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スーフェン「今戻ったぞ」
リジャーズド「どうだった?今しがたサーザイトから使者が来て、指揮下に入れと言って来た」
ス「うむ。サーザイトが国軍と魔術師団の支持を取り付けておる。間違いあるまい」
リ「ルートガルトは広いと聞いていたが、大した人材は居ないもんだな」
ス「優秀過ぎるトップが全てを取り仕切る組織ではよくある事だな。お前はサーザイトをどう見る?」
リ「奴は只のインテリ善人だ。ムクガイヤに比較して、全ての面で劣る。ま、俺に聞くより、兵に聞く方が早いな」
ス「さすがによく見ておる。奴はまだ、我々はもちろん、ロイタスの生き残り連中も掌握出来ておらん。オステア人達も何やら企んでおる」
リ「ハッハッハ、それでは軍の3分の1も掌握出来ていないではないか」
ス「出足が遅過ぎる。乱世に生きる者ではない。そっちはどうだ」
リ「ネルザーン砦には兵の1人も居なかったそうだ。もちろん抑えたぜ」
ス「上出来だ。ネルザーン砦に集積された軍需物資があれば、篭るだけでも数年は戦える」
リ「ああ。これを元手に、先ずはロイタスだ。そしてサーザイトか」
ス「その件だが、もっと良い話を持って来たぞ。お前の故郷だ」
リ「?」
ス「さすがに勘の良いお前でも分からんか。リューネ騎士団を攻めよと言っておる」
リ「おいおい、俺が無茶をすると言っても、リューネの竜騎士どもを相手にするのは楽じゃない。もっと実力をつけてからも遅くないんじゃないか?」
ス「穹廬奴経由で得た情報だが、アルティナが死んだそうだ」
リ「ほう」
ス「お調子者共が復讐の機会だと沸き立っておる。奴らの脳には制御の文字は無い。必ず蜂起するだろう」
リ「なるほど。リューネの主力はパーサ。沼地で奴らが暴れるなら、リュッセルに戻るには手間が掛かるな」
ス「他の者であったらこの様な献策はせぬ。だが、お前の機敏さには賭ける価値が十分にある」
リ「ハッハッハ、そうだな、電光石火こそ俺に相応しいか」

リ「俺の戦友達よ!ムクガイヤ様が亡くなられたのは、残念ながら事実であった」
リ「賢者サーザイトが遺志を継いで、軍を率いるそうだ。賛成の者は、イオナへ行け!」
兵士達「ブーブー」
ルグナナム「あんな奴に仕えるなんて真っ平ご免だ!」
ニューマック「弱者の下に集うか。人間とは不思議な生物だな。ククク、そう言えばエルフどもも似てるな」
ダイナイム「彼の者には強き弓引けぬ。王が務まるはずが無かろう」
リ「そうだ。強い者が王になるべきだ。ムクガイヤ様亡き後、王になれる人間は1人しか居ない。それは俺だ!」
兵士達「そうだ!Yeah! Yeah! 」
リ「私腹を肥やせ、権力を笠に着ろ。お前達が役に立つ限りは、何をやっても文句は言わん。だが、クズはクズなりの扱いをするぞ。俺についてくるなら、覚悟しておけ!」
ガンター「んふふふ。面白そうね」
リ「リジャーズド・イレギュラーズ、出撃だ!行くぞォ!」



  • ブーブー Yeah! 兵士たちノリいいなw
    ちょっとイレギュラーズに参加したくなった -- 名無しさん (2011-02-09 07:29:01)
  • 兵士たちいいね笑
    リジャーズドは変に善人であるよりこのくらいチンピラなほうがカッコいいわ -- 名無しさん (2023-11-21 11:58:19)
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最終更新:2023年11月21日 11:58