モテノート

オバQの書くサスペンス物のパロ小説。
本編は下の方からスタート!

完全版

永沢「くだらない・・」 愚痴ばかりもれる
高校生活も2年と半月になり、僕はひどく退屈している
もともとこの高校は第一志望の高校じゃない
中学の最後ろくに勉強もせず試験に挑んでしまった
自分が原因で入った超が付く馬鹿高校だ

【モテノート】 原作さくらももこ/大場つぐみ/小畑健
作 オバQ
第一話 退屈

入学すると最初は中学の授業の復習だった為
すらすらと解けて最初は気分が良かったが、1年の時とほぼ同じ勉強を
2年になってもまだやっており
どうやら3年になっても同じ物らしい・・
この高校に 僕以外数人しかいない大学進学を
考えている 先輩が教えてくれた
彼が言うには 「入っちまった俺らが悪い」んだと・・
永沢「同じ中学から入った倉田、川口、ゲヘ、カツヤン・・
そんな連中もいたが、全員高校を止めてしまったな・・
藤木に小杉・・俺の志望だった商業高校で今頃何をしてるんだろう
いや。。男の顔なんて早く忘れよう」

キンコーンカーンコーン・・
下校中
スタスタスタスタ・・カッカッカッカッカ・・
薄汚れた廊下と階段を進み、扉も取れかけた下駄箱から
スニーカーを取り出すと部活もない 自分はすぐ下校する
静岡にある高校まで向かう道は最近大分舗装が進んでるとはいえ
革靴は汚れるからもっぱらスニーカーだ
父は運動に と自転車でなく歩いて向かうよう言うが、
この馬鹿学校の学費が馬鹿出来ない為でもある
どんだけ貧乏なんだ・・嫌がらせだろう
見かけないものが落ちている・・なんだこれは・・
「MOTE NOTE」
冗談みたいな名前だが 中は英語で書かれてる
へんなの これ位の英語なら読める
『使い方・・このノートはモテのノートです。書かかれた人間の恋愛感情を自由にあやつれます・・』
な・・なんだよこれ
とてつもない衝撃が走った
俺には半分疑いながらもつまらない日々を断ち切ってくれる
何かになる気がした
『主となる名前を書いたらそれに続く名前・事象を書いてください
そのあと30分以内何も書かない場合は
自然とまわりが主となる人物に対し やさしくなります』
永沢「早くもって帰ろう。。」
ダバダバダバ~
はまじ「おい長沢じゃね?あれ 話すか?」
長山「あんなたまねぎしらねえよ」

[空の上]
?「あいつが拾ったのか・・・」

2日後
夜8時
食事を終え2階にいる永沢の自室では
ペンの走る音が響いている
永沢は熱心にそのノートに名を書いていた
突如横のベランダからカーテンを付きぬけ
ひょろ長い男が入ってくる
永沢「死神!!」
死神?「違うよ 永沢 僕だ」
ひどく薄気味悪いが不思議と良く通る声で彼は話してきた

永沢「山根。。なのか・・ど。。どうやって入った・・」
山根「幽霊さ 僕は死んだんだ」
永沢「そんなの聞いてない! いくらなんでも小学校の時の同級生だ」
僕は書いていたノートを閉じて表紙を腕で伏せながら 彼をまじまじと見る
山根「小学校を卒業した後 僕は母と静岡を離れ東京の病院に行ったんだ」
永沢「知らなかったよ」 山根「当然さ!父は病気が悪化した僕と母さん二人を家から急に追い出してしまったからね」
怒って振り下ろした彼の腕が、僕の胸をすり抜けた・・
山根「母と二人病院の近くのアパートに住んだんだ だけど母は働き疲れ
僕もなれない都会の生活で死んだんだ」 永沢「そんな不幸が・・」
山根「君が隠してる そのノート 拾ったんだろ それは僕が作ったんだ」
一瞬の静寂・・だが興奮して

永沢「君が! これは最高だよ いったいどんな力で」
山根「愛を操る事が出来たら僕も不幸になることはなかっただろう
僕は死んだ後もその思いが外れず 気付けば僕の行ってた小学校の屋上で
そのノートを一冊手に持って漂ってたんだ」
永沢「よく。。わかってなかったけど 人知を超えた力なのは感じていたよ
僕はこのノートで 世界中の恋愛をいじってやるのさ」
山根「たしかにそのノートを使えば自由に他人の恋愛をもいじれるが・・」
バッ!!!
有名な芸能人達の破局が書かれている
永沢「どいつもこいつも恋愛しやがって 僕は非モテ達の神になる!」
そういうと永沢はTVをつけニュースにChを変えた
また芸能人が破局というテロップのニュースが流れている
永沢「本当面白いよ アイドルの名前を書いて 破局と書けば
発表されてない物も 生放送でもらしたり出来るんだぜ」
山根「。。ははは 思ってたのと使い方が大分ちがう・・腹が痛いトイレ・・確か2階にもあるよね」
すうっと壁をすりぬけていく・・
永沢「幽霊の山根が作った・・少し怖いが この力がより確かな物だと分かった
しかし何故ノートになったんだ?」
ガチャン!
俺ものどが渇いたので部屋をでる
たろう「ねえお兄ちゃん宿題教えて」
いつものが始まった

