キアシス魔術奇譚ep.3-2『命と時代』 [ウツセ フィッチャー ココス シエル グリアス カルク]

ウツセさんが入室しました
ウツセ : –––––、(シエルとの打ち合わせ通り、フィッチャーの根城へと向かうウツセ
ウツセ : (「–––私でも見切れてしまうなんて。 …今日は調子が悪いのかしら?」
ウツセ : (「–––デキナイあなたを、私がゆるしてあげる。」
ウツセ : ………、(少し前のトラウマが歩みとともにチラチラとフラッシュバックする
ウツセ : (今回も全く歯が立たなかったら……、と思う気持ちもあるが、
ウツセ : (そんなことを言っている場合ではない。意志を決したように迷いなくフィッチャー城へと向かっていく
眩病の根城さんが入室しました
眩病の根城 : (――そうして泥濘んだ森を進むと、急に開けた場所に出る。
眩病の根城 : (距離にして百余り。 崩れ、原型こそとどめていないが確かに城のシルエットが、暗がりの夜に浮かび上がっている
眩病の根城 : (示された座標<ばしょ>と合致する―― あの不気味な廃城が、かの目的地である。
ウツセ : ………。(城のシルエットを確認し
ウツセ : どうやら着いたみたいっすね…。
眩病の根城 : (半歩進もうとするウツセに、本能的な嫌悪――虫の知らせとでも言うべき悪寒が奔る
ウツセ : 嫌な予感しかしないっすが……、
ウツセ : ………。(フーッ、と一息つき
眩病の根城 : (これより先は、筆舌を尽くせぬ魔術の闇だ。
ウツセ : 「解眼」。
眩病の根城 : (もう半歩でも進もうものなら――準備無しで刹那。準備ありで数秒で霊跡も残さず”溶かされる”だろう
ウツセ : (魔力の動きをサーチする視覚状態に。知覚能力向上。
ウツセ : ………さぁて。オドロオドロしいっすね––––。さすがにここまでのはなかなか見たことがないっす。
眩病の根城 : ( 黒。 魔力の動きは見えない――否、凄まじい密度で滞留している
眩病の根城 : (しかしそれも当然か。 魔術師にとって根城とは、工房とは。 研鑽の始まりにして、最後の切り札でもある。
ウツセ : ………。(一刻思案する。このまま強行突破するべきか、それとも……
眩病の根城 : (勇猛なる騎士、不埒な盗人、飢えた魔獣を切り刻む、幾重数多の防衛術式が貼られている
ウツセ : 濃すぎてよく見えないっすが……、
ウツセ : まぁ物は試し……っスね。(一歩後ろに下がり、
ウツセ : 「解尽」 …!(前方の「思い」を思いっきり切り裂く一撃。前方方向の通行可能となるくらいの範囲に蠢く魔力の無力化。
眩病の根城 : (ズブン、! と鈍い沼水音とともに結界が絶たれる――
眩病の根城 : (が、すぐさま隣接するそれが押し迫り航路を埋めてしまう
ウツセ : –––––想像した通りっすねえ。
眩病の根城 : (海を割った奇跡の人がいると伝承があるらしいが――その真似事でもやれというのか。
眩病の根城 : (一人では、とてもとても、繋がらぬ路である
ウツセ : (ウツセの弱点は、広範囲魔法の欠如。肉弾戦の強化を徹底するための誓約のようなものだったが……
ウツセ : さぁて、どうしたもんっすかねぇ……。(開眼で推し戻る魔力の動きを注視し、術式の位置をおおよそ割り出すが…
眩病の根城 : (術式は、此処。 敷地全体を覆う巨大な陣式のようだ。
ウツセ : なぁるほど。
ウツセ : (いくら大きいとはいえ術式は術式。依り代、あるいは媒体なくしては成り立たない。
ウツセ : (ウツセには数千を越える印章、魔法陣などの媒体がインプットされている。
ウツセ : ふー………。(身体能力強化呪文
ウツセ : (高速で移動し、術式の回路を無力化する一閃
ウツセ : (例えれば、複雑な電気回路の重要な経路を切断するに等しい
眩病の根城 : (先程同様に、結界の一部が割れ――先ほどよりも伝搬が強い、手応えは、あり!
眩病の根城 : (ずぶずぶと結界が淀み修復される しかしどうして、表層に急所を配置するだろうか――
ウツセ : ………、
ウツセ : まー、さっきよりはよかったっすね。
眩病の根城 : (否、これは全体が、全てが回路なる斑蜘蛛糸か。
眩病の根城 : ――――(しかし手応えはあった
眩病の根城 : ――■――■■―
眩病の根城 : (あったが故に。
ウツセ : (予想される印章を脳内で構築する
ウツセ : (駄目押しで突っ切ることが可能な動きをシミュレーションする。いけなくもないが……
眩病の根城 : ■――■――!!(呪詛が触手めいてウツセを貫かんと伸びる!
ウツセ : (やや博打感が強い
ウツセ : 知ってるっすか……。魔術は思いの塊っす。
眩病の根城 : (仇なすモノすべて、人魔区別なく鏖殺する魔力の塊が迫る――
ウツセ : 喜び、悲しみ、怒り、憎しみ。そういう原始的な感情が魔術を構成するっす。
ウツセ : 使い手のない魔術は存在しない。故に、「思い」を持たない魔術は存在しない。
ウツセ : 「思い」さえ読めれば……、
ウツセ : 断ち切ることは容易っス。「解尽
ウツセ : 」。(魔力の塊を、塊ではなく、自らを避けて逸れていく流れへと変化させる。
眩病の根城 : (ウツセの眼の前で黒呪が割れ、ここが分岐点とばかりに左右後方に流れていく――
ウツセ : …………、(さらに観察。黒呪の分かれ方を眺めながら、さらに術式を絞り込んでいく。
ウツセ : ……、よし。(おおよその検討はついた。
ウツセ : 行くしかないっすね。(拳をパンパン、と
ウツセ : ……「解呪」ッ!(先ほどと同様、むしろより効果的に、術式の印章の重要な経路を切断し無力化する一閃
ウツセ : (……それと同時に、強化された身体速度で術式の範囲内へ雪崩れ込む
眩病の根城 : (重要な経路――というよりは、範囲内の蜘蛛糸を切断していく形か、一気に潜り込んでいく
眩病の根城 : 「―――ギ  気色が 悪い  鼠と思えば ァ ァ"――」
眩病の根城さんが退室しました
フィッチャーさんが入室しました
ウツセ : (観察を怠らず、復元する呪いを断ち切り、押し退けながら
フィッチャー : お前” 何、だ ァ"…?
