことと知りなさい。
スクァーチェさんが入室しました
スクァーチェ : (ざっざっ、と歩いてくる細身の女性
スクァーチェ : (黒のドレスに身を包んでいる
ソニア : (槍…柱の頂上にて対峙する、星の破壊者とフラジール
フラジール : (バイザーの情報受け取って)槍と一緒の防壁――
スクァーチェ : これが噂の槍…。ふーん。
スクァーチェ : (種族:サキュバス。背中には黒い小さい羽がついている。
スクァーチェ : (高速で上方に飛翔
ソニア : (あらゆるソニアへの効力を、異世界のだれかに投げ渡す究極の防御システム
スクァーチェ : ごきげんよう、はじめまして。(飛翔し二人のあいだに割って入るサキュバス
ソニア : こんにちは。こんな暑さなのに…
ソニア : 二人も説得できそうでなによりです。
フラジール : ――、(間に入った女性を見遣り
ソニア : その様子では、「天の光」の性質はご存知ですね。
スクァーチェ : ワタシ、スクァーチェと言いますの。
スクァーチェ : あなたを殴りにきました。どうぞ、よろしく。(一礼するサキュバス
ソニア : ソニアです。ええ、話が早くて助かります。
スクァーチェ : ……ヴェノム。(展開する準備されていた術式
ソニア : いずれ来る争い無き世界の前に
スクァーチェ : (魔法陣がいくつも連鎖的に展開していき、周囲を漆黒の瘴気が覆っていく
ソニア : 最後の晩餐としてケジメの戦いは必要ですから!
スクァーチェ : (あたりは闇に包まれ…、天はもはや見えない
ソニア : (天の光による受け流し解除)
スクァーチェ : とにかく…、(腕が漆黒の炎で覆われる。闇・水・炎の三属性魔法使い。
ソニア : “らしく”なってきました。
スクァーチェ : こっちからすればただのとばっちりよッ!!!(高速でソニアに飛来し、漆黒の炎もろとも掌打を打ち付ける
ソニア : (直…撃…? 否、当たる寸前、何かに阻まれている
スクァーチェ : ……!
ソニア : (慈愛と赦しのまなざしで)どうぞ不満をぶつけてください
ソニア : 受け止めましょう、星皇剣ソニアが(…闘気!
ソニア : (氣に近い性質のそれが、全身を覆っている…!
スクァーチェ : 現身…!(呪文の高速発動
ソニア : (闘気モード オーラで出来た双剣を持つ)
スクァーチェ : 不満もなにも…
スクァーチェ : イカれた人間に何を言っても無駄ってね!(指で印を刻むと
スクァーチェ : (水がソニアの口元を覆うように出現する
スクァーチェ : (動いてもへばりつきはがれず、呼吸機能を奪う水
ソニア : (微笑 …そろそろいいか、とばかりに双剣を構え)
ソニア : (瞬間、闘気が10mほどに伸びたかと思うと左右合わせて13連斬
スクァーチェ : 溺れてしまいなさいッ!(意思を持つように、ソニアの吸気孔すべてを覆う水
スクァーチェ : ……!!
ソニア : (何か言いたげにしてる
フラジール : ――(間に入り、ボルテックシールド!
