DoJa-5.1→Star-1.0の変更点
- DoJa-5.1→Star-1.0の変更点
- 主な新機能
- 追加されたクラス
- 変更のあったクラス
- 削除されたクラス
- IApplication
- MApplication
- [信][任] GPSLocationProvider
- MediaData
- [任] OwnerProfile
- ShortTimer
- [任] AudioPresenter2
- [任] Camera2
- [任] IlluminationDisplay
- [任] IrReceiver
- [任] PedometerSettings
- [任] PictureLight
- [任] Pulsemeter
- [任] RadioTuner
- [任] SpeechListener
- [任] SpeechSynthesizer
- [任] Sprite
- [任] SpriteSet
- [任] SubDisplay
- [任] TransparentImage
主な新機能
対応機種
- F系:F-01A, F-03A
- P系:P-01A, P-02A
- SH系:SH-01A, SH-03A, SH-04A
- N系:N-01A, N-02A, N-04A
スペック強化
- アプリのサイズが2048KB(JAR+スクラッチパッド)に増えた
iウィジェット(ミニアプリ)
- StarApplicationなど
- 複数個同時に実行される小型iアプリを作成できる
- 端末のiウィジェットキーでWidgetViewを起動→アプリが起動という流れ
Flash連携
- FlashPlayerPane
- iアプリの画面上で直接Flashを再生できる
- 各種パラメータやイベントの取得や設定が可能
タッチパネル
- TouchDevice
- タッチ開始、ムーブ開始、ムーブ終了、タッチ終了を検出可能
シンセサイザ
- Synthesizer
- シンセサイザを動的制御して音を鳴らすことができる
UIの強化
- Frame
- 決定キーへのラベル設定
- ソフトキーのように決定キーに文字を表示できる
- 決定キーの機能を明確にできる
- 方向キーの矢印の表示設定
- 方向キー使用可否やスクロール有無を示せる
- 決定キーへのラベル設定
- Font
- 対応フォントサイズの増加
- 12/16/24/30/32/48/60ドット+拡張サイズが使用可能
- DoJaで確実に使用できるのは12/24ドットのみ(他のサイズは機種依存)
- 対応フォントサイズの増加
iアプリオンライン
- SocketConnection, UDPDatagramConnection
- TCP/UDPによるレスポンスのよい通信
- リアルタイムなオンラインゲームが実現可能
iアプリコール
- Invitation
- 電話帳と連携して、iアプリオンラインの参加呼び出し/召集をする
- 呼び出し先がアプリを持っていない場合はサイトへ誘導したり直接ダウンロードさせたりできる
マイメニュー登録
- Contents
- マイメニューへの登録/削除をアプリ上で行える
独自クラスの組み込み
- ByteArrayClassLoader
- クラスを外部から取得して組み込める
- 拡張機能をネットワークから取得するなどの使い方が可能
追加されたクラス
[任] FlashPlayerPane
- Flash再生用のFrame(フルスクリーン)
- 各種パラメータやイベントの取得や設定が可能
- オプションAPI
ImageReference
- 通常よりも省メモリな画像クラス
- 初回の描画時に画像を内部形式に変換する
- 変換したデータを共有メモリにキャッシュできるためヒープの消費が少ない
Launcher
- ブラウザやワンセグなどを起動する
- 元はDoJaのIApplicationに同様の機能があった
MediaMovie
- 動画のMediaResource
- 以前は(名前に反して)MediaImageが使われていた