フィッチャー : (中空に浮くボロ布の影
ウツセ : (一気に駆け上がる!
ウツセ : ……、(そのなかで術式の特定を行い続ける、2048、1024、……16……、8……、
フィッチャー : (迷い人か、違う。 あれは、明確な意思で、此方に進んで生きている。
ウツセ : そこっス!!(術式の特定を終える。熟練の鍼師が、結節点一点によって筋肉をほぐすように
ウツセ : (狙いすました暗殺者が、すれ違いざまにターゲットの心臓を一突きするように
フィッチャー : (ともなれば。) ――『告げる』 (本を、開く
フィッチャー :   『抵抗を、やめよ』
ウツセ : (術式全てを無効化するための核を貫く
フィッチャー : (大きく空間が 歪む――否、歪んだのは結界か。
フィッチャー : (あたり一面を繭のように覆っていた結界が、弾けるように収縮し術者に戻っていく
フィッチャー : ――― ァ" ァ"?
ウツセ : ………ビンゴ、っす。(フィッチャーを見ながら
フィッチャー : (母神の意を操る汽笛めいた声が響く中、結界が、消える
フィッチャー : ――お前” 何を、じだ――?(見下ろす
ウツセ : ………、解呪っす。ウチは一族代々そればっかやってたんで。(汽笛めいた音を聞きながら
フィッチャー : (そしてかの音の中、悠然と立つ。 ――無抵抗はどうした。感じるは明確な対意。
フィッチャー : ――お前” 何、だ――ァ?( それ程の対魔力を 帯びているという事か。
ウツセ : (禁忌魔法の音は耳に入っている。もちろん、ある程度は効果を抑えることができるが–––、
ウツセ : (このまま手に落ちるのは時間の問題かもしれない、だが–––
ウツセ : (城の術式さえ解ければ、シエルが、それとも誰かが助けに来てくれる、
ウツセ : (そして城内の人間も逃げ出すことが可能になる
ウツセ : (もし自分が死んだとしても、十分すぎるお釣りだ。……とウツセは考えていた
フィッチャー : 余計”な、事を”――(指先を振るう。解呪と奴は言った。なればこれでどうか。
フィッチャー : (赤黒い稲妻がウツセを薙ぎ払わんと放たれる!
ウツセ : –––––(硬直する体のまま、赤黒い稲妻を見る
巨大な岩石さんが入室しました
巨大な岩石 : (ウツセの眼前に振ってきて―――赤い稲妻を浴びて砕け散る岩石
フィッチャー : (岩石を砕くが拡散し、辺り一帯を焦がして散る
巨大な岩石さんが退室しました
ココスさんが入室しました
ココス : 召魔憑着-ランクA 岩マジロ!(岩石の中から飛び出してくる猫耳娘
フィッチャー :  ァ”?
ココス : にゃーん! すでにラスボス戦おっぱじめてるにゃー!?
ウツセ : ………タイミング、ばっちしっすね…。
フィッチャー : 次がら、次”へど……
ココス : にゃーはっは! 情報を知ってからたらふく食ってきたのにゃ! 遅くなったのは目を潰れにゃ!
ココス : 生きてるかにゃ呑兵衛? 
フィッチャー : (幾重にも隠蔽の魔術を施してある。文字通り足跡一つ。血の一滴たりとも痕跡は残していない
ウツセ : ……なんとか生きてるっすー……アルハラ姉さん
フィッチャー : (何故これる。外界から見て、ここは全く意識の外になる筈だ――
フィッチャー : (外界――?
ココス : あたいの聞いた話だと超魔術要塞に大量の人質って恐れアリって話だったけどにゃ~?(フィッチャーや周囲を見やる
ウツセ : (さて、アルハラ姉さんが頑張ってくれてる間に、アタシは自分の解呪をするっす
フィッチャー : ――――……ァア”?(根城である城の方を、見遣る
ココス : あたいが一人宴会やってる間にちったあ事態好転してくれた感じかにゃ?
フィッチャー : (なれども、座標<アンカー>が居れば別だ。 しかし、結界の内側からでも届く…
フィッチャー : (そのような眩い魔力を持つ者など、攫っては居なかった筈、だ
ウツセ : まー25%くらい好転したって感じっす(ウツセの周りに白い小さなオーブが湧き出てくる。解呪の術式経過
ウツセ : さて…、クソ八首のお手並み拝見っす
ココス : なーに丸くなってんのにゃ! 呑兵衛もまだまだ戦力で頑張れにゃ!
ココス : 召魔憑着!(ココスの四肢が変化していく。
フィッチャー : ァァ”――………(湿りくぐもった溜息。
フィッチャー : (魔本を閉じる。 有効ではあるが、奴らを見るに、遅効に過ぎる。
ココス : (召魔憑着:古代魔器"暴食悪魔の胃袋"を用いてココスの体内を用いて行う召喚魔術。
ココス : (色んな複合条件を要求される召喚魔術系統の割には、体内で完結するおかげで環境変化に強め!