ソニア : (そのまま華麗に回転斬り
フラジール : (が、数発防いで叩き千切れる スクァ―チェ抱えて距離を取る
ソニア : (柱の上のフィールドをまとめて粉微塵にかき回す
スクァーチェ : あら、どうも…(抱えられる
ソニア : (ジュオ… と嫌な音をたて、水が蒸発)
フラジール : ――っ、(連斬と回転斬の余波に体が揺れる
スクァーチェ : やっぱりわかってんだけど、
ソニア : 私、これでも武器精霊なので…
スクァーチェ : バケモノね、あれ。ウフフ。
ソニア : 呼吸は実は不要です。
スクァーチェ : あら
ソニア : もちろん、体内破壊もあまり意味は為しません。
スクァーチェ : それは…困ったわね…
ソニア : (…いつしかベルリネッタに言った 食べられないほうの武器精霊
フラジール : 全部遮断して……武器に戻るかどうか、ってところ、かな…(スクァ―チェ解放し
スクァーチェ : ヴェノム…(ふたたびフィールド展開
ソニア : ああ…ごめんなさい。私、もう使い手はいないんです。
スクァーチェ : その口ぶり…、昔はいたのかしら。
ソニア : 昔過ぎて…もう覚えていません。誰であったかなど。
スクァーチェ : へぇ…長生きさんなのね。
ソニア : 今の私は武器に戻れない武器精霊(ヒュンヒュンと双剣まわして
ソニア : では次は速度をあげます。
スクァーチェ : ウフフ、期待しておくわ。(冗談じゃないわ…
フラジール : 隙間、作ってみる(スクァ―チェ横目に
ソニア : (…予測が可能なら、次には17連×2!とてもじゃないが防御でなんとかなる数ではない
スクァーチェ : あなたが誰かわからないから突然でわるいけど、よろしくお願いするわ…。
スクァーチェ : と言っても、あまりワタシの一撃にも期待しないでちょうだいね。
フラジール : フラジール。 ――うん。じゃあ、よろしくね(言って、ブースターが円状に爆ぜる
ソニア : では、そー…れ!(双剣というよりは鞭めいて押し寄せる乱撃
スクァーチェ : よろしく、フラジール…(後を追って飛来
フラジール : (フルスロットル――各翼から飛行機雲が発生するほどの高速突撃からの
フラジール : (ブーステッド・キック!
ソニア : (伸びた双剣がフラジールの後ろに飛ぶ中、直…撃…いや、闘気で覆われた体躯が受け止める
スクァーチェ : よいしょ、っと…。(フラジールの背後から突然現れる
スクァーチェ : (影から影へと移動する能力
ソニア : (ちょっと驚いた顔で  …戦闘経験の圧倒的少なさ
スクァーチェ : 悪いけど世界の危機よ……無茶させてもらうわ……(あたり一帯の自然物の持つ魔力を集積していく 行き先は自分の右手
ソニア : (後方の空間が34の斬撃、飛行機雲が散る
スクァーチェ : (収束し、空間の歪みとして見えるほどになった魔力量
スクァーチェ : (それらをすべての属性を闇と炎へと変換する
スクァーチェ : 準備はいいかしら…?(さっきのを考えると、効くかどうかわからないけども…
ソニア : (双剣を消し)
スクァーチェ : バニング……(ソニアへと高速で飛来する
スクァーチェ : (が、それはフェイク。ソニアの背後の影から出現する
ソニア : …ええ、先ほどの高速詠唱
ソニア : 水属性のもの…でしょうね
スクァーチェ : シャフトォッ!!!!!!!!!!!!!(ソニアの後頭部へありったけの魔力を爆裂へと変換する掌打の一撃
フラジール : ――(爆裂の余波に錐揉みしながらフルバックブースト
スクァーチェ : (通常なら辺り一帯を吹き飛ばすほどの威力だが…
ソニア : (直撃 …するも、効きがおかしい 手ごたえそのものが半減以下
スクァーチェ : …、
フラジール : (一瞬で点と見紛うほど離れていき――ながら電磁砲を3連射
ソニア : (明らかに「効きが悪い」とわかる異常 闘気は貫通したはず
ソニア : ふふ…(電磁砲を片手の短剣で一発いなし、2発をオーラにて軽減対処
スクァーチェ : あら、やっぱり変ね…でもどんどん行きましょう
ソニア : いえ、終わりです
スクァーチェ : 食らいなさい…!アクアジャベリ……なっ……?
フラジール : 頑丈――? 何か、違う(背部のユニットが組み上がり、巨大な砲身に
ソニア : 【原初の炎】(──瞬間、宇宙開闢の破壊力が周辺を覆う
スクァーチェ : …………!!!
