368 :本当にあった怖い名無し:2011/06/18(土) 04:04:03.14 ID:ImJoqo7x0
つい今の出来事なんだけど、聞いてくれないかな

友人と某大手レンタルショップ行ってアニメを借りて自宅でリレーしたんだ。
その後は夜中の1時くらいまでゲームショップ回ったりして。
一通り遊んだ後1時半くらいに友人と別れて帰宅したのね。

まあ実は約一カ月程前に祖母が亡くなっててさ。
その結構前に両親も離婚しちゃってて、妹弟いるんだけど母と一緒に家を出て行ってしまったのね。
で、家に残るは父と俺と祖母の三人。
狭いと思ってた家も三人になると広く感じるもんでさ。
それが更にさっき言ったように一人減ってしまって今じゃ父と2人暮らしなわけさ。
だからそれまで妹の部屋だった場所は俺の二つの目の部屋になってて、そっちは寝室。
今まで使ってた部屋はPCや漫画を置くような部屋になってて、快適って言えば快適なんだわ。
今これを打ってるのも今まで使ってた部屋ね。
いつも父はこの部屋の隣で寝ているんだけども。

帰宅した時間は1時半を過ぎててまあ玄関から廊下は真っ暗。
祖母が亡くなった日から父は「誰も使ってないのに浴室の電気がついてて、しかも閉めた扉も半開きなんだよ」
とちょっとホラーな話するから気になるじゃない。
かく言う祖母が亡くなった場所はその風呂場なわけで。


369 :本当にあった怖い名無し:2011/06/18(土) 04:12:14.93 ID:ImJoqo7x0
 >>368 続き すまん、上げてしまった

だからと言って俺はその現場を見たことなんて一度しかないし
(父と夕食食べ終わってお片づけするために廊下通りかかったら二人で驚いた)
そこまで怖いとも思わなかった。

だから別に何も無く、靴を脱いで玄関の灯りを消して廊下を歩いて階段のあるキッチンへ。
ドアを開けると左にカウンターがあって、カウンターの奥に冷蔵庫やら水場やら。
右には小さい机があって、その壁の裏側がそのまま手すりに繋がってて二階への階段があるのね。
一戸建てです。
電気をつけなくても普通に感覚で何処に何があるかはわかるから、そのまま一歩進んだところにある鍵かけに車のカギを掛けて階段へ。
もちろんドアを閉めてね。

二階の自室に着いたら一息ついて荷物を置いて、PCの電源をつける。
友人からスカイプで「俺のPCの音の出方の調子がおかしい」と相談を受けたのでそのまま通話。
しばらく色々教えてあげて、解決するとスカイプを切ってお風呂行こうかなと椅子から腰を上げた瞬間



370 :本当にあった怖い名無し:2011/06/18(土) 04:22:35.89 ID:ImJoqo7x0
 >>369 続き

部屋の中でぶつかったんだ。
椅子から腰を上げて振りかえってドアに向かおうとしたらさ。
右肩にどんって衝撃が。
今思えばそれと共に小さい声が聞こえたような気もしてきた。
机の周りには充分な広さがあるし、椅子の周りにもそんな高さのものは置いてない。
何よりこの部屋の中には俺しかいないし。

急に悪寒がして寒気もして鳥肌立ちまくりでしばらく立ったまま動けなかった。
内心「えー…これ…えー…祖母ちゃんか?えー……」的なこと考えてた。
でも違ったよ。



371 :本当にあった怖い名無し:2011/06/18(土) 04:23:51.58 ID:ImJoqo7x0
 >>370 続き 改行多すぎって叱られたわ。やかましいわ。

ホラー映画みたいに、右肩~胸~左肩~左の方向~って流れで恐る恐る視点を変えて見たら
椅子にもたれかかって左肩をさすってる女の子がいたわけだ。

……まあ、びっくりするよね!!!!

俺は正直焦った!!