カツカツカツ・・・
階段を下りる俺をニコニコ笑いながら付いてくる
永沢「ははは すこしは自分ひとりでやらないと」
逃げ込むように台所に行くが
すかさず
母「君男(永沢の本名)は勉強が出来るからねえ」
ガタン 冷蔵庫をあけ好きなファンタをコップに注ぐ
母「ジュースだって。。安くないのよ」
少し飲みすぎたので口を水でゆすぐと二階に戻り
パジャマを用意して 周りを片付ける
ムカつく時はさっさと寝ちまうのに限る
山根「ククク・・ かわいい弟だな」
永沢「君・・もてないだろ 糞野郎・・」
山根「トイレには行くのけど 別にするわけじゃないんだよ」
永沢「ひどい嫌味の毎日だ 学歴社会・・これが憎い」
山根「モテノートがあればいいじゃないか」
永沢「そんな・・あれはせいぜい・・
恋愛を自由に操るということは 好き嫌いの加減も操れるということか!」
山根「普通自分の周りから変えるだろう・・ありえないよ
大体最初のページに書いてあるし・・・」

永沢「本当だ俺あほすww」山根「腐れ玉葱だよ」


先輩「ああ。。死にてエエ」
永沢「どうしたんですか」
先輩「永沢君よお 正直あのセンコウたち能力もてあましてるよな」
永沢「たしかに 高校教師の資格があるなら もう少ししっかり教えてくれそうですね」
先輩「ほとんどの生徒がセンコウに興味も持ってないし、センコウ側も生徒を思ってないのが原因だと思うんだよ」
永沢「それはそうかもしれませんね」
先輩「家の稼ぎじゃバイトしても塾にも通えないし 教えてくれたらいくらか楽なんだがなあ」


山根「モテノート効果覿面だな いろんな奴が心開いて話してくれるじゃん」
永沢「いや あの先輩は前から しっかり話してくれるよ」
山根「俺も本当は学校に通いたかったさ・・」
永沢「いまの幽霊になった君じゃ無理だよ」
山根「永沢は 本当冷静だな・・ 一応君の持ってるそのノート」
永沢「モテノートに触れた物だけに 君が見えるって話だろ?」
山根「そうそう!もっと見える人増やしてくれよ」
永沢「お前顔も真っ青だし皆心臓ショックで死んじまうよ」
山根「もう。。つれないなあ・・少し腹が痛い」


第二話「2つの足音」
某大手芸能事務所
社員「なんだんだ。。この事態は」
社員2「今月はまだ一週間なのにうちだけで4人だ」
社長「そうそう方向展開もできまい」
社員2「いや同じ路線が多すぎて金にならないです」
社員「放送局も悩んでるみたいです・・ これは誰かの仕業なのか?」

社長「うむ・・?電報・・受けてくれたのか」
社員2「なんだ?探偵に依頼ですって?社長」
社員「そんなものまでやってくれるのかよ」
社長「ああ難事件はたちまち解決してくれる権力者御用達の探偵だ」
社員2「うちだけで 払えるんですか? 収入も」
社長「組合での依頼だ 解決してくれるさ しないと終わりだよ」

永沢の家
ピンク~な空気が漂ってる
山根「みてらんねえぜ。。」
永沢「いきますよ(しっかり目開けてるくせに)」
女「あああん」

女「なんでも教えるからどうかまた会いましょうね」
永沢「じゃあ明日学校で」

弟「兄ちゃん 先生が家に来て家庭教師ってすごいね」
母「この子は特別だって先生もおっしゃってるし
一時はあんな高校に行ってどうなるかと思ってたけど
しっかりした若い先生もおらっしゃるのね」
永沢は後にして部屋に戻る
山根「おまえは良いなあ」
永沢「山根。。死んでるくせに そんなに興味あるのかよ」
山根が何かをいおうとするが無視して
TVをつける永沢
永沢「今朝書いておいた文がそろそろ報道される時間だ」
[俳優で知られる石本淳平が世田谷の自宅にて交際中だった女優に
口論の末「哺乳瓶」で後ろから殴られ殺されるという]

永沢「わらえるだろ? このノート殺す武器までなんでも指定できるんだぜ」
先ほどの話題から変わって殺人をしたと聞き興奮する山根
山根「お前。。とうとう殺しにまでノートを使ったのか」
永沢「男なら罪悪感もないしな 山根も知ってるだろ?不倫ばっかの男だ」
山根「もっとやり方があるだろう・・たとえば・・・」
永沢「だまって付いてくれば良いんだよもっと面白いの見せてやる」
山根「一冊じゃねえんだよ このノートは」
永沢「脅す気か・・・」
驚いて山根のほうにコップをころがす
山根「俺が持ってるのはそれ一冊さ」
TVの電源を切る永沢・・
永沢「お前、、俺が寝てる間に奪い取ることもできるんだよな・・」
扉側により、ノートを持って出ようとする永沢
山根「いやいや もうしばらくはこうしてやるよ」
永沢「とにかくもう、、寝るからな」
その日は変わった夢を見た


広さもわからぬもやもやした煙の中
うろついていると急に人影が見え
「そっちにいたんだな」
返答を返す間もなく目の前に
今日死んだ男が立っていた


石本「お前・・だろ」
永沢「何の」
パシュ!思いっきり眼を狙ったパンチが
永沢の顔を通りぬけた
石本「はずした?」
永沢「やべえ! やべえ!」
驚いて這い回る永沢に もう一度石本は
怒って股間を蹴りかかるが またすり抜ける
石本「どうして 俺を殺したんだまだ ?! 貴様は あ・・あ・・」
?「終了だよ 君は」
急にまた別の男?があらわれ
石本の頭をつかむと
「うああああああああああ」
煙の遠くまで放り投げた
・・・もう叫び声も聴こえない

