十二星座大戦☆彡16 双子&魚 [トール ルクス ルカ]

ルクスさんが入室しました
トールさんが入室しました
ルクス : …………。(地べたに座り込んで動こうとしない
トール : …………。
トール : (同じく全く動かず、話もしない。二人は無言のまま、座っているだけ。
トール : (夕陽も暮れ、あたり一面はすっかり夜になった。人通りもなく、街灯はなぎ倒されているために、路地は暗い。
ルクス : (触るな、とトールに言われたのでトールに触れることができない。ただ黙ってそこにいるだけ。
ルカさんが入室しました
ルカ : あ。(三叉槍持ってフラフラと現れる深海の眠り姫
ルカ : お二人ともまだお近くにいらしたんですねっ?(ぱっと明るい表情になって駆け寄ってくる
ルクス : ………。(見向きもしない。それはいつもと同じだが––––
ルクス : (いつもとは違い、必死で涙をこらえているような、今にも泣き出しそうな表情をしている
ルカ : ん。(二人の近くまでやってきて立ち止まって
ルカ : あの、あのっ、
トール : ………。(何も答えずにうつむいている
ルカ : 先程の戦闘って勝利できたんですよねっ?
ルカ : ほら、このワッペン(いつのまにか眠っていたルカの手元におかれていたワッペンを見せて
ルカ : これってお二人が勝ち取ってくれたものを…その…私に預けてくださったんですよね?
ルクス : …………。
ルクス : トールがした、約束だったから……。
ルカ : ありがとうございますっルクスさん。(ニコっと笑って
ルカ : 戦闘中も…足手まといの私を何度も助けてくれましたよね……
トール : ……うるさい、……(憎しみのこもった声で
トール : こいつは……ごしゅじんさまを………なんどもなんども……
トール : そんなこと、そんなことぜったいあっちゃ、だめなんだ……
ルカ : っ…?!(トールの聞いたこともないような声で
トール : ぜったい……ぜったい……(涙をこらえているようだ
ルカ : トールさん…?(言葉にしながら、向くはルクスの方
ルカ : (何か。何かあったんだ…私が何度も眠らされたあの戦闘で…
ルクス : ………。(黙っているが、動揺が表情に張り付いている
ルクス : わ、わた……。(何かを言いかけるが
ルクス : (そのまま黙り込む。
ルカ : ルクスさん…(こんなルクスさんも、見たこと無い。
ルカ : (そうだ、何かあったんだ。絶対。戦闘中に。
ルカ : (ごしゅじんさまを………なんども…???
ルカ : トール、さん?(トールの前のしゃがみこんで
ルカ : (両の手を握る
トール : おねえちゃんはさ、……
ルカ : なぁに?
トール : いちばんだいじなひと、っている……?
トール : そのひとが、いなくなったらせかいがこわれちゃう…そんなひと…
ルカ : いるわ。
ルカ : 1番を決めるのは難しいけど…いっぱい、いっぱいいる。たいせつなひと。
ルカ : (戦闘中、ごしゅじんさま、なんどもなんども、うん。わかる。わかってきたよ。
ルカ : トールさんにも、たいせつなひと、いるんだよね。
トール : ……うん、なによりも、じぶんよりもだいじなの、
トール : それをしってるのに…こいつは……こいつは……
トール : ……(言葉に詰まる
ルカ : んーん。ちがうよ。
ルカ : ルクスさんも、たいせつなひとでしょ? トールさんの。
ルクス : …………。
ルカ : たいせつなひとを信じて。信じてあげて。
トール : でも、いちばんだいじなのは、ごしゅじんさまだから、
ルカ : うん。
ルカ : ルクスさんは、トールさんの事…すっごくたいせつにおもってるもん。
ルカ : そのルクスさんが、トールさんが悲しむ事―たいせつなものを傷つける事なんて、
ルカ : しないよ。(ぎゅっと両手握って
ルクス : 私にとって、トールは、一番大切な……、いなくなったら世界が壊れちゃう人だから……、
ルクス : わかってると思うけどあれは、……相手の術だから……。トールをどうしても守りたかった……。それだけなの…。
ルクス : (途切れ途切れに、ところどころつっかえながら、言葉を続けていく
ルカ : 信じてあげて。貴方を思うたいせつなひとを。
トール : ……うるさい……!!
トール : うるさいうるさいうるさい!!!
トール : ごしゅじんさまと……、ほかのにんげんはちがうんだ!!
ルカ : っ…!
トール : ごしゅじんさまと、ほかのにんげんをいっしょにするな……!(見えない目から涙を流している
ルカ : なんで…っ、っ!
ルカ : んー、#、んーンーン―♬♪♬♫
ルカ : (意を決して歌詞はなくハミングだけで唄い出す
トール : なんで……?
