友達から  へ [スノウ ミカゼ]

スノウさんが入室しました
スノウ : ――、 ――、 ――、
スノウ : (針の音が耳に痛い―― 意識が戻ったのは今か、随分と前か。
スノウ : (虚無感。脱力感。倦怠感――どれとも言える。
スノウ : (意識の焦点が合わない。 ひょっとしたら、まだ起きてないのかも知れない
スノウ : ……(違う…
スノウ : (『向こう見ずに都会に出てきて、災難に遭ってばかり。』 『多くの人に心配を掛けて、助けられて』
スノウ : (「これに懲りたら家出の真似事のようなことは――」 「お前もいずれ判る日がくる」
スノウ : (『あぁ、かわいそうに。』
スノウ : (『今の』 『あなたは』 『空っぽなのね。』――――
スノウ : ッ……(額を抑える
スノウ : (ヒビ入るような痛みと同時に残る朧気――夢では、ない
スノウ : (苦悶の声、愉しげな声、何かを忘れている気がするのに、何を忘れているのかが判らない
スノウ : ――……
スノウ : (体が重い。 小さくなったと誰からも驚かれる体だが、倦怠感という磁力でまるで動く気もしない
スノウ : ……
スノウ : (運ばれて何日経つ? 一日? 一週間?
スノウ : (気ままに意識を落としている所為で感覚も薄い。
スノウ : ……
ミカゼさんが入室しました
ミカゼ : (コンコン、と控えめなノックの音
スノウ : 、(気付くが、反応は薄い
ミカゼ : …(扉の前に立ち、反応を伺う 眠っているなら、またにした方が良いか
ミカゼ : (もう一度、少し強めにノックを3回
スノウ : ……、(少し違和感を覚える。 看護師やSP、ましてや親族ならノックもそこそこにの筈だ
スノウ : ……。(確信めいた違和感。誰だろう…?
スノウ : は、い……?
ミカゼ : …(微かな声を聞き
ミカゼ : (半分ほどドアが開き、そっと顔を出すミカゼ) … よ。
スノウ : 
スノウ : みっ みかぜっ!?(目を見開き
ミカゼ : お見舞いに、来たんだけどー… 今大丈夫?
スノウ : (慌てて体がフルスロットル! 上半身だけ飛び上がって ええとええと今? 今、今今――
スノウ : いっ いまっ 
スノウ : ちょっとまって!!(アワワワワ
ミカゼ : ぇ。あ、ぉ、おう!(何かこっちもつられて慌てて
ミカゼ : (上半身引っ込める
スノウ : ごっごめんなさいっ(大慌てで身嗜みを確認する―― 髪もボサってるし留めてもないし化粧もしてないし! 10歳だけど!
スノウ : すぐ済むから…!!(ギャー服とか無い! パジャマ! そんな暇もないし! 髪留め何処!? 無い! せめて寝癖…!!
ミカゼ : あ、ぃやー大丈夫だよ!ごゆっくり!(何かアワッて扉越しに
スノウ : (ほんの少しだけして――
スノウ : い、いいわ、、よ!(扉越しに素っ頓狂気味な声が
ミカゼ : お、おう!(扉が開き、中に入ってくる
ミカゼ : (片手に紙袋を提げた、いつも通りのミカゼ。表情は心配でか、やや曇っている
スノウ : え、ええ(ぎごちない笑顔で迎える
スノウ : (待たせた割りには変わりがない……寝癖ぐらいは直した?ぐらい
ミカゼ : ゃー、…入院してるって聞いて驚いたよ。 ぁ、コレお土産(ベッド傍の台にコトリと
ミカゼ : (小瓶に入った白い花のハーバリウム。 生花やら香りがするものを避けた結果コレになったのだろう
スノウ : まぁ、、! 可愛い……!(目を輝かす シンプルに花が好きな様子
ミカゼ : (そんな様子を見てちょっと笑う 聞きたい事は色々あるけど…
スノウ : これを、私に? 可愛らしくて綺麗ね…!(ガラス瓶を指先で触れて
ミカゼ : あぁ。こーゆーの好きそうかなってさ。
ミカゼ : …ぁー、良かった。 思ったより元気そうじゃん?(スノウを見下ろして
スノウ : ええ。お花は好きよ。 私の故郷では殆ど咲かないから――
スノウ : ……、ええ(精一杯気味に微笑んで
ミカゼ : ……。 守護の力が強いこの街で、入院するなんてよっぽどの事だしさ。
ミカゼ : しばらく面会も出来なかったし… …だから、どーなってる事かと。
スノウ : ……、、(バツ悪そうに視線を逸らす
スノウ : 少し、大袈裟なのよ。 ほら、こうして体はなんとも無いし…
ミカゼ : …。 体は、か。
スノウ : ……
スノウ : わからない、の。(ぽつりと
ミカゼ : …、?(黙ったまま。聞く姿勢
スノウ : ミカゼ、私は……何のためにここに来たの?
