パズルを埋めるように [ウツセ 夕陽 ディッセ シエル]

ウツセさんが入室しました
ウツセ : (––––時はしばらく前に遡る。
ウツセ : (丑三つ刻のキアシス。
ウツセ : (自動人形・ベルメール戦の跡地。
ウツセ : ………、 
ウツセ : 魔力の痕跡を辿ってきたら……、
ウツセ : どうやらこいつはビンゴ、っスね……。
ウツセ : (手袋をはめ、ベルメールの残骸を慎重に調査していく。
ウツセ : ……やっぱり、グリアスじじい絡みの話っスか。……、趣味が悪いっス。
ウツセ : (この自動人形の製造方式は、数十年前に発生した不可解な事故と合致する。
ウツセ : (事件性はなかったとして、早々に処理されたが、
ウツセ : (製造責任者が魔術あるいは政治により、裏で握りつぶした可能性が高い。
ウツセ : (その製造責任者こそが、かの魔導師グリアスだった。
ウツセ : ……、いよっと。
ウツセ : (体勢を変え、しゃがみこみ、自動人形ベルメールの残骸に手をかざす。
ウツセ : –––––解響……。
ウツセ : (魔力を「思い」として見なし、そこに存在する「思い」をたどり、再現していく。
ウツセ : (解呪の技能を応用した残留思念のリーディング。
ウツセ : (映し出されるピントの外れた、ぼやけたイメージの流れのなかで、徐々にある光景が浮かび上がっていく。
ウツセ : ………、
ウツセ : ………オニール、っすか。
ウツセ : しかし、単身で乗り込むのはさすがに危険っスね。
ウツセ : (魔導無線によって、何者かに個人連絡する。
ウツセ : ……あー、もしもし。こちらウツセっす。
ウツセ : ……これから単身で乗り込むっスが、応援人員をお願いしたいっす。……かなりヤバそうっすね。
ウツセ : (一通り状況説明を終え、行き先を伝える。
ウツセ : ……場所は–––––––––。
ウツセ : (そして、妨害に合わず無事に無線連絡を終えた。
ウツセ : ………。
ウツセ : (ごおお、と強い風が吹いている。
ウツセ : ………嫌な予感がするっすね。
ウツセ : (嫌な予感、とはグリアスに関することではない。
ウツセ : (夕陽が身も声帯も思うように動かないにも関わらず、必死でアルバの安否の調査を請う光景が脳裏に浮かぶ。
ウツセ : (それとともに、ここでグリアスとアルバの関係性を考慮すると、ピンとくるものがあった。刑事の直感だ。
ウツセ : これはアルバの奴……、
ウツセ : もう、クロなんじゃないっすか……。
ウツセ : ………
ウツセ : ––––まぁ、自分には関係のないことっス。
ウツセ : …………
ウツセ : (そして、オニールの僻地に存在する研究施設へと向かうウツセだった。
ウツセさんが退室しました
夕陽さんが入室しました
夕陽 : (深夜、誰もいない病室に一人。
夕陽 : (当然眠ることなどできない。
夕陽 : (夕陽はいまだ十分に体は動かず、ベッドに横たわっているが……、
夕陽 : (ひたすら何かを願っているようだ。
夕陽 : …………、…。
夕陽 : (忘れていたはずだった、夕陽が育った件の児童保護施設の光景が今になっていくつも思い浮かぶ。
夕陽 : ア……ルバ……、…ど……うか無事でい……て…………。
夕陽さんが退室しました

 

 

ディッセさんが入室しました
ディッセ : (――キアシスより南下すること○○キロ。
ディッセ : (キットルカーリットへ繋がる路盤の先に、隠れた脇道がある。
ディッセ : (抜ければカリーナへの近道らしいが……物好きなキャラバンでも無い限り、誰も通らない
ディッセ : (生い茂る森林が陽を妨げ、そこは昼夜問わず薄暗い。
ディッセ : (誰かが言った、暗い森の庭には、行ってはいけないよ、と――
ディッセ : (ここはその、入口付近。
ディッセ : ――、ふぅ、 こんな、ところか。
ディッセ : (立ち上がる。足元には街灯……キアシスから続く街道の、脇道も脇道の最末端。
ディッセ : (街灯の基盤ボックスが空けられており、中の術式回路へと、手前で用意した端末がケーブルを通して繋がっている
ディッセ : 業者ではないんだがな。……これで繋がれば良いが。
ディッセ : 浮灯呪文<ホタル>、オフ――(作業用の明かりが消え