トール : そんなの、あたりまえでしょ……(感情を感じさせないトーンでそうぽつりと呟く
ルカ : (小さな声量で、手を握った眼の前の子だけに効果が届くように。
ルカ : (ステータスアップの補助歌術-ラン・ワプス
ルカ : んーん。貴方はわからず屋よ。(瞳潤ませて冷たく言う
ルカ : たいせつなひとにそんなことを何度も何度も言われて…(そう、きっと私が寝てる間も…)
ルカ : ずっとまだ貴方のそばにいる彼女の事を・・・♬♫♭♪
ルカさんが退室しました
むぅ♯さんが入室しました
むぅ♯ : 「……まだ、わからないんですかぁ…?」
むぅ♯ : (聞き覚えのあるあの声で、トールの眼の前のヒトがささやく
むぅ♯ : (目の見えないトールにも、はっきりと感じる。あの時の悪寒、底知れぬプレッシャー。
むぅ♯ : (トールの手を握りしめ、触感を伝えてくる。今件の元凶
トール : ……………う……
トール : (呼吸が荒くなる。動悸がする。
トール : (–––––相手は容赦ない。もしそうであるなら、間違いようのない命の危機。
むぅ♯ : 「……もう一度、教えてあげましょうかぁ…?」
トール : ……………や、やめて……。(手を振りほどき
むぅ♯ : (振りほどかれ―触覚が離れる
トール : ころさないで…………。(座ったまま、あとずさる
ルクス : ………。(ルクスの目から見ると何も変わった光景はない。
むぅ♯ : (左手でトールの手を握り―触覚がまた敵意に犯される―
トール : く、くるな…。(手をふりはらい
トール : くるな………(あとずさる
むぅ♯ : (パチン―っと右手の指弾く大きな音がトールへ聞こえる
むぅ♯さんが退室しました
ルカさんが入室しました
ルカ : (悲しそうな表情で、トールに手を振り払われるルカ
ルクス : ………。
ルクス : もう、いいから。
ルクス : トールを、いじめないで。
ルカ : …(歌術メノナユカ。知覚の高い相手にのみ作用する。味方を敵に見せる幻術。
ルカ : (三度トールの手を握って。今度は両手。
ルカ : さっきのは私だよ。(悲しそうな声で伝える
トール : …………(ぜぇぜぇと荒い呼吸
ルカ : (両手を握って屈んで近づいて
ルカ : 戦闘では色んな事があるから…うん…(涙に瞳潤ませ
ルクス : (大きく息を吸って吐く
ルクス : …………。
ルカ : (悲しかった―自分から仕掛けたこととはいえ、この子に手を振り払われるのは…
ルカ : だから…幻に囚われないで。
ルカ : 貴方の、大切な人<ルクス>を信じてあげて。
トール : ・・・・・・・。
ルカ : 彼女"は"、貴方を悲しませたりしないよ。(私と、違ってね。
ルクス : ………トールはルクスのこと嫌いでいい。でも、
ルクス : 一等地をご主人様にあげるんでしょ……。だから全力を尽くそう。
ルクス : 伝わらないことがあるってわかったから。たとえトールに嫌われていても、
ルクス : ルクスはトールがそれを望むのなら、なんであれ叶えるだけ
ルクス : …………。(ぐっと手を握り、うつむく
ルクス : 行こう。どこか休めるところに。
ルクス : でも、手はあなたが握ってあげて……。(悲しさをにじませた表情
ルカ : でもっ―(何か良いかけて、ルクスの表情を見て
ルカ : …うん。(トールの手を握り、立ち上がる
トール : ・・・・・・(つられて立ち上がる
ルカ : 休も。休もっか。(公園を歩きニコランドの城の方へと向かう
ルカ : まだこの闘いは続くんだから…
ルカ : (トールの手を引いて、少しだけ足早に
ルカ : (休みを求めるように城へと向かった
ルクス : (そして戦いは3日目へ・・・
ルクスさんが退室しました
トールさんが退室しました
ルカ : ・・・
ルカ : (きっと…
ルカ : (トールさんとルクスさんが戦闘中に見たのは…同じような幻術だ…
ルカ : (鈍い私でも気づいたのは…
ルカ : (私も同じ事が出来るから…彼女と…
ルカ : (だから私に…敵の批判なんか出来ないよ。同じだもん。
ルカ : ・・・(手を握りしめて歩く。震えは伝わらないように、顔だけに収めて。
ルカ : (それで…同じ術を使って…
ルカ : (またこの子を傷つけた…わかってたのに…
ルカ : (わかってて傷つけた…
ルカ : ・・・
ルカ : (ルクスさんと仲直りしてほしくて…?
ルカ : (でも、
ルカ : (答えは聞けてない。
ルカさんが退室しました

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最終更新:2018年07月10日 09:02