- NativeMoviePlayerで再生可能
NativeMoviePlayer
- ネイティブの動画プレイヤーでMediaMovieを再生する
- URLを指定しての擬似ストリーミング再生も可能
- 再生完了後に動画をMediaMovieとして取得できる
StarApplication
- DoJaのIApplicationに相当する
- このクラスのインスタンスが生成され、started()が呼び出される
StarApplicationManager
- JAMとのやりとりをする
- 元はDoJaのIApplicationに同様の機能があった
[任] Synthesizer
- シンセサイザを動的に制御して音を鳴らす
- オプションAPI
[任] TouchDevice
- タッチパネルの制御
- タッチ開始、ムーブ開始、ムーブ終了、タッチ終了を検出可能
- エミュレータではマウス操作で簡単にテストできる
- オプションAPI
[信] ByteArrayClassLoader
- Jar形式のバイト列から動的にクラスをロードする
- クラスを使うにはClass.forName()する
- トラステッドアプリ専用
[信] Contents
- マイメニューへの登録/削除を行う
- トラステッドアプリ専用
[信] Invitation
- 他の端末内のStarアプリを起動する
- 端末内にアプリがない場合はサイトへ誘導したり直接ダウンロードさせたりできる
- 対象は電話番号で設定する
- 相手の電話番号が電話帳に登録されていないと例外が発生する
- トラステッドアプリ専用
[信] PhoneTheme
- 待ち受けなどの各種画像やメニューのテーマを設定する
- DoJaではPhoneSystemの機能だった
- トラステッドアプリ専用
[信][任] RawImageCapture
- カメラを使ってRAW画像を取得する
- トラステッドアプリ専用 / オプションAPI
[信] SocketConnection
- TCPによってレスポンスのよい通信を行う
- クライアント/サーバ型とPeer-to-Peer型の接続が可能
- トラステッドアプリ専用
[信] UDPDatagramConnection
- UDPによってレスポンスのよい通信を行う
- クライアント/サーバ型とPeer-to-Peer型の接続が可能
- トラステッドアプリ専用
変更のあったクラス
Camera
- getImage()がMediaResourceを返すようになった
- 静止画(MediaImage)と動画(MediaMovie)のクラスが分かれたため
- 以前はどちらもMediaImageを使っていた
- getMaxImageLength()がgetMaxMovieLength()に変更された
- 動画の情報にも関わらず名前がImageになっていたため?
Canvas
- Canvas#imeOn()の定数をCanvasが持つようになった
- Canvasが初めてDisplay.setCurrent()されたときにCanvas#init()が呼ばれるようになった
CodeReader
- Code 128を示すコード種別の追加
- 基本的にCODE_128をsetCode()して読み取り、getResultCode()で種類を調べる
CODE_128, CODE_128_GS1, CODE_128_AIM, CODE_128_GENERIC
Display
- ソフトキー3/4を示す定数の追加
- 定義値はKEY_SOFT1, KEY_SOFT2とは連続していない
KEY_SOFT3, KEY_SOFT4
- TouchDeviceのイベントを示す定数の追加
TOUCH_MOVEDEND_EVENT, TOUCH_MOVEDSTART_EVENT, TOUCH_PRESSED_EVENT, TOUCH_RELEASED_EVENT
- KEY_IAPP(待ち受けiアプリの切り替えキー)が無くなった!
