-遷- [ジルヴァー ソニア トワ]

アルジェンさんが入室しました
アルジェン : (セントラル北部。 丘の向こうに見える塔の前にて
アルジェン : (満天の夏夜―― しかし、誰かが近付けば異様な寒さを身を震わすだろう。
ソニアさんが入室しました
ソニア : (柱の上に降り立つ
アルジェン : ――(小岩に腰を下ろし、時を待つかのように
ソニア : …アルジェン・パッラ。ご無事でしたか!(嬉しそうに降りてくる
アルジェン : ……来たか(見上げる。 アルコールの類か、ボトルを傾け喉を鳴らす
ソニア : 心配したのですよ。イミコと何か、言い争いがあったとかで…
ソニア : その後も、メシアリングに戻らず…あなたのこと、どこかで人生を憂いて倒れてはいまいかと
ソニア : 困ったことがあれば、私に言えばいいのです。私ならあなたを受け止められる
アルジェン : ……人生を憂う、か(座った目線と声色。明らかな雰囲気の違和感
ソニア : アルジェン…?その手のは…もしや酒…(驚いたように止まり
ソニア : ぐ、ぐれてしまったのですか!(割とほんとにおろおろと
アルジェン : ああ。だが、これの中身が泥水だろうと、――俺達には大差ない。
アルジェン : (握ったかと思うとボトルが爆ぜ、あたりに破片が散る
ソニア : どうしたのですかアルジェン、やはりあの子(イミコ)と喧嘩… 、
ソニア : それとも、あの魔物と何か…?うう、あまりこちらに来てからのあなたとお話しできていません
ソニア : さあ、私に話してください!力になります!
アルジェン : 力になるだと?(小岩から降り、歩み寄ってくる
アルジェン : 嗤わせる、これまで一つの世界とて救えたことのない貴様が――
ソニア : (両手を広げ)アルジェン…?
アルジェン : いや、”当初は” うまくやっていたか?(邪悪に唇が釣り上がる
ソニア : …そう、そこまでぐれて…(痛ましげに
ソニア : ですが、よいことかもしれません。罪に対し、あなたは一人抱えすぎるところがあった。
ソニア : 多少、人にあたるぐらいの元気があっても、ええ、いいかもしれません。
ソニア : 受け止めましょう、その気持ち。あなたの気持ちを受け止められるのは、私だけなのですから。
アルジェン : ッフン。よく言う。そこまで言い果せるのならば……滑稽を通り越して哀れだな。
アルジェン : (手を振ると、二丁拳銃が握られる。
アルジェン : (メッキが剥がれていく。銀の羽根があたりに舞う
ソニア : アルジェン…?
アルジェン : (やがて月の光を反射しなくなり――黒い、鴉の如き羽根が舞う
アルジェンさんが退室しました
ジルヴァーさんが入室しました
ソニア : に、偽者…!あなたは、どちらさまですか!?
ジルヴァー : 俺<アルジェン>は俺<ジルヴァー>だ。 だが、今やそのどちらでもない。
ジルヴァー : 俺<武器精霊>は貴様<驚異>を退ける者。
ソニア : アルジェンをどこに隠したのです…(闘気解放
ジルヴァー : 眼の前にいるだろう。(銃口を”槍”に向ける
ソニア : アルジェンはあなたみたいに黒くもないし、グれた笑顔もしません!
ソニア : もっと…いい子ですとも!