?「ふう・・そうか こう使われるとはな」
永沢「あんたは・・」
背は高く白衣と黒いオールバックが印象的な
彫りの深い男が立っていた 年齢は20代にも見えるが
落ち着きから 50代にも見える
永沢「か・・」
神「そうだよ あーあー 女待たせちまってもう時間ねーのに
山根っての目架けなきゃよかったかな」
永沢「ここは」
神「あ? そんな所から説明しなきゃいけねーレベル?」
永沢「じゃあ。。いいです」
神「とにかくそれ使って「殺す」とここ来てあんたが
どうにかしねえとならないから 今回特別な」
永沢「こまるよ 山根は・・」
神「俺はお前の親でも飼い主でもねえよ じゃあな」
永沢「一つ質問だ」
大きく息を呑んで訊ねた
神「・・・」
何か紙にメモしている
永沢「答えてくれ どうして平等じゃないんだ」
神「・・・ 知ってどうする 誰かに言い伝えるか」
永沢「当然だ 答えようによっちゃ」
手に力をこめると
急にめまいがしだした
神「そのふてぶてしさが良い!その紙をよく読めよ
神だけになんつって あと山根とは大事にやってけよ」
・・・・
永沢が目を覚ますと
ちょうど日の出の時間だった
寒いギャグに身震いがするのが余計怖くした


H「Hです」
おおおお スクリーンに
Hの画面が浮かび上がり
会場は沸きあがっている
H「会場には行けず 代理人ずてですが・・
とりあえず分かっていることは彼・・
モテとでも名づけましょうか
モテは日本人で間違いありません」
レコード会社幹部「それは間違いない」
芸能事務所社長「昼会った石本が刺されるという事件これもモテの仕業では」
H「ええそれもモテの仕業でしょう」
ヤクザ1「なあ あんた信頼していいのかよ」
ヤクザ2「そうだぜ そんなの俺らでも察しがつく」
H「どういう・・」
代理人「力不足と・・では・・」
ずらーっとスクリーンに文句を言った
ヤクザの細かい犯罪情報が映し出される
芸能事務所社員「おいあれあそこの組の仕業だったのかよ」
芸能事務所社長「・・・君知らなかったのか?」
ざわつきと失笑が飛び交っている
ヤクザ親分「おめえら止めねえか! 恥かかせて」
代理人「わかればよろしいんです」


商業高校
城ヶ崎「その場合は~で~なら」
教師「さすがだ」
教室の端の席にて
見覚えある二人が会話している
小杉「やっぱパネえよな」
藤木「ああダントツで成績も良いし美人で・・」
教師「お・・もうこの時間か 解散 テストまでにお前らも城ヶ崎位できるように慣れよ」
女子「またそれだ先生」
教師「笑い事じゃないぞ」
城ヶ崎「(いつもいつも緩すぎるわ・・)」
キンコーンカーンコーン
藤木「放課後だけど どうする?」
小杉「そうだなあ 今日は街道の店でスパゲッティでも食うか」

藤木「ん・・いいけど(またそれか)
小杉「じゃあゴー!ゴー!」
ロッカーからかばんを取って
教室から出ようとする二人
城ヶ崎「ねえ あなた達」
小杉「ん?!」
藤木「ええ?!(ドキンッ)」
城ヶ崎「今暇でしょ ちょっと話さない?」
小杉「あー?駄目だ駄目だ これからすぐ飯食いに行くんだよ」
藤木「(ちょw)いや大丈夫だよ」
小杉「なんだよー藤木」
城ヶ崎「モテって知ってる?」
小杉「あー・・そういや母ちゃんが話してたぜ」
藤木「(なにそれ・・しらん)」
小杉「週刊誌とかで話題になってる奴だろ
芸能人や金持ちだとかが次々離婚だなんだとかで騒ぎになってる奴」
藤木「僕はそんなの知らないなあ」
通りすがりの女子「あー知ってるその話加わっていい?」
小杉「どうだって良いから飯食いに行くんだよ」
城ヶ崎「じゃあお金出すわよ」
小杉「それなら話し別だ!特モリスパゲッティーだからな」
城ヶ崎「良いわよ」
通りすがりの女子「そんな小杉なんかに姫子」
藤木「そうそう 彼より・・」
城ヶ崎「卑怯者はいらないわよ」
藤木「そ。。そんな。。(ガーン)」
スタスタ出て行く
藤木「・・僕も付いて行くよー」
小杉「勝手にしろい」

校門から出て
商店街を通り過ぎ 店に向かう
途中電気店を通る
TV「番組を中断してただ今から臨時ニュースを・・」
藤木「これ」


付いて来た女子「まだ居たの?何?」
小杉「早く来いよー」
城ヶ崎「ちょっと見てみましょう」



時間は永沢が夢から起きた朝に、一時戻る

息が荒い
永沢「どういうことだ」
山根「おお!やっと起きたか もう7時半だぜ」
つばを飲み落ち着く
永沢「俺の夢の中におっさんの神様ってのが出てきて
俺が モテノートを使っているのを しって・・いて」
山根「ほうほう」
永沢「で俺の殺した石本が逆に俺を殺そうと 適当にあしらうな!!」
山根「お前どうかしてるぜ カーテン開けてやるよ」
(注 山根は幽霊だけど物も触れます)
永沢「とにかく。。隠してることを言えよ」
山根「お前がもっといい事にノートを使ってくれたならな」
永沢「!!!!・・・こんなことで学校は休めない」
山根「行ってらっしゃい」
永沢「今日は一緒に学校へ付いて来てくれ」

