リアルでエロゲみたいなことが起きたんだが@wiki

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匿名ユーザー

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現実は小説より奇なり

まあ、それまであんま仲宜しくない言ってたけど……
険悪ってわけではないけど、勉強のこと以外は、一切話さない感じ
休憩時間にいつも紅茶(夏は麦茶)貰うんだけど、それをちびちび飲みながら、お互い問題集とか小説を読んでいて、完全に孤立状態

学校のことも一切たずねないし、成績出ても「まあ次も頑張れ」程度のことしか言わない
それは冷たくしようとかそういうことではなく、この子なら、佳奈恵さんなら、いちいちそんなこと言わなくたって理解してるだろう、ってことで

ちなみに俺の誕生日付近の時の会話

俺「和泉さんって誕生日いつなの?」
佳奈恵「5月の16日よ」
(しばらく沈黙)
俺「へ~、俺は昨日誕生日だったんだ、18か19になった」
佳奈恵「ネタで言ってるわけ?つまらないわよ」
俺「本気で言ってる、自分の誕生日なんてあんま意識しないからさ」
佳奈恵「そう、よかったわね」
(沈黙)
(俺、問題集の答え読み出す)

とまあ、初日のアレはなんだったんだろうってぐらい、会話が続かない感じで


補足(和泉さん、とは佳奈恵の本当の苗字です。だけど下の名前はネットで検索掛けても1件も出なかったのでぷよが気を利かして仮名となりました。)


で、まあ、12月に入りクリスマスが近くなり
俺としては、この時点で誰とも行く予定なかった
で、予定は?みたいな話になって

佳奈恵「昔は両親と一緒に親戚の主催するクリスマスパーティーに出席していたけれども、最近は家に引きこもってるわ」
俺「彼氏とかは?」
佳奈恵「話したくないわ」
俺「ああ、悪い」
(ちょい沈黙)
佳奈恵「先生は?」
俺「去年は友達とミレナリオ行ったけど、今年はなんも予定ないねぇ。家で家族とケーキ食べてるんだと思うよ」
佳奈恵「恋人の一人もいないの。その顔でいないってことは、性格のほうがよっぽど悪質なのね」
俺「手厳しいなぁ、和泉さんは」
佳奈恵「テレビでよく見たりするけど、あの寒い中、よくもまあ行く気になるわね」
俺「だから、こう、暖かくなるようにカップルで」
佳奈恵「ああいう馴れ合い、基本的に嫌いなの」
(沈黙)
俺「……」
佳奈恵「ああして、一人でなんでも出来ないから、ああしているわけなのよね。弱いから」
俺「その通り」
佳奈恵「そう思ってないくせして」
俺「いいや?本当にそう思ってるよ?」
佳奈恵「嘘」
俺「嘘じゃない、ただ……」
佳奈恵「……なんなのよ」
俺「誰だって、和泉さんみたいな完璧人間じゃないんだから」
佳奈恵「別に、そう難しいことじゃないのよ」
(佳奈恵が本を閉じる)
佳奈恵「精神的なこと、自分の意志、それさえあれば、誰にだって出来るわ」
俺「例えばさ、超空腹状態で、目の前に食べ物があって、それに耐えられる?」
佳奈恵「死に直結する状態でなければ、食べないわ」
俺「へーえ、中学生にしては色々考えてるんだね」
佳奈恵「もし、先生のように中流層に産まれていたら、わからないわ」
俺「下流って言われなかっただけましか」
佳奈恵「バカにして言っているわけではないんです。ただ私は、将来社長となって、社員をひっぱっていく存在なんだから、馴れ合うような弱々しい人間じゃいけないってことよ
俺「それで社員がついてくるかって言われたらまた別問題だと思うけど」
佳奈恵「思いやりだとかそういうことでしょう?現場での態度と、ワタクシの信念とは別問題よ」
俺「いやー、偉い偉い、素晴らしい」
佳奈恵「……」
(反応もなく、本を読み始める)
俺「クリスマスはヒッキーだっけ?」
佳奈恵「そうよ、洋書でも読んでるわ」
俺「どっか一緒に行かないか?
佳奈恵「……」
(本を閉じる、明らかな敵意)