スノウ : 爺から聞いたわ。 お父様の仕事で……色んな人と繋がりを……ううん……
スノウ : 私、はじめてじゃない、のよね?(伺うように
スノウ : そりゃ、小さくなって……記憶も無いって……それは流石にはじめてだと思うけれど
スノウ : ……ミカゼ、私がこんな目に遭うのは ”何度目”なの?
ミカゼ : …、
ミカゼ : 俺が知ってる限りじゃ…、 …キアシスに来てからは引っ切り無しだな。
スノウ : …、(自嘲気味に息を吐く
ミカゼ : (…具体的に数えると5度は越えた。 ここまで来ると何か憑いてるとしか…
スノウ : 嗤えるわ……そこまでして、何がしたかったのかしら……
スノウ : (脚を折り、三角座りになって額を埋める
スノウ : ……つらい。 くたくたよ。
ミカゼ : ……。(彼女が、どの様な意志を持ってこの地に来ていたのか。
ミカゼ : (…そういえば、知らない。談笑の中で話題に上る事はあっても深くは聞かなかったし、彼女も多くを話そうとはしなかった。
スノウ : お父様の、言う通りだったのかしら。
ミカゼ : (教えてあげられもしないんだな。…『友人』なんて言いながら、何の力にもなれやしないのか。
スノウ : 家出にしては、よくやった方なんじゃないかしら(適当な言葉で繕いながら、溜息
ミカゼ : ……、、 ――いいや。
ミカゼ : …んな事無いよ。
スノウ : ……
ミカゼ : 俺は、スノウさんが何をやってんのか、良く知らないし、
ミカゼ : だから君を元気付けるような、気の利いた事も言えない。 …すげぇ悔しい。 …けど、
ミカゼ : ――スノウさんは、ずっと頑張ってたよ。
ミカゼ : (ギ、と音が鳴る。 スノウの枕元、ベッドに膝を付いた音
ミカゼ : ――っ(スノウの小さな体を、片腕で抱きすくめる
ミカゼ : っ君は! 
ミカゼ : ずっと、頑張ってるよ……!
スノウ : 、、
スノウ : ミ、カゼ……
スノウ : (腕の中で視線を上げて、両腕を回す
スノウ : (どうしても届かなくて、途中で服を掴んで
ミカゼ : ―…(ぎゅっとスノウを胸に抱きこむように
スノウ : 私は、 がんばって、、たの?
ミカゼ : ―あぁ、そうだよ。 外交なんて大人達の世界で、必死に立ち振る舞って。
ミカゼ : キアシスの前にはオクターンにも行ってて…、
ミカゼ : いつも目的があった。いつも何かを成そうと動いて、考えて、前を見据えてた。
ミカゼ : スノウさんはずっと、俺にとって、 ―――
スノウ : ……ッ、、(頭が痛む。 空白を掻き毟られているようだ
ミカゼ : ―――心から尊敬する『友人』だったよ。
スノウ : ――――、
スノウ : 友人……?
ミカゼ : ――… (そっと解放し、離れて
ミカゼ : …『恋人』じゃない。 多くを打ち明けられてもない。 …そんなに頼って貰えても、ない。
スノウ : …… ……
スノウ : …… ぇ……?
