「２０円」で世界をつなぐ仕事 ”想い”と”頭脳”で稼ぐ社会起業・実践ガイド - ゆーまりんの書評ＢＬＯＧ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　小暮　真久

小暮さんは、『ＴＡＢＬＥ　ＦＯＲ　ＴＷＯ　Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ』
というＮＰＯ団体の事務局長をやっておられます。
小暮さんは、私と考え方や生き様が似ててとても共感できる部分が多かったです。
私は学生時代モヒカンではないですが・・・
紆余曲折を経て、マッキンゼー（かつて大前研一さんも在籍していた）に入社し、
その後、松竹芸能に転職し、今ＮＰＯの活動をされています。
先進国で食べ過ぎによる肥満などにくるしむ１０億人にヘルシーフードを提供し、
定価に２０円乗っけて払っていただきます。
その２０円というのはアフリカの子供たちの給食１食分に相当し、
恵まれない１０億人の人々に２０円を届けてあげることにより、
食の不均衡をなくすのがＴＦＴの目標です。
２０円という金額が無理のない金額であり、ご飯とセットになっていることにより、
寄付しやすいというのがこのシステムの素晴らしいところだと思います。
募金するときにも１００円がなくて出来なかったりすることがありますが、
このシステムであれば小銭がなくても払うことができますし、
以前募金などは絶対にしなかった人でも取り組みやすいと思います。
小暮さんは、社会事業も寄付などだけに依存せず、
マーケティングなどをしっかり行い、
利益追求していこうとしている姿勢が素晴らしいです。
日本では社会事業というものは、まだまだ発展途上ですが、
このＴＦＴがその一助になればと思います。
ＴＦＴは現在軌道にのってきており、これからどんどん認知度が増えていき、
人と人が本当につながっていけたら素晴らしいなと思います。

　　　２０１０．２．２７　　　　　★★★★★

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