クランケ・ロレの第四夜『英雄』2 [夕陽 トロワ ロゼ シギス 夏凛]

夕陽 : ––––ちょっと待って。(横から口を挟む
シギス : ああっ!!(喜び溢れる声で見下ろす
シギス : また一つ勝利を重ねた!これで―― 俺は―― (ん?と夕陽の方を見て
夕陽 : ……絶対に勝利が約束されている試合なんて、はたして試合と呼べるのでしょうか。
夕陽 : (あまりに強すぎるシギスの能力。そして賭けられたものが「魔力」。
トロワ : 絶対の約束…?
夕陽 : (気になるのは、EMで先頃合ったある事件と符号するように思えたこと。
トロワ : 何の話をしているのだ? 八首の者。
シギス : ふむ、(夕陽の言葉に顎を押さえて考え
夕陽 : おそらく…、概念を操作する魔法。それが彼の能力です。
ロゼ : ……ッ…、(ふーふーと荒い息のまま見上げ
シギス : 俺は賭けを持ち掛け、彼女は受けた! それだけの単純<シンプル>な話だ。
夕陽 : その効果は対峙者に対する『絶対的な勝利』…。
シギス : よくわからんが確かに! 俺は『必ず勝つ』!
夕陽 : (……もしもこれも例の事件なら…、ここでカレイドローズ家の子息が負けを認めるのは、まずい予感がする。
夕陽 : (その予感に従って、難癖をつけている。
夕陽 : あなたがやっていることは両方表の面が刻印されたコインを使ったコイントス……。
夕陽 : ……ただのイカサマです、違いますか?
シギス : 勝つ者だけが成功し、光を浴びる権利を有す。 故に俺は必ず勝つ。勝って勝って勝ち続ける!
シギス : 故にだ!もし君が、俺に異を唱えるというのならば。
シギス : ―――俺を倒すのが道理ではないか?
夕陽 : ––––––そうですね。(白手袋を懐のポケットから取り出し、手に装着し
シギス : 敗者の声など誰も聞かない! 俺を動かせるのは勝者のみだ。
トロワ : 連戦か…
夕陽 : ……じゃあこういう勝負はどうでしょうか。
夕陽 : ここに、二つ弾丸があります。(融魔金属を2つポケットから取り出し
夕陽 : ––––この弾丸を遠くまで投げられなかったほうの勝ち。
夕陽 : せーの、で一斉に投げましょう。
シギス : ああ!喜んで受けよう!(弾丸を1コわっしと掴んで
夕陽 : ……行きますよ。せーのっ……(振りかぶって、
ロゼ : ……ッ……、夕陽……? 何を……?
シギス : (大きく振り被ってー!
夕陽 : (概念魔法『速度の精霊』発動…。夕陽の身体が白色のオーラに包まれる
シギス : (シギスの体が赤黒色のオーラに包まれる!
夕陽 : (「反-速度」……
夕陽 : ぽいっ
夕陽 : (夕陽の手に張り付いたまま、弾丸はその場に落ちる。
夕陽 : (速度の逆限界行使。速度を0にする。飛距離0m。故にルール上、絶対に負けることはない。
シギス : ―――ッるァ!!(投げましたッッッ!!
シギス : (【特殊ルール弾丸投げ VS HERO】
シギス : (シギスは【勝利】の概念存在。―――故に勝つ!何が起こったって――必ず勝つのだ!!
シギス : (ブン投げられ豪速でスッ飛んでいく弾丸――――
シギス : (―――が、思いッッッきりカーブして―――
シギス : ――― ッんぬァ!!? (一周回ってシギスの後頭部に激突
シギス : (ゴロンと落ちる弾丸 飛距離、-30cm。 シギスの勝利。 ……だろうか?
シギス : っ ~~~~~!!(後頭部押さえて悶絶してる
夕陽 : ジャッジ。
夕陽 : これは30cm飛んでいます。私の勝利ではないですか…?
トロワ : え?(キョトンとするジャッジ!
シギス : ど、どうなんだ!!?(ちょっと泣いてる(心が
トロワ : (大地主貴族で平和の仲裁と平等な分配を家業とするヴェルデュール家
トロワ : (この手のジャッジにはもってこい!