ソニア : (ウルファングの用いるビッグバンの、自身中心バースト
ソニア : (ソニアに、炎属性は一切効かない。熱攻撃への完全耐性。
スクァーチェ : (現身発動、さきほどの高速詠唱は万が一用の回避魔法……
フラジール : ――――――!(白熱光に一瞬眩み
ソニア : ──終わりです(瞬間、ビッグバンが起きていた範囲が真空化
ソニア : (周辺射程30Td内の大気消失…猛烈な乱気流
フラジール : ――、熱。火、耐性…!(吹き戻しにブーストで踏ん張りながら、標的ロックオン
スクァーチェ : はあ……もう、無理だわ…これワタシには。(遠くのオブジェクトの影からのそりと現れる。乱気流をこらえながら
ソニア : (真空程度で死ぬ戦闘者はいない。だが…?
スクァーチェ : (戦意が折れてしまった模様
ソニア : (原初の炎の残滓が空へ舞い上がり、天に穴をあける
ソニア : (漆黒の瘴気を諸共、焼き払ったのだ
スクァーチェ : ああ…何が不満かって、キアシスの臆病者たちよ!なんで一匹狼のワタシが戦ってるのよ!!(怒りはじめる
フラジール : (水平位置で砲身を構え、加粒子砲をチャージするが――
ソニア : (手を広げて迎え入れるように)終わり、です
スクァーチェ : どこぞの戦闘狂達もがんばんなさいよ…、世界の危機よ…!全く!(怒っている
スクァーチェ : ………、はあ。
ソニア : (ソニアにとっての条件は、常にその空に依存する
ソニア : (天が見えている限り)私は無敵ですから。
スクァーチェ : ごめんなさい、役に立てなくて…(フラジールに
フラジール : ――(空中で砲身構えつつ、地上のスクアーチェを見遣る
フラジール : (遠巻きに首を振り合図。 ”ムリはしなくていい”
スクァーチェ : ………、そう。(砲身構えるフラジール見ながら
スクァーチェ : これでワタシ、魔力切れだから、最後よ…。ヴェノム…。(漆黒のフィールド展開
ソニア : (漆黒のフィールドが張られたことを見て)ああ…
ソニア : そう、ですか…
フラジール : ――(漆黒の領域が見える。 これが無ければそもそも手出しができなかった。
ソニア : また焼き払ってもいいのですが、そうですね
ソニア : 【光纏う者】(ソニアの体が闘気に覆われ…るが…?
スクァーチェ : (帰る準備をはじめる。完全に戦意を喪失しているようだ。
ソニア : 一応、ケジメですから(手を振るう
ソニア : (スクアーチェが突然、切り裂かれる
スクァーチェ : …………
フラジール : ――、!(視界の端で、突如起こる不可視の一撃
ソニア : 戦闘者って、そうでしょう?(微笑んで、返し手に   …同時に光属性の空間魔法
ソニア : (ダメ押しの一撃と共に喫茶にバシルーラ
ソニア : ええ、ご安心を。彼女には…魔力なき世界をみてもらわないといけません。
ソニア : 決して、死にはしません(フラジールに、安心して、とばかりに
フラジール : MERγ――(キッと睨む。距離は優に数百はある
スクァーチェ : (そのままスクァーチェの意識は薄れていった……
スクァーチェさんが退室しました
ソニア : (待ってもいいが…
フラジール : 穿つ<ブレイズ>――!!(魔力荷電させた爆熱崩壊ビームを放つ
ソニア : 争いの虚しさ(虚空一閃 空間が縦に割れ、ビームそのものが二つに
ソニア : わかっていただけるといいですね(ソニアの左右を通過していく、破壊の一撃 …距離が、ありすぎた!
フラジール : ――――!(咄嗟に身を捩り 代わりに砲身が真っ二つに
ソニア : (瞬間、真っ二つになった砲身上に、トンと・・・ …何m離れていた?
フラジール : (どの道オーバーヒートだった。デッドウェイト化したそれを切り離し、フルスロットル!