ココス : まずはコレにゃ!(右腕を巨人化させて真っ直ぐフィッチャーをぶん殴る
フィッチャー : ――(ぐわん!と何かに阻まれるように巨腕が止まる
フィッチャー : (予め仕込んである防衛魔術 ”物理的な干渉を拒む”とエンチャントされている――
ココス : んむ!?(巨人の腕が止まる
ウツセ : ……、(戦況を観察しながら解呪を続ける
フィッチャー : ッァ”?  お前”達  向ごうに” 居るのが判っで――?(人質と知りつつ、攻撃をする妙――
フィッチャー : ――(突風めいて離れ、バサバサと布が揺れる
ココス : にゃ!? なんて!?(聞き返しながら左腕にイソギンチャクのような水棲生物を憑依
ココス : ランクA テッポウギンチャク!(左腕のイソギンチャクからフィッチャーへ放つ水鉄砲
ウツセ : ……、よし解呪完了っす。(体の自由が効くように
フィッチャー : (城の方へ霊視を――としたところに水鉄砲が防衛陣を叩く
ウツセ : (たっとフィッチャーの方へ駆ける
フィッチャー : ァ”――?(蹴散らそうと指を滑らした所に肉薄
ウツセ : 解尽ッ……!(フィッチャーそのものを「思い」に見立て、切り裂く魔術の一撃。精神攻撃。
フィッチャー :   (魔術障壁を介さない、直撃系の一撃が捩じ込まれる
フィッチャー :   ァ "   !、?(浮遊維持できず墜落し、地に手を付く
ココス : やる奴にゃ!
ココス : (にゃっと笑って巨人の握り拳をフィッチャーの頭上から叩き込む
ウツセ : –––––「絶対硬度」
フィッチャー :  (大きく空間が撓む――例の障壁が弱まっているのか、弾き飛ばされるように吹っ飛ぶ
ウツセ : 「始原掌」……、ッ……(自らを概念的な物質へと変化させる。概念であるために不壊。そして超質量。
ウツセ : (意識を途切らせながら超質量の掌打を叩き込もうとするが、ココスの一撃があって外れる。
ウツセ : ––––。外したッ…!(そして、意識が戻る。
フィッチャー : ――さかしい”…!(吹き飛んだ先でふわりと着地。 霊体に叩き込まれた一撃を補修する魔術を当てつつ――
フィッチャー : (指を切ること、二度、三度―― 先程よりも大技か、範囲が広いか
フィッチャー : 息”ずらぁ 許さん”…!(――あるいは両方か。 ウツセ、ココス周囲の空間が歪む
ウツセ : ッ……!(タイミングを見計らって
ココス : 危なっ!(巨人の右腕でとっさにウツセをデコピンでふっとばす
ウツセ : アルハラ姉さん逃げるっス!!
ウツセ : (ふっとばされる
フィッチャー : (直径30td―― 大気がゼラチンと化し――呼吸さえままならぬほどの行動障害を見舞う!
ウツセ : ………「絶対硬度」……、……(行動障害が発動される瞬間に自らを始原物質化
ウツセ : (自らの意識とともに、全体魔法の効果を遮断
ココス : ――っ、―(空気…?大気…??圧、、ぬ)
フィッチャー : (強烈な魔力密度。 抗魔金属か、遮断でもできれば話は異なるが――
フィッチャー : (吹き飛ぶウツセは範囲外に抜けるが、ココスはその渦中である
???さんが入室しました
ココス : -----(沈黙し、フィッチャーを見つめる猫耳娘
フィッチャー : ァア”―― お前” お前”ェ (浮遊しココスに近寄る
??? : (超密度の空間に向かって、小さく平たい何かがくるくると弧を描きながら――飛んで来る
フィッチャー : 知っでいる” 知”っているぞ ぞの顔” その匂い”――
??? : (空間内に入った途端、空中にて動きが鈍る ずぶずぶと、ごく低速度で沈むような
フィッチャー : お前” あの血”が――― ?(くるくると回りながら沈むそれが視界に映る
??? : (薄型小型のスマートホン 光る液晶 プリズムの煌めきが2人を照らす――
???さんが退室しました
シエルさんが入室しました
シエル : だがしかしBUT。ココで空気を読まないのが現代調なのでした。(液晶から飛び出してくる――発光する美少女。
ココス : -----(?!
シエル : (ヴァーチャル・リアリティは空気抵抗を受けない! 異常空間でも何なく動き――
フィッチャー : ――ァ”?
ウツセ : ……遅ぇっす。
シエル : (空中からフィッチャーに落下ライダーキック! #真顔
フィッチャー : (物理攻撃は、障壁で意味を――)――ッッ" ェ !?(蹴っ飛ばされる
フィッチャー : (正しくは膝途中まで。 クリーンヒットとは往かないが――
フィッチャー : ――ッァ ァ”” (後退着地し ボタボタと…鼻血だ
フィッチャー : 何  だ ァ"?
シエル : (ずざざしゅたっ。 勢いで後方着地。)
ウツセ : ––––とにかくッ、(強化された身体速度でダッシュし、
シエル : まあまあ。 後顧の憂いを完全に失くす為にはね、ちょっとばかりお時間頂きまして。
ウツセ : ッ………!!(異常空間内にダメージもろとも入り込み、ココスを掴んで離脱
フィッチャー : ァ、、(鼻血を拭う。 不可解<おかしい>――物理であれば、弾ける筈だ
ココス : -----(!!!(ウツセに引っ捕まられる
ウツセ : (離脱の瞬間に自らを始原物質化し、異常空間の効果を遮断しながら範囲外へ
シエル : さすれど流石はウツセサン。期待以上のオテマエだった。(発光する美少女である。現実離れしたアニメ調の美少女である。
フィッチャー : (魔力による圧力空間が消える 対象者が消えたか
フィッチャー : …、(…なれば科学か? 否。疎ましくも科学の発展を視てきた。
ウツセ : ………、……。(ちょうど意識が途切れている瞬間にシエルが喋っていたため、話を聞いていない。
シエル : 解呪ありがとー♥ って事。(フィッチャー見ながら
フィッチャー : (科学程度でこれを穿つには、まだ半世紀はかかると見ていた――
ウツセ : ………、まー、ギリギリだったすが言われた通りにやったっス。
フィッチャー : お前ェ” 何、だ……?(油っぽい前髪の間、ギラついた双眸でシエルを睨む
シエル : 都市防衛幻想<ヴァースロイド>。(フィッチャーの問いに一言で答える
フィッチャー : ……、、(知らぬ単語だ。 毛嫌いしていたキアシスの術とでも云うのか。
シエル : そこなお姉さんの働きありきだけど。人質は全員脱出させてもらったよ。(両手広げてぱたぱたポーズして
フィッチャー : (まだ、あの術者の”石化”の方が、原理は判る。 忌々しいが、あれはどうやら根源に至るものだ――
ココス : んにゃ!? いつのまに!?(シエルの宣言にむしろ驚いて
フィッチャー : ――ァ"?(顰める
シエル : キミはキアシスを害した。キアシスに住み暮らす、将来有望な魔導の民達を害した。
フィッチャー : ァァ” ぞういう”、事” が――……(辻褄が合っていく――
シエル : 虹咲シエルは、それらを護るべく動くよ。   …公務員だからね。
フィッチャー : ァ” ァア” もう少”し もう少じだったのに、なァ”?