トロワ : …え?
トロワ : (しかしトロワがまともに勉強したのは絵本に出てくるような魔法剣士になる修行だけだった!
夕陽 : ルールは「この弾丸を遠くまで投げられなかったほうの勝ち」。
夕陽 : ……どうでしょう。(迷いを見て取るや全力オーラで威圧する。
トロワ : …なんでふたりともそんなに飛ばないんだ?
シギス : 勝利の為だ!!(途方に暮れた叫びである
トロワ : (こと数字とか言いくるめとか相当頭弱い!詳しくは歴代の人狼ログを見てくれ!
トロワ : (得意げに審判務めるとか言ってた風格はなんだったのか
トロワ : お互いが、勝ちを主張して譲らない…という事か?(ようやくココへ
ロゼ : トロワ姉様……?(微妙に避難完了してる
トロワ : それは・・・
トロワ : 困ったな。(困りの微笑み
シギス : ・・・。審判に異を唱える心算は無い。俺達はルールの中で生き残る必要がある。
シギス : だが!
シギス : ソレは俺が困る!!(悲痛
ロゼ : ……
トロワ : じゃあもう一回ちゃんと本気で投げてみたら…良いんじゃないかな?(二人に提案
夕陽 : ……、
夕陽 : ……、私も困っています。
トロワ : (本人に全く悪気は無いが、理解度が低すぎる
ロゼ : (ダメージも回復したのか、起き上がると埃をパンパンと払い
夕陽 : ……じゃあ今の勝負は引き分け、ということですか?
シギス : うぐ、、そうなるか!
トロワ : え?
シギス : 、、(心無し疲労してる感がある
トロワ : そうなる…のか?(言いくるめられやすい魔法騎士(本日二回目
夕陽 : ……はい、引き分けだそうです。(シギスに言い放つ
シギス : …! …フム、勝負は別の形でという事だな!
シギス : 俺は魔力を欲している!先のご令嬢や君達の魔力だ!
夕陽 : ……、。(やはり。
夕陽 : ……でも引き分けは勝利ではありませんが、
夕陽 : ……、大丈夫でしょうか?
シギス : あぁ、だから別の、最も解りやすいやり方で奪い合おうと言っている!
シギス : 俺と戦闘<バトル>してくれッ!!(全員に
トロワ : あぁ、構わないよ。順番になら。(さらりと
ロゼ : いいわよ!(懲りないお嬢
トロワ : (この子!全く恐怖とか無い!さっき夕陽が散々「勝負することで~」とかチートの解説してたのに!
シギス : 良い返事だ!(両手挙げて喜ぶ
夕陽 : ……え、えぇっ……。(困る
ロゼ : トロワ姉様!(輝く瞳で見上げて
ロゼ : (つま先立ちでトロワにささやきモード
ロゼ : 「先程のトロワ姉様の誘導でハッキリしました!」
トロワ : 誘導…?
夕陽 : (おそらく正面から戦っても勝てない。フェイントも先ほどの戦いを見る限り有効ではない。
ロゼ : 「確かに相手の能力は【勝利】なるもの!」
ロゼ : 「しかしそれはシギス本人の主観によるもの!」
ロゼ : 「あるいは潜在意識!」
夕陽 : (きっと、例の事件とこれは関わっている。……つまり、絶対に負けを認めされる何かが必要なのだが…。夕陽にはうまく思い浮かばない。
ロゼ : 「なぜならば!」
ロゼ : 「先程勝利が確定しなかったのが何よりの理由!」
トロワ : そうなのか…?
トロワ : でもさっきはジャッジに意見を聞いていたけど…
ロゼ : 「夕陽のボールをピンボールして前に行かせるなど」
ロゼ : 「少なくとも彼女が思う勝利や敗北条件に基づいてないし!」
夕陽 : じゃんけん、かけっこ……鬼ごっこ……(ぶつぶつと言っている
ロゼ : 「何よりの全員納得、絶対的な勝利ではないことは明白!」
ロゼ : 「そこに勝機があると!」
トロワ : む…うん。うん。
ロゼ : ――トロワ姉様は思う訳ですね!?