ソニア : (忘れるなかれ 喫茶にもいたはずだ その速度で動く者が
フラジール : ――!(思い切り弧を描いて加速し、電磁ブレードで斬りつける
ソニア : (光纏う闘気の剣で受け止め)
ソニア : (もう片方の手を、ただ振るう
ソニア : (距離に関係なく、フラジールの霊体を切り裂く一撃
フラジール : 、(咄嗟に布で覆った方の腕で庇うが
フラジール : ―― ―――っ
ソニア : 外傷は幸い、これは残らないので(剣を消し、ブレードを掴み
ソニア : ご安心を(粉砕
フラジール : ――っ、、!(砕かれ、振り払いながら後退飛翔
ソニア : では、最初に戻りましょう(空中に立ち
ソニア : (最初の双剣の構え … ああ
ソニア : (“あれは何連撃だったか”
フラジール : (強心剤、部分麻酔投与。 外装半義手化――
ソニア : (直撃する1 
ソニア : (計13の乱撃──
フラジール : ぁ――、、ぐっ―!!(咄嗟に構えるも虚しく、尽く直撃
ソニア : (ズタズタにフラジールの霊体を切り裂く 強烈な痛み、精神への苦痛
ソニア : (ここまで切り裂かれれば、自分の意思で手足は動くまい もっとも、外装で
ソニア : (無理やり稼働はできるだろうが…
ソニア : ふう…(【光纏う者】 …最初から使っていれば、瞬殺だったはずだ
フラジール : ――、、(虚ろな目線、激痛のあまり、首から下の感覚が無い
ソニア : (使いたくない理由でも、あの戦場にあったか…?
ソニア : では、新たなる世界をお待ちください(トドメのバシルーラ斬り
フラジール : (オートマタモード――外装に指示を出し、強引に飛び掛かる
フラジール : (が、無残にも直撃、ソニアの頭上でたたっ斬られくの字に折れる
ソニア : (なんのことはない、と)
ソニア : (再び放たれた一撃が、今度こそ身代わりも許さず喫茶送りに
ソニア : (外装も一緒に飛ばしてしまうのは、攻撃性質上仕方ない)
フラジール : (光りに包まれ、閃光を放って空へ飛んでいく
フラジール : (――のは砕けた外装。
フラジール : ――!(いつだかの緊急ナイフを口に咥え、転送光のなか落下してくる
ソニア : そういうところが…
フラジール : (出した指示は2つ、アサルト&パージ。
ソニア : 争いに囚われた──そう思いませんか
ソニア : なにもそんなになるまで、戦うことは、ないじゃないですか!!
フラジール : ――!(禄に狙いも無い、肩辺りめがけてナイフを振り落とす
ソニア : 絶対に、変えてみせます。私が!(ナイフを、手で受け止め
フラジール : っ、ぅ、(慣れない無理な一撃、グリップが口から離れる
ソニア : (反対の手を胴体に軽くパンチ そのまま転送
フラジール : (僅かに体が跳ね、今度こそ転送光に包まれる
フラジール : 囚われてる、わけじゃない――
フラジール : 繋いで―――
フラジール : (光となって虚空へ
フラジールさんが退室しました
ソニア : ……争いに繋がれた哀れな子
ソニア : 私が!解放してみせましょう…
ソニア : (世界の柱のせいで、ソニアは回復ができない
ソニア : (だが、戦いは始まった──
ソニア : (果たして残るのは、どちらか。
ソニアさんが退室しました

 

 

フラジールさんが入室しました
フラジール : (光と共に降り注ぐ三条
フラジール : (一人は魔道士、一つは鉄塊、一人は少女
フラジール : ――、―――っ、、(バウンドし転がり、やっとの所で止まる
アルバさんが入室しました
フラジール : ――、、……っぅ、(全く力が入らない 虚しく土を掻く
アルバ : あれあれ。(カランコロン 喫茶の中から出てくる
アルバ : いやあ、なんだか満身創痍の予感だねえ?大丈夫かい?待ってましたの治癒る?