上はちょっと洒落た襟付きのシャツ着てるけど下はパンツ一丁だったし!!
こういう風になると脱いだジーンズをとっさに着だすんだね、俺って人間は。

正体がわかると別に何も怖いことはなくなるわけで、次の瞬間には話しかけてたよ。

「急に立ち上がってマジごめん」

自然と笑ってたよね
鼻でフフッて息吐きながらさ、そう謝ったよ。

「笑いながら謝るとか何なの…?良いけどさ別に」

彼女はそうやってすっごい睨みながら俺に返してきたよね。
びっくりだわ、ホント。
リアルタイムで足震えて手震えて、ちなみに今でも手震えてる。



372 :本当にあった怖い名無し:2011/06/18(土) 04:32:30.82 ID:ImJoqo7x0
いつも妄想しまくってる俺もいくらなんでもこの状況は複雑だった。
実際、リアルにこういうことが起きるなんて耐性付いてないし、狼狽するしかないんだなぁ情けないって。

「すっごい独り言かと思って見に来ちゃったわよ。」

とかなんとか。
連日連夜スカイプ通話やら某動画サイトで配信やらしている俺は「今さら!?」とか思ってしまうわけで。
なんというか守護霊とか背後霊とかそういう系ならもっと前から知ってると思うから
最近この辺に来たのか或いは今日どっかから連れて来ちゃったのか。

幽霊であることは確定事項だったので、なんというかもうそういう突っ込みは無しの方向だった。

俺は簡潔に「何処から来たのか」「何の為にいるのか」を聞いてみたんだ。
すると彼女は
「何処から来たのかってのはいつの間にかあんたの車に乗ってた。何の為にいるのかってのは私が聞きたい。」
との事で。
どうやら無意識に車に乗せて持って来ちゃったようで。
心当たりはレンタルショップとスーパーマーケットとゲーム屋と吉野家。
あとは国道を友人とドライブしてたくらい。
でも友人を家まで送り届ける時、友人の家の近くに墓地があるんだ。
そこに車を一旦止めないと友人宅は団地だから他に場所が無いんだわ。
でもそこの墓地には何度も停めてるし、今日が初めてじゃない。

色々模索してたら彼女はじーっと俺の目を見てこう言った
「ヒゲ、剃りなさいよね、似合わないわよ。」



373 :本当にあった怖い名無し:2011/06/18(土) 04:41:50.10 ID:ImJoqo7x0
 >>372 続き さっき続き入れるの忘れてた

無精ヒゲ生やしっぱなしだった俺はもう恥ずかしくて自分の顎をショリショリすることしか出来ない。
でもとにかく風呂に入りたかった。風呂に。
「お風呂入りたいから、ごめん」
と、俺は彼女から目を背けてドアの方へ歩いて行った。
で、ドアノブを開けるとそこにはさっき椅子にもたれかかっていた彼女が。
声出しそうになったけど抑えたよ。
隣の部屋で父が寝てるからね。
「わざわざ車の中から心配してここまで来たのに何その態度!」
車は家の玄関から出て目の前、徒歩で30秒くらいのだだっ広い平地に停めてある。
「心配して来た?」
何も考えないで彼女の言葉をそのまま返した。
本当に何も考えてなかった。頭真っ白で。
「えっちょっそこ拾うの!?ちょ……あー…その違う。あんまり大きい声だったからつい来ちゃったの!!」
慌てて訂正しているせいなのか両足の親指を重ねてモジモジしていた。
太ももが眩しい。
そういえばしっかり彼女の姿を目で確認していなかったのでなんとなく見てみたら意外と美人だった。
年齢は15~18の間くらいで背は自分が174なのに対して鎖骨くらいだから155~って感じ。
髪型は特に飾りもなく肩くらいまで伸びてて色は薄い茶色。
体型は細くもなく太くもなく普通。
服装はおしゃれな襟付きのワンピース的な何かで、丈は男が履くトランクスの長さくらい。
足は何も履いてなくて素足。



374 :本当にあった怖い名無し:2011/06/18(土) 04:57:51.24 ID:ImJoqo7x0
 >>373 続き

ちなみに胸はBくらい。控えめ。
ここまで打ってたら流石に余裕が出て来た。
手の震えもなくなった。

で、お風呂に行きたかったのでそのまま彼女をすり抜けようと前へ進んだ。
幽霊だから行けると思ったんだよ。

まあ……

ぶつかった。普通に。

そのまま尻もちつく彼女に申し訳ないと思いつつ彼女をまたいで廊下を歩こうとしたら
またいだ足を掴まれた。
そのまま前へ踏み出すと「ちょっ!?」っと言う声と共にひきづられて床に頭をぶつける彼女