ディッセ : 術式回路起動・照合<リジェネレクト・リンク>、(代わりに端末の液晶が魔力を帯びて、光る
シエル(ミニ)さんが入室しました
シエル(ミニ) : (ぽぽぽぽーんと映し出されるゆるキャラ。…いつもより更に小さいが。
シエル(ミニ) : 「あー、テステス」
ディッセ : 感度良好……ふむ。 ひとまずは、成功か。
シエル(ミニ) : 「よしよし、聞こえてるみたいだね。」(画面内で手をフリフリ
ディッセ : ああ――(ここに来るまでダミー含めて○人の伝言を介してようやく辿り着いた――)
ディッセ : 随分と。丁寧なお誘いを受けた訳だが。
シエル(ミニ) : 「あぁ、随分手間を掛けさせたね。ひとまずアリガト。」
ディッセ : 仔細無い。 しかし、そうだな…… それほどか。
シエル(ミニ) : 「うん。 …大凡勘付いてるんだね。」
シエル(ミニ) : 「今のキアシスは”そういう”状態。 本来末端の防災マスコットが、こんな指揮めいた真似をするコトになるくらいにはね。」
ディッセ : そうか……。
ディッセ : ひとまず、話を伺おうか。 俺の手土産もある(役に立つはずだ、と続けて――
シエル(ミニ) : 「そうだね。ハナシは遡って――」(これまでに起こった事、判明した事をディッセに説明
ディッセ : ――――――――
シエル(ミニ) : 「――… という運びになった、今、なう。 キミにも協力を仰ぎたい。」
ディッセ : ――ふむ。(重々しげに
ディッセ : つまりは、こうか?(自ら整理も兼ねて
ディッセ : 件の連続事件はいずれも根では繋がっている可能性があり――
ディッセ : 市民は人知れず、自覚もなく洗脳されつつある中で――
ディッセ : ようやく掴んだ尻尾が……未だ燻るあの街だと。(南東の方を見遣る――その先にあるのは蒸都オニール・シティ
ディッセ : 初耳だったな、それは。 掴んだのは、魔導警察か………。(以前遭遇した記憶を思い起こす
シエル(ミニ) : 「うん。熱心で優秀な刑事がいてね。」
ディッセ : …………。
シエル(ミニ) : 「とりわけ今回の調査には力を入れてたみたい。何かあったのか… …どしたの?」
ディッセ : …いや何。以前喫茶で会ったからな。 思い出していただけだ。
ディッセ : …ともあれ、だ。 その熱心な刑事を含む少数精鋭で向かう運びになっているが――
ディッセ : 八首の一人、山吹夏凛が先だって姿を消した、と。
シエル(ミニ) : 「…… え?」
シエル(ミニ) : 「チョット待ってさっきこそ会ったんだけど。 …まさかあれからすぐ?」
ディッセ : ……消息不明で、疑惑の渦中である男の弟子、か。
ディッセ : ……なるほど。 やられたな……(フード越しだが、顰めているのが判る
ディッセ : ……シエル。今度は俺の情報を出そう。 いわゆる、”ガワ”の話だ。
シエル(ミニ) : 「――」(ああくっそ…余計な事言うんじゃなかった。もう少し冷静に……
シエル(ミニ) : 「― お、何々。」(パッと切り替えて
ディッセ : 鳥瞰投影<マッピング>――思念共有<シェアード>。
ディッセ : (シエル側に、キアシスを中心とした地図が共有される
シエル(ミニ) : 「―――」
ディッセ : 洗脳された者達と云ったな。 ああ。そうだ。 それは、俺も見ている。
シエル(ミニ) : 「すご。便利なの持ってるね」
ディッセ : 職業柄どうしてもな。(闘術以外ばかり身に付くものだ
ディッセ : この……夢遊の徘徊者達だが。 いくつかの指示に基づいて行動している。
ディッセ : ……と、俺は見ている。(あくまで、と念を押す
シエル(ミニ) : 「…報告例が異様なまでに少ないんだよね。」(映し出された地図を眺めながら
シエル(ミニ) : 「勘付いた者を芋蔓式に洗脳に掛ける…そういう指示が出されている、のかも。」
ディッセ : …敏いな。 ああ、俺もそう見ている。
ディッセ : いくつか試したが……近付く、話しかける、後を追う。これらはダメだ。
ディッセ : 概念的だが、真相を追う、といった行いに反応するようだ(骨が折れる、と溜息
シエル(ミニ) : 「なんだそのざっくりした定義…。抜け道見つけるのも難しそうだね。」
ディッセ : ざっくりなりにやり方もある。 見て欲しい――(共有地図に、赤い点がいくつも浮かび上がってくる
シエル(ミニ) : 「…ン」
