縁故に [ミヅハ アザレア カルク]

ミヅハさんが入室しました
ミヅハ : (チリーンと入店
ミヅハ : あれ……、なんか工事してるね。(そこらへんの席に着席
ミヅハ : …………。(いつものように歴史を感じる厚い本を広げて読みながら何やら手元のノートに書いている
ミヅハ : (昼下がりのEM。天候は雨模様。
ミヅハ : ………
ミヅハ : (あれこれ読みながらも思うように捗らないのは、
ミヅハ : (違和感を感じるニュースがあったためだ。
ミヅハ : (……自殺なんて、ありえない…。
???さんが入室しました
??? : (黒塗りの魔導式リムジン。VIP専用車が喫茶の前を通りかかる
??? : 「ここで止めて頂戴。」
ミヅハ : ……あれ、何だろ。(ふと窓の外を見ると見慣れない豪華な車が停車している。
??? : (運転手がドアを開けるとドレスワンピのお嬢様が出てくる
??? : 「ふぅん。お兄様が言っていた以上に辺鄙で殺風景ね。」
??? : 「お父様があの子を充てるはずだわ。」
??? : (降りしきる雨の中、薄い風の膜が傘がわりになっており、彼女は飛沫一つ濡れない
??? : (1、2言を運転手伝えると 彼女を残して専用車は走り出す
??? : 「……全く。 どうしてワタクシが。」
??? : (朱色の髪に、一房だけ白髪。 ――アザレア・カレイドローズ、来訪。
???さんが退室しました
アザレアさんが入室しました
ミヅハ : あ…誰か、出てきた。
アザレア : (チリン、と戸が開き入店
ミヅハ : (あれ、あの人って。
カルクさんが入室しました
カルク : いらっしゃいませ。(入口に歩いてきて出迎える店員
カルク : お席はカウンターとテーブル、どちらになさいますか?
アザレア : テーブルで。 ご案内くださるかしら。
カルク : こちらへどうぞ。(踵を返し案内 窓際のテーブル席 ミヅハとはほどほどに離れている
アザレア : (ヒールを鳴らし席へ
ミヅハ : (わわ、挨拶するべきかな……?
カルク : ご注文は此方のI★PADか、店員に直接お声かけください。 (一礼し
アザレア : そう。ならお茶を頂戴。柄は――(高級なダージリンの柄を伝えて
カルク : 畏まりました。少々お待ちください。(此処はエンドレス系列。無いって事はないのだ。
カルク : (カウンター側に回り、紅茶の準備に掛かる
ミヅハ : (とりあえず本で顔を隠しつつ、こっそりと様子を伺う
ミヅハ : (チラチラ
アザレア : …(PADを一瞥するが興味なさそうに視線を戻す
アザレア : …ここが噂の喫茶、ね。 俄然そうは見えないけれど。(呟く
カルク : (ティーサーバーとカップを温め…茶葉を用意し…
カルク : (…等もろもろの行程を経た後、アザレアの元に紅茶を運ぶ)お待たせ致しました。
アザレア : (彼の作法やカップの運びは丁寧なものだった……が、尽くされ慣れしている彼女は気に留めない様子。
ミヅハ : ……。
アザレア : ええ、いただくわ。(優雅に微笑んで礼を返す
カルク : (一礼し、再び少し離れた場所に控える
アザレア : (香りを堪能し、口をつける
ミヅハ : (わ、きれい。(優雅な笑みを見て
ミヅハ : (……、でもわざわざ挨拶しなくても…、いいよね。
ミヅハ : (そう自分に言い聞かせながら読書に戻っていこうとする
アザレア : ……(〝家〝と同じか、それ以上の味わいに内心驚くも表情には出さず――
アザレア : ……。 そこな貴方。 訊きたいのだけれど。
ミヅハ : (目をぱちくり
ミヅハ : (……そこの貴方って聞こえた気がしたけど、店員さんのことだよね…。(カルクを見ながら
アザレア : (カップを置き、時折送られる視線の元に目線を。
カルク : …リュミナ先生。(少し近づきミヅハに小声で声掛けし、目線でアザレアを指す
ミヅハ : ……ああ、カルクくん。ぼんやりして気づかなかった。どうしたの。(小声で
カルク : (目線でアザレアを指す
ミヅハ : ああ。アザレア=カレイドローズさん、だったよね……。(小声で
ミヅハ : どうしたの ?
アザレア : 聞こえているはずですけれど?(片目をつぶった怪訝そうな表情は、ミヅハを向いている
ミヅハ : ……。これは失礼しました。
ミヅハ : (やっぱり私だった……。
ミヅハ : どうかされましたか…?
アザレア : 此処は かのセントラルと系列を成す、曰くの場所だと伺っておりますの。
カルク : (再び少し離れて待機
アザレア : 貴方、何かご存知?