佳奈恵「行くわけがないでしょう、貴方、教師という立場なのになんてことを言い出すの?」
俺「妙なとこは世間地味てるんだな、いいじゃないっすか、お互い暇なんだから」
佳奈恵「これ以上その話題言ったら、警察呼ぶわよ」
俺「どうぞどうぞ、怖くないし」
(明らかに怒り始める)
佳奈恵「もう休憩は終わり、指導始めて頂戴」
俺「そうやって会話の途中でぶった切るのはよくないね、失礼にもあたる(このあたりから俺もプチ説教モード)」
佳奈恵「勉強教える気がないなら、今すぐ帰って」
俺「さっきさ、『警察呼ぶわよ』って言ったよね?」
佳奈恵「だったらなに、本気よ」
俺「……家からさ、出たことある?」
佳奈恵「なによ」
俺「警察呼ぶって、どういうことだかわかってて言ってんの?」
佳奈恵「……」
俺「俺は別に気にしてないけど、誰か他の人にそういうセリフ言ってごらん?殴られるどころじゃ済まされない場合だってあるよ。警察呼ぶイコールその人のことを全否定ってことなんだから。そういうことまできちんと理解した上で、今僕にそういう口の効き方をしたわけ?
佳奈恵「……悪かったわよ、けど一緒に出かけるなんてお断りに決まってるでしょ」
俺「指導の初日にさ、言わなかったっけ?年下は、恋愛対象として見れないって」
佳奈恵「じゃあ、どうして誘おうとしているんですか?」
俺「楽しいから」
佳奈恵「……ご冗談を」
俺「基本的に友達はさ、男だって女だって関係なく遊びに行くんだけど、でも相手が女の子だった場合って、最初は友情でも、親密になればなるほど、段々愛情に変わってくんだよねそういった意味で、和泉さんと俺ならそういうことになる率ゼロに近いから、遊んだりしないかって言ってるの」
佳奈恵「楽しい?今までだって、休憩時間ですら全然口効いてないのに?」
俺「緊張感があって楽しい」
佳奈恵「ああもう、わかったわよ、行けばいいんでしょ、行けば」
俺「あんがと、正直クリスマスに自宅って考えられないからさ」
佳奈恵「24日でいいの?25日は用事あるから」
俺「うん、じゃあ、そういうことで」
佳奈恵「ただ」
俺「ん?」
佳奈恵「万が一変なことしてきたら、即刻警官に突き出してやるから」
俺「……こっちのセリフになんなきゃいいけど」
佳奈恵「は?頭おかしいの?」
俺「いえいえ」

で、当日
この時は、駅で待ち合わせ。俺が来た時には、もう佳奈恵が先に来てた
佳奈恵「こんにちは」
俺「こんにちは、チャリどこ停めたの?」
佳奈恵「そこのスーパーのところですけど?」
俺「駐輪場にしたほうがいいよ、帰り何時になるかわからんから」
佳奈恵「何時まで連れまわすつもりなわけなんです?」
俺「さあ、どうだろうね。とにかく、移動しよう」
(チャリ移動して、駅に向かう)
佳奈恵「私が途中で飽きて帰りたいって言い出しても、文句言わないでね。仕方なく来たんだから」
俺「あいよ、帰りたくなったらいつでもどうぞ」
佳奈恵「……」

