「私の出番のようね！ 覚悟なさい！」
「うるッさい！ アンタなんか奴隷よ奴隷！」
「何よ！ だいっきらい！！」
「誰と誰が違うですって……？」
本名：ロゼ・カレイドローズ
種族：人間
性別：♀
年齢：16歳
身長：155cm
彩色：d1365d
外見：腰まで届く、緩やかにウェーブのかかった真紅の髪。
碧眼ツリ目。
服装は様々だが、概ねお嬢様風のAラインのワンピース
戦闘訓練時はレギンスにショートローブだったりもする。
備考：親から継いだ筈の魔術回路に火が入らず、
魔術のセンスがまるで無いと匙を投げられた末の子。
娘としては愛されたが、魔術師としては落胆されて育ち、
どうしたことか結果として凶暴なワガママ子女に育った。
ステータスを体術面に全振りしており、獣的なセンスが垣間見え、
性格相まって同世代から狂犬、暴力女などと呼ばれる。
背景：学校は暴力事件を繰り返し休学中。
家庭教師も雇ったが入院し後日辞表が届く始末。
これでは手が負えないと噂の喫茶で勉強（あわよくば矯正）
するようにと放り出されたのであった――
-カレイドローズ家-
「万の輝きを照らし続ける貴族たれ――」
そう謳うはキアシスの貴族であるカーマイン・カレイドローズの家系。
抗魔金属対策、及び平行次元魔術の研究・研鑽を代々続けており
魔術師としてもそれなりの名家。
当家子息に於いては長男のカーディナル、次いで長女のアザレアが魔術師として有名。
なんでも箱入り娘である末っ子がいるらしいが。
カレイドローズ家は薔薇家系に仕える貴族。
十数年前に白薔薇家が党首に返り咲いてからは
白薔薇百合恵のアキレス腱である「抗魔金属」と「魔器」の内、
「抗魔金属」をフォローバックすることを名目に優先的な援助を受けている。
この事は当家においては父カーマインのみが知る。
-関連-
藍住麗姉様 ：剣術の師匠筋にあたる。珍しく懐いていて可愛がってもらっている
よつば兄様 ：藍住麗姉様を取られると敵対視。向こうからはまったり視。
クオリア大姉様：薔薇家との繋がりは薄いが同郷貴族として。ダイナミック家出先。
四天女姉様 ：特注のコスメのテスター仲間。おさがりなども貰っており可愛がられポジ。本人は素養が無いのであくまで頑丈なネイル。
etc...
-魔術-
魔術が使えない。
血筋相応に優秀な魔術回路を遺伝しているが魔力を回す炉心が無い。
血管はあるが心臓がない。タービンはあるがエンジンが無い。
そういうわけで魔術はこれっぽっちも使えない。
…原因は
某グリアス公によって進められ、廃棄された研究の一つである
「魔術炉心の移植による、上位魔術師のデザイン」なる技法のドナー。
移植元の死因、移植先の拒絶反応など様々な問題があったが
「抗魔金属」対策に焦っていたカレイドローズ家は次女アザレアに対し敢行し
生後直後の彼女の炉心を姉に移植することに成功。
奇跡的に彼女も一命を取り留めるが、霊体虚弱体質となり、魔術が使えない体となった。
彼女の属性は火。姉のアザレアは風属性であるため、
姉は風/火の二重属性＜ダブルコア＞を手に入れることに成功する。
しかし、風と火では対物特攻は取れても、抗魔に特攻は取れない様子。
-戦闘-
ＣＬ：Ｂ／Ｂ
ＳＬ：Ｃ／Ｃ
ＭＬ：―／―
ＬＬ：―／―
耐久：Ｃ 防御：Ｃ＋ 筋力：Ｃ 知覚：Ｂ
速度：Ｃ 機敏：Ｂ 空中：Ｅ 経験：Ｅ
[装備]
細剣パピリオ：細めの直剣。蝶を模した柄が特徴。
お嬢様の洋服：対魔のまじないを編み込んでおり、魔法、属性耐性が高い。
[補正]
体術：Ｃ：喧嘩慣れ。肝は座っているが、動きはお粗末。
剣術：Ｂ：武器「剣」により上方補正。※上記は補正済み
魔術：―：魔術使用不可。保持魔力が一般人以下。
[スキル]
直感：たまに勘が良い。
狂犬：往生際の悪さ。メンタル補正＋。ただし挑発に弱い。
『マスカレイド流刺曲術』
舞踊のごとく、相手に合わせた立ち回りに特化した剣術。
相手の間合い・呼吸を把握し、”読み”を以て行われる動作は
上級になるほど無駄がなく優雅に映るという。
…が、狂犬系彼女は初～中級クラス程度の練度。
技の練度もバラツキがあり、見切り系剣術なのに斬りかかってしまう。
[必殺技]
ファルア ：『一の足』なる見切りの歩行術。彼女が最も苦手としており成功率が低い。
攻撃がギリギリ届かない間合いまで接近し、誘発させた攻撃の後隙を狙う。
接近が回避になっている、という研ぎ澄まされた合理性で一手先を行く技。
刺突する「スタブ」か足元を払う「スイープ」に派生する。
リオーレ ：『二の目』なる牽制を兼ねる接近技。
届かない距離から剣先を目先に振るい威嚇牽制。
その極少に発生する相手の反応硬直の間に踏み込む。
相手の迎撃、退避を予め省く接近歩行術。
相手が手練であるほど、当然難易度は上がる。
バタフライキス：『三の手』なる連続攻撃技。いわゆる乱れ突き。
細剣を引く力は反動に任せ、自らは押しと狙いに注力する。
貫通力、一発の威力は低いが特性上、攻撃の合間と後隙を狙いにくい。