山根「高校生のクセに しつこいな」
永沢「しつこくなくて良い事なんて このノートにあるか」
山根「(馬鹿に警戒しだしたな)」
弟「おにいちゃんようやく起きたの?」
母「あらもう着替えて玄関って、ご飯どうするの?」
永沢「途中どっかで買ってく いってきます」
ガチャン
母「いってらっしゃい」
山根「顔も洗ってねないんじゃねえか?」
スタスタ
永沢「起きてる 歩きながらでいいから質問に答えろ」
山根「お前にもいつか話そうと思ってたんだがな」
永沢「<ぜったいメンドクサがッてた・・>」
山根「死んだ理由といきなり清水にノート持って浮かんでたのは、本当だ」
永沢「まあ信じよう で?」
山根「俺以外数人に、神って男がプールしていた魂で・・むかつく話だが
目に付いたのから 俺にはこのノートを渡された」
山根「俺には? 昨日言ってたもう一つあるって奴か?」
永沢「そうだ 俺以外にも・・といってもその時俺は魂だし、
目はほとんど見えないから声だけしか分からないんだが、10人以上はいたぜ」
永沢「10人以上?!!本当か」
山根「ああ・・そいつらも人間に渡してるだろう」
永沢「人間に渡すってのはルールなのか?」

山根「息詰まってきた学校早く行こうぜ」
永沢「<死んでるくせに>」

第3話「お祭り騒ぎ」

ガヤガヤ
校庭が騒がしい
先輩「お!永沢 大変なんだぜ 事件事件」
先生「お前らー 離れてろ」
女教師「君男くん」
家庭教師に来た若教師に聞くと
どうやら警察沙汰のようだ 言われなくても見て分かるが
あいつは。。
ブー太郎「どいつから死にたいんだ」
中年教師「た。。助けてくれ こんなことはよすんだ君!」
ブー太郎「お前にはまだ聞いてねえよ!」
中年教師「うぎゃー」
よく見えないが何かで縛られて人質になっているようだ
校舎にはどうやら何人か捕まっているらしい

永沢「あれブー太郎だよな・・背は高いが」
先輩「知っている顔か」 コクリとうなずく永沢
女教師「あー!やめなさい 人質も居るのよ」
ヤンキー「おうおう!おれっちの学校でふざけた事してるじゃないか!」
ブー太郎「お前からか・・おい名前は何だ」
ヤンキー「ああ?教えねえよ とっちめてやる」
少し戸惑ったがズカズカ校舎のほうに向かう
中年教師「彼の名前は中島野田男だ」
ブー太郎「よし・・・」

女教師「何をしてるのかしら・・」
校長「早くつかまってくれると良いんだが・・ 警察は遅いぞ」
永沢「(山根・・)」
山根「ああ この匂いノートだ」
永沢「(本当に俺のモテノート以外に存在するのか)」
ブー太郎「書き終えた・・」
ガラッ!
ヤンキー「あー?死ねや」
ブー太郎「ブーッ!」
ヤンキーの顔に紙が魔法のように張り付くと
物凄い突風が校舎の入り口から押し寄せる
ヤンキー「どうなっギャーー!!」
全身の皮膚が切り裂かれ死んでいる。。
中年教師「な。。何て ウおえ」
校庭
校長「叫び声!?」
ビチャアア 血肉がガラス窓に張り付く
先輩「何だってこんな事が」
女教師「フッ!」バタンッ
少し群衆から離れたところで
山根「だらしねえな 教師なのに・・ おい永沢っ」
永沢「ブー太郎はこんなことが出来る奴じゃない・・
ノートを渡した奴がどこかに・・ウッ"!」
急に背中に衝撃が走る
スタンド「お前。。ノート持ちだろ」
山根「永沢!」
永沢「急に来るとは。。敵はどこに居る山根 クハッ!」
スタンド「ひょろっちい二人だ 俺一人で奪い取ってやる」
山根「させるかあ!」
山根の裏拳がヒットする
スタンド「ぐッ"! 流石に暴れる」
山根「まだこのノートで永沢に成し遂げて貰わないといけない事がある」
永沢「すまない!」
痛みをこらえながら、立ち上がり校舎の裏側へ走る永沢
スタンド「ぐおおおお!」
山根「消し飛ばされそうだ・・!」
なんとか両肩をつかみ抑えている
山根「えい!」
足を払い転ばせようとするが、ぜんぜん動かない
スタンド「クククッ! 俺たちは死んでいるということを忘れたか」
急に実体化を解いて離れるスタンド
空をジャンプして 校庭にある金網の上まで飛び乗る
山根「なら僕も!」
シュッ"!っと飛ぼうとするがそこまで届かない山根
スタンド「?!なんだ幽霊だってのに地べたばかりで暮らしてたのか?」
山根「こいつ・・!」
急に仕掛けてきたので、気付かなかったが
まじまじと見てみると自分と違い
だいぶ人間離れした姿をしている幽霊だ
スタンド「臆したか? 結構だ」

校舎裏
永沢「まだいてえ。。どんな奴だか見えないが
力のある奴だ 山根一人で・・いやそれより」
ゴゴゴゴゴ 空気がブー太郎の居る教室に
近づくにつれ震えている
永沢「ばれてなきゃ良いが モテノート信じてるぜ。。」

教室内
当然助けに来てくれた学友が死んだことに戸惑ってる
中年教師「うげえ。。げほげほ・・中島。。」
ブー太郎「いちいち勘に障るんだよ」
怒鳴りつけて黙らせようとしている
内気男「うう。。どうして」
ヤンキー女「下手に進んできて。。馬鹿。。
ねえあなた 話してよ こんな事をやってる訳を」
内気男「?! (ヒソヒソ 君殺されちゃうよ)」
ブー太郎「殺されたいか」
内気男「ッ!」