フラジール : ん、、ぁ……ぇ、、、っと……(弱々しく
アルバ : ふーむ。(フラ達の様子を見下ろして
フラジール : (二人とも致命的とは程遠い外傷だが、碩学眼などで視ればわかる、霊体の傷。
アルバ : 外傷は少ないようだけども。 …どうやら霊体損傷だねぇ。
フラジール : (特に少女の方は酷い有様。ボロボロに切り刻まれている
アルバ : うーん(顎に指当てて)…ちょーっと『場所が悪い』、が。 仕方無い。やるか。
アルバ : ほらぼく、いわゆる回復支援キャラだし。
フラジール : ……?(見上げて
アルバ : 「ようこそおいでなさいませ。」(片腕を天に掲げ
アルバ : ―――『エトランゼ』。(しゃがみ、地に触れる―――と、その場所を中心に
アルバ : (ぶわり、 と、独特な形をした、真っ赤な花の花畑が広がっていく
フラジール : ――、(花の、香り――?
フラジール : (朦朧とした瞳で見ると、一面の花畑
アルバ : (おおよそ、広場を覆う程に広げる 大地からナニカの『力』を吸い上げ開く花々が、ぽうっと淡く光る)
アルバ : ――…うわあ。ホントに少ないんだなこの場所。(ぼやくように呟き、
フラジール : ……?
アルバ : ……『材料』が。(アルバの改造機関を通して、『ナニカ』のエネルギーが置換される、2名の霊体を治癒修復
フラジール : ――――(淡い光に包まれる
アルバ : (―――綺麗だが、見ようによっては不気味な花が吸い上げたのは、『大地に還った死者』の残留魔力。
アルバ : (死人の力を治癒に込める外法の術。魔術師世界ですら嫌われる外道の技。
アルバ : (既に「守護」から離れた力故か、それとも彼が活用法を編み出したのか。 ソレは抗魔の干渉を受けないという
フラジール : ――、っ、、っふ、、…!(痛みが和らいでいく、まともな呼吸を再開して
アルバ : ――― さぁて。どうかな?
フラジール : ――……(ゆっくりと起き上がり、指先をわきわきと
フラジール : ……治して、くれた?(ぺたんと座ったまま見上げ
アルバ : そうだよ!(親指立てて)ありがたがってくれて構わないよ! (広場の景色がいつもと違う。さらさらと花が揺れる
フラジール : (スクァ―チェと花を交互に見て目線戻し)ありが、とう。
フラジール : 私は、フラジール。 あなたは?
アルバ : ぼくはアルバ。しがない魔術研究者だよ。(花弁が散り、花吹雪のように消えていく幻想景色
フラジール : 魔術、研究者……(花吹雪の中
フラジール : アルバ、もう少し、手伝って欲しい。
フラジール : スクァ―チェ、気絶してる。 ベッドまで…(目線を移し
アルバ : …あぁ、本当だ。 …うーんなんだかおいそれと運ぶのも気が引けるけれど。きみに任せるのも気が引けるな。(なんかぼやき
フラジール : …………(少し考える。聞いたことがある、確かお姉ちゃんが……
フラジール : ……照れる?(名推理的な目線で
アルバ : ……!! か、簡単に図星を突くのはよくないな!?
アルバ : う、うん。まー、非常事態だしね?気絶してるしね? 快適な休眠環境と引き換えに許していただきたい謎の美女。
アルバ : (スクァーチェに歩み寄ってしゃがんで、
アルバ : よいしょっと。(背負う …なんか既にふらっと来てるが気にしては駄目だ!美女に責任は無い!
フラジール : ……。。(一応後ろからも支えて手伝う
アルバ : …… た、たしか仮眠室あるんだったね?ぼくは治療シチュには詳しいんだ… ぁ、ありがとね。病み上がりなのにね。やさしいね。(フラフラ喫茶へと
フラジール : ……(共に喫茶へ
アルバ : (好くあーちぇを地下室に安静に寝かせ
アルバ : (店内に戻ってくる)…やー、それにしても。 災難だったみたいだね?
フラジール : ――(そうして四苦八苦しながらも仮眠室から戻ってくる二人
フラジール : ……様子見、って言ったのに、約束破っちゃったな……(ぼやく
アルバ : …。 あの塔に行ったのかい?