トロワ : え?
ロゼ : 流石はトロワ姉様、したたかね…!
トロワ : うん、ええ、そうね。
シギス : 順番と言ったな!俺は誰からでも構わないぞ!(いつの間にかやや遠くでやんや
トロワ : あれだけの体術をこなしながら発火の魔法剣を隠していたのは素直に強いと思ったよ。
トロワ : フェイントを掛け合う攻防に慣れている。対人戦に精通した動きだよね。
夕陽 : (じゃんけんで銃…も勝ったことにならないかな……。とか考えている。
トロワ : アレに勝つのは至難の業だね…(ロゼの意見を丁寧に受け止めた感想
ロゼ : 勝つのは……至難の……
夕陽 : ……。。(何やらピンときたらしい
ロゼ : (トロワ姉様……こんな時でもこれも試練だと言うのね……!
シギス : 何なら全員でまとめて来たって構わない! どんな逆境も堪え凌ぎ克つのが英雄<ヒーロー>というもの!
夕陽 : ……と言ってますし、全員で戦いましょうか。
ロゼ : 貴方! そうシギス貴方!(指ビシィ
シギス : どうしたご令嬢!!
トロワ : 八首との共同戦線か。ふっ、それも面白そうだね。(剣を握る
ロゼ : 貴方! 必ず勝つと言ったわよね!?
シギス : 嗚呼!その通りだッ!
ロゼ : 対した自信だけれど! じゃあ逆にどうなったら貴方の負けなのよ!!?
シギス : 敗北の条件を示せと!ほっほう、明確に言語化するのは初の事だが! そうだな!
シギス : 当然、俺を倒す事だ。 ――俺の肉体及び精神の弾圧。凌駕。殲滅。
シギス : なぁに、細かい事をゴチャゴチャ考える必要は無い!俺がソレを察した瞬間。 俺という存在は役割を失い滅び散るだろう。
夕陽 : ……では、まずはスピード対決。
夕陽 : 私の能力と、あなたどちらが速いか。勝負と行きましょう。「ケラウノス」
シギス : 剣を取れ! 拳を向けろ! 殺意を示せ! 俺は全て――全てに勝利する!
ロゼ : 何よそれ! 勝利条件がある時点で俄然あっちの有利じゃないの!(腕組んでプンスカ
夕陽 : (召喚魔術。異空間から50cmほどの裁きの雷の名が冠された武具を召喚する。
夕陽 : ………、『速度の精霊』限界行使。(バチバチ、っと夕陽の周囲が白いオーラに包まれ
夕陽 : 言っておきますが、「スピード対決」……ですからね…。(シギスの前方に放擲
シギス : ―――絶対にだ!!(バチバチッとシギスの周囲が赤黒いオーラに包まれる
夕陽 : (周囲の魔力が凝集し、それらが超加速していく
夕陽 : (加速は限界を突破し、前方領域は事象が自らの姿を維持できず自己崩壊する速度へ
シギス : 【ケラウノス VS HERO スピード対決】
シギス : ッッッぬぉおおお!!!(シギスの魔力が色を濃くし、血色に凝集、―――超加速―――
夕陽 : ……イカサマだのどうだの言いましたが、私はあなたの正々堂々な態度、嫌いではなかったですよ…、シギス。
シギス : (英雄<ヒーロー>は勝利の概念である。スピード対決と言われれば、概念も限界も物理法則も、何もかも越える。勝利の為に。
シギス : ―――― 絶 対 ッ に (領域が自己崩壊するレベルの超加速度と超加速度が―――― 真っ向から――――
シギス : 負けるかぁァアアアアッ!!!!!
シギス : (――――― ぶつかってしまうと 何が起こる? ――――
シギス : (―――― 限界行使速度。 と。 限界行使を超える速度。 対決。勝負。勝利。勝利。勝利―――
夕陽 : (シギスの加速に合わせて夕陽が放ったケラウノスの魔力は消失し、通常の空間に戻る。
トロワ : 恐ろしいほどの魔力の奔流だな…これが八首クラスの闘いか…
ロゼ : デタラメ過ぎるわよ……!(はためく髪とスカート抑えて
シギス : (――――ケラウノスと【英雄】がぶつかり―――凄まじい閃光と余波が発生する
シギス : ッッッ ――――取った!!
