Quick Start:Stabilization

Quick Start: Stabilization クイックスタート:スタビライズ

(訳者注)てっとり早くスタビライズを行う手順を書いておきます。

①オートで解析を済ます
②Shot/Image Preparation (ショット イメージの準備)
③撮影対象上のトラッカーをいくつか選択(スタビライズで固定したい対象)
③ Translation:Filter
Rotation:Filter
CutFreq:0.5(これは結果を見ながら調整)
に設定
④AUTO-Scale押下  フィッティングします。
⑤OUTPUTに切り替え、SaveSequence で出力
あまり補正量(CutFreq)が細かい(=補正が強い)と解像度が落ちていきます。
たぶん、画面の縦横の揺れ、回転がそれぞれTranslationとRotationで、その揺れの往復をFreq(周波数)ととらえて1秒間に何回以上揺れたら補正するかをCutFreqで決めてるんだと思うんですけども。

 

以下本文

一般に3Dエフェクトを加えることは、移動するカメラを必要とします、しかし、スムーズにカメラを動すことは、難しい場合があります、また、手ぶれのあるショットは、素人っぽくさえあります。SynthEyesはショットをスタビライズ(手ぶれ補正)し、よりプロっぽくみえるように援助することができます。ただしスタビライズはやや画質を犠牲にします。SynthEyesのコストと利益については、後の完全なセクションで説明します。

 

まず、grnfieldショット(www.ssontech.com/download.htmから入手可能)をスタビライズ(手ぶれ補正)することから始めます。多くの他のオプションが可能であるけれども、説明のために特定の方法をこのショットに行います。SynthEyesは歩いて撮影した手ぶれショットをあたかも走行中の車から撮影した映像であるかのように安定させることができます。

File/Newでショットを4:3のデフォルト設定で開いてください。それを通して再生すると、手ぶれを確認できると思います:それは、スタビライズ機材なしでヘリコプターのドアから撮影されたものです。

 

ショットをトラッキングして解析するために、サマリーパネルのFull Automaticボタンを押してください。

もし必要なら、解析なしでトラッキングすることもできますし、2-Dトラッキングに固執することもできます。しかしここではより安定していて役に立つ3-Dトラッキング結果を使用しましょう。

Shot/Image Preparation(ショット/イメージの準備)メニュー(またはPキー押下)を選んでください。

このイメージprepビューポートで、左の駐車場の近くのフィールドで、半ダースのトラッカーのまわりに投げ縄を引いてください。すべてのトラッカーを使用してスタビライズすることもできますが、説明のために、この特定のグループをスタビライズさせます。そして、フィールドに建物を加えているならば、それは典型的でしょう。

スタビライズタブをクリックしてください, stabilization-axis(スタビライズ座標)のTranslation(移動)ドロップダウン をPeg(固定)にし、そして、Rotation(回転)ドロップダウンをFilterにします。CutFrequency(周波数カット)スピナーを0.5Hzまで減らします。これは回転不安定性を減らします。こんな感じになるはずです。

stabp1

 

イメージprepウインドウはスタビライズ出力を表しています、そして、イメージが安定するようにイメージは(3D方向に)シフトするため、イメージの底と左に大きな黒の領域ができます。黒の領域を排除するために、少しズームしなければなりません。そして、ピクセルを拡大します。

Auto-Scaleボタンを押下してください、すると、約30%拡大していて、黒い領域が排除されます。この拡大は画質を落とします、そのため、可能な限り最小にされなければなりません。

中央のフレーム数の右の水平スピナー を使ってショットをショットを動かしてみてください。ショットは、左のセンターにある の紫のマークの周りで安定します。

 

いくつかの残りの回転を見ることができると思います。おそらく、ショットを完全に固定にはしたくないと思います。少しのモーションは、ライブ感を与えます。この場合、ショットがそんなに長くないので、単にぶれの頻度を減らすだけでは効果がありません。
次に何をするかよくわかるように、右のFinalボタンををクリックし、Paddedモードに変更してください。Marginspinnerを0.125まで増やしてください。最終的なイメージを示す代わりに、最終的なイメージ(赤いアウトライン)がどこのオリジナル画像から来ているかがわかります。少しショットを動かしてみてください、そして、フレームの終わりまで行ってください(フレーム178)。

 

Now, change the Rotation mode to Peg also. Instead of low-pass-filtering the rotation, we have locked the original rotation in place for the length of the shot. But now, by the end of the shot the red rectangle has gone well off the original imagery. If you temporarily clickPaddedto get back to the Final image, there are two large black missing portions.

Hit Auto-Scale again, which shrinks the red source rectangle, expanding the pixels further. Select the Adjust tab of the image preparation window, and look at theDelta Zoomvalue. Each pixel is now about 160% of its original size, reducing image quality. ClickUndoto get back to the 129% value we had before. Unthinkingly increasing the zoom factor is not good for images.