電車内。やっぱクリスマスイブ+日曜ということあって、かなり混んでる
席一つ空いてたので、佳奈恵だけ座らせる(ちなみに、もし隣が男だったら、立っていたらしい)とある駅に着いて、佳奈恵の隣にいた女性が降りて、空席となる。ちなみに電車乗ってからここまで会話ほぼゼロで、
佳奈恵「……? 座らないの?」
俺「いいよ、立ってるから」
佳奈恵「そう」
(電車出発するが、その佳奈恵の隣の空席には誰も座らず、空いたまま)
佳奈恵「疲れないの?」
俺「非常に疲れる」
佳奈恵「なのになぜ?」
俺「教師と教え子が、隣同士で仲良く座ってたら不味いでしょ」
佳奈恵「別に……そこまでは」
(結局次駅の人が座って、満タンに)
佳奈恵「……」
(佳奈恵が、まだ駅に着いてないのに席を立つ)
俺「どうした?」
佳奈恵「立ってる」
俺「座ってりゃあいいじゃん」
(佳奈恵がこっち睨む)
佳奈恵「私への当て付けでしょ?」
俺「立ってたいから立ってるだけだよ、巨人の星って漫画読んでみな?」
佳奈恵「とにかく、もう座らなくていいわ」
(佳奈恵が扉側のほうに、俺は席の前にいる。超険悪状態)
で、新橋に到着
とりあえずお台場行く予定だったんで、ゆりかもめに乗り換え
乗って二人で窓際で立っていたが、明らかに佳奈恵の様子がおかしい。
俺「? どうしたんだ」
佳奈恵「ちょっと、真ん中に」
(佳奈恵が窓際から離れようとするが、混んでて無理)
俺「どうしたんだって」
佳奈恵「落ちそう……」
俺「え?」
佳奈恵「なんでもないわ、話しかけないで……」
様子から察して、高いトコがダメなのだと気付く。
それも「きゃあ怖~い」的なもんではなく、マジにダメなんだと察する
目はつぶっているが、顔色がどんどん青ざめていく。
で、俺が佳奈恵の手を握る。
佳奈恵「なんなの?」
俺「握ってろ、着くまで
佳奈恵「……」
何も言われなかったが、ぎゅっと握り返される
最終的に、佳奈恵が俺の手を両手で握りだす。
ただ距離的には、離れたまま
降りてから
俺「高所恐怖症?」
佳奈恵「そういうわけじゃないはずだけど、さっきの乗り物は……非常に不安定で」
そこまで喋って、なんかはっとなる
佳奈恵「……別に、先生に気を許したわけじゃないからね
俺「よろしい」
二人で、お台場の施設へ

で、確かフジテレビの中やら横のデパートやら回ったはずなんだけど、
正直何話したかはあんま覚えてない。で、お昼食べたんだけど、その時までほとんど会話なし
まあこの時点で佳奈恵の性格はほぼ把握してたんで、すでにそういった状況が苦ではなかった
そして、3時過ぎ
佳奈恵「そろそろ帰らない?もう疲れたわ、色々と」
俺「だな、そろそろ帰路に着くとしますか、和泉さん(←この時点で着く気ゼロ)」
佳奈恵「帰り、空いてるといいけれども」
俺「空いてるに決まってる、モノレールは乗らないから」
佳奈恵「は?」
俺「船で浜松町まで行くから」
佳奈恵「船……?」
俺「そ、浜松町ってさっき通過したでしょ?これがその駅の近くに停車するから」
佳奈恵「揺れるけれど、さっきのモノレールより万倍マシね」

(誰もいない船の一階部分で、二人で向き合って座っている)
佳奈恵「……」
俺「どうだった?」
佳奈恵「何だかんだいって、それなりに楽しかったわ」
俺「そりゃよかった」
佳奈恵「先生、ホントに恋人いないの?」
俺「今年の八月にはいたけど、一ヶ月で終わった」
佳奈恵「原因は?」
俺「内緒(その彼女があまりに性的交渉ばっか求めてきたため)」
佳奈恵「そう……」
俺「ただ別に、今日誘った理由ってのは、ぜんぜん下心的なもんじゃないから」
佳奈恵「嘘よ、モノレールで人の手掴んだくせに」
俺「まだ、つっぱる気?」
佳奈恵「……」
俺「自分の弱いトコを素直に認めんのも大事なことですよ?」
佳奈恵「ただ、こないだ言ってたように、楽しいってだけで?」
俺「……俺はね、和泉さんと違って、完璧人間じゃないからさ、ちょっと色々、おかしい部分があるんだ」
佳奈恵「……」
俺「もともと友達関係だった女の人と、親密になったとしても恋愛には発展したくないってのがあって、実際それで友人関係終わったことが何度もあった」
佳奈恵「そのまま付き合えばいいじゃない」
俺「そういう考え方がないんだ、俺の中に」
佳奈恵「変わってるわね」
俺「で、ほら、和泉さんとなら恋愛関係になるはずないし、ってかなったら大問題だし、そういうこともあって、一緒に遊べたら楽しいかなと。それでクリスマスっていう丁度いい機会があったから、誘ってみようと思ったんだ」
佳奈恵「それって冗談で言っているんじゃなくて」
俺「大マジ、あとこういう話は、相手を選んでしかしない」
佳奈恵「……そう」
佳奈恵「好きなタイプっていうのは、確立されているの?」
俺「んー、俺があんまいちゃいちゃっての好きじゃないから、そういうことを四六時中してこない人がいいなあとりあえず。あと自分ってものをしっかり持ってる人。あとはまだ色々あるけど、究極的には自分の好きになった人がタイプかな。そっちは?」
佳奈恵「ないわ、クラスの男子とか、好きになったこと自体、ない」
俺「告白とかされないの?」
佳奈恵「あるけれど、普通断るわよ。先生は?」
俺「ないない、今まで一回もない」
佳奈恵「嘘ね」
俺「バレた?」
佳奈恵「どうしてこう、すぐにバレる嘘をつくのかしらね」