夕陽 : (同時に影響が一部にしか及ぼされないように反ー速度を余波の周囲に発動する。
夕陽 : (ケラウノスを媒体とした二段階目の魔術
夏凛さんが入室しました
シギス : ッッッ (ケラウノスをキャッチし着地した場所は遥かキアシスの遠方。 マッハ30で動けばそんなもんだ。
夏凛 : っ、(裏路地から夕陽の近くへスマホ片手に駆け寄ってくる
シギス : ―――(凄まじい余波でボロボロ 外殻が剥がれたイメージか、どこか歪んでいる
夏凛 : っはぁ?生きてる?襲撃最中だったての?(夕陽へ声掛け
夕陽 : ………ええ、今スピード対決の途中ですが…。
夕陽 : (さて……、シギスは消え去ったか。それとも…。
夏凛 : アンタが本気で挑むなんて一体―――っはぁ?スピード対決ぅ??
夏凛 : っはぁ?どゆ事それ?レイダーじゃないの?説明出来る?
シギス : ―――っは! 俺は勝った! 勝ったぞ、、!この超速度に 、、!
夕陽 : そう。相手はあらゆる対峙者に絶対に「勝利」するという概念魔術の使い手です。
シギス : ―――さあ。 次は俺の番だ。
夕陽 : おそらく、負けを認めさせることさえできれば…勝利できるのですが。
シギス : 今の俺は―――――!(ケラウノスを傍に転がし、ギギギ、と軋む体を起こし
夏凛 : っはぁあ!? 絶対勝利!? 無茶苦茶じゃないそんなの!
シギス : マッハ35だ!!!
夕陽 : ……私の頭ではいい打開策が思い浮かばなかったため、相手の能力の暴発を狙った
シギス : ――― ― ―― ―――  (――――ゅんっっっっ
夕陽 : ……というところです。今のところ。
夏凛 : っはぁ、そんな無茶苦茶な相手に無傷で居るってのがすでに上出来だっての。
シギス : (戦闘機めいた音  僅か一瞬。 ―――― ――身を削り、影のオーラを散らしながら ――
夏凛 :  ―― ――― ??!!!!!
シギス : (ド  ぅ      ン   ッッッ―――
シギス : 
トロワ :  ―― ――― (音が姿の後に届く。音速を超えた動きの世界
夕陽 : ……まぁ、事態は悪化して……しまいましたね。困った
トロワ : …戻って、来たか。(剣構えて
夏凛 : いーんや、大金星の情報が1つあるじゃない。
シギス : (轟音       着弾   元居た場所―――路地に超巨大なクレーターを作り上げる
夏凛 : アンタはまだ無傷。でしょ?(夕陽見て
夕陽 : ……えっ。ええ、まぁ。
トロワ : っっっ!!!(剣を横に構えてクレーター形成の衝撃に堪える
シギス : ――― 
夏凛 : それなら――っっ(クレーター作成の勢いにぶっとばされる
トロワ : ボクの名はトロワ。トロワ=フュイユ・ド・フォン・ヴェルデュール。
シギス : ………―――(クレーターの中心にて、よろよろと
トロワ : (ついに自分の番が来たか、とばかりに名乗りを上げてクレーターの方へ近づいていく
シギス : っ、く、 ふ、はは!! 勝った! 俺は勝ったぞ、、、! あの速さに!
トロワ : ああ、凄まじい。凄まじい強さだね。(勝鬨を上げるジギスへと歩み
トロワ : 「敗北したら命を賭ける」という君の誓いに乗る事は出来ないけれど…
トロワ : ボクと手合わせ、願おうか。
シギス : 音速を何十倍も、越え!勝利した! そう、これで、これで大丈夫……(よろりとトロワを向いて
シギス : ―さあ、次は君の番だな!(繕うように高々と声を上げ
シギス : 俺はシギス! 【英雄】<ヒーロー>・シギスだ!