ミカゼ : ……だけど、大切な人だ。
スノウ : ぁ …… ぁ、あ  私、、勘違い、、、?
ミカゼ : …… 君が思ってたのとは、多分、違うんだけど……(片手で、いや両手で顔覆って
スノウ : ご、ごめん、なさい…… ミカゼ、さん。 私、てっきり……その……
ミカゼ : ……訂正出来なかったのはコッチだから、 ……ごめん。
ミカゼ : …………(なんだかどうしようもない感じになってきた事は解る。
スノウ : ぁ、はは……何、してたんでしょう、ね。私……
スノウ : 大切な友人まで迷惑かけて…
ミカゼ : ゃ、迷惑なんて事は!!
スノウ : 、失敗ばっかり。
ミカゼ : ……、、、
スノウ : 何なの……何なの、これは……
スノウ : もうイヤ……沢山よ……!
スノウ : 頑張ってるから……、だからって……何なの…、、
スノウ : 失敗したら同じよ。 頑張ってた”あの私”は傷付かなかったの…?
スノウ : なのに、あちこちから言いたいことばかり言って……!
スノウ : ッ、 どうして辛いのに続けなくちゃならないの……!?
スノウ : ”私”が、、そんなに強い人だったのなら、早く戻――ッ、、、痛……っ
ミカゼ : ……ッ 辛いなら止めたっていいよ! 逃げたって良い! 続けなくたって、…
スノウ : …ッ……、、 ぅ……
ミカゼ : ………、君が傷付く方が辛い。 ……(あぁ、でも、
ミカゼ : (俺の知る『スノウさん』は、きっと、止めてしまう方がもっと傷付くんじゃないかな。 ……なんて、
ミカゼ : (勝手な押し付けだ。 言える筈も無い。)…………
スノウ : ……、っ(額を抑え、汗が滲む
ミカゼ : ………(俺も、如何したら良いのかなんて、わかんねーよ。
ミカゼ : (大変な目に遭った友達の、力になりたいだけのハズなのに。
スノウ : 私、、わた、、、くし……私、、、は……
ミカゼ : (記憶が無いとか、小さくなってるとか、関係とか。……どう振舞えば良かったんだよ。嘘を吐き通せば?全て打ち明ければ?
ミカゼ : (―――全部正解なんて選べる訳無いだろ。
ミカゼ : ……、スノウ、さん?
スノウ : ……、、、
スノウ : ミカ、ゼさ…… 、、、
スノウ : ミカゼ、
スノウ : こ、 っち
スノウ : (頭が割れそうだ。 考えてもないのに考えてもない言葉が反芻する
スノウ : (空白である筈の部分でずっと何かが叩いてる。 確かな匂いと、音と、声が重なって聞こえる
ミカゼ : ―、ぉぃ? スノウさん?
スノウ :  (ミカゼの手を取ろうとして、そのまま粗雑に、胸元に倒れかかる
ミカゼ : っ!(胸で受け止め、両腕で抱き留める形
スノウ : (これで、いい この感触は 少し とても 落ち着く
スノウ : ――ミカゼ、様は 時折、困る、そう、、虫に似通う姿をなさる、のね。 そう、空の――
ミカゼ : ―― え、
スノウ : ――ミ、カゼが どうして空の庭に、、連れてきてくれたか……わかる、よ
スノウ : ――ああ、空で一番と輝くのは、、そう。 ……ただ……少し、、苦手ですけれど……ねえ、ミカゼ様――
スノウ : (熱い何かが。 奔流のようなソレが流れ込んでくる
スノウ : (おそらく、わたくしにとって大事なモノ
ミカゼ : ―――…、(え、 何 どういう事――
スノウ : ――ミカゼ、、一生懸命、、調べてくれたのよね また、、行きたい、なぁ――
スノウ : (それでも、『 』と言われてはっきりとした事が、私にもある。
スノウ : (それはきっと、ソレに負けないほど あつい。
スノウ : ミ、カゼ様(見上げる面影が、ブレて見える
ミカゼ : ―――!