フィッチャー : ァ――……(口を開け、呆れたとばかりの間抜けな声を漏らして
フィッチャー :  ァア”ア”ァッ”!!! (喉奥から叫ぶ
フィッチャー : (怨嗟の塊――病色の弾丸が各々に飛ばされる!
シエル : 都市は進化する。…発展に後れを取ったね。 太古の魔術師サン。
ココス : ランクA 岩マジロ!(両膝が膨れ上がってココスとウツセを覆うように眼前に現れる岩石の盾となる
ウツセ : それが「思い」なら……、ってワケっス!!(ココス、ウツセ方向に飛んでくる弾丸を解きほぐし、逸らす
ウツセ : っと。(岩石の盾に覆われる
シエル : 『――うゎとと。 #とか言ってたら弾丸~』(横にひょいっと動いて回避
フィッチャー : ァア”…!!(防ぎ躱され―― 第二波、薙ぎ払う呪いの炎
フィッチャー : (大地を呪い焦がしながら、全員を薙ぎ払うように横一線していく!
ココス : 呪いは任せるにゃ!(岩石の盾が脱皮したように砕け―迎え撃つはランクAテッポウギンチャクの水鉄砲
ウツセ : ………術式が絞り込めればッ!(………24、16……、2、1……
シエル : 『わぁ、しんどいな。 なんて重さだ。 どんだけネガったんだろう。』
フィッチャー : (明らかに、わかり易いほど激高している。 むき出しの歯に 双眸をひん剥き、今にも噛み殺さんとする表情
ウツセ : こっちのもんっス!!(術式の媒体そのものを不全にし、そのまま消失させる切り裂く一撃
シエル : (――だが、それが呪いに由来するモノならば。彼女への効果は漸減される。彼女の魂はココには無いからだ。
シエル : (おまけに、というかその前に、頼もしい味方達が無効化してくれる。
フィッチャー : (阻害<ジャマー>どころか、その特性は無効化<キャンセラー> 稀代の魔術師の一撃が、霧散化される
シエル : 『相性ってあるよね。 相性の良いヒトが、今ココに来てるんだけどね』(両手ピースを額に当てて
シエル : 『ばっびーーーー』(フザけたポーズと声と共に、極太プリズムレーザービームが発射される
フィッチャー : ッ” ァア”…!!(何十にも魔法陣が折り重なり、極光に対抗する障壁となる
フィッチャー : ァ” ェ、、ふざげ、、…! (――二つほど前の時代か。 同じような奴が居た。
ココス : 呑兵衛、準備は良い? 良いにゃ?!(返事を待たずモーションに入る
フィッチャー : (魔力の流れを見出し、形を紐解いてしまう。 あるいは形となる前に乱れて消してしまう
ウツセ : ……おっけっス。アルハラの姉貴。
ココス : 相手の障壁だけ上手く斬って来いにゃ!(ウツセをフィッチャー目掛けて水鉄砲で吹き飛ばす
シエル : 『やられたらやり返す。 慈悲は無い。 わかる?』(障壁と極光が拮抗を続けている
フィッチャー : (それは大いなる蛮行だ。我が研鑽に許されざる暴挙だ
シエル : 『虹咲、珍しくちょーマジだから。 #マジ本気』
ウツセ : 障壁だけ……、土壇場で出たとこ勝負っすが……(折り重なった魔法陣一つ一つを観察し、特定していく
フィッチャー : ――ッ、”(あの時は、若くして、一人であったが故に―― しかし此度は――
ウツセ : ……まーこんなもんっす!!!!(とん、とん、とん、とん、と一つずつ術式をクリアし、無効化していく
フィッチャー : (障壁が消え 一瞬にして
フィッチャー : (閃光が何もかもを呑み込む―――!!!
フィッチャー :          
ウツセ : (最後の一個が溶けた瞬間、閃光を見ながらウツセの意識は途絶える
ウツセ : –––––『絶対硬度』(2秒間限定の絶対防御
フィッチャーさんが退室しました
ウツセ : (そのまま推力を利用し離脱
シエル : 『―――……』(やがて辺りを照らすギラギラのネオン光が失せ、収束していく
眩病の跡地さんが入室しました
眩病の跡地 : (山彦のように大きな反響音が響き、やがて小さくなっていく――
眩病の跡地 : (残っているのは斜線上で爆砕した城の跡地
優しげな老人さんが入室しました
シエル : 『……』(両手を下ろして、様子を伺う。 #ジト目
優しげな老人 : ………。(ふわっと飛来し城の跡地に着地する老人
優しげな老人 : おお、あったあった…。ホッホッホ。さすが魔本。ちょっとやそっとじゃ壊れんのお。(誇りをぽんぽんと払いながらフィッチャーが使用していた魔本を手に取る
眩病の跡地 : (微かな 気配を感じる
優しげな老人 : (そこにいるはずのない人物
優しげな老人さんが退室しました
眩病の跡地 : (そこに呼吸はない そこに心音はない
グリアスさんが入室しました
シエル : 『まって 虹咲処理落ちしそう #カオス激重』
眩病の跡地 : (残るは かの魔術師だったもの
グリアス : ああ、もちろん……。これは幻術じゃよ。ワシがここにおるはずない。(穏やかな声で
グリアス : いや、何が夢で幻で現実なのかのお…。虹咲シエル。(優しげな声で
グリアス : まあ、ちょっと出番急ぎすぎたようじゃの。フォッフォ。(そのままふわーっと去っていく
グリアス : それでは第二劇、高みの見物と行こうかの。
グリアスさんが退室しました
シエル : 『…』(見送り
シエル : 『うーん。グリグリ×魔本。なんかゴイスーヤバイカップリングを見ちゃった気がするけど、置いとこ。問題は一個一個解決しょ。」
シエル : 『まだ終わってないでしょ、コレ。』
ウツセ : ––––どうやら、そう見たいっスね……
眩病の跡地 : (曇天を見上げる 否、もはや視神経<いしき>すら残っても居ないが
ココス : あのじっちゃん…本集めてるのにゃ…???
