Star-1.2→Star-1.3の変更点
主な新機能
対応機種
- F系:F-06B, F-08B, F-10B
- P系:P-06B
- SH系:SH-07B
- N系:N-04B, N-05B, N-07B, N-08B
身体情報制御
- BodyProfiles
- 端末に設定した身体情報(身長や体重)を取得できる
- iBodymo で使用するためだと思われる
脈拍計制御
- Pulsemeter, CameraPulsemeter
- ネイティブの脈拍計にアクセスできる
- Star-1.3ではカメラによる測定が可能
- DoJa-5.1に存在したがStar-1.0で削除されていた
- ネイティブの脈拍計にアクセスできる
赤外線リモコン受信
- IrReceiver, IrReceiverParam
- 赤外線リモコンからデータを受信できる
- 赤外線リモコン送信と組み合わせれば学習リモコンが作成可能?
- DoJa-5.1に存在したがStar-1.0で削除されていた
- 赤外線リモコンからデータを受信できる
電子コンパス補正
- Compass2, Compass2EventListener
- 電子コンパスの補正関連のイベントが通知されるようになった
iウィジェットの同時通信
- 一部機種で複数のミニアプリから同時にHTTP(S)通信が可能になった
- 上記が可能でも同一アプリから同時に複数のHTTP(S)通信は不可
【重要】 iアプリ実行環境の仕様変更
- Star-1.3以降ではビルド時の事前検証処理(preverify)が不要になった
- 事前検証処理済みのアプリも引き続き実行可能
-
Star-1.3以降の開発ツールでは事前検証処理を行わない
- ビルドしたアプリはStar-1.2以前の機種で実行できないため注意
- Star-1.2以前向けのアプリはStar-1.2の開発ツールを使用する必要がある
- その他の実行環境の留意点については次の文書を参照
ADFの変更点
- VmOptionキーの追加
- System.gc()のタイミングでガベージコレクトを行うかを示すフラグ
- デフォルトはガベージコレクトを行わない(System.gc()を無視する)
追加されたクラス
[任] BodyProfiles
- 端末に保存された身体情報にアクセスする
- 消費カロリーや脂肪燃焼量の計算などでの使用を想定
- Star-1.3では身長と体重の取得と設定が可能
- ADFの編集が必要
- AccessUserInfoに"yes"、AppLabelに"bodyprofiles"が必要
- オプションAPI
[任] CameraPulsemeter
- ネイティブの脈拍計を制御する
- Pulsemeterの実装クラス
- カメラデバイスによる脈拍測定を行う
- オプションAPI
[任] Compass2
- イベント通知機能が追加されたCompassクラス
- Compass2に対応した端末はCompass.getCompass()でCompass2のインスタンスを返す
- GraphicsとGraphics2のような関係
- instanceofで判定すれば使い分けが可能
- Compass2に対応した端末はCompass.getCompass()でCompass2のインスタンスを返す
- キャリブレーション(補正)関連のイベントを検知可能
- キャリブレーションが必要になった: EVENT_CALIBRATION_REQUIRED
- キャリブレーションが完了した: EVENT_CALIBRATION_COMPLETED
- オプションAPI
[任] Compass2EventListener
- Compass2のイベントリスナ
- 各種イベントの通知を行う
- オプションAPI
[任] IrReceiver
- 赤外線リモコン受信機能を制御する
- DoJaのcom.nttdocomo.opt.device.IrReceiverの再実装?
- IrRemoteControlと組み合わせれば学習リモコンが作成可能?
- オプションAPI
[任] IrReceiverParam
- 赤外線リモコン受信機能のデータを表すクラス
- オプションAPI
[任] Pulsemeter
- ネイティブの脈拍計を制御するインタフェース
- DoJaのcom.nttdocomo.opt.device.Pulsemeterの再実装?
- 既知の実装クラスはCameraPulsemeter
- オプションAPI
変更のあったクラス
[任] AccelerationSensor
- デバイスIDを指定して加速度センサデバイスを指定できるようになった
- getAccelerationSensor(int id)
- 端末によっては複数のセンサを搭載していることがあるため
- 加速度センサへのアクセス可否状態の変更イベントが通知されるようになった
- アクセス可能: ACCESSIBLE_TRUE
- アクセス不可: ACCESSIBLE_FALSE
StarApplication
- スケジューラからアプリを起動できるようになった
- LAUNCHED_FROM_SCHEDULER(オプション)
- 画像からアプリを起動できるようになった
- LAUNCHED_FROM_IMAGE(オプション)
- 端末側で画像起動用アプリを設定しておき、画像を選択して起動する
[任] FullKeyboard
- キーを示す定数が追加された
( : KEY_LEFT_PARENTHESIS ) : KEY_RIGHT_PARENTHESIS < : KEY_LESS > : KEY_GREATER 「 : KEY_LEFT_CORNER_BRACKET 」 : KEY_RIGHT_CORNER_BRACKET ・ : KEY_MIDDLE_DOT = : KEY_EQUALS % : KEY_PERCENT & : KEY_AMPERSAND ' : KEY_QUOTE " : KEY_QUOTEDBL + : KEY_PLUS
[任] PedometerData
- 日付の管理にCalendarが使われるようになった
- getCalendar()
- 日付の管理でDateの使用が非推奨になった
- getDate()
- 歩数情報の日付をDateから得ることが困難なため
削除されたクラス
なし
- 今回のバージョンアップでクラスは削除されていない