夏凛 : ちょっと待ちなさい!そこの仮面!あと英雄だかなんだか!
夏凛 : (ふっとばされた先遥か遠くに着地して、待ったをかける
トロワ : え。(今までさんざん待ってきたのに…
夏凛 : 夕陽、まだイケる? あともうひとり誰か参戦してなかった?(夕陽の近くまで歩いてきて
シギス : うん!? (待ったの声の方を見て
夏凛 : アンタ絶対勝つだかなんだか抜かしてるけど、(クレーター付近まで歩いてきて
ロゼ : 、ゲボ、っ(ボゴッと瓦礫避けて這い出てくる
トロワ : 大丈夫かい?(ロゼに
ロゼ : もう、何!  何なの!! 最悪!(あまりの余波に吹っ飛んでから気付いたらしい
夕陽 : ……、カレイドローズ家のご子息が確か。
ロゼ : (埃払ってパンパンと(デジャヴ
夏凛 : ほら、全員ピンピンしてるじゃないの!(英雄にヤジ飛ばす
ロゼ : は? 八首夏凛…!?
トロワ : え?彼女も八首なのか…?(あまり強そうには見えないが…
シギス : ン!?(突然野次食らって
ロゼ : 焼け野原の夏凛よ! 伝説の喫茶に現れてはパスタを食べていく凄腕の魔術師…!(トロワに謎の解説
夏凛 : 今一度、この子達3人とアンタ(英雄)で勝負よ!(勝手に仕切る
夏凛 : (しかも夏凛はカウントされていない!
シギス : 勿論だ!俺は一向に構わないぞ!(自壊でボロボロだが、言う事はでかい
ロゼ : なっ! 夏凛! 貴女自分だけ除外ってどういうことよ!!(味方にヤジ
夏凛 : うるっさいわね!アタシが後から入ってきて参戦したらフェアじゃないでしょ!(謎のフェア論
ロゼ : ――ぐぅぅ…!!(簡単に論破される
夏凛 : 勝負は簡単!3人と順番に戦って2本勝ったら勝利よ!(英雄にルール説明
夏凛 : いい加減終わりを決めないと無限に戦うでしょアンタら?
シギス : ふむ、その心はよくわからないが構わん!どのような条件だろうと俺は勝利する!
夕陽 : ……、。(黙って夏凛の話を聞いてる。
ロゼ : 当たり前でしょ! トロワ姉様は勝つまで負けないのよ!?
夏凛 : 勝負方法はなんでもいいわ。ただし、”2連勝”は禁止!観客(アタシ)がしらけるからね!
夏凛 : 禁止事項を破ったプレイヤーは即敗北ね!付け加えるのはそんだけよ!
夏凛 : さ、英雄さん。これでよかったら対戦相手を選んでバトルしなさいっての!
ロゼ : な!
シギス : ――(やや固まり
トロワ : ふむ。つまり戦えば良いんだな。(わかった風
シギス : (だが、しかし、退く事は許されまい。常に前進。常に成功。常に勝利。)
シギス : ――良いだろう!(それが彼に課された存在であり、役割である。
トロワ : 散々待たされたんだ! ボクを対戦相手に指名してもらおう!(シギスの前に立つ勇敢なる魔法剣士
シギス : ふむ、しかし、相手を俺が選ぶというのは…―― OK<ラジャー>だ!
シギス : (トロワにビシッと
トロワ : 天を舞うは炎舞! (声高らかに詠唱を始める
トロワ : 地を這うは電龍! (両手剣が光を帯び、火花を散らす
シギス : では、早速行こう!(トゎッと位置取り、早速もう突進!
ロゼ : トロワ姉様!
トロワ : 天地鳴動の光臨! (トロワ周囲をバチバチと電磁が走る
シギス : ――うおおお!!(全身に赤黒い炎のオーラを纏い接近
トロワ : ――っっ!(シギスの突進を身に受け)――具現・発現・今此処に現れよ! ――(なをも詠唱を続ける
シギス : (【情熱の魔法剣士 VS HERO】
トロワ : 星流大魔法―――ッ!!(三属性の長文詠唱魔法
トロワ : ヴォルカニックスターサンダーフォースッ!!!(振り上げた剣閃から放たれる炎と雷の超電砲光線
シギス : ―――ッうらあああ!!(【ヴォルカニックスターサンダーフォース VS HERO】!
