159 :本当にあった怖い名無し:2005/11/25(金) 20:54:34 ID:nbGRLDu90
「もしもし、私メリーさん、今駅にいるの・・・か、勘違いしないでよ?!
貴方に会いに来たんじゃないんだから!」

それからしばらくして・・・・

「もしもし、私メリーさん、今貴方のマンションの前にいるの・・・
違うってば!た・たまたま近くを通りがかっただけなんだから!」

そして10分後・・・

「もしもし、私メリーさん、今あなたの後ろにいるの・・・・・・」

振り返ると、顔を真っ赤にした少女が立っていた。最後にメリーさんは
目の前で電話をかけるふりをした・・・




「もしもし、私メリーさん・・・・・・・今日、泊まってもいい?
か、勘違いしないでよ?!終電に乗り遅れただけなんだから////」


160 :本当にあった怖い名無し:2005/11/25(金) 20:56:36 ID:nbGRLDu90
・・・その夜、悲痛な叫び声が近隣中に響き渡った。
明け方、救急車が、顔を鮮血で真っ赤にした少年を車に乗せた・・・。
まだ、息があるのだろうか?

担ぎ込まれた病院では、あわただしくもすぐに救命体制をとった。
少年の体は予断を許さないが、かろうじて、一命を取り留めた。
彼は集中治療室に入れられ、体に何本ものチューブをつながれていた。
ひっきりなしにナースが、容態と計器のデータをチェックしにやってくる。
そんな時、ようやく彼は意識を回復した。
「う・・・ここは・・・?」

ナースがうれしそうにやってきて、彼にやさしくつぶやいた。
「もしもし、私メリーさん・・・・・・、会いに来てくれたのね?
か、勘違いしないで! 趣味と実益を兼ねてるだけなんだから////」

最終更新:2007年03月17日 18:17