If you scrub through the shot a little (in Padded mode) you’ll see that the image-used region is being forced to rotate to compensate for the helicopter's path, orbiting the building site.

さて、RotationモードをPegに変えてください。
回転をローパスフィルタリングする代わりに、最初の回転をショットの長さの場所にロックしました。
しかし、ショットの終りまでに、赤い長方形は、元のイメージからよく移動しました。
一時的に最終的なイメージに戻るためにパッドを入れられてクリックするならば、2つの大きな黒いなくなった部分があります。
再度Auto-Scaleを打ってください。そして、それは赤いソース長方形を縮小し、さらにピクセルを拡大します。
イメージ準備ウインドウの調整タブを選んでください、そして、デルタ・ズーム値を見てください。
各々のピクセルは現在その最初のサイズのおよそ160%です。そして、画質を減らします。
前に持った129%の値に戻るために、アンドゥをクリックしてください。
少し(Paddedモードで)終わりまでショットをゆすると、古いイメージの領域がヘリコプターの進路を補償するために回転することを強いられているのを見ます。そして、建設現場を軌道に乗って回ります。

 

良い解析を行うには、ショットの終わりまで行き、右下のmake-key(キーを付ける)ボタンを押し、続いてDelta Rot(回転)スピナーを調整して赤い長方形を回転させて図のように水平に戻るようにしてください。

stabp2

ショットの洗い出しを終えたら、赤い長方形で完璧になったイメージソースの範囲が収まっていることが判ります。

僅かに損失した部分もないでしょう。

その証拠に、再びAuto-scale(オートスケール)を行うと、ズームはおよそ27%まで落とすことが出来ます。

Paddedをクリックすると、再度Finaldisplay(最終表示)モードや、ベリファイのやり直しを改めてショットに行うことが出来ます。

モノクロの計測ボックスがファイナルモードでのオリジナル画像の境界であることに注意して下さい。

リサンプリングされた画像をズームさせると、多少の手ぶれは軽減させることができます:Rez(解像度)タブをクリックし、補間方法をBi-Linear(バイリニア式)から2-Lanczos(2ランチョス式)に切り替えます。

特にここでは駐車場で効果的です。

再生速度は、Image Prep(イメージ・プレップ)ダイアログのOKを押して下さい。

すると、いくつかの(不安定な)フレームでキャッシュが流される必要があるというメッセージが出ます。

そこで、OKを押して下さい。

すると、トラッキングが”正しい”位置ではなくなっていることが判ります:これは、オリジナル画像ではなく、現在の画像に合わせた位置になったためです。

後でこのボタンを使うこともありますが、まずはカメラビューから右クリックし、View(見る)/Show trackersandView(トラッカーサンドビューを見る)/Show 3-D Points(3Dポイントを見る)を消して下さい。

メインにある再生ボタンを押してみると、ショットが非常にうまく安定している状態となっていることが判るでしょう。

過度のズームを行わずとも、ハンドアニメーションを“directorial(管理)”コンポーネントに追加すると、非常に良い結果を得ることができます。

(意図的に、注目すべきポイントを移動させることによって、ズームを15%未満に抑えることが出来ます)

ショットを良く見ると、ところどころで一時ピンぼけのように見え、奇妙な部分があることに気付くでしょう。

これは、ショットの中で、カメラが動くことによって生じるモーションブラーです。

重要:モーションブラーを最小限に抑えて、安定したショットを撮影するためには、カメラのシャッター時間をできるだけ小さく(フィルムカメラにおける小さな“shutter angle(シャッターアングル)”するようにして下さい。

これによって、最終的な効果を伴う、コンポジットのためにシーケンスの出力を保存すべきと思うことでしょう。

を押して、イメージプレビューダイアログを出し、Output(出力)タブを選択して下さい。

そして、Save Sequence(シーケンスを保存する)ボタンをクリックして下さい。

クリックすると、出力ファイルタイプと名前の選択を求められます。

イメージシーケンスに、ゼロと最初にイメージシーケンスファイル名で欲しいフレーム番号の数字を入れるのを忘れないようにしましょう。

例えば、seq001やseq0000といったようにです。

どんな圧縮オプションにするか設定したら、Startを押して下さい。

それで、シーケンスは保存されます。

これらの数字と名前は、シーンを始めるときに、ビューの3D解析面と多くのトラッカーの良い結果を生み出すためにも、有益でしょう。

SynthEyesは、豊富な追加コントロールが可能であり、そのコントロールを管理し、通常別々になるようないくつものワークフロー操作を結びつけることによって、最終的な画質を向上させるでしょう。

これらについては、後のStabilization sectionの項目において説明されています。

 