シギス : っ破ァ!!!(電砲光線に向かい―――オーラを纏った拳を突き出す!
トロワ : (突進にこらえて大魔法を…! この手応え・・・やったか!?
トロワ : 何っっっ?!
シギス : (ヒーローの勝利! 凄まじい勢いで放たれるオーラアタックが光線を霧散させ――トロワを襲う!
トロワ : (三重属性に編み上げられた超電砲がスタンドグラスのようにブチ割れる
トロワ : ッッッ!!!(オーラを身に受けて路地を高速でぶっ飛ばされていく
シギス : っ、、ははは! 俺は――勝つ!(ぶっ飛ばされるトロワにその場で、追撃の振り被り
夏凛 : 流石は【英雄】・・・まずはアンタの勝利ね。(心無い拍手を送る
シギス : どんな猛攻も跳ね除ける! 炎も!雷も! ――ん!(追撃の手を止めて
トロワ : (既の所でとどまった追撃は受けず。ただ、ふっとばされた勢いのまま路上に寝転がる
シギス : 矢張り、俺の勝利だなっ!!(ガッツポ
シギス : さぁ、次は誰だ!俺はどちらでも構わないぞ!
夕陽 : ………、。
シギス : さあ!、、、 何方でもッ(さて―――
夕陽 : ……じゃあシンプルに。
夕陽 : ……私とじゃんけんで勝負しましょう。
シギス : ……、、 (夕陽を向いて
シギス : ―― 嗚呼っ! 俺は絶対に退かない!
夕陽 : ……では。いきます。
夕陽 : じゃんけん、
夕陽 : ぐー(ぐー
シギス : ――( 【すげー早い女 VS HERO】!
シギス : ――(【速い女のジャンケン「ぐー」 VS HERO】!
シギス : ――
シギス : 
シギス : (結果は――――
シギス : (俺は絶対に退かない。絶対に負けない。 絶対に。絶対に。絶対に―――
シギス : ……(絶対に・・・
シギス : (震える片手が、5本の指を開いている。 ――パーだ。
ロゼ : ――、!(ふっ飛ばされたトロワを案じつつ、勝負の結果に振り返る
夏凛 : 流石は【英雄】・・・
夏凛 : アンタの"2連勝"よ・・・(拍手を送る
シギス : (――彼は絶対に負けない。負けられない。
シギス : ……そ、そうだ! 当然だ! 俺は絶対に勝―― 勝って……
シギス : 勝っ て ・・・・・・・
夏凛 : ”2連勝”のペナルティは即敗北。
夏凛 : そして、敗北に命を賭けたアンタは死ぬのよ。
シギス : (法則<ルール>を理解していないわけではなかった。
シギス : (彼は勝負事から引けなかった。 彼は勝利から引けなかった。
シギス : (この戦いは、提案された時点で敗北が決まっていると、
シギス : (死が定まっていると、――――彼は、わかっていた。
シギス : ………即、   敗、、北……
シギス : 敗北…… 敗北…… そうか、俺は、   負け、、…… 
シギス : 負・・・・・・・・・・ 
シギス : (後に定められている死よりも、 何よりもそれが受け入れられないかのように
シギス : (崩れかけた身体が呆然と頽れる
ロゼ : ズルいわよ!!!
ロゼ : (凛とした怒号。矛盾した声が響く
シギス : ――― 俺は、俺は、、、 何で、、っ―― !?
ロゼ : (何か明らか怒ってるムードでズンズン近付いてくる
ロゼ : シギス! 貴方初めて負けたのよね!?
ロゼ : 散々勝ってきたくせに、負けたら死ぬっていうの! 何よその極端!
シギス : ―――………ッ (ロゼに顔を起こして
シギス : だって!!!
ロゼ : (彼女は、事情についてよく分かってない。何なら彼をレイダーとして見ているかも怪しい
シギス : 俺は――勝たないと駄目なんだよ! 成功しないと…上手くやらないと!