- F-01Aの場合はKEY_CLEAR(オプションAPI)として取得可能
- DoJaプロファイルでは問題なく取得可能
- オプションAPIになっていた定数の一部が削除された
KEY_UPPER_LEFT, KEY_UPPER_RIGHT, KEY_LOWER_RIGHT, KEY_LOWER_LEFT KEY_MENU, KEY_I_MODE, KEY_PHONE_BOOK, KEY_CALENDAR, KEY_MANNER_MODE, KEY_DRIVE_MODE, KEY_MY_SELECT, KEY_CAMERA, KEY_CAMERA_ZOOM_IN, KEY_CAMERA_ZOOM_OUT, KEY_CAMERA_SELECT, KEY_CAMERA_LIGHT, KEY_CAMERA_SHOT
Font
- デフォルトフォントが24ドットになった
- DoJaでは12ドットだった
- DoJaからの移植時は注意が必要
- 引き続きデフォルトを12ドットにする場合はFont.setDefaultFont()を使う
- DoJaでは12ドットだった
- Font.getSupportedFontSizes()が基本APIになった
- 代わりにgetFont(int type)とサイズ関係の定数が無くなった
- 12/16/24/30/32/48/60ドットは確実に使用可能
- 機種によってはそれ以外のサイズもサポートしている場合がある
- タイプ関係の定数が無くなった
Frame
- ソフトキー4つを制御可能
- それぞれのキーイベントの取得とラベルの設定が可能
- DoJaでは左上と右上の2つだけだった
- ソフトキーのラベルに設定できる文字数の増加
- 全角4文字まで設定できるようになった
- DoJaでは互換性を考えて全角2文字までだった
- 方向キーの矢印の表示/非表示設定
- 決定キーのラベル設定
Phone
- 端末のID、SIMのID、SIMのバージョンが取得できなくなった
- PhoneSystemに移行した
- 上記変更により発信のみが行えるクラスになった
PhoneSystem
- 次の状態を取得可能になった
- 電源状態(バッテリ/外部電源)
- 電波状態(圏外/アンテナ0~1本/アンテナ2本/アンテナ3本)
- 電池残量をより詳細に取得できるようになった
- DEV_BATTERY_LEVELの値が0~DEV_MAX_BATTERY_LEVELの値を返すようになった
- ただし外部電源使用時は-1を返すので注意
- 機種によっては4段階以上の情報が得られる可能性がある(エミュレータでは100段階)
- DEV_BATTERY_LEVELの値が0~DEV_MAX_BATTERY_LEVELの値を返すようになった
int bat_level = PhoneSystem.getAttribute(PhoneSystem.DEV_BATTERY_LEVEL); int bat_max = PhoneSystem.getAttribute(PhoneSystem.DEV_MAX_BATTERY_LEVEL); String msg = "電池残量は" + (bat_level * 100 / bat_max) + "%です。";
- 端末のID、SIMのID、SIMのバージョンを取得できるようになった
- Phoneからの移行
ScheduleDate
- 繰り返し回数無限(COUNT_INFINITE)が追加された
- 日時の指定が期間(開始日時と終了日時)に変更された
- 以前は単純な日時だった
VisualPresenter
- 動画の再生ができなくなった
- 動画再生にはNativeMoviePlayerを使う
削除されたクラス
IApplication
- StarApplicationに統合されたため
- IApplicationのJAM寄りの機能はStarApplicationManagerに移行
- IApplicationの起動系機能はLauncherに移行
MApplication
- Starは待ち受けアプリに対応していないため
[信][任] GPSLocationProvider
- 測位方法がGPSしかなかったため?
- LocationProviderは引き続き使用可能
MediaData
- 使い道が無かったため
[任] OwnerProfile
- 対応機種が無かったため
ShortTimer
- Panelでは使用できなかった
- Timerで代用可能
[任] AudioPresenter2
- AudioPresenterに全機能が実装されたため
[任] Camera2
- RawImageCaptureが追加されたため?
- 画像のエンコード形式の指定が可能だったがJPEGとRAWしかなかった
[任] IlluminationDisplay
- Pの数機種のみ対応していた
[任] IrReceiver
- 追加のタイミングが遅かったため?
[任] PedometerSettings
- 追加のタイミングが遅かったため?
[任] PictureLight
- SHのみ対応していた
[任] Pulsemeter
- 追加のタイミングが遅かったため?
[任] RadioTuner
- Dのみ対応していた
[任] SpeechListener
- 何故か各種ドキュメントには記載されていない
[任] SpeechSynthesizer
- 何故か各種ドキュメントには記載されていない
[任] Sprite
- DoJaの時点で基本APIに存在
[任] SpriteSet
- DoJaの時点で基本APIに存在
[任] SubDisplay
- Nの多くの機種が対応していた
[任] TransparentImage
- DoJa-5.0以降はImageで代用可能