テステヌ「うーん、朝か」
マクセン「ん?おお、起きたかテステヌ。皆待っているぞ」
テステヌ「むっ、そうか。少し寝過ごしてしまったようだな」


良い子の諸君おはよう。私の名前はテステヌという。ここホアタの地でフェリル国を築き上げた君主である。


テステヌ「ふむ、皆おはよう。遅れてすまない」
ロード「あっ、テステヌ教官。おはようございます」
テステヌ(ソルジャー)「うむ。良い返事だ」


私は一国のリーダーでありながら、部下達の訓練を日課にしている。これは主従関係の壁を無くし、仲間としてのコミュニケーションを取るためでもある。


テステヌ「よし、今日の訓練はここまでだ」
ロード「ありがとうございました」
テステヌ「……もう私がお前達に教えることは無いな」
ロード「教官……」
テステヌ「お前達も立派な戦士になった。これからは前線に出て、この国の為、仲間の為に頑張ってくれ」
ロード「教官っ!ありがとうございました!!」


マクセン「相変わらずいい仕事をするなテステヌ。お前の訓練のおかげで、兵士達の練度も士気もあがっているぞ」
テステヌ「そうか……正直に言うと、あまり乗り気ではないのだがな」
マクセン「何故だテステヌ?皆が強くなるのであれば、それに越したことはないではないか」
テステヌ「だが、前線へ送り出すことになる」
マクセン「………」
テステヌ「ついこの間まで笑い合っていた仲間達が、次の日には居なくなる。そんなことの繰り返しだ」
マクセン「……そうだな。だがテステヌよ。お前が鍛えてくれるおかげで、帰ってくる者が増えているのも事実だ。」
テステヌ「マクセン……だが」
マクセン「我々は何の為に立ち上がった?今更引き返せるのか?もしお前が目に掛けていなかったとしても、戦う兵士がいなければ、訓練不足でも前線に出すことになる。だったら無事に帰って来れるように鍛えてやるべきだろう?」
テステヌ「……そうだな」


……ここはもう私が居なくなっても大丈夫だろう。マクセンなら皆を纏められる。兵士達も強くなった。
多分私は戦乱の途中で倒れるだろう。だが、彼らになら安心してこの国を託せる。


願わくば、この国の未来を見届けたいものだ。


  • 見事に脳内変換再現されてるww
    そう、これこそがテステヌさんだな。 -- 名無しさん (2012-10-06 13:03:32)
  • これイベントにして訓練5を習得したりしないかな -- 名無しさん (2012-10-06 13:16:34)
  • >帰ってくる者が増えているのも事実だ
    これ良く考えられてるよね
    テステヌのLSには防御力UPと魔法抵抗力UPがあるからロードなら鉄壁になれる
    いやテステヌは死ぬんですけどね -- 名無しさん (2012-10-06 21:55:37)
  • 文章を拝借し、イベントを作らせて頂きました。 -- 名無しさん (2017-02-10 23:17:47)
  • ↑乙 -- 名無しさん (2017-02-11 13:13:45)
  • ↑ええやん -- 名無しさん (2020-10-03 09:44:21)
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最終更新:2020年10月03日 09:44