ミヅハ : セントラル……EBのことですね。
ミヅハ : 似てるところもありますが…、おそらく別系列なのかな…と。
ミヅハ : (考えながら一言一言選んでいく。
ミヅハ : ……ここには血気盛んな人も少ないですし。
アザレア : 勿論、あちら<セントラル>のような野蛮人がここ<キアシス>に居るとは考えづらいものね。
ミヅハ : ………。
アザレア : この近辺…いえ、ここで頻出している事件はご存知よね?
ミヅハ : ……、ええ。話には。
アザレア : ワタクシも紙面や人伝いに話こそ聞きましたけど、現地の貴方ならより詳しくご存知かと思いまして。
ミヅハ : そうですね…私は遭遇したことはないので何ともですが…、(カルクを見やりながら
ミヅハ : (もちろん遭遇しないに越したことはないけどね。
アザレア : あらそうなの。 それは失礼したわね(言って、カップを一口
カルク : …確かに襲撃事件と言われるものは頻発していますね。 お蔭様で現在修復中ですし。
アザレア : そう。……随分な状況と見ていたら、単なる改修ではないのね。
アザレア : 紙面<メディア>以上の情報はあるのかしら?
アザレア : 当該者や、記録があるとか。
カルク : 戦闘記録ならば。動画と紙面の2種ありますね。
ミヅハ : ……(カルクを頼もしげに見ている
アザレア : 動画……そちらが良いわね。見せてくださる?
カルク : 畏まりました。(空きテーブルからPADをひょいと取り、手早く操作
カルク : こちらが一覧になりますね。(アザレアの前にPADを置く。小見出しと共にサムネイルが幾つも表示される画面。
アザレア : 直近の記録で2、3件流せるかしら?(優雅に茶を嗜みつつ……一切操作に手を出さない……!
カルク : はい。(操作し動画再生。一番最近の――「道化」襲撃から。途中で爆散して止まるヤツだ
アザレア : (鑑賞開始――し早速目を細めたのは、細剣で応戦するそれが映ったからだ
ミヅハ : (こっそりとミヅハも動画の様子を伺っている
アザレア : ……(爆砕するまでなので割と早い。続いて動画が流れ――
カルク : …。(黙って操作し、動画を流し続ける
アザレア : ……もう結構よ。止めて頂戴。(ちょうど影なる英雄との襲撃が終わったところだ。
カルク : (画面をタッチし、再生終了。
アザレア : 無様ね。(冷たく辟易と
カルク : …。(PADを元の場所に戻し)
カルク : 相手は襲撃者<レイダー>ですから。(短く
ミヅハ : ………(初めてロレの役割たちを目に考え込んでいる。
ミヅハ : (魔力で作られた生命体…?何か、実際の人間よりももっと不確かな。
ミヅハ : (でも、一体誰が何のためにそんなことを……。
アザレア : ええそう。だからこそ荷が重いわ。
アザレア : あの子には模擬戦がお似合いね……(飲み干したカップを置き
アザレア : このレベルの襲撃や事件が茶飯事で?
カルク : …そうですね。最近は特に頻繁です。
カルク : …お客様のお知り合いの方でしょうか。 心配で?
アザレア : ええ。赤毛の娘が居たでしょう。 ワタクシの妹よ。
アザレア : …このレベルが頻繁となるとただ事ではないわ。
カルク : ご身内の方でしたか。(ここ最近頻繁に訪れるようになったと記憶している。
アザレア : ええ。不出来な愚妹がご迷惑でもおかけしているのではなくて?
ミヅハ : ……。(ふと時計を見るとそろそろ出発の時間だ。
ミヅハ : …(動画の続きは気になるが…、こっそりと代金を払い店を後にするミヅハだった
ミヅハさんが退室しました
カルク : (目線と一礼で見送り
カルク : いえ、そのような事は。良く利用して頂いていますよ。
アザレア : あらそう。 不幸中の幸いね。
アザレア : (淡々と喋る。身内より家柄の心配なのは明らかであるが。
アザレア : あの子は……。 センスがないから。
カルク : …。 …
カルク : …(何も言わない。やや思う所のあるような沈黙ではあるが
アザレア : さて。そうと決まればお父様に報告ね(席を立つ
アザレア : (いつの間にか再び表に止まったリムジンから運転手。 入店してきて支払いする様子。
カルク : (レジまで歩き、お会計処理
アザレア : また来ますわ。 貴方、お茶の味は確かでしてよ。
カルク : お褒めに預かり光栄です。ありがとうございました。(瞑目してぺこりと
アザレア : (ヒールを鳴らし、表に出て行く ――小雨が続くが風の膜で当然のように濡れず
アザレア : (暫しして、リムジンが走り去る。
アザレアさんが退室しました
カルク : …(目線で見送り
カルク : (「荷が重い」「センスが無いから」 ――…か。
カルク : (…思う事はどうしてもあるが、良く知る人間でも無し。店員という立場もあるし口を出す事では無いだろう。
カルク : ……(大小種別はあれど、きっとそれは、何処の家にも、何処のきょうだいにもある事だ。
カルク : (空いたティーセットのトレイを持って厨房に戻っていく
カルクさんが退室しました