(船到着)
浜松町に到着。時間は三時半過ぎ
俺「じゃあ、このまま駅に」
佳奈恵「あれってもしかして、東京タワー?」
俺「いえす」
佳奈恵「……そう」
俺「行ってみる?ただ今夜のほうが綺麗だろうけど」
佳奈恵「嫌よ、誰かに見られて、恋人同士だと勘違いされたら……」
俺「ないない、そん時は10通りぐらい言い訳あるから大丈夫」
佳奈恵「……」
俺「でもまだ三時半か、あんま遅くなっても混みそうだからアレだけど、いまだとちょっと早いし、喫茶店でも行こうか」
佳奈恵「そうね」
で、喫茶店で適当に時間潰して、六時を回る

六時、冬ってこともあって一気に暗くなる、一気に寒くなる
てか周りが東京タワーに向かうカップルで賑わってくる
佳奈恵「寒い……」
俺「涼しい」
佳奈恵「おかしいわよ先生」
俺「和泉さんと違って寒いの強いから」
佳奈恵「……ねえ」
俺「ん?」
佳奈恵「一つ、訂正してほしいんだけれども」
俺「訂正?」
佳奈恵「訂正というか、出来れば今だけ、下の名前で、呼んでくれない?」
俺「下の名前って……佳奈恵さんだっけ」
佳奈恵「そう、なんでかわからないけれど、貴方に本名さん付けで呼ばれると違和感が……」
俺「まあ、いいけど。今日だけ、ね」
(結局、コレ以後ずっと下の名前で呼ぶことに)
そして東京タワーに到着
超激混み

「うわ、これ無理だろ」とは俺の第一声、けれども、
佳奈恵「いいわ、今日帰り何時になったって」ってことで並ぶ
結局入れたのが8時過ぎ、その間はほ無言だったけれど、ずっと手は握ってた
エレベーターも当然ぎゅうぎゅう詰め、二人離れ離れになる。で、展望階に到着、降りる
東京の街並み眺めたりだとか、二人でボーッとしてる、で……
佳奈恵「キレイね」
俺「はぁ、今日は疲れました……」
佳奈恵「ありがと、先生」
俺「ん?」
佳奈恵「なんか色々と、勘違いしてたみたい。下心あるだとか……」
俺「う、今その話をしますか」
佳奈恵「え?」
俺「今からこれ渡すと、まるで下心あるみたいな……」
といって、用意してきたクリスマスプレゼント(ネックレス)を渡す

佳奈恵が中身を取り出す
佳奈恵「……」
俺「決してやましい気持ちじゃないんで、許してくだされ」
佳奈恵「うん、許してあげるわ」
(佳奈恵、自分でネックレスつけようとするが、なかなか出来ないでいる)
俺「やってあげるよ
佳奈恵「や……
ネックレスを付けようと首に手をまわした瞬間、佳奈恵が体ごとこちらに(こん時はマジで、鳥肌立ちました)

あとはもう、帰るまで手は常に握りっぱで、電車の中ではこっちに寄りかかって寝てきて、
そして地元駅について、ついにお別れのときに

佳奈恵「またいつか、一緒に遊びにいける……?


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

けれども後日の指導日、
佳奈恵「あっ、あの時は雰囲気に酔っただけよ。言わないで触れないでああ、うるさいうるさい!!」




もはや語るまい

byスレ住人

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