『うらめしやー』
「古。今時白装束かよ?」
『う、うるさい!だって、仕方ないじゃない。私これしか持ってないんだもの・・・』
「これだから年代物の幽霊は・・・仕方ねえなあちょっと待ってろ」(ゴソゴソ)
『これ・・・浴衣!?』
「俺のを買うついでに買っといたんだ。あ、安物だけどな」
『綺麗・・・いやその、う、嬉しくもなんともないけど、仕方ないから着てあげる!』
「下駄と髪留めと巾着もあるけどこれは勧められたのを断りきれなかっただけで」
『も、もったいないから使ってあげるわよ!』(いそいそ着替え)
「・・・結構似合って・・・いやそのごにょごにょ・・・」
『・・・なんか恥ずかしい・・・あまり見ないでよ・・・』
「そ、そろそろ行くか。その・・・屋台物食って汚すなよ?」
『う・・・意地汚いあなたとは違うわよっ!・・・ばか』
そして夕暮れ時の人波に一組の男女が加わった――

とうかさんというお祭りがあってね近いのに行った事ないんだよねははは
最終更新:2011年07月01日 19:16