スノウ : ――ミカゼ様は、、そう、結局看病してくださって……怪我してる癖に。
スノウ : ――だから、ミカゼは……帰り道も、飛竜も、ずっと手を繋いでくれて――
スノウ : ミカゼ様は、、『大切な――――
スノウ : ミカゼ。(幼い声色で呼んで
ミカゼ : ――、
スノウ : (鼻先に、細い前髪が触れる
ミカゼ : ………、、、(呆然と
スノウ : (唇に、やわい感触が重なる
ミカゼ : ――― (目見開いて
スノウ : (それは、やさしく、静かで、控えめで
スノウ : (そして 何処にも行くあてのない口付け
スノウ : ――(次の一息には、名残惜しそうに、けれどあっさりと離れて
ミカゼ : ―― ぇ、 は、、、ぇ ???(色々な事に頭が追い付かない
スノウ : ――『恋人』よ。 私に、とっては。
ミカゼ : ―――っ!(只でさえ赤い顔を更に真っ赤にして
スノウ : ――だから、”わたくし”には、秘密――(少し、悪い顔をする。自分へか、ミカゼへか。
スノウ : ミカゼ――……
スノウ : 『     。』
スノウ : (何かを囁いた気がして――
ミカゼ : ――( …… あぁ、そっか。 ――
スノウ : (瞬きをしたときには。
スノウさんが退室しました
スノウさんが入室しました
スノウ : (普段の、彼女が
スノウ : ―――――――。
ミカゼ : …………(そっと両腕を放し、スノウを解放する
スノウ : ミカゼ、様
スノウ : ミカゼ様……?(夢から覚めたように ぱちくりと
ミカゼ : ぅん。(声色は妙に落ち着いている
ミカゼ : …おかえり、スノウさん。
スノウ : ミカゼ、様  わたく、し(自分の手のひらを見て、次にミカゼを見て
スノウ : ただ、、、い  m(ミカゼを見ちゃって
スノウ : ―――――――!!!!(ズズズウウベシャアァァl!!っと引き下がる(ベッドだからそんなだけど
ミカゼ : 、、、、(ん~~~~となんとも言えない苦笑で目を瞑って
ミカゼ : スノウさん!
ミカゼ : 俺の事ブン殴ってくんねーかな!!
スノウ : ぁ、、、ぁ  ぁ…………!!(真っ赤に染まって
スノウ : な!! なんで!! ですの!?
ミカゼ : 色々……色々だよ! 何処まで覚えてるかとかわかんねぇけど、色々!!
スノウ : どっ  何処 って
スノウ : ぜ、全部覚えてますわ……!!(目を瞑って真っ赤に
ミカゼ : (――正直自己嫌悪がヤバイ。特に今さっきこそ。
スノウ : てっきり忘れると思って! それなら許されるかなとか!!(顔覆う
ミカゼ : (彼女には何一つ非が無いのに、八つ当たりめいた心境になった事。
ミカゼ : (下手打ったのは何もかも俺の甲斐性の問題じゃねぇかよ…!!(こっちはこっちで内心もんどり打ち
ミカゼ : あの!?スノウさん!!?(そして色々聞いてしまって赤面カムバック
スノウ : ちょっとカッコつけても良いかなとか思ってしまったばっかりに……!!(大失策に真っ赤で顔覆って悶てる
ミカゼ : 結果的に全部筒抜けてるんですけどぉ……!!(悶
スノウ : 大抵分岐して上塗りではくて!? 何で丸々上乗せですの…!!?
ミカゼ : で、でも! 記憶! 戻ったんだな!? 何か色々ありすぎて追っつかないけど…!
スノウ : ぅぅ、う…!!(色々耐えられなくてシーツ被る
ミカゼ : ……、、、(ょょょとベッドから離れ、見舞い用の椅子に落ち着く。(ちょーど後ろにあった
スノウ : き、記憶……思い出なら、、戻った筈……ですわ……!(シーツ獅子舞から声
ミカゼ : …そっか。 それは、良かった……(まだなんかシュワってる
スノウ : ……、ッ…、ミカゼ様……
ミカゼ : …ん、うん。 何?