ディッセ : (その数、30――いや、どんどん増え続けて50や60はあろうかといういくつもの点。
ディッセ : (それらは蛇行、あるいは迂回しながらも、それとなくキアシスより北上しているのが判る
ディッセ : 何せ後を追うと洗脳、行き先を聞いても洗脳、挙げ句怪しいポイントで眺めていても洗脳だからな。
ディッセ : その赤いポイントは、洗脳されたと思われるキアシス民と接触した場所だ。
ディッセ : (北上に尾を引いている点も多い。かなりの数を尾行したということか。
シエル(ミニ) : 「……はー」(感心してソレを見て
ディッセ : ざっくりだが。
ディッセ : この方角はラプレイン側だ。 ただし随分とブレも大きい。
シエル(ミニ) : 「北…になにかあるってコトか。」
ディッセ : ここと同じような不可侵の森があるな…… ラプレインに往くなら迂回の街道を通るハズだが
ディッセ : まぁ、これだけの数だ。…俺が付けただけでもな。 実際は倍か、それ以上の人数だ。
ディッセ : 確定はできないが、北側、というおおよそは推察できる。
シエル(ミニ) : 「…ナルホドね。」(はぁ、と溜息混じりに
ディッセ : ……シエル。 つまりオニールとは――
ディッセ : (地図が広域化し――オニールシティ方面を移す。 それは、キアシスのおおよそ南側である
シエル(ミニ) : 「……正反対の方角だなぁ。」
ディッセ : …ああ。(挟撃、分散……いずれの方法を取るにしても、最もオーソドックスで、最も強力な戦略配置である。
ディッセ : シエル。 黒幕がいるかもしれない、と言ったな?
シエル(ミニ) : 「あぁ。」
ディッセ : だとすると、そいつは”恐ろしく切れ者”だぞ。
ディッセ : 用意周到を知っている。 戦とは、事前に雌雄が決することを知っている。
ディッセ : そして何より、人心の掌握に恐ろしく長け――
ディッセ : そして誰よりも……人心を厭わない者だ。
シエル(ミニ) : 「―――……」
ディッセ : ……ここまで来ると、あらゆる偶然が、俄然怪しくなってくる。
ディッセ : 八首トップクラスの実力者、夕陽が倒れたのは何故だ? 何故そうも容易く倒せた?
ディッセ : 何故、研究所がキアシスから遠くに存在する?
ディッセ : ……俺も、山吹夏凛の英雄譚は聞いている。
ディッセ : その規格外を成し得る夏凛がオニールに飛び出したのは、偶然か?
シエル(ミニ) : 「…彼女をキアシスから隔離した。そう言いたいの?」
ディッセ : 偶然だとは、思いたいがな。 これが仕組まれていた事と思えば、寒気を覚える。
ディッセ : ともすれば、1年や2年の計画ではない。 恐ろしく前から、慎重に、しかし確実に
ディッセ : 我々の知覚の外より、事態が重く深く進んでいたのかも知れない、と思うとな。
シエル(ミニ) : 「………」
ディッセ : …無論、思い込みで行動は出来ないがな。 あくまで推理の一つだが……
ディッセ : 手土産はそんなところだ。 概ねそちらでも把握済みだったからな……(ふむ、と思案気味に
シエル(ミニ) : 「…否、ありがとう。…随分と大きな情報だった。」
シエル(ミニ) : 「てか有能すぎ。コレ片付いたら防災課で働かない?」(軽ーい調子で
ディッセ : ありがたい話だが。(柔らかに。
シエル(ミニ) : 「助かるんだけどなー」(返答はわかっていたようで
ディッセ : ……。 これは、受け売りだが(そんなシエルを見て
ディッセ : 物事を成すには……時には立ち位置というのが、実に肝要だ。
シエル(ミニ) : 「…」
ディッセ : 魔導警察も、八首もしてやられているのかもしれない。
ディッセ : だが、そうではない者達もいる。(液晶画面を、見遣って
ディッセ : それは、あるいは爪弾き者、変わり者、一匹狼、異端児かも知れないが……実は違う。
ディッセ : 組織が組織たるアキレス腱となるならば、それらは最大の矛になり得る。
ディッセ : 俺が特別有能なわけではない。 どの組織にも属さない……その立場だからこそ、やれたんだ。
ディッセ : それは、シエル。 お前も一緒だと思っているが。
ディッセ : 目的は、八首も、警察も、お前も、俺も同じだが…
ディッセ : ……他と違う何かが、今回首の皮を繋いでいる。 そうだろう?