ブー太郎「良いよ 話してやろう 俺は学校が嫌いだ」
ヤンキー女「だいたい嫌いなものよ・・でも人殺しなんて。。」
中年教師「これは人殺しじゃなくテロだ」
ブー太郎「お前学生運動も知ってそうだしな。。俺の妹は学校で殺された」
内気男「どうして?」
ブー太郎「黙って聞け いけにえさ 中学に入った途端
喋り方が変わっているからと 皆でストレス解消とクラスの円満に使われたのさ」
ヤンキー女「そんなのって。。でも」
ブー太郎「これ以上話していると決意が緩みそうだ」
バサア
全員の顔がノートの紙でふさがれる
モガモガー 全員苦しそうにしている
ブー太郎「おっと。。空気穴」
ノートからまた紙をはぎ取り下に振るとカッターの形になる
プス!中年教師「ぷはッ!」
プス!ヤンキー女「ふー」
プス!内気男「うぎゃ」
ブー太郎「おっと・・すこし血が出たか」

ピーポーパーポー
ブー太郎「やっと警察か。。遅いなあいつ」

ブー太郎「とんとん拍子にいかないもんだ そうだろ」
ガラッ
永沢「よさないか ブー太郎 お前そんな奴じゃないだろう」
ヤンキー女「(また・・誰か来たの?)」
内気男&教師「(ブー太郎ってそんな名前こいつ!?)」
ブー太郎「お前は・・永沢。。なんだったけな 思い出せない」
おもむろにノートを持っている
永沢「とにかくそのノートを置け 外には警察も居る」


校庭
警察官「人質をつれて立てこもりですか」
校長「そうなんです。すでに一人。。死んだのかもしれません早く生徒たちを助けてください。」
警察官「よし交渉してみて応答なければ突入だ 準備を」
・・・・
先輩「永沢の奴が居ないな・・まさか」
女教師「はっ!どうしたの 警察も来たのね」
先輩「まだ解決してませんよ」

校庭端
金網(運動場近く)
山根「くそ・・」
スタンド「ハハハ 弱すぎて話にならんよ」
山根「また胃が痛んできた 薬が欲しいな」
胸元から何かを出す
スタンド「死んでるくせに・・レコード?」」
山根「カジカジ・・」
レコードを何を考えているかかじっている
山根「サンゴ礁の娘。。城みちるの名曲だ 知ってるか?」
スタンド「まさか新しい技が使えるって奴か?」
山根「違うさ 力を貰ってるんだ みちるから!」

スタンド「そんなことが」
山根「ある!」
さっきは届かなかった高さまで飛び
手刀を首元に叩き込む 透明化が間に合わなかったのか
地面にまっさかさまに落ち 大の字になっている
スタンド「・・ううむ 幽霊だと・・精神の高低が力を帰るがここまでの奴が居るとは
ひとまずあいつの場所にまで」
すると突然影に化けて校舎まで逃げていこうとする

山根「そんな事させるか!」
校舎に向かう山根、違うルートで入ったらしく
玄関から廊下に出るが見失った・・

力も存分に溜まったのに敵に逃げられ
山根は校庭に戻り途方にくれていると
警察官「・・・俺は運が良い」
スタンド「ああ助かったぜ 勘が良いからお前と組んだんだ」
山根「なん・・だと」
どうやらこの警察官の霊だったらしい
警察官「下手に動くな・・ すごい力だ 君がこれほどボロボロになるなんて」
スタンド「奴は力を一気に上げれるらしい 気をつけろ」
山根「もう見えているのか?」
警察官「当たり前だ」
空はもう夕闇パトカーには、永沢が捕まっていた
山根「何だって?! 死んでから時間間隔が」
警察官「俺の手元には3つのノートがある」
その通りだった
スカイノート ハンドノート モテノートと並んでいる
警察官「お前は俺に屈するか それとも消されるか」
校庭から大量の腕が現れた
山根「ふざけやがって!!」


パトカー内
永沢「急に捕まるなんて 最悪だ」
ボコ警官「おめえが犯人にきまっとる」
ブー太郎「妹が消されるだなんて」
デコ警官「混乱しとるのは分かるが、ちょっくらだまっとって 今無線で連絡してる」


女教師「そんなはず無いわよ 彼は助けに」
内気男「あいつも犯人の仲間だ」
ヤンキー女「・・・そうも思うけど」
中年教師「いーや絶対グルじゃ」
校舎から、死んだヤンキーの遺体が運ばれてくる
先輩「かわいそうに しかし犯人が永沢の訳がない
説明するにも、警察官がもう居ないって・・」

パトカー内
警察官「まて連絡するな」
デコ警官「ん?君は何を言ってるんだ」
ボコ警官「ちょ何をやめw」
ゴス!ドシ!
二人を気絶させるとまた腕が生えてきて
パトカーの座席下に押し込む
バタン
今度は腕が、全にシートベルトを締めさせる