ジルヴァー : そいつは残念。 読みが外れたな、ソニア”様”。
ソニア : 人の信頼を無下にして…
ジルヴァー : 恨み言など涼しいものだ。 …さて、まずはその障壁を解除してもらおうか。
ソニア : できません。
ジルヴァー : (銃声。 障壁すれすれの根本に着弾
ソニア : 何を企んでいるかわかりませんが、できません。
ジルヴァー : やれと言っている。これは交渉ではない。
ソニア : いえ、ですから、できません。
ジルヴァー : なるほど。コントロールできない訳か。
ジルヴァー : ならば次弾に移す。 俺の特性は判っているな。(鋭く朱く光る。 ”絶対貫通魔弾”装填
ソニア : いえ、知らないです。あなたがアルジェンの偽者なら…
ソニア : 困難の打破、美しき弾丸でしょう。しかし、あなたの気配は禍々しい。
ジルヴァー : 何、ただの貫通弾だ。 そこの障壁を無視して槍を叩き割る。
ソニア : … (今は夜、そして晴れ なら、障壁の前に天の光で無効化される
ソニア : (それとも、天の光を抜く手があるのか…
ソニア : 槍が折れれば、眠っているこの星の神が起きてしまう。
ジルヴァー : ああ。この世の超常<<シン・ヴァース≫を起動させる。
ソニア : そう、ですか… あなたは私の敵ではないのですね
ジルヴァー : 驚異としての排除対象だ。
ソニア : 赦しません。この場で粉微塵に潰させてもらいます(片手を天に
トワさんが入室しました
トワ : (天に出現、ジルヴァー上空で回転しつつ 剣が伸びる)第二解放…
トワ : 龍 戟 劍 ッ!!(爆炎降下斬り
ジルヴァー : ――デムグリント《戒棘の》
ソニア : 来たれメシアの戦士、星の敵を排除する。──あなたは私の未来に不要です(双剣生み出し
ジルヴァー : ジルヴァー《魔銀》――!!
ジルヴァー : (狙いを変え、爆炎斬りに向かって飛び出す魔銀弾。
ソニア : (中距離へ延びる7連撃 ジルヴァーを裂く
ジルヴァー : (そこにかの姿は無く、銀弾に成って撃ち上がっている
トワ : 、ぐ!?(硬質の剣が貫通、自身も撃ち抜かれる
ソニア : 弾丸の精霊…ですか。ですが、長引かせはしません。
ソニア : 【光纏う者】。トワ、援護を(低空を飛び、柱のまわりをまわるように
ジルヴァー : (威力こそ弾丸止まりだが――貫通属性こそこの特性の真髄
トワ : 援護とっても…ね!(着地、構えなおし空を見上げる
トワ : といっても、銃器相手は難しいって…!
ジルヴァー : (トワを貫通し上昇したところで顕現。反転し6つの弾丸が同時に放たれる
トワ : おいおいっ…!(盾にする剣が撃ち抜かれる 防御など無駄と判断し
トワ : やりたい放題か!第三解放!!(巨大剣、さらに炎よる射程延長 空への爆炎斬り
ソニア : (柱の上に着地、剣を振るう 直接攻撃!
ジルヴァー : フン、一つ覚えめ(銃口を自らに向け発砲、銀の光が奔る
ジルヴァー : (「火炎体制」「抜刀豪腕化」「直感回避」
ジルヴァー : (空いた方の銃剣を抜き出し――トワの爆炎剣とカチ合わせる
ソニア : (文字通り直接斬るこの攻撃に回避の文字は…無い!)星の敵よ、滅ぼします!
ジルヴァー : ――!(そのまま地面に叩きつけられるが、まさかの地に直立し拮抗しており――
ジルヴァー : (体<からだ>が、 ブレる
ジルヴァー : ――ッ、(ソニアの光纏う剣閃が体を撫でるが――
トワ : …っちい!(剣の背から爆炎放射 押しつぶすかのような推進
ジルヴァー : なるほど、直撃は免れるが、摂理ではそちらが上か(追いつくように体もブレ、トワとの拮抗から離れる
ソニア : …感触的に、身代わりか…次元跳躍の一種か…
ソニア : ですが、この手数についてこれますか(再びの攻撃
トワ : 第一解放!(2mまで縮め、背に竜の翼をはやし…爆風を放ち跳ぶ
ジルヴァー : ――(光が奔り、ワンテンポずれて体が半歩ほど移動する。掠りはしている模様
ソニア : “それ”をしつつ、大きく動ければいいのですが(双剣のまま、手数を重視し
トワ : ボクから逃げられるかな、星の敵め!(さらに背で爆発、突撃 大剣を突き放つ
ジルヴァー : 星の敵とは嗤わせる――、自己紹介か?(鼻で笑い、片方の銃を仕舞って
ジルヴァー : (豪腕化した抜刀斬撃。巨大な突きをカチ上げる
ソニア : (何度も…何度も直接の斬撃を 淡々と放ち)少なくとも星を壊そうなどは…
ソニア : 考えていませんから!