シエル(ミニ) : 「………」
シエル(ミニ) : 「…… ン。そーだね。実際に虹咲達は洗脳を逃れて、敵の本拠地に攻め入る所までは、来てる。」
シエル(ミニ) : 「…ソコはちゃんと、自分達を評価しないとね。」
ディッセ : ああ。天狗になるつもりはないが、そうだな……
ディッセ : 何、俺も市街の遺跡が封印されたら、街や組織に泣き付くさ(肩を竦める
シエル(ミニ) : 「ああ。イイ感じに使ってくれると僥倖。」
ディッセ : …ああ。(やわく返し
ディッセ : …さて。 発破は掛けたが状況に不利は違いないな。
シエル(ミニ) : 「ま、目の前のコト一つ一つ、やってくしかないかな…」
ディッセ : ああ。 そうだな…… ここまでの計画だ。南北どちらかがブラフというのも考えづらい。
ディッセ : 俺はこのまま南下し、オニールに向かおう。
シエル(ミニ) : 「うん。…ヨロシク頼むよ」
ディッセ : さて山吹夏凛がキアシスを出て……それなりに経っているな。 …上手く運べるかは運次第だが探してみよう。
シエル(ミニ) : 「虹咲は街の警戒を続けるよ。北の調査も進める。」
ディッセ : そうだな…… 北は任せよう。 下手に近付くとゲーム・オーバーだ。気をつけてくれ。
ディッセ : ……いや、、 その体なら、、、影響を受けないのか。(なるほど、と見直して
シエル(ミニ) : 「そゆコト」(フフン(無表情
シエル(ミニ) : (まぁ、『虹咲シエルが勘付いた』とバレると危険故、思い切った行動は取れないのだが…
ディッセ : なるほど。 ……俺も草の根活動する前に早く頼ればよかったな。
シエル(ミニ) : 「誰が味方かもわからない状態なんだから無理も無い。」
ディッセ : 確かにな。(瞑目し うむ、と
シエル(ミニ) : 「…まー、信頼できるヒトが見つかって良かったよ」
シエル(ミニ) : 「”眩病の根城”救出作戦以来だけど、…再びヨロシク。ディッセサン。」
ディッセ : ああ、俺もだ。お互い重畳だな。
ディッセ : ああ……奇しくも似た状況というわけか。
ディッセ : ガワから俺や警察が攻める。 中は――(頼んだぞ、と液晶を小突く
シエル(ミニ) : 「オッケーシエル」(オッケーグー〇ルのノリで
ディッセ : (ふ、と安堵に微笑む
ディッセ : …さて、そうと決まれば往くか。 夏凛の探索も兼ねるからな…
シエル(ミニ) : 「あぁ、気を付けて。 グッドラック」
ディッセ : ああ。(手元に魔力が灯り、街道側に翳す
ディッセ : (ぶつぶつと、何やら詠唱
ディッセ : ――それは、死滅より最も遠い。 それは、永遠の弔花。
ディッセ : ――贖罪が一つ。
ディッセ : 罪遠とき饌影<スケープ・ゴート>――
ディッセ : (魔力の糸が 織り重なる
ディッセ(影)さんが入室しました
ディッセ(影) : ――――(形を成す、ディッセのシルエット。
ディッセ : 指示は3つだ。 「夏凛の探索」、「発見時の連絡」、「可能な限りの時間稼ぎ」――
ディッセ(影) : ――――(指示を受け付けたのか、僅かに頷く
ディッセ : ……分かる部分だけ、サルベージした。 まぁ、猿真似以下と嗤われるかも知れないが。
ディッセ : これが中々どうして便利だ。 ダメージフィードバックもないしな。再現できなかっただけだが。
ディッセ : 喫茶の外から固定砲台にもなったりと……ただ
シエル(ミニ) : 「へぇぇ。 随分器用に色々できるんだね…」(わりとうらやましい
ディッセ(影) : (ふとシエル(が映る液晶)に近付いていく
ディッセ(影) : ――――
ディッセ : 致命的な欠陥があってな。
シエル(ミニ) : 「ほほう。」
ディッセ(影) : よーう! どーもお嬢さん。 元気ィ??