永沢「まさか助けてくれるのか」
ブー太郎「いまさら何だ。。」
ボカッ!
警察官「もっと殴るぞ それに俺は警察官じゃない
この服、、少し体にキツイ 匂いも・・クリーニングに出しているのか」
永沢「お前まさか・・」
ブルオーーン
サイレンが付く
ピーポープーーールルーーーンポープールルーンピーポー
永沢「丸尾。。末男 って免許」
丸尾「黙れよ」
なかなかうまい運転だ
滑らかに路線変更している
永沢「どこに行くんだ」
丸尾「警察だが、その前に」
土手近くの河原におりる
午後5時を回っているため人通りもない
ライトを消した為、だれにも気付かれない感じだ
丸尾「ここなら話せそうだ」
ブー太郎「妹を帰せ!」
丸尾「どっちにしろ死んでるんだろ・・ほら」
二人とも小さい何かをぶつけられた
あっと驚く
ブー太郎妹「酷いブー」
山根「手ひどく・・やられた」
2人は手のひらサイズになって縛られていた
永沢「山根!」ブー太郎「君子!無事だったのか」
丸尾「消そうと思ったんだけどいくら握りつぶしても、
それ以上小さく出来ないみたいだ ハンドノートに名前を書ければ
必ず消せるんだろうが、スタンド相手じゃ効き目ないしな」
スタンド「ノートに所有者・つまり自分の名を書いた時につく攻撃能力は、相手の名前を
ノートに書き込んだとき弱いんだ・・ってスタンドって言うのは俺だけにしてくれよ丸尾!
ややこしいだろ!」
丸尾「フン! これでわかったろ?ノートだけ奪う事は出来ない
直接ここで名前を書いて死んでもらうのも良いが。。」
ラジオをつける丸尾
H「私はHです・・」
以後5分間いかようにしてモテを捕まえるかという
話をするH

丸尾「今朝警察に忍び込んで知ったんだ ちょうど良いタイミングで
お前ら二人・・しかも同級生が所有者っておいしすぎないか?」
ブー太郎「お前は何にノートを使う気だ」

丸尾「ずばり平和だよ」
ブー太郎「はあ?」
山根「・・・」
永沢「そんな少しよぎったが無理に決まってる」
丸尾「できるさ ノートは3冊もある」
ブー太郎「気にいらねえ ブー」
バシュ!バシュ!
ロープになっていたハンドノートで出されている手を
スカイノートの能力で外す
永沢「(まだ能力が使えるのか!?)」
(あわてて伏せる永沢)
丸尾「ふう・・効果が続いているのか」
車のガラスが開いて強い雨風が入る
凸警官「つめてえ!」
ハンドノートの力で、気絶し、シート下に押し込まれていた
警官が目を覚ます
凸警官「おまえら。。ここは川・・夕方 ハッ! うげごお」
スカイノートの力で、警官頬に切り傷が刻まれていく
山根「・・・」
丸尾「何だダメじゃないか・・ブー太郎」
ブー太郎「喋るんじゃねえ!」
丸尾「こうやって殺すんだよ」
ゴキゴキゴキリ
ブー太郎の両手両足の間接がおかしな方向にひん曲げられている
ブー太郎「カハッ くう!」
決着かと思ったが。まだスカイノートの風の吹込みが止まらない
丸尾「結構丈夫だな」
ブー太郎「逃・げ・ろ。。。」
永沢「目を開けられ(ごくり・・)」
山根「うおおお!」
一同おどろく
丸尾「きさま!なぜ急に回復した!」
山根「根性だ!」
スタンド「ぶん殴ってやる!」
花子「ブブー!」
スタンド「ぬう貴様も邪魔をするか」
丸尾「ちっ!」
車のドアを蹴り開ける永沢
永沢「ブー太郎もこい!あっ・・」
丸尾「・・・かぜが止んだようだな」
花子「にいちゃあん」
山根「貴様だけは」
スタンド「動くな!」
山根がスタンドを殴り飛ばす
スタンド「なんつー・・(まださっきの歌の効果が)」
丸尾『だから黙れ』
山根の体がしっかりつかまれる
永沢「山根。。畜生!!」
ふらふらで、一人走って逃げる永沢・・

死人しかいない車内で、一息つく丸尾
丸尾「手間をかけやがって。。まあノートも無いし何も出来ないだろう
死ぬなんてまっぴらだ この調子で全部のノートを手に入れる」
スタンド「悪いな・・」
丸尾「本当足を引っ張るばかりだな そこの警官に乗り移れ」
スタンドが、死んでいる凸警官に乗り移る
スタンド(体)「うーんきびきび動かないぜ」
丸尾「ブー太郎が壊したからな おっと死体を片付けないと」
ノートの力で、ドアを開け
河原に穴を掘る
スタンド(体)「こんなものでいいか?出てきちまねえ?」
丸尾「いいよ適当で 警察署に戻って情報を仕入れよう」
凹警官「ううん・・殴られた気が」
スタンド(体)「おめえ熱があるっていって倒れたんだよ」
凹警官「そうだったか?」
丸尾「では行きましょう」
凹警官「あんた見ない顔だぜ」
丸尾「東京の署から配属されました ヨロシク!」
凹警官「それなら歓迎会しないと」
どうじず微笑む丸尾


永沢「昨日から大分悪くなった。。まさかノートもなくして山根とも分かれるとは
逃げ切れたのはモテノートで、いくらか好意をもたれたからか?どうでもいい
失敗だ・・」
”くしゅん”
くしゃみをする永沢
永沢「ここは寒い。。帰ろうでも。。さっきの話だと警察が家にいるかも・・クソ。。雨か」
ザーザー降っている
街灯のある方まで行く。。
永沢「ここは・・役所の裏のほうか しんどいな ん?だれか人が」