スノウ : そ、その……ごめんな、さい……私……!
スノウ : な、何もかも早とちりして…!!(悶えるシーツワーム
ミカゼ : ぁ、いや、……いや!(強めに
ミカゼ : ホンット全部俺が悪かったから…!!(両手合わせて
ミカゼ : …ああいう状態だったスノウさんと違って、…俺は分かってたんだから、早めに伝えるべきだったよな。
スノウ : い、言えたら言ってますわよ…!
スノウ : ……、、(かぶったシーツから僅かに表情覗かせて
ミカゼ : ……えぇと、……下手打ったのは俺だから、(片手でぐしゃっと顔覆って俯いて
ミカゼ : スノウさんは、何も気に病まなくていいからさ……! っても難しいだろうけど…!
スノウ : そ、それで自らを殴れと……!?
ミカゼ : そうだよ…!!
スノウ : ど、どうして…!
ミカゼ : 如何してって、、何かもーずるいじゃん!?
ミカゼ : 勘違いしてるの知ってて放っとくし…、如何して良いのかわかんなくて態度ぐちゃぐちゃだしさぁ…!
スノウ : それはっ……!
ミカゼ : ……俺がもっとしっかりした大人だったら、こーゆー時もちゃんと出来たのかもしんねぇけど。
ミカゼ : 何かもー… 全然上手く…!
スノウ : っ……そこに悪気など、微塵も無かったのでしょう……!?
スノウ : か、勘違いしたわたくしに合わせて頂いたのも!
ミカゼ : っそれは―…!(言葉に詰まり
スノウ : スカイロードへ連れて下さったのも!
ミカゼ : (脳裏に蘇るホワイトデーの思い出―― 脳裏に蘇る ギルティ!
ミカゼ : …、、(微塵も無かったかっていうと………(汗だらだら
ミカゼ : (――急激に自覚する。 なんであの時そうしたのか。今更の様にくっきりと。
ミカゼ : (―― 『満更でも無かったから』 だろ、 コレ
ミカゼ :  っ  ぁぁぁ~~~!!(急に両手で頭抱える スノウが喋ってる途中だってのに
スノウ : ミ、ミカゼ、、様……!?
ミカゼ : や、、、やっぱり俺の事殴ってくれ!!
ミカゼ : スノウさんの気が晴れるかはしょーじきわかんねぇけど…! 俺が俺を許せねぇ!!
スノウ : ……、、、(なんか複雑そうな顔して
スノウ : ミカゼ様……ひょっとして……騙した、、だとか 美味しい思いをした……とか……
スノウ : そういう、罪悪感をお抱えですの………?(じと目気味に
ミカゼ : 、、、(目線にたじっとして
ミカゼ : ……。 そーゆー、系列…(実際はもう一枚悪質。…と彼は認識している
スノウ : …………。
スノウ : (考える。 騙された気も、美味しい思いをさせた気も毛頭ない。寧ろあれこれとしてもらった側だ。
スノウ : (けれど、それを彼は許さないのだろう。 行いのやりどころを失ってしまった故に
スノウ : ……それ、わたくしが叩いて、解決しますの……?
ミカゼ : ……、、、。
スノウ : …………、、
ミカゼ : …そう言われると…。 けど、しょーじき何回殴られても足りないよーな気が…
スノウ : (身を乗り出し、ベッドに腰掛ける形に
スノウ : (そしてポンポン――いやバンバン!とベッドを叩く 隣に座れと言ってるらしい
ミカゼ : してるんデスヨ……ネ ?(スノウを見て …!?