フラジール : ……、(頷く
アルバ : そっかそっか。 …うん、あちこち出回ってるよね。噂とか、情報とか。
アルバ : ……… どうしたものかねぇ。(はー、と半目横目で窓の外を
フラジール : ……ちょっと、半端なかった。
フラジール : そう、これで。(持ってきた鉄塊から端子引っ張り出して、PADに繋ぐ
アルバ : ぉ!?
フラジール : ……(Uploading..._
アルバ : なんだそれハイテクだな!最近の子は皆そんなの持ってるの!?
フラジール : これは、特注だから、そうそう持ってないと思う…(かつては狼型だったが
フラジール : でも、もう……この子も限界かな……
アルバ : …。分野違いすぎて全然わかんないけど。相当精密機械っぽいもんね、それ。
フラジール : うん…… 誤魔化し誤魔化し? 頑張ってきたけど。
フラジール : ……(少し困り顔。これがないと、ただの幼子だ。
フラジール : (――success!
アルバ : ……うーん。機械に強い友達とか居ればよかったけど。残念ながら魔術畑だしぼくは友達が少ない。 …ん?
フラジール : (動画と付加情報のアップロード完了) ……見る?
アルバ : うん。せっかくの情報だ。(画面覗き込んで
フラジール : ん(動画が再生される。 ――対峙、会話、スクァ―チェの参戦、闇の領域、戦闘――惨敗。
アルバ : っはぁーーー。(動画見て) ……どうすんだこれ?
フラジール : ……どうしよう。
アルバ : ……えーっと、これデータデバイスとか貰えたりする?
アルバ : ぼくの所属のバックには一応えらくてつよい人たちがいる。 そこに持って行きたいんだ。情報を。
フラジール : 良いよ。 えっと……(渡し方を思案して
アルバ : そもそも魔力抹殺とか貴様を抹殺する。って奴等の集まりだしね… …PADごと持ってくか?
フラジール : ちょっと、待ってて。
フラジール : (そこからの動きは現代っ子だった。 店員にメモリ―カードを貰い、PADにつなげてデータを転送し。
フラジール : はい。(差し出して
アルバ : ハイテク……!(受け取り
アルバ : 最近の子は進んでるのね…もースマホ持ってソシャゲもやってるのにぼく全然ついてけない。携帯変えればとか言われるし。(何かぼやきつつ
アルバ : ありがとう。恩に着るよ!
フラジール : 役に立つと、良いね(微笑んで
アルバ : あぁ、まったくだよ。 …っていうかどうにかなってくれないと困るんだよねぇ。
フラジール : …そうだね
アルバ : …堪ったものじゃない。 さて、じゃ、たまには真面目な事するかぁ!(ぱっと入口向いて
アルバ : きみの機械に関しても…ツテを探してみるよ! まあ期待はしないでおくれ!(笑顔で
フラジール : 真面目。 …うん。ありがとう。
アルバ : ぼくは見てるだけで片付くならそれがいいんだけど…きみはそういう感じじゃなさそうだ。
アルバ : うん、まぁ、そういう事で。 行ってきます。お大事にね!(入口へと歩いていく
フラジール : ……、
フラジール : またね、アルバ。(見送る
アルバ : あぁ、またね。……えーっと、……犬?のお嬢さん!(名乗られた名前をすぐ忘れた
アルバ : (カランカラン
アルバさんが退室しました
フラジール : 犬の……
フラジール : (席に戻り、鉄塊をくべたテーブルを見遣る
フラジール : ……お互い、ボロボロだね。
フラジール : (色んな人から学び、助けられ、戦って、失って。
フラジール : …………
フラジール : ――、 ……。(口にしようとして、止める
フラジール : (そんなことしても、どうにもならないことぐらい、わかる。
フラジール : ……(自分のこと、淡白な方だと思っていたけど、随分と、未練がましいようで。
フラジール : ……はぁ。。。(テーブルに腕を組んで顎を乗せて、ため息。 もやもやする。
フラジール : ……なんでだろう……
フラジールさんが退室しました

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最終更新:2018年07月18日 09:43