Quick Start: The Works クイックスタート:やってみましょう

最後の”クイックスタート”として、三脚でのショットでのズームを手がけてみましょう:これによってショットを安定させるでしょう。

Webサイトから典型的な形式であるハーフHD(解像度960x540)のVFArchHalfのショットを開いて下さい。

(これはarcが実際にどういうものか知る唯一の方法と言えるでしょう)

NTSC再生レートを選択します。

注意深くショットを隅々まで見てみると、カメラマンが仕事を簡単にしようとして、ショットに対して行われたひとつのことに気付くでしょう。

カメラが三脚に固定されて、ショットの間物理的に動かないので、Summary Panel(サマリーパネル)上のOn Tripod(三脚上)チェックボックスをチェックして下さい。

更に、レンズがズームしているので、Zoom lens(ズームレンズ)チェックボックスも、チェックしましょう。

Tip(秘訣):全てのショットにZoom(拡大)チェックボックスをチェックしないで下さい。”念のため” Zoom(拡大)処理は、ノイズとロバスト減少を招きます。

Run Auto-tracker(自動追跡を開始する)ボタンをクリックすると、トラッカーを生成しますが、解析は行われません。

ショットの開始時点で、洗い出しを行うと、移動している左の木の枝に複数のトラッカーとして見出されます。それらをLasso(投げ縄)で選択し、Deleteキーを押します。

そして、Solve(解析)をクリックして下さい。

解析後には、shift-Cを押すか、Track/Clean Up Trackersを行って下さい。いくつかの高いエラーを出しているトラッカーを削除すれば完了です。

三脚タイプのショットを更新するためには、Solver panel(解析パネル)のRefine Tripodモードを使用する必要があります。モードをTripodからRefine Tripodに変更したら、Goを押して下さい!

Top(上部)とLeft(左側面)のビューを見てみましょう。全てのトラッカーがカメラから固定された距離に位置しているか注意して下さい。

三脚ショットでは、距離を計測するために利用できるパースペクティブが存在しないため、これを行っておく必要があります。

3Dオブジェクトを簡単に挿入し配置することはできますが、これらを並べるのは難しいでしょう。

こうしたときには、SynthEyesのsingle-frame alignment(シングルフレーム整列化)が役立ちます。

現在の図に関して、3-D control panel(3Dコントロールパネル)からcreate(作成)ツールを用いて、シリンダーやボックスの形状を作り出すか、Top(上部)ビューのアースリングを選びます。

これは、どこで作成しようとも、ショットの洗い出しを行うと、配置できるでしょう。

その他の3Dツールを使用することで、移動や回転、スケール(拡大・縮小)など、お好みへ配置変更が行えます。

一度再生が終了したら、作成した全てのメッシュを削除して下さい。

ショットに対して、標準の再生速度で再生すると、カメラワークがベストではないことに気付くことがあります。

そうしたときには、Pキーを押し、イメージプリプロセッサを用います。

ショットの終端まで行くのには、フレームスピナーを使用して下さい。

ただちにテキスト領域の周囲に見えているトラッカーを投げ縄選択して下さい。

現在Stabilize(スタビライズ)タブは、フィルターに対してTranslation(移動)とRotation(回転)スタビライズモードに切り替えられます。これを行う際には、スタビライズされたデータのソースとして、選択されたトラッカーが保存されます。

最初に、いくつかの特殊なトラッカーを選択したことを記憶したまま、あるいは後でトラッカーを使用した変更を行いたいときなどは、Get Tracksで、スタビライズされたデータを再び読み込むことが出来ます。

周波数を1.0Hzまで減少させて、Auto-Scale(オートスケール)をクリックして下さい。

Adjust(調整)タブをクリックすると、ズームが5%以下であることが判ります。

Rez(解像度)タブから、Bi-linear(バイリニア式)から2-Lanczos(2ランチョス式)に変更し、画像を少し鮮明にさせます。

そして、OKを押して、イメージプロセッサを閉じて下さい。

次に、カメラビューに切り替え、Jと打つか、CTRL+Jで、トラッカー表示をオフにします。

View(視点)メニューで、Normal Speed(通常速度)を選択して下さい。

1:1サイズでは、reset-camera-zoom(リセット-カメラ-ズーム)ボタンをSHIFTキーと一緒にクリックします。

Play(再生)を押して下さい。

すると、今度は機械的な動きではなく、スムーズなカメラワークになっていることでしょう。

出力したい場合には、output(出力)タブを使用して、イメージプリプロセッサからシーケンスを書き出して下さい。

スタビライズされたショットにオブジェクトを挿入したくなったら、トラッカーとカメラソリューションをアップデートする必要があります。イメージプリプロセッサのOutput(出力)タブからApply to Traker(トラッカーを適用)を1回クリックして下さい。

イメージプリプロセッサを閉じ、それからSolver(解析)タブでRefine Tripod modeで解析が行われることを確認して、Goをクリックしてみましょう!

 

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最終更新:2009年09月17日 18:28
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