眩病の跡地 : 「   、   」
シエル : 『ははー、あんな曰く付きの… #発禁本 #ではない』
眩病の跡地 : (跡地の 守護が 消し飛ぶ
シエル : 『今度八首の誰かサンにでも訊ーてみよう。最近連絡取れないけd ――』
眩病の跡地 : ( 大轟音 次いで光の柱。 概ね、魔本でも落ちていた箇所からか
眩病の跡地 :  
眩病の跡地 : (魔法。 魔術。 と呼ぶには、あまりに、冒涜的な出力
眩病の跡地 : (地鳴りが続く。人智を拒む奇跡の扉を、強引に開けようとしているのか
眩病の跡地 :   ―― 無朽に至る、死の否定<レイズデッド> ――
眩病の跡地 :   ―― 改、擬似式<是、ファンブル> ――
眩病の跡地 :  
眩病の跡地 : (影が集まる。 それは嘗て葬った躯であったか
眩病の跡地 : (影は山となる。フィールドはもはや城では無く、非道の末に築いた墓地である
眩病の跡地 : ―――――
シエル : 『… … … …ナニコレ。』(テンションは低いままだが
眩病の跡地 : (体長 6メートルほどか。
眩病の跡地 : (四本の腕から伸びる指は、またそれぞれが腕となっており
眩病の跡地 : (頭は縦に裂け、裂け目には不揃いの牙と歯。 垂れる油っぽい髪の破片が、名残の果てか。
ココス : ・・・にゃ(口を半開きにして ソレ を見上げる
眩病の跡地 : (荒い毛に覆われ、骨のような突起が浮かび上がっている 足はもはや粘体と区別がつかない
ウツセ : ………。ほんと、どうしたもんっすかね………
眩病の跡地 : (右肩からはワームかイソギンチャクのようなものが見えるが、暗がりで仔細不明。
眩病の跡地 : (蘇生。 魔術を越えた、偉大なる神秘の術
眩病の跡地 : (しかし、これでは どうして
眩病の跡地さんが退室しました
醜い者さんが入室しました
醜い者 : ■”■”――……
シエル : 『虹咲、あまりのアレに言葉を失う。ネットリテラシーはホラ、大事だから。』
醜い者 : (腐臭を吐く。このような化物からでも、鬱積した感情が感じ取られる
シエル : 『あんま言えないよね、こう、そーゆーアレなソレな発言はね。』
醜い者 : (のぞり、のぞりと動き出す
ココス : にゃ(半開きにした口から、ヨダレが垂れる
醜い者 : (ビシャビシャァッ、とバケツをひっくり返したような涎が落ちる
ココス : (ぽた。ぽた。 可愛い可愛い猫耳娘はヨダレを垂らす
ココス : 魔導警察っちとゆるキャラ公務員っち。クライマックスにゃ!!!(活を入れるように叫ぶ
醜い者 : ■”■”■”……(動きは酷く愚鈍 しかし確実に接近してくる
ウツセ : 言われるまでもなく……、
シエル : 『別にモチベ下がってないよ。むしろキミは急に元気出たね。』
ココス : 聖杯の器でもなきゃあ許容出来るはずもない凡夫のボディに無理やり詰め込んだ粗悪品の魂にゃ!
ウツセ : (そうか、アタシは魔導警察だったんだ。
醜い者 : (薄い月明かりに肩口のイソギンチャクが照らされ――いやにヌメリ光っている
ココス : しかあし、粗悪品でも技術は一級品!犠牲者を増やすことでボリュームをカバー!
醜い者 : (ワームめいた口筒が開くが――よく見ればそれは”皮膚”ではない。口ではあるがそれは、目玉。
醜い者 : (ウン百からなる眼球の集合体がうねり、ワーム状と為しているのだ
醜い者 : (口筒がうねり、濁液の飛沫を飛ばす>ALL
ココス : クズボディと劣化魂をプロの技量で仕上げた―奇跡の一皿<魔術師の探求の賜物>!
ココス : ぜったいあたいが食う!!!(左腕のイソギンチャクをぶん回して唾液を吸着
シエル : 『さすがっちグルメっちー。 ばっきゅーん。』(指ピストルで虹色障壁展開 唾液をガード
ウツセ : 何言ってんだ、コイツ……。
ウツセ : –––そんなこと言ってる場合じゃないっス(跳躍し回避
シエル : 『色んな食文化があるから仕方無いね。虹咲は普通に和牛とか食いたいよ。』
ココス : にゃにゃにゃにゃにゃ!!!(左腕ぶん回しながらわざわざ醜い者に近づいていく
ココス : 警察にゆるキャラっち!あとで証拠品食ったとかケチつけんなよ!ぶっ殺すからにゃ!!!
醜い者 : (そこなイカれたグルメハンター以外は触るなかれ。これは濃縮還元された生命の雫。 一個体が受けて良い量ではない
ウツセ : ––––––っと。(距離を取る
醜い者 : (ダバァーっと涎を垂らしながら、ココスが圏内――腕を振り上げる
ココス : (左腕のイソギンチャクが破裂する
ウツセ : (フィッチャーを観察する。
ココス : はにゃ!?ここで!?耐えきれなかったにゃ!?