トワ : ん…でりゃあ!!(そのまま腕力任せのぶん回し 破格の筋力による、斬るより潰すの攻撃!
ジルヴァー : (連続で体がブレるが、限界とばかりに後半の斬撃はヒットする
ジルヴァー : ッチ、(銃剣構えながら跳躍、斜めにブレードとフルスイングが衝突
ジルヴァー : (弾かれたコマのように空中で派手に回転――しながら)呪圏、セット――!
トワ : 逃がさない…!竜炎結界!!
トワ : (フラジール戦では使わなかった、固有結界技…! 大剣を大地に突き立てる)
ジルヴァー : (回転しながらの射撃 ガトリングの如く呪弾を放つ
トワ : (大剣周辺においての素手以外の攻撃を、無力化する!
ソニア : (攻撃をやめる 当然、光纏う者も届かなくなる
ジルヴァー : (結界に弾丸が呑まれ消える
トワ : (大剣を引き抜き)いくぞ、その剛腕で受けてみるがいい!!
ジルヴァー : 何だ、折角の涼夜が台無しだな(着地しホルスターに銃を収め
トワ : (結界を発動している大剣自身も、当然攻撃に使えない ジルヴァーの方へ投げ、自身も突撃
トワ : 龍・滅・拳!!(爆炎加速した拳を一直線に振るう
ジルヴァー : (真横に突き刺さった大剣に脇目も振らず――大きく屈み込んで踏み込み拳をスレスレで躱す
ジルヴァー : ッフン、らしいな。いきなりストレートか。
トワ : あたれば一発だ!(そのまま宙で炎を足場にするように…ミドルキック
トワ : (頭を刈り取る軌道!
ジルヴァー : (肘打ちで迎撃ガード――金属同士の激突音が響き、体ごと僅かに横にずれる
トワ : 竜の闘技場は格闘のみ!荒ぶる炎の洗礼を受けよ!(火花を散らし、そのまま一度着地
ジルヴァー : なるほど。そうやって引きずり込むわけか。(腕を引き接近――銃剣の応用
ジルヴァー : 貴様達らしい浅ましさだ――!(裏拳、裏打ち、鉄槌、肘打ち、手刀、鈎突き――豪速6連打!
トワ : あさましい、か、は!(肘うちのあたりで点火
トワ : (自身の腕ごとぶっぱなすのではないかという、掬いあげるような一発の拳撃
ジルヴァー : ――っち!(片腕を思い切りカチ上げられ、体制を崩す
トワ : 食らってから決めろ!!(赤いものをぺっと吐く 地にあたると蒸発…煮えたぎる竜の血
トワ : (再び、ストレート… だが、くるりを背を向ける 無防備…?
ジルヴァー : ――、ッフン(離れない。 翻り、更に肉薄する――
トワ : 竜の尾ッ!(胴体から生えてくるような、コンパクトな回転から
トワ : (バックスピンキックが放たれる!!
ジルヴァー : ――くれてやる(右腕を犠牲に防御
ジルヴァー : ッぬぅぅっ…!!(右腕にビシビシと亀裂が入るが
トワ : 、(胴体かド頭を抜ければいいと思っていたが)甘くないか…!
ジルヴァー : (空いた手を、背中――初戟の貫通した部分めがけて…貫手!
トワ : がッ・・!!
ジルヴァー : ――くれて、やる(呪圏、発動
ジルヴァー : (移動障害、空間転移封印、腕力弱体、常時回復封印、精神免疫低下、コンヒュ解除――!