ディッセ : 何かチャラい。
シエル(ミニ) : 「遊び心があって結構結構」
ディッセ : よって洗脳民に話しかけた瞬間に洗脳バックファイアされる。 探りの会話一つできなかったのが難点だ。
ディッセ(影) : どーもー?(伺うように 表情はシルエットボディなので判らないが
シエル(ミニ) : 「結構マジ欠陥だなソレ」
ディッセ : ……事を急ぐんだが。(じ、と
シエル(ミニ) : 「ハーイ。虹咲シエル=デス」
シエル(ミニ) : 「しえるん、シャドウくんがいっぱい働いてくれるととってもうれちいなー」(棒読み
ディッセ(影) : はーいどーも、チャンシエ~(ゆるく笑ってる
シエル(ミニ) : 「いえーい。ちゃんしえ~」
ディッセ(影) : っへ、へいへい、わーかりましたよって。 ほんと皆して影使い荒いんだから
ディッセ(影) : んじゃーちょっとほっつき歩いてきますか~って(踵を返して何か猫背のディッセが去っていく
ディッセ(影)さんが退室しました
シエル(ミニ) : (手を振って見送る
ディッセ : ……一から組み立てている訳ではないからな。理解できる側面の再現…
ディッセ : ラーニングに近いか。 再現性は高いが、意図しない場合もある(ふむ、と腕を組んで
シエル(ミニ) : 「へぇ……」
ディッセ : こうも働かされては、弔いも何も無いがな。(街のためだ、と自嘲し
ディッセ : さて、俺も往く。 通信切るが、他に言伝はないか?
シエル(ミニ) : 「無事で。とだけ。 …後は、……」
ディッセ : ああ。無論だとも。 ……?
シエル(ミニ) : 「………もしもの時は、街を最優先にして。」
シエル(ミニ) : 「どれだけお役所めいてても、虹咲シエルは、ソレを願うよ」
ディッセ : 犠牲を厭うな、か。 危うい言葉だが……ああ。承知した。(瞑目し
ディッセ : しかし……そうだな。城の時とは違って、不思議と刹那的には感じないな。
ディッセ : 何かあったか?
シエル(ミニ) : 「…。どうだろーね。状況で言うなら今の方がよっぽどなのにね。」
シエル(ミニ) : 「でもまー、確かに。キミの言う通りなのかも。」(笑みを含んだ声音で
ディッセ : …ふむ?
シエル(ミニ) : 「何かあったかも、ってコト。 ヒミツだけどね。」(指(無い)を口元に当てて
ディッセ : ……ふむ、そうか。 ともあれ、好転していることは事実。良き事だ。
ディッセ : ではな、シエル。 そちらは、任せた――
シエル(ミニ) : 「おっけーい」
ディッセ : (通信を終え、ほどなくして、ローブの男がその場を後にした――
ディッセさんが退室しました
シエル(ミニ) : 「―――……北。 北ね……」
シエル(ミニ) : (またも新たな情報が入り、目まぐるしく事態は動く。
シエル(ミニ) : (それにしても、何だろう。 ……さっき、 変に既視感があったような。
シエル(ミニ) : (―”眩病の根城”救出作戦以来だけど、…再びヨロシク。ディッセサン。
シエル(ミニ) : (―ああ、俺もだ。お互い重畳だな。
シエル(ミニ) : (―ああ……『奇しくも似た状況というわけか。』
シエル(ミニ) : 「―――」
シエル(ミニ) : (――催眠。暗示。 オニール・シティ。研究施設。 
シエル(ミニ) : (―― 魔本。暗示の魔本。  あの時。 拾われた。   そう、死んだハズの―――
シエル(ミニ) : (ばらばらだったワードが。  その全てが、――ある人物に繋がっていく――
シエル(ミニ) : ――――
シエル(ミニ) : ――――  老グリアス公。
シエル(ミニ) :  ………再び、その名前を聞くとはね。
シエル(ミニ)さんが退室しました

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最終更新:2019年05月27日 04:31