醜い者 : (叩きつけプレス!!>ココス
ウツセ : (ふと我に戻る。これほどの魂……、いったいどれだけの人が無残な思いをして死んでいったんだろうか。
醜い者 : (強烈な怨嗟。 思いの塊ではあるが、 あまりに思いの塊が過ぎる。
ココス : まだコッチがあるにゃあ!!(引きずってきた巨人の右腕を引き戻してエルボーで受ける
醜い者 : (強烈なまでの自死本能と生存本能が渦巻いて視える>ウツセ
醜い者 : (荷重こそあるが超激ではなく、巨人腕に止められる――
ウツセ : (––––「弱い人間が不安なく生きることのできる世の中にしたい」。父親が殺された後、父親がわりになってくれた人物の言葉だ。
ココス : 思ったほどじゃあないにゃあ!(アンバランスな巨人の右腕エルボーで押しにかかる
醜い者 : ■” ■” ■””(拮抗の中、目玉ワームがぬるりとココスの顔に近付く
ウツセ : (そして師が死んだ後も、自分の指針の言葉でもあった。
シエル : 『…っとまあ、グルメっちにドン引きしてないで、やりますか。』(醜い者を見据えて
ウツセ : –––––間違ってなかったっす……。
シエル : (解析なんてしていないが、判るものは判る。 思い。肉。生存。死。アレは人間の集合。
ココス : おい。(目玉ワームと目が合い
ウツセ : ……おっけっす。(シエルに返事。とはいえこの怨嗟。どのように動くべきか。
醜い者 : (ギョロロロロロロロと、ココスを見視観診るるる
ココス : 「 ” あの血”」って?(目玉ワームを見つめて、問う
醜い者 : ■”■”■”(ウジュルウジュルと唸るのみ 何かを発しているようにも思えるが――もはや異界の言葉
シエル : 『――大丈夫。「虹咲シエルは人間じゃないから」。』(表情を変えず、たんっと地を踏み
醜い者 : (唾液飛沫を飛ばす>ココス
シエル : (ネオン光と共に大跳躍 ココスに続き、あの醜い者に突っ込んでいく
ココス : (ココスのほっぺたから小型ワームの群れが飛び出し唾液飛沫を一匹づつが啄む
ウツセ : ––––アタシは弱いっすが……、
ウツセ : 強かろうが弱かろうが、やろうとしてたことは間違いじゃなかった……
ウツセ : きっとそうっす(「開眼」。より明確に醜い者の周囲の思いの蠢きを分析する
醜い者 : (酷く周囲が歪んでいる。世界の境界線とでも称せば良いのか。
ココス : 質問に答えてくんないならあたいが勝手にしゃべるにゃ。(唾液を啄んだワームが弾けて破裂していく
醜い者 : (そもそも、死の否定など、世界に認められては居ないのだ――
シエル : 『おじゃマンモス』(ネオンブースト 空中でひらりと反転し、醜い者の横っ面に跳び蹴りを放つ
醜い者 : (ドグチャァッっと横っ面に大穴が空き――シエルの足が埋まる!
ウツセ : –––––わかったっス。これは魔術、魔法にならない「思い」の集積。
ウツセ : 術式を持たないから、全部一気に消すことはできないっすが………、
醜い者 : ■”(もぞもぞと傷口がわななく。 よく見ると傷口から小さな腕が無数無限に生えて、シエルの足を取り込もうとしている
ココス : "あたい"と"おまえ"は結構似てるにゃ。(ココスの髪の毛が脂を浴びた蛇の群れと化す
ウツセ : これだけの「思い」が何もなく集まるはずがないっス!!(魔力サーチ状態を解除せずに、醜い者の方向へ駆け出す
シエル : 『――おっといけない。』(パァッと発光し無数の腕達を弾く
ココス : "蠢く事すら""許さん"――(醜い者の傷口を見つめ
ウツセ : (魔法によって強化された身体で醜い者の脚を駆け上りながら、
醜い者 : ■”■”――……(引き抜かれた傷口が塞がろうとして――固まる
シエル : 『虹咲は煮ても焼いても食えないよ。 空想は飯の種にならない。』
ココス : (ランクS メデューサ 石化の魔眼
ウツセ : (生存本能と自死本能の渦の中心へと向かう
ウツセ : 核となる感情を……、
シエル : 『よっと。』(石化の隙に大脱出 再び空中にふんわりと浮く
ウツセ : –––––逆に思いっきり増幅させて、オーバーヒートさせるっス!!(断ち切るのではなく、増幅する。核となる感情が膨れ上がり、渦全体のバランスが崩れるように。
醜い者 : (グバァッ!っと縦に裂けた顎がひらき、ウツセに喰らいつかんとする
ココス : これでも食らっとけ!(巨人の右腕の拳を強引に捻じ曲げて顎の中に突っ込む
醜い者 : (ガキン、と岩をかじった後に、大きく震える
醜い者 :                    (                     )
醜い者 :    (地獄から響くような咆哮があるとすれば、これがそうかと言わんばかりに。
醜い者 : ■■■■”――(大きく揺れ、体皮がボコボコと戦慄く
ウツセ : 助かったっす!!(そのまま、醜い者の思いの核を破裂させんとばかりに膨れあげさせていく
シエル : 『 ――― …ッぅ゛』(虹咲シエルに肉体は無く、遠いナニカを中継してそれを聞いている にも関わらず
醜い者 : (解れるように体皮のそこら中から腕、顔がせり出て呻く
醜い者 : (個を保てないのか、解れようとしているのか
醜い者 : ■  ■  ■■――(それぞれの顔から呻きが響く
シエル : (………キッツい。と思った。 魔本より効くかもしれない。
ココス : っっ!(ココスの髪の蛇がそれぞれの顔へと食らいつくべく伸びる
醜い者 : (言葉は判らぬ。遠き昔犠牲となった魂。 ただし、殺してくれと言わんばかりの悲痛な怨嗟
ウツセ : ………………、(くらっと。何度も意識を持っていかれそうになるが、
ココス : あたいはなんとなくわかる!
ウツセ : ………アタシは、
ココス : 犠牲になった魂が膨張し開放されようとしている!
ウツセ : –––––魔導警察っす………(唇を血が流れるほど思いっきり噛みながら意識を保ち、増幅を続ける
ココス : (髪の蛇がぐんぐんと伸びて醜い者の体表へ現れる顔へとガシガシと噛み付く
醜い者 : (次々と喰らい付かれ、いよいよ覆うレベルに
ココス : こういうとき…あたいが神父さんだったら、魂を開放してあげたんだろうね…
醜い者 : ■、■” ■””(巨体が身をひねるが、酷く重く遅い
ウツセ : (………、こういう声で誰も泣かなくていいように、
ココス : でも!ぜんぜん!ちっっっっとも!そんな気にぁなりませんから!全部食う!適度になんて遠慮しないで全部食うよ!あたいは!