城ヶ崎「犯罪こわくて仕方ないけど、見てる分には楽しいわ
今日のTVあんまりよ 捕まえるだなんてもっと見てたい あれ・・?」

永沢「ありがとうな・・家入れてくれて」
城ヶ崎「気にしないわよ・・それよりその・・あなたがモテって本当?」
永沢「・・なぜだろう君なら信用できる気がしたんだ」

第4話「共闘」

1時間前
永沢「・・・ひさしぶり」
城ヶ咲「どうしたのあなた泥だらけでじゃない?!」
永沢「家連れてってくれないか」
城ヶ咲「いいわよ 付いてきて(ちょwまじ急にキタこれw)」
永沢「たのんだ。。」
城ヶ咲「え!?気絶しちゃったの!困るわよ・・」
気絶したというより
足を動かすのがやっとという感じだ
腕で支えながら、よいしょと歩く
雨が降っていて、少し歩くのも大変だ
城ヶ咲「疲れて。。あら・・!?急にラクに」
○○「。。。。」
何かが支えてくれるように
足が進んでいく 大分楽になった
城ヶ咲「着いたわ」


「お帰りなさいませ・・その男は?!」
城ヶ咲「手当てなさい」
「どこの方で」
城ヶ咲「同級生よ 風邪引いちゃうでしょ!」

城ヶ咲の家
永沢「風呂・・・」
城ヶ咲「良いわよ 一階の奥の扉」
「タオルおいておきます・・・」


「お嬢様 どうしたのですか?今日はお帰りが遅いし」
城ヶ咲「私の勝手でしょ」


藤木の家
藤木父「今日は凄い事件があったんだな 学校立てこもりだとよ!」
藤木「どうだって良いよ それより今日のTVの」
藤木父「あんなのわけわかんなくてとーちゃん何もいえないぜ」
藤木母「もっと食べないの?」
藤木「これくらいにしておく」

藤木「うわさ通りモテって犯人は、愉快犯なのかな
僕は。。そうは思わない
もしかして正体は。。学生なんじゃないのかな・・・」

場面代わり
今日起きたニュースを全て調べるL
H「静岡の高校で立てこもり、一人死亡・・
これだけですか?」
警察「マスコミへのリーク前です。」
若ヤクザ「もう流れているぜ」
警官「、、、我々の効力も薄れてます」
H「犯人はどうしたのです?」
警察「それが、現場に何人か向かわせたのですが、
だれが現場へ行ったのかわからなくなっていて」
H「わけが分かりません・・」
若ヤクザ「ふざけんじゃねえよ!被害者もいるんだろ!」
警察「お前が言うなよ」
若ヤクザ「んだあ?何人でもぶんなぐっぞ」
(本当にぶん殴りあっている)
扉を開けて
事務所社員「こんばんわ!みなさん差し入れ・・って警察と何してるんですか」
H「・・・静岡か 行ってみましょう」


静岡に戻って
城ヶ咲「(こういう時どうしたら良いのかしら・・・やっぱり思いを遂げるべき!)」
使い「お嬢様そろそろ上がる頃だと思うので、お部屋の方へ行かれたほうが」
城ヶ咲「何でよ!見たいのよ!」
使い「何をおっしゃって・・・」
城ヶ咲「あ・・すまないわ そうする 今の言葉本当間違いだから」
脱衣所から出て行き部屋に行く城ヶ崎


使い「タオルと服です・・」
永沢「ありがとうございます!」
使い「どんな方かは、まだよく存じませんが、普通の友達ってわけではなさそうですね」
永沢「え・・いや」
使い「服を着たら応接間で休んで、帰ってください」


警察署内
丸尾「・・・おとなしく殴られろ」
警部補「ふざけやがって」
銃声が響く パパーン!
丸尾「っは!」
警部補「ばかな・・9mm口径だぞ・・」
丸尾「この拳は、10人分の密度・・貫けるはずがない」
警部補「何いって」
再びこぶしが迫ってくるのが分かる
なんとか廊下を走って、部屋に入り
扉を閉める ガチャン
丸尾「こんなもので封じ込めると・・」
警部補「どうにかして知らせんと・・無線がそういえば!」
グシャ!
トビラは、しまっているのに通り抜けて拳が飛んでいく
警部補「ダハァッ!何でだ!ハアハア」
今度は、牢屋のおくまで行く警部補
意外と動き回る中年に、やる気をそがれた丸尾
丸尾「流石に壁があると一撃で殺せないか・・目立つから壊したくないんだが」

警部補「よしここになら、おい早くでないか・・」
警官A「警部補」
警官B「警部補」
警部補「なんだ夜勤はいるじゃないか!今までどこに とにかく極悪人が署で暴れている
君たち電話がつながらんから、なんとか応戦、、」
A「やめてください」
B「言いなりになるべきでーす(ふてぶてしく)」
そういい彼に。銃を向けながら扉を開ける2人
警部補「な。。何を正気か」
すかさず丸尾をあわせて3人入ってくる
凹警官「おれあ この人と飲んでいて感動しちまって
もうじいさん方なんざ、この人に付いて来れる奴以外いらねえ!」
凸警官(スタンド)「(簡単に利用できていいなあ こいつら)」
丸尾「というわけさ 、、む、、やはり死ぬコースだなこいつも」
四面楚歌ながらも、警棒を手に暴れる
警部補「ワシを・・・人をただの人形みたいに 私は少なくとも」
丸尾「終わりにするよ」
ぐしゃあ 無数の拳が降り注ぎ無惨に初老の男に穴だらけにした
丸尾は、もはやノートすら使わずに人を殺めるだけの力を持っている
これは、ノートの副効果である
所有者であれば、ペンで名前を書かずとも
近くにいるものであれば使用できる能力を
とことん磨いていったものである
(丸尾の場合は、その能力で人を歩めるたびに何人分もの力を手にできるらしい)
スタンド「うはあ 俺が協力する必要も無いな」
丸尾「だから協力は余計だったぞ なんだそいつらは?」
スタンド「凹と盛り上がっているうちに、仲間にしたんだ
見所ある感じだぜ 不良警官としてな」
警官「いつも口うるさく威張っていた おっさんが死んだ・・」
警官B「これは凄いぜ!」
丸尾「いいか?一つ誓え これまで通り働くそぶりはしろ」
B「アホ言うなよ おっ」
      • 被っていた帽子が、ポロンと落ちる
額の髪がいくらかはげている
丸尾「いいな_?」
二人の警官は、久しぶりに心を込めて返事した
「わかりました」