トワ : 素手…からの…そうか、ギミは弾丸…
トワ : (ならば、弾丸は消えても、触れたものに呪いは与えられる
トワ : … …?
トワ : (ふと呆けたような顔に
ジルヴァー : ――、(手を引き、トワを見遣る
トワ : …ボクは何故キミと戦いを…
トワ : (首を振り)、ソニアだ、そうだ、キミが星の敵だから…?
ソニア : (無言で、柱の上から二人を見遣る 能面のような笑み)
ジルヴァー : ッフン。嘲笑わせるなトワ。 星の敵ならそこにいる売女だろう
トワ : (ほぼ回避行動なしで弾丸を受け、貫手がトドメになったのか戦闘不能 大剣の結界も解除
トワ : キミはアルジェン…   にしてはデトロイドにいそうだな…
ジルヴァー : そういう日もある(適当な相槌しつつ、銃を装備
ソニア : 随分と損壊が激しいようですが、続けるおつもりですか?(天の光を浴びつつ
ジルヴァー : 何、お前が解除しないというのなら、塔を破壊し、呼び覚ましたもので貴様を潰すまでだ。
ソニア : 解除は最早、私が倒れるまで不可能です。そして私が倒れることは無い。
ジルヴァー : ッフン。世界を救う、か―― 随分と驕った思想だ(トワに一発射撃。 ――ダメージはなく、空間転移封印・解除
トワ : 、む…
ソニア : 滅ぼすのは簡単なことです。ですが救うのはその何倍も難しい。
ソニア : 私はあきらめません!争い多きこの世界も、平等にしてみせます!
ジルヴァー : それこそが驕りだ。我々は代行者であり、システムであり、世界の機能だ。
ジルヴァー : 世界を救うだと? あるべき世界を護らずして、救える世界などありはしない。
ソニア : 世界を滅ぼそうとしている者の言うことに、如何ほどの重みがありましょうか。
ジルヴァー : ……(なるほど、こいつは、そこまで知らない訳か。
ジルヴァー : ッフン、何とでも言え。貴様は、自らの都合のために世界を捻じ曲げているに過ぎない。
ソニア : 未来が来れば、誰が正しかったかはわかります。ですが、そこに
ソニア : どうやらあなたは不要(構える
ジルヴァー : …さてトワ。貴様はどちら側だ?(視線はソニアに、片方の銃口をトワに向け
トワ : …、決めるには早い。アルジェンもどき。キミにはここで死んでもらっては困る。
ジルヴァー : …”こいつ”の起動は最後の手段だ。 護る世界が壊れては、元も子もないがな。
ジルヴァー : もっとも、次の世界は、護れるが。
トワ : (小声で)この空の下じゃソニアには勝てない。キミがいいなら、一緒に飛ぶけど?
ジルヴァー : ッフン、概ね背中を斬られるのがオチだな。
ジルヴァー : 貴様だけが飛べ。(トワに背を向けて塔を見上げる
トワ : そうか… (立ち上がり、ジルヴァーにタッチ
トワ : ごめん、“やってもらいたいこと”ができた。ここはおとなしく…きてくれ!
ジルヴァー : ――……(だ、そうだが…? 「――――、」 ……。
ジルヴァー : ッフン。偉くなったもんだな(武装解除。銃を仕舞う
ソニア : トワ…どうして…!
トワ : どうして、かはこれから結論をだす!(ジルヴァーごと天界転移
ジルヴァー : (ソニアにサムズダウンしながら転移し消える
トワさんが退室しました
ジルヴァーさんが退室しました
ソニア : …!(悲しげに    ソニアは天界に戻ることはできない
ソニア : (おそらく、残るライキリ、ブラドもこれで援軍は期待できなくなる
ソニア : …いいでしょう。私一人でも、やってのけます。
ソニア : (消える …天界に戻らないなら、どこに消えているのだろうか?
ソニアさんが退室しました

タグ:

ログ 2018 3Q
+ タグ編集
  • タグ:
  • ログ
  • 2018
  • 3Q

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2018年07月23日 11:32