序曲・静極刺曲：番外『隠し曲』なる大技。藍住麗姉様直伝の音速秘奥義。
踏み込み、突く。 シンプルな技だが、破壊力・大。
刺突に必要とされる全ての部位を同時に加速させ、その穂先は音速に届く。
After
【ロゼ・シエル】
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シエル＝ソウマがロゼと融合した姿。
見た目と言動は殆どロゼだが、シエルらしさの蒼が入り交じる。
外見は髪が炎のように揺らめき、先端にかけて白炎色になる灼熱カラー化。
更に蒼と朱の二重螺旋オーラを纏っているのが特徴で、
いつにも増して自信満々な素振りを見せる。
何気にお互いの表面上に来る記憶や感情は共有状態にある模様。
能力については未知数だが、魔術行使ができるようになったことが大きい。
シエル＝ソウマが、炉心の無い彼女の心臓代わりになっており
そういう意味ではシエルに近い技を使う。
エル・レテノール：電子機器を介してワープする魔術。
”通信”という科学概念を幻想拡張することで実現している。
メラ・パルティ ：幻想爆炎ことネオン光レーザー。いわゆる着弾からワンテンポ後に爆裂するアレ。
リラ・メネラウス：稲妻ダッシュ攻撃。上記のワープ技術の応用。自分でワープポイント設置しまくってから発動。
「カレイジアス・アルク・キアシス」
街の想念を編纂し放つ超必殺。
発動条件としてキアシスの”人々の想い”が必須で、しかも概ね同じ想いである必要がある。
キアシス事変の際は積み重なる襲撃に加え、洗脳事件の発覚が重なり、
市民の「驚異」に対する蜂起の意思が重なったため発動できた。
発動こそ魔術ベースではあるが、放つそれは十から先のーーいわゆる、『意思』の力。
そのため用途は多岐にわたり、純粋なエネルギー砲をぶっ放すなり、
超ヒーリングやリザレクションめいたこともできる。
キアシス事変時には、グリアス公が残した莫大な魔力を混ぜて街に虹をかけ、
キアシスの大地に生命力として還元した。
「トレンドワードとかバズったそれを相手にぶつけるみたいな技？」
「ありがたみ薄れるけどそんなカンジ。 ﾂｳﾁ ﾄﾏﾝﾅｲﾝﾃﾞｽｹﾄﾞｰ」
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「はーい、ソウマ。見えてる？ 聞こえてる？」
「ここはーミストグローブの北東辺り。丁度グランシスから下った所ね。」
「先日のセントラルからだいぶ――って、そうか。ぁー……」
「――……昼間は蒸すけど、夜は涼しくて……むしろ寒いくらい」
「気候条件さえ合えば、陸(おか)のオーロラが見れるらしいわよ。今日その運があれば良いケド。」
「そうね――…… キアシスの伝聞はこっちにも届いてるわ。お手柄ね、名誉市民ことシエルちゃん？」
「古き良きと、新しき良きを共にするなんて、市議会らしいわ。…でも、面白そう。」
「これからのキアシスが私も楽しみだわ。ええ、ホントよ？」
「……」
「……ねぇ、ソウマ……」
「私……」
「……」
「ううん、 うん。 何でもない。」
「もし……助けが必要になったら、いつでも言ってね。」
「きっと、どんな時でも、どんな状況でも、駆けつけるから」
「――（またね、と手を振り――）」
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本名：ロゼ・カレイジアス
種族：人間
性別：♀
年齢：20歳
身長：166cm
外見：腰まで届く真紅の髪。昔ほど癖っ毛ではなくなった。
碧眼ツリ目。 ツンツン美人。
備考：旅と修行を積んだ４年後の姿。
護れるだけの強さと、誇れるだけの躰を手に入れたが
今更どの面下げて会いに行けばいいのかわからない。
とりあえず、昔の髪型に戻して帰省したものの、彼女が見たものとは――
[炉心剣・ソル]
魔術炉心を搭載した魔法剣。
見た目はサーベルに近い装飾剣で、刀身は斬れるがダミー。
有事の際は刀身を捨て、柄を胸に収めることで
彼女の魔術回路とリンクし、炎の剣を織り出す。
人想を集約し繋ぐオリジナルとは異なり、
本機そのものに「偶像<イメージ>」を篭められた魔器。
ちなみにソルは太陽ではなく、大地を意味している。
余談
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- 炉心移植は霊体拒絶を起こす可能性が高く、完全な人工炉心の移植例は知られていない
- 全くの逆の事例はキアシスに前例あり。
- 一度、炉心融合した際に魔術回路が変形し、かの炉心と親和性が出た。
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[魔術都防衛計画：シトワイア・エール]
- キアシスを防護する○枚の翼
- きっとナナセとかゴウセツさんとかが居る。筈。
最終更新：2019年10月23日 00:25