「マジごめん」

一言謝って早々と階段を下りて風呂場へ行こうとすると階段降りた先にまた彼女。
ぺったんこ座りっていうのか、アレをしながらこっち見上げて睨んでくる
おでこさすりながら。
「あんた……ねぇ…………」
スルーしてお風呂場へ。

いや、どう接していいか本当にわからないんだって。
本当に。


375 :本当にあった怖い名無し:2011/06/18(土) 04:58:58.06 ID:ImJoqo7x0
 >>375 続き 本文長いって叱られた。起こったことをそのまま書いてる、すまん

脱衣所で一息ついて、服を脱ぎ(俺の体型は良くない、並み。)洗濯機へ入れて浴室へ。
浴室には正面に大きい鏡があるんだけど、映ってるんだよ彼女が。
俺の後ろで下向いてぺったんこ座り(?)しながらおでこ抑えて。
別に俺も前を隠してないから普通に恥ずかしいし驚きの連続だしで急いで浴室のドア閉めて(すりガラス的なプラスチックのドア)
カギ(プラスチックのヤツで上にずらすと枠と噛みあって開かなくなる)かけたよ。
シャワーつけると水が出てきてそれにすらびっくりして俺はもう頭パニック
「うおっ」なんて声出すとすりガラス(プラスチック)の叩く音して更にもうびっくり
「ちょっ大丈夫?なにかあったの!?」
ホントもう心臓足りない。どうしたらええねんと。
「大丈夫だから大丈夫だから大丈夫だから!シャワー冷たかったねんて!」
ってもうわけわからないことしか口走らなくてパニック風呂。
父との二人暮らしで、二人とも湯船に浸からない派だから湯船にはお湯が張って無くてシャワーだけ。
シャワー浴びながら頭洗って顔洗って身体洗って歯を磨いて。
シャワーを止めてドアの方見るともう何も聞こえなくて誰もいなかった。
ゆっくりドア開けても誰もいなくて、内心ホッとした。

タオルで体拭きながら浴室の換気扇のスイッチ入れて嘆息。
パンツ履いてTシャツ来て鏡見たらいるんだよまた。
もうびっくりして後ずさってしまって足を踏んだよ。彼女の。
「~~ッ!?」
ってマンガだとそんな感じの声で足を足でさすりながら俺の肩に捕まって来て
「い つ か 覚 え て ろ ッ」
って言ったままスッてまた消えて俺はすぐ脱衣所から出て脱衣所の換気扇のスイッチ入れて電気消した。
で、そのまま走らず(父が起きるから)ゆっくり階段登ってPCの方の自室へ。




376 :本当にあった怖い名無し:2011/06/18(土) 05:07:44.19 ID:ImJoqo7x0
 >>375 続き さっきのは374の続きだよ…何してんだよ俺

PCつけっぱなしでモニターだけ消してお風呂行ってたから、いつものようにモニター電源入れて。
一息ついて煙草に火を付けて落ち着こうとね。
ゆっくり一服して、何の気なしに指の関節の音鳴らそうと指を曲げると

ピッキーーーン!!!

ってまさにそんな感じの効果音な勢いで両腕がつった!
マジで痛い。
これは今までのつり歴史を覆すくらいの激痛で、耐えがたくて脱力すら出来ない尊い存在の痛み。
マジで!
で、その激痛の中何故かは全くわからないけど勝手に俺は
「マジ…ごめん……ホントに……ごめん」
って呟いてて、そうしたらウソみたいにスッって痛みが無くなってびっくり。

腑に落ちないけど仕返しされた気がした。

で、そのまま寝室(元妹の部屋)に行ってベッドに横になったんだけど、開いてるクローゼットからずーっと見られてる気がして
恥ずかしくなってこっちの部屋に来て、このスレを思い出して書きこみました。

まだまだ何かありそうで怖いです。
やっぱりこれには慣れたいけど、急に出てくるのはやめてほしい。
ホラー系は大好きでよく借りて見るし、怖い話も好んで聞いたり話したりするよ。
でも自分でこういうバイオハザード系を体験するとホントパニクることがわかった。
バイオ系の怖さより、サイレントヒル系の怖さに強いんだと俺は思った。

読みにくくてすまなかった。
そのまま書いてしまった。
読んでくれた人がいたらありがとう。
また書くかもしれない
最終更新:2011年07月01日 19:33