ココス : ランクS―蛇眼のメデューサ!(伸び切った髪の全ての蛇の目が石化の魔眼を放つ
ウツセ : (きっと魔導警察があるんす……よね……、(決死の覚悟で増幅を続ける
醜い者 : (体表の殆どが、石化――
シエル : 『…』(ふわっと飛び、醜い者の上空へ
醜い者 : (しかし内部で増幅し続けるマグマ。 このまま魂同士で潰し合うのが先か、熱量で焼き尽くされるのが先かー―
ココス : あーーーっ♥♥♥♥(大口を開けて石化体へと口を近づける
ウツセ : (全部食うよ、という声が聞こえてきたが勘違いだと思う
シエル : (…民の命は?守るべき物。迷いは無い。 では、魂は――?
シエル : (何が正しいか。行政が決める事だ。 宗教観?知らん。無宗派だ。
ココス : ーーーっん♥♥♥♥(ランクS-空喰い大海蛇を口元へ召魔憑着
シエル : 『まあでも。』(全身に光が集束――醜い者の内部に向かって垂直落下!
ココス : ----(石化した醜い者を、ソレを構成する魂を、ソコに吸着された命を、丸ごと全て飲み込む捕食行為
シエル : (命の命命死命の集合の中に、さながら削岩機の様に突っ込み――――
シエル : (――――内部で虹色の光が炸裂する!!
醜い者 :  
醜い者 : (閃光と共に、拉げで爆ぜる――は光のみ
醜い者 : (怪異だった肉片は一片も無く あるのは命とマナの奔流
醜い者さんが退室しました
尊ぶモノさんが入室しました
尊ぶモノ : (郡を蹴り抜き、地に降り立つシエルの周囲を渦巻いて
尊ぶモノ : (蛍火のような何かが、ゆるやかな八重螺旋を描いて昇っていく
シエル : 『―――』(夥しい光の余波の中、着地。
尊ぶモノ : (ネオン光に照らされているのか、一つ一つが輝いているのか判らぬ光の泡の中
ウツセ : (光の奔流に巻き込まれながら、落下。そのまま、どさっと……
ウツセ : (と思ったが体が勝手に受け身を取る。
尊ぶモノ : (ひとつの光が、シエルの頬を撫でて、昇っていく
ウツセ : ……へへ、いつもの訓練がまさか役立った、っすね…。(よろよろと
尊ぶモノ : (また別の光がココスの頬をなぞり
シエル : 『…。』(…魂が天に昇るとか、還っていくとか、そういう宗派もあるらしい。知らんけど。
尊ぶモノ : (猫耳頭を一撫ですると、昇り消えていく
尊ぶモノ : (また別の場所では。 ウツセの周りをいくつもの小さな光がじゃれつくように跳ねる
ココス : あ-----
ココス : あ???
シエル : 『ごっめーん。邪魔した。』(#真顔ローテン
尊ぶモノ : (一頻り回った後、他の光についていくように昇り消えていく
ココス : てんめー!!!!!(シエルに大口で噛み付く
尊ぶモノ : (そうしてあとは 静かな廃墟と 草原のみが残される
尊ぶモノさんが退室しました
シエル : (ふら~っと傾くと、髪の一房が持ってかれる(※MP回復するだけの空虚
ココス : 邪魔したら殺すって言ったじゃん!!!