場面代わり
H「もうすぐ着きますか?」
ヤクザ親分「もうちょっとです」
若ヤクザ「やっぱり俺が運転しますよ」
親分「バッキャろう俺の車だぜ いつまでたっても俺が運転しなきゃ無駄だろう?」
芸能事務所社員「あわわわ (早い)」
H代理「いやはや」
高速で走るロングキャデラック

次の日
城ヶ崎の学校前
城ヶ崎「まさかじいやが永沢を追い返してしまうだなんて・・
使いのくせに もう頼んでクビにするかしら」
小杉「おう城ヶ崎!昨日はごちそーさん!うまかったぜ(略」
無視していく城ヶ崎
藤木「残念だね 君も気が(」
小杉「今日はありつけそうにないなあ」
あきれる藤木


ど田舎
山を走るバイク
老人 この先は危険だと止めるが、何かを言って進むバイク
乗っているのは、、、ノート使いらしく
革ジャケットの下のTシャツに、どうどうとノートを縛り付けている
幽霊「さあいこうぜ」
?「ああ」
岩が転がる道をバイクは恐れもせずもせず上っていく
    • 老人が言った通り危険な場所だ
草もまばらに生えているだけ
山に挟まれて、切り立った場所だからか、
風は強く、空気は乾いてて、今にも空が崩れそうだ
?「日本広いねえ こんな場所もあるのか」
幽霊「あんたのノートなら、幾らでも見つけられるよ」
ピシャーン!
いきなり地面がゆれ光ると遅れて音が鳴る
落雷だ
当たりは殺風景で、雷が落ちるのは、
その辺りで一番高さのあるバイクにまたがった男にだった。
しかし・・
関口「いえええい!ばっちりだ あはは全然痛くもない
むしろノートに電気が貯まる感触が続々する!」
次々と体に雷を受けていく関口
あれだけの電圧を受けて、体は、どうとも無いらしい。
幽霊「本当このノートにピッタシの男だよ 少しは痛いだろうに」


何時間経っただろうか
気づくと空は、夕焼けになっている
いい加減雷の頻度も収まった
関口「ここは潮時かな」
車の音が関口に聞こえてきた
タイヤの大きいオフロード仕様のトラック?が止まった
日産の奴だ 車は好きじゃないので、名前は知らない
降りてきたのは、先ほど見た顔だ
爺「あの男です。」
太めの男「おお?!イかれてるのか?あんな場所に何時間も?」
筋肉質の男「バイクで、よけていたとでもいうのか?」
そういうとこの男は、トランクから、避雷針のような物を置く
すかさす走って、離れる男たち
ピシャーン
幽霊「馬鹿みたい おびえちゃって」
関口「無理も無い 常人だもんな  ん?」
よーく見ると足下には人骨が転がっている事に気づく
太めの男「わかるか?ここは俺らの処刑場だ」
筋肉質「にいちゃん 運が悪かったな」
幽霊「ひいふうみい・・・今日は20発くらい貯まったんじゃない?」
関口「そんなに、俺当たったっけ?」
筋肉質の男「お・・勘がいいな 打たれろ」
そう言うと男は、狩猟用のボウガンで、関口を狙い撃ってきた
関口「うお あぶねえな」
パシャン!!
男の撃ったボウガンが関口の前で、消滅した
幽霊「電気を大切にしないと グッチ」
関口「ここの次の場所が出ている。そっちでためれば良い」
太った男「何外してんだ?・・かせ!」
爺「か。。雷様じゃ ウッ」
太った男「ちゃんと矢は飛ぶぜ」
あろう事か、爺で試す男 殺す事に重みが無いらしい
筋肉質の男「おおワリイワリイ じゃあウルセーケド、こいつで」
そう言うと筋肉男は、車から、チェーンソーを取り出した
関口「たりーなー バイクで・・」
そう言うと一瞬で、バイクにまたがる関口
パシュ ・・何も無い所に刺さる矢
バイクのエンジンをかける関口
幽霊「ちょっと待ちなさいよ」
筋肉質の男「お前も外してんじゃんか 車で、追い込め」
太った男「あいつ瞬間移動してやがる」
ドタン車の扉を閉めるデブ ハンドルを大きく切ると
窓からよーく狙いを付けて関口に、矢を放つ
永沢「そんなんじゃバイクにゃ当たらないッツーの」
!?
筋肉質の男「かけっこなら負けねえ」
よけた先にまずい事にチェーンソーで待ち構えていた
幽霊「やべ!グッちゃん当たる」
関口「うおおお!」
すれすれの所を飛び降り
段差に乗り上げ転がるバイク
筋肉男「よけたって、転がってりゃ餌食だ」
ぎゅいいいいいん!
男が構え振り下ろされるその瞬間
関口「加速!」
ノートが光り、一瞬にして素手で
チェーンソーのモーターを引き裂く関口
筋肉質の男「なんだ止まって、
無惨にも一緒に前腕をひっちぎられる

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最終更新:2009年11月08日 08:09
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