シギス : 勝たないと誰も見向きもしない! 上手くやれなきゃ落胆される! 見放される! だから!だから俺は!
ロゼ : うるっさぁーい!
ロゼ : 一回ぐらい何よ!!
ロゼ : そんなんで見放す奴なんかほっときなさいよ!!
シギス : っ、、、「俺は」 勝ち続けなきゃならなかった! ……その為の命だ!
ロゼ : 何よそれ! それだけ勝ってきたんだから、貴方が自分に勝たなくてどうするのよ!!
シギス : ―― 生き残る為。上手くやる為。 6つの心に分かたれた。…その内の1つが、俺だ。
ロゼ : ッッ…! 何よそれ! 勝ち逃げなんて許さないわよ! 
シギス : 完成された人間じゃない。 ――【英雄】<俺>は、そういう存在<イキモノ>、、だった。 負けたら、終わりだ。
ロゼ : ………ッ!(ギリと歯軋りして
シギス : ――― ……… っふはは、長く喋りすぎたな! うん、余計な事まで――
シギス : ………(ぼんやりとロゼを見上げて
シギス : ……… ぁぁ、勝ちたかった。(ポツリと ロゼの怒号を聞いて尚、口に出る言葉はそれで
ロゼ : ……、、(悔しいような、悲しいような、それでいて怒りも見える複雑な表情
シギス : 最後の一人に、、、 なりたかった   な ――――
シギス : (身体が砂粒の様に砕け散り、サラサラと
ロゼ : ――――
シギス : (姿がほどけ――風に乗り流れ、何処かへと消えていく
シギスさんが退室しました
夏凛 : っはぁ。なんとかなったわね。おつかれ、みんな。
ロゼ : ――には、勝ったくせに……(俯き
夕陽 : ………、(消えた、か。
夏凛 : (泣き叫ぶロゼや吹っ飛んだトロワも居るが、
夏凛 : (まずはあの強大な敵をぶっ飛ばして街を守った事を讃える
夕陽 : ……強敵でしたね。タイミングよく夏凛さんが来なければ、と思うとぞっとします。
夏凛 : アタシが来るまでにだいぶ検証が終わってたからね。
ロゼ : 何よ、最後まで……(ギュゥ、と握り拳作って
夏凛 : それにあのアタシだけが除外される案、よくみんな受けてくれたっての。
夕陽 : 能力に気づけたのは、カレイドローズ家のご子息、いや……ロゼさんのおかげです。
夕陽 : 最初はただの試合でしたが、どう考えても打撃としては不自然な攻撃が多かったので……。
夕陽 : 言動からたどって、概念系の魔術かと気づくことができました……。
夏凛 : ふーーーん。アタシが来る前にやっぱ結構激闘があったわけね。
夏凛 : 仮面の人は律儀にそのバトルが終わるの待ってたワケか。
ロゼ : ……。
ロゼ : (細剣をくるりと回して柄を握り直し、両手を添える。 ――弔いの祈り。
夕陽 : ……トロワさん。
夕陽 : ………、。(シギスが残したクレーターの跡を見て
夕陽 : (私は英雄足り得るだろうか、と考える。世の評価とは乖離して、名ばかりの臆病ものの私は。
夕陽 : (もちろん、誓約の要素もあっただろうが……、最強級の能力を持ちながら、汚い手段を一度も使わず真っ向勝負で常にねじ伏せようとしてきたシギスに対して、尊敬に似た感情を抱いた。
夕陽 : ここに……、桜でも植えてもらおうかしら…。(クレーター跡をみながらボソっと
夕陽 : ………とにかく、
夕陽 : ……、一度喫茶に戻ります。(EMに入っていく
夕陽さんが退室しました
夏凛 : っはぁ。(少し考え、
夏凛 : (喫茶へと向かう。 吹っ飛んだトロワはもうひとりに任せよう
夏凛さんが退室しました
ロゼ : ……。(黙祷を終え
ロゼ : (っは!と吹っ飛んだトロワを思い出してそちらに駆けていく
ロゼさんが退室しました
トロワさんが退室しました