ウツセ : はぁ〜〜〜、疲れたっす。(大の字で草原に寝転ぶ
ココス : 食べたかったのにー!こんのー!!(歯ごたえの無いシエルをバクバク喰らう
シエル : (どんどん削れていく食べ応えの無いシエル
ウツセ : ––––あれ、止めたほうがいいっすかね(ココスとシエル横目に
シエル : 『ちょい待って。食べ尽くす前にちょっと待って。』(あちこち歯型に欠けたヴァーチャル美少女がふらふらと歩き
シエル : (何時の間にやら地面に落ちてた小型端末―スマホを拾い上げる
シエル : 『コレ人のだからね。回収して返さないと。』
カルクさんが入室しました
カルク : (瓦礫の陰から出てくる
シエル : 『…あれ?居たんだ。』
シエル : 『投げたら避難しろって×100くらい言ったのに』(カルクに
カルク : はい。なので避難しつつ様子を窺っていました。(表情変えず
ココス : (このままだと開放された人質も食いそうなぐらいなムカ着火ファイアー状態だが、自重に自重を重ねて、誰とも会わないように…ひっそり突っ走って帰っていく
ココスさんが退室しました
シエル : (カルクに歩いて、スマホ渡して)『屁理屈ばかやろうめ。まあ魔術都市の若者らしいね。』
カルク : (受け取り) …それに、まあ。 見なければいけないような、気がしたので。
カルク : …自ら参戦しなかっただけ自重したという事で、勘弁頂けませんでしょうか。
ウツセ : ……さて、自分も帰るっすかね。(立ち上がり、ぱんぱんと膝をはたきながら
ウツセ : ––明日からまた、訓練、っすかね。
シエル : 『…。』(そんなウツセをチラっと振り返って見る
ウツセ : (崩れた自分の価値観を全て立ち直せた訳ではないが、さしあたりのモチベーションは手に入れた気がした。
シエル : 『ウツセサン。』
シエル : 『超助かった。 ホント(人´∀`)アリガトー♪』
ウツセ : こっちのセリフっす。人質を宣言通り全員脱走させたと知った時は、
ウツセ : ………八首だけど、ちょっとだけ認めたっす。
ウツセ : ちょっとだけっすから。そういう訳で。(恥ずかしいのか、挨拶に手をあげながらさっさと去っていく
シエル : 『利害は結構一致するし。お互い使えるときは使ってこー。くらいのアレで。』
シエル : 『じゃーねー。ゆっくりおやすみよー』
ウツセ : ……うっす(ボソっと小さな声で
ウツセさんが退室しました
カルク : …。(やりとりを見て
カルク : …本当に八首だったんですか。都市伝説でなく。
シエル : 『ふふふ。 #そいつぁ聞かないお約束だ』
シエル : 『―― ― …っと。虹咲もぼちぼちマズいな。…帰りはルート解るよね。』
カルク : …ええ。仔細ありません。 お疲れ様でした。
カルク : それと、 助けて頂いて有難うございます。
カルク : …悔しいですが、自分の力ではどうする事もできない事態でした。
シエル : 『なぁに、公務員だから働くのは自然。何故なら市民を生かさないと公務員が死ぬからだ。』
シエル : 『だけどしかし公務員には残業代が無い。残業が無い事になってるからね。故にそろそろ帰って寝たいです。』
シエル : 『それじゃーまた。 危険じゃ無い時でもアプリログインしてね( `・∀・´)ノ』
シエル : (言うだけ言って、歯形だらけの姿がしゅうぃーん。と消えていく。
シエルさんが退室しました
カルク : …。わかりました。なるべく。(見送り
カルク : …。(一人残り
カルク : (かの人物の理想。無朽の術が現れた、その大地に立つ。
カルク : (…蘇生。 …死の否定。 …その果てに現れたのは、あのような。
___さんが入室しました
カルク : ………。
___ : (瓦礫に誰かが腰掛けている気がする
カルク : …。(風がそよぐ中
___ : ぁぁ  ダメだった
___ : ぁぁ  おれは、たった一度だけ それも失敗した
___ : ぁぁ お前は、あといくつだった?
___ : (声が 聞こえる気がする
カルク : …。 何の話ですか?
___ : ぁぁ  聞いたな。90 いや―― 80に達していたか
___ : へ、へ、へ。  お前のは違うと笑っておいて おれは、ただの一度か。
___ : (笑っている 気がする
カルク : …。 何故ですか。
カルク : 何故このような事を、しようと思い至ったのでしょうか。(気配の方でない、遠くを見たまま
___ : へ、へ、へ。
___ : 俺にとっては。 魔法は、目的だった。
___ : ぁぁ  追求して 追求して
___ : ぁぁ  それが死の克服だった。
___ : へ、へ、へ。  魔術じゃこれは、できない。 究極、そう、究極さ
カルク : …永遠の課題とも言われますね。
___ : ぁぁ  そうこうしていたら、空からヤツが。そう、ヤツが。
___ : ぁぁ  そうだ。今にも、忘れられない。
___ : (何かを持っている 気がする
カルク : …。(なんとなく空を見上げる
___ : (魔を弾き、守護を退け、忌避なる魔の金属――
___ : ぁぁ  これには、叶わなかった
___ : ぁぁ  そして誰にも、認められなかった
___ : へ、へ、へ。  嗤う。 魔術師が、手段や正義を語るなんて、な
___ : ぁぁ  それで、いつか手段になっちまった――
カルク : …。
___ : ぁぁ  すべてが憎かった
___ : (言葉は不思議と穏やかで恨みは伝わってこない。すべて過ぎたことだからか
カルク : …僕にとって、魔法は初めから手段です。(ポツリと
カルク : そもそも才能が無いんです。根本の魔力量が劣っているんですから。
カルク : (魔術都市に生まれ、魔術師の家に育ち、魔術学校に通う彼は、このような事を決して誰にも口にした事が無かった
___ : へ、へ、へ。
___ : (笑っているが 劣等を嘲笑ってはいないように聞こえる
カルク : …魔術師としては劣等生ですが、どうやら別の才には恵まれたようで。何とか遣り繰りしながら。
___ : ぁぁ  お前は あと 何度 死ねる?
___ : ぁぁ  今から お前に 呪いをかける。
___ : ぁぁ 決して解けぬ、祓えぬ。 戒めだ。
カルク : …具体的には分かりません。体感としては、1割使った、という感じでしょうか。
___ : ぁぁ  お前は言った。 あの時計の下で  昨夜の暖炉で
___ : ぁぁ  身を挺す――大したことだと。合理だと。理にかなうと。
カルク : えぇ。 誰かの代わりに死ねる事は、僕だけにしかない才能です。
___ : ぁぁ  なら  最後のとき。  あるいは お前より多いヤツがいたとき。
___ : ぁぁ  お前は どう す る?
___ : ぁぁ  答えなんか、用意していない、んだろう
カルク : そうですね。 …良くお解りです。(ハッと、
カルク : 今の僕は、他人よりも秀でた、特別なものがある事が嬉しくて。
カルク : それを振り翳して悦に浸っているだけなんです。
___ : へ、へ、へ。 お前も 最初から、正義感なんて 壊れてるのさ
___ : ぁぁ  だから、答えはいらない だから、問う
___ : ぁぁ   ソレ は  手段か。 目的か。
カルク : ―――……
___ : ぁぁ  これこそがと 思っても 次の季には、また苛まされる
カルク : しまったな。 答えられませんね、確かに。
___ : ぁぁ  お前が生きる限り続く  これは呪い さ
___ : ぁぁ――……
___ : (横たわった 気がする
カルク : …。
___ : へ、へ、へ。  じゃあ、な。
___ : (満足したのか 言いたいことだけぼやくと気配が消えていく
カルク : …ええ。さようなら。
___ : ぁぁ……  ぁぁ……
カルク : ……最後に一つ、いいですか。
カルク : 死んでみての感想は、如何ですか。
___ : ぁぁ  そう、だな――……
___ : へ、へ、へ。  よく、わからんな たった一度きりじゃ、な。
___ : ぁぁ  ただ、まぁ、、今は――
___ : あ、ぁぁ…… これで……ようやく…死ねる………ぁぁ…
カルク : ………
___ :     悪くない、ものだ――……
___さんが退室しました
カルク : ……(今度こそ、一切誰も、何の気配もしなくなる
カルク : ……(ふっと息を吐き
カルク : (正義感。…自分が正しいなどと思った事は無い。
カルク : (ただ、こうするべきだと思った。人が出来ない事をするべきだと。
カルク : (情緒が無いと言われてきた自分の性格も、これを為すために培われたのだと。
カルク : (…… 思い出す。 あの日。姉を突き飛ばし熱線に呑まれ、生まれて初めて死んだ、あの時。
カルク : (あの時――― 僕は―――
カルク : (うれしかった。
カルク : ……っふ、(俯き、自嘲するように嗤って
カルク : (夜風を受けながら荒野を去って行く
カルクさんが退室しました