ミカゼ : 、、
ミカゼ : は、はい。(謎の圧を感じて素直に従う
スノウ : ……(隣り合って
スノウ : ……わ、わたくしだって、、わかりません。
スノウ : もし正解があるのなら、飛び付いてでもその通りにしますわ。
ミカゼ : ……、
ミカゼ : …うん。そー、だよなぁ。
スノウ : ……わたくしが下手なことすると、ミカゼ様が傷付くのかも知れません。
スノウ : ……ミカゼ様のことだから。 いっそ消えてしまいたい、と思っているのではなくて?(視線は逸らすが、言葉は真っ直ぐに
ミカゼ : 、、、……顔向けできねーなぁ、とは。
スノウ : 、、、……それはわたくしも一緒、よ。
スノウ : ……でも、だからといって……
スノウ : (空へ、登る途中の事を思い出す――
スノウ : (あの横顔を。あの虚しさを。 どうして埋めたら良いのだろう。 きっと何者でも埋められない寂しさを。
スノウ : ……ミカゼ様。 貴方の微笑みは、とても優しいけれど、でも、とても危なくも見えるわ。
ミカゼ : …、え?(は、と
スノウ : そうよ。頼ってないのは、ミカゼ様の方よ?
スノウ : 抱え込んで、先を見てるのに、明日を見てないフリして、
スノウ : そのためなら、そのまま燃え尽きてしまってもいいと思っているのでしょう…?
ミカゼ : …、そー、なのかな。
ミカゼ : 俺はそんな大層な奴じゃ、無い、と思うけど…、(半分本気で自覚が無い。だが、薄らと思い出すものがある。
スノウ : ……そんなの、ダメよ。
ミカゼ : (管制塔の―周囲の優しい人達が向ける目線。 単なる親心とはどこか異質な、遠慮がちで、緊張感のある心配。
ミカゼ : …ぇっと、俺、(ポツリと
スノウ : ……
ミカゼ : ……そんなに危なっかしく見える?(そんな人達に問う事の出来なかった疑問を口にする
スノウ : ………
スノウ : (無骨な、傷や跡が滲む彼の手に、白い手がそっと重なる
ミカゼ : ―、、(ややビクッとして
スノウ : 時折、ですわね(視線は何となく下に、言葉は柔らかく
ミカゼ : そ。 そっかぁ。…そーなんだなぁ。
スノウ : ……いざという時、最初から自分を頭数に置いてないでしょう?
ミカゼ : ん~…(考える)そーゆー時が来てみねぇ事には。でも、
ミカゼ : 目指してるのは、航空管制官なんだし、…そーゆー心構えでいるモンなんじゃ…(考えながら喋っている
スノウ : ……わたくしは、きちんと生きて帰ってきて欲しいと、思いますけれど。
ミカゼ : ……ぅん。 それは、確かにそーだ。(自分も、そうして置いていかれた身。…だった筈だ。
スノウ : ……ええ。それに、ミカゼ様にも、あのような顔をさせたくありませんわ。
ミカゼ : 、、(はっとスノウの方を向いて
スノウ : (照れくさくてちゃんと見上げられないが、代わりに重ねた手を握る
スノウ : だから、抱え込まないで、ミカゼ様。
スノウ : 今回のことだって、少し……ドジはありましたけれど……わたくしとミカゼ様二人の事よ。
ミカゼ : ……(重ねられた手に視線を落とす じんわりとぬくみが伝わってくる
スノウ : どちらかだけなんてイヤ、よ。
ミカゼ : ――。
スノウ : もし、ミカゼ様が辛くなったら、何が何でも飛んでいって、側に居るわ。
スノウ : ミカゼ様がしてくれたみたいに、ね、ミカゼ様?
スノウ : ――話が飛び飛びですわね。 もう少し、考えて話すべきだったかも知れませんわ(自嘲気味に
スノウ : (確かに。今の話のようで、もっと違う、何かの話のようでもあり――
ミカゼ : ――。 うぅん。 ………(短い返事の後、やや沈黙
ミカゼ : すげー、嬉しい。 ……ありがとう。
ミカゼ : ――好きです。
スノウ : ええ、それなら良かっ――
ミカゼ : ……、、、、(視線は前を向いたまま じわじわ耳まで真っ赤になってくる
スノウ :    、
ミカゼ : 自覚したの、、つい今しがた… なんだけど…!(スノウの反応を待てない青二才
スノウ : ぇ、な、  ぇ……!?
