WheelWedge [フラジール 恵兎]

フラジールさんが入室しました
フラジール : (夕暮れの喫茶。入口横のベンチに腰掛け、分厚い魔導書めいた書物を読んでいる
フラジール : (脇にはタンブラー。 某姉が持たせてくれた、ナンカスゴイキマル飲料
フラジール : ……(ぱらりとめくり、タンブラーを一口
フラジール : ゔ。
フラジール : ………(一瞬そんな顔しないだろみたいな表情をして、すぐに戻る
恵兎さんが入室しました
恵兎 : (車椅子の女が、入り口から入ってくる
恵兎 : 随分久しぶりになってしまったな…ん(店内見遣り
フラジール : ――。(恵兎に気付く
恵兎 : 久しぶりだなフラジール!ニュースで活躍は見たぞ。
フラジール : 恵兎。(目を丸くして
恵兎 : あのヤバそうな…“レウカ”だったか、倒すとはやるじゃないか。私も参戦したかったんだがな…
フラジール : (魔導書を脇において、席から降りて、歩み寄って
フラジール : 恵兎。
恵兎 : (入り口からくるりと車椅子まわしてベンチ側に向き直り
恵兎 : 勉強中だったか?学校でも行き始めた…にしては分厚いな
フラジール : (左右に首を降って) 倒したのは私じゃない。みんなだよ。
フラジール : 勉強は、してる。まだまだ、それ、より
フラジール : 恵兎、怪我は? 体は、いいの?
恵兎 : ああ、車椅子だが案外悪くない(よく見ると車椅子の後ろに狂狼剣がついてる
恵兎 : ツーリングには行けないのは残念だが、そのうち機械化でもするさ
フラジール : …………、、
恵兎 : そんな顔をするな。これはヴァール=ハイトとかいうやつにやられた怪我だしな。
フラジール : …、うん。(複雑さを残したままだが
フラジール : ご飯、食べに来た?
恵兎 : それもあるが、様子見だな。
恵兎 : 大きな戦いがあった後には何か、また続けて戦闘があるかも…とな
フラジール : そう、かも。 ……抗魔金属、すごく増えた。
恵兎 : そしたら私も戦えるしな?
フラジール : ……。恵兎。(まったく凪いでいない闘志に、キョトンとして
恵兎 : まさか丸腰で来たと思ったか?ふふ、ちゃんと狂狼剣も持ってきているぞ。
フラジール : …、うん。そうだね(柔い表情で
恵兎 : ふむ、随分と…
恵兎 : いい表情をするようになった。いいぞ。実にいいと思う。
フラジール : ? そう、かな?(格好は相変わらずだが。 …姉も服装には無頓着だ
フラジール : 恵兎。押していい?
恵兎 : む、押したいなら任せるが…
フラジール : うん。(後ろに回りハンドルを握って
フラジール : …、、(最初は重そうにしているが、車輪が動き始めるとスムーズに
恵兎 : いい感じだ(右半身が動かないため普段は片手操作だが、恵兎の筋力なら造作も無い
恵兎 : (だが誰かに押されると、なんとなく楽しいのか)このまま買い物にでもいきたい気分だ
フラジール : うん。良いよ。
フラジール : 何処に、行こっか。 今度は……恵兎の服が良いな。
恵兎 : そうか!…いやぁ、私の服なんてな…私はフラジールが可愛い服を着ているところが見たい
恵兎 : これから暑くなるし、少し早いが夏の…前は冬なのに薄着だったしな…
フラジール : それなら、恵兎も必要。違う?(押してスロープ側から降りつつ
恵兎 : 違わないな。では、頼むか。
フラジール : うん。(夕陽の中、広場の方へ進んでいく
フラジール : (橙色に照らされて揺れる彼女の金髪から、いい匂いがする。
フラジール : (落ち着く、生きてるって、そう思わせる匂い。
恵兎 : (これからどうする、などは聞かない 戦うだろうから
恵兎 : (きっとまだ平穏には程遠い
フラジール : …恵兎。いい匂いがする。
恵兎 : そうか?汗臭いばかりだと思っていたがな…
フラジール : んーん。そんなことないよ。 わからないけど、良かった、って思う。
恵兎 : それは嬉しいな(笑って)…そうだ、言い忘れていた。
恵兎 : ヴァールの時、最初に治療してくれたんだったな。ありがとう、フラジール。
フラジール : …、(でも、抗魔の傷はそれ以上だった。
恵兎 : おかげで右半分、まだ生身だろう?
恵兎 : そのうち機械にするかもしれないが、あるのと無いのとじゃ随分違う。
フラジール : …、(痩せて、生気のない白肌。 痛ましい左右のアンバランスを見ていたが
フラジール : うん、そう、だね。
恵兎 : 生きてれば戦えるさ。
フラジール : ……死んじゃったら?(変な返しをする
恵兎 : ようやく足を止められるってところか…安らかに
恵兎 : なにせ私みたいなやつは、戦闘者っていう人種は
恵兎 : 戦えるなら戦ってしまうからな!笑うしかない
フラジール : (こぼすように少しだけ笑って) そうだね。
恵兎 : 足を止めるにはまだ早かった(弱い、強い、そんなことは人の勝手
恵兎 : (戦闘者は魂まで戦闘者 ヴァースの生んだ歪な魂の在り方
恵兎 : そういうことだ。それより、あのあと何があったかとか、聞きたいな。
フラジール : あのあと…?(押しながら広場の向こうへと
恵兎 : 私が怪我したあとだ。いろいろあったって話で──
フラジール : それなら。 ラヴィお姉ちゃんが来て――
フラジール : 魂を食べる、とかいう――護衛人が―――
フラジール : (どこか嬉しそうに車椅子を押しながら、街の方へと
フラジールさんが退室しました
恵兎さんが退室しました

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最終更新:2018年06月26日 12:56