「季節の変わり目だからかな、風邪引いた」
『バカねぇ。あ、バカは風邪引かないんだっけ』
「酷い。君に憑かれてから体調狂い易くなってるんだよ。もうちょっと労わってくれても」
『文句だけは一人前よね』
「…薬買って来ます」
『桃缶とプリンとスポーツドリンクもね』
「…パシリっすか」
『アンタ用よ。寝込むんでしょ今から。だったら先に買っておかないと。私はアンタの代わりに買い物行けないもの』
「あ、そうか。でも桃缶って古…いえなんでもないです行って来ます」
『○○屋のレアチーズケーキと季節のフルーツタルトもね』
「それは…パシリっすね」
『早く行きなさい、数量限定なんだから。…そうね、待ってる間暇だから氷枕とお粥くらいは用意してあげるわよ』


というような事は起きないだろうかと一人咳き込む夜。
最終更新:2011年03月06日 10:15