ミカゼ : 勘違いとか、記憶喪失とか、そんなんでとかずるいじゃんってさ、ちゃんと好きになって貰ってからって、、でも! 
ミカゼ : 、(重なった手を動かし、逆にこちらから重ねる形に
スノウ : ぃ、い、(今言うのは――)ズルい!(ですわ!?
ミカゼ : (ズルい!?)す、スノウさんだってズルいよ!(ぎゅっ目瞑ってぎゅっと手握って
スノウ : っっ!!(握られ心拍数グーン!
スノウ : ゎ、わたくしは正々堂々としてまして、よ……!?(見上げて
ミカゼ : い、言われてみたらそーだけど!俺的にズルいっていうか…!(隣向いて
ミカゼ : す、 好きになるよこんなん!!
スノウ : ィひっ!?(クリティカルして真っ赤っ赤!
ミカゼ : (こっちも既に超真っ赤だ!)…スノウさん!
スノウ : ひゃ、ふぁ! はい!
ミカゼ : 俺と付き合ってください!!
スノウ : ―――〜〜〜!!(下唇噛んで
スノウ : ふ、ふつつかものですが……
ミカゼ : ―!
スノウ : (ゆっくり一度だけ頷く
ミカゼ : ― ぇ、ぇっ、と、…、(何やらワタワタして
ミカゼ : …… よろしく、お願い、します。(真っ赤な顔のまま、こくりと頭を下げて
スノウ : …、、
スノウ : こ、こちらこそ……お願い、します。(同じく
ミカゼ : ………ぅん。
ミカゼ : (二人して真っ赤で押し黙って俯いている なんともまあな構図
スノウ : ……、
ミカゼ : ……。
スノウ : ぁ、あの、!
ミカゼ : 、! う、うん!?
スノウ : …そ、それで……わたくしどうしたら…!?
ミカゼ : ……え!(思ってもみなかった
ミカゼ : ……ど、どう… どーっていうと…
ミカゼ : ……(なんとなく手だけ重ねたまま
スノウ : ………、!(どうもこうも無いのに、妙な質問をしてしまった感
ミカゼ : ……(そう聞かれると、付き合うって何するんだろう…という沼にハマってくる
スノウ : ……一緒に喫茶や食事に行ったり……?(※行った
ミカゼ : ……メッセで連絡取ったり……?(※取ってる
スノウ : ……たまに遠出して、その、デ、デートみたいな……?(※した
ミカゼ : ……、……。
ミカゼ : 手……(※繋いでる
スノウ : ……、……!
ミカゼ : ……、……、、
スノウ : き………
スノウ : 十二分ではなくて!?(グルグル目
ミカゼ : ……た、確かに!!(グルグルトンボ眼(※気分
ミカゼ : 急ぐこたないよな!てかもー色々やってんじゃん!?(グルグル
スノウ : ええ、ええ…!
スノウ : えっ、ひっ複眼――!?(※多分気のせい
ミカゼ : ッへ ウソ!?(ガガーン!
ミカゼ : (この感じ――付き合う前の方がよほどスマートだったのでは!?(ナレーション
スノウ : そ、そんな!ことは!(謎返事しつつゼェハァ
スノウ : …………、
ミカゼ : ……ま、まあ、
ミカゼ : ゆっくりやってこ。(困ったように眉を下げた、いつもの笑い方で
スノウ : ……、ッふ(釣られて感極まったのか、笑みを零して
スノウ : ッフフ、そう、そうね。 その通りですわね(やわく微笑んで
スノウ : (自然と額が近付いて――
スノウ : (おでこ同士が、コツンと
スノウ : よろしく、ミカゼ様。
ミカゼ : ――、 うん。(額をくっつけ合って
ミカゼ : コッチこそよろしく、スノウさん。(小さく照れ笑い
スノウ : (同じく照れと幸せを含んだ微笑みで返して
スノウ : ――――――――
スノウさんが退室しました
ミカゼさんが退室しました