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「さあ両チームステージへ!!!」
と会場内にアナウンスが響く。
控え室がないためしかたがなく客席にいた俺と弟者は、千とエメラルドに見送られ、3階建てのビルくらいある高さを飛び降りる。
「Sブロック、兄者&弟者!!」
客席が盛り上がる。
千も共にはしゃいでエメラルドに殴られていた。




昨日のエメラルドとの戦いは引き分け。
何故なら千がお得意のボケ(?)をかましたからだ。
何て言ってたっけ。そうだ「昼飯はなんだぁ?」とか言っていた。(全く関係ないじゃん……。)
そこに弟者よりも激しい、エメラルドのつっこみ。
結局のところ俺は自分の能力を見つけることができなかった。



あれから弟者は何故かシーンから貰った腕輪を足につけている。




向こう側にステージに降りる二人の影が見えた。
ちなみにステージの大きさは50×50(㍍)だ。
「グループT、つー&でぃ!!!」
再び客席が盛り上がる。
赤い体で左腕に包帯をしているAAの武器は斧、茶色い体をしていて、あちこちに傷があるAAの武器は槍だ。





前回詳しく話せなかったから改めてこの大会のルールを説明しようか。
エントリーチームは全部で15。
今は俺たち含め3チームが勝ち残っている。いや生き残っている。
この試合は準決勝戦。
制限時間は5分。
負けと判定されるのは、ステージから落ちるか、戦えなくなるまでだ。時間切れの場合は、受けたダメージが多いほうが負けとなる。それは審判の能力で分かるそうだ。
武器は制限なし。まあ何でもおkってことだな。
勿論、能力は使っていい。
ここに住んでいる人々はデータ、実体問わず嫌でも能力が持てるそうだ。
俺も持っているはずなんだがまだどう発生させればいいか分からない。
俺たちがここまで勝ち残れたのは、千とエメラルドの特訓(?)のおかげだ。




よーい、とアナウンスがかかる。
お互いに目を細め、武器を構えたそのときだった。



後方の壁のガララっとくずれる音が聞こえたのは―。





会場中の目が招かざる客にへと向けられる。



そこには、光が反射してよく見えないが二人の男が立っていた。



すると、自分と同じくらいの身長の黒い剣を持った男が言った。



「本当の死のゲームやってみる?」



二人の顔に深